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【妖夢とさとり】幻想のポイズン35【体育座り】
[978]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/06/07(月) 20:12:20 ID:??? ジョン「試合終了〜! たった今、審判の長い笛が鳴りましたァァァ! 結果は命蓮寺チームが2−0で酒商店ベジータチームに勝利! これが始めての試合との事でしたが、前半は少々動きが悪かったものの……。 後半は見事に2得点を挙げ、人里の有力な草サッカーチーム、酒商店ベジータに勝利しました! この後の命蓮寺チームの躍進に期待をしたいものです!」 星「ふぅ……何とか勝てましたね」 一輪「ぜ……全然活躍の機会が無かった……」 ルーミア(ちぇー。 やっぱり治療が終わる前に終わっちゃったー) 靈夢(この程度の敵に2−0……やはりまだまだ実力が足りないですね……。 私も早く昔の腕を取り戻さなければ……) 試合が終わると同時、ある程度の活躍をした者達はホッと一息を吐き。 逆にまるで活躍の機会が与えられなかった者達は肩をガックリと落として重い溜息を吐く。 そして、靈夢は冷静に周囲を見回しながら余りのレベルの低さに改めて落胆。 このままではやはりいけないと気を引き締めなおし……。 一方、我らが佐野君はというと……。 佐野「………………」 A.「よーし、勝った勝った! 快勝だ!」 とりあえず勝利を喜んでおく B.「くそっ、俺の実力はこんなもんじゃ……」 まるで活躍出来なかったので悔しがる C.「まあ所詮はハゲチーム! 俺達の敵じゃねぇ!」 大口開けて笑っておく D.「おいぬえ、なんだ最後のシュートは!」 ぬえを批難しておく E.その他 自由投票枠 先に「2」票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[979]森崎名無しさん:2010/06/07(月) 20:15:22 ID:qDRfjJbU B
[980]森崎名無しさん:2010/06/07(月) 20:18:08 ID:8ZBxihy+ B
[981]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/06/07(月) 20:37:05 ID:??? >B.「くそっ、俺の実力はこんなもんじゃ……」 まるで活躍出来なかったので悔しがる =================================================================================== 即席チームの初めての試合にて、人里では有数の草サッカーチームに2−0。 スコアだけを見れば、確かに喜ぶべき場面なのだろう。 だが、佐野の胸中としてはかなり複雑なものだった。 命蓮寺チームのキャプテンとして就任し、息巻いて試合に臨んだものの……。 得点にはまるで絡めず、守備でも大して役立ってはいなかった。 ぶっちゃけた話、自分などいなくてもこの命蓮寺チームは勝利出来ていただろう。 佐野(こんな筈じゃねぇんだ……これじゃあ反町さんにまるでおよばねぇ……このままじゃ……) 魅魔「アホたれ!」 佐野「いてぇっ!?」 歯噛みをし、俯いて悔しがる佐野に……いつの間に近寄っていたのか、魅魔はその右手に持ったステッキで頭を叩き。 思わず佐野は悲鳴を上げつつ、後頭部を摩りながら魅魔を見返す。 佐野「な、何すんだよ師匠!?」 魅魔「お前が情けない顔して立ってるのが悪い。 あたしゃうじうじした奴が大嫌いなんだ」 佐野「……でも、仕方ないじゃねぇか。 全然点に絡めなかったし……そりゃ落ち込むってもんだよ」 魅魔「仕方なくは無い。 お前が活躍出来なかったのは必然ってもんさ。 お前にはまだまだ実力が無いんだからね」 佐野「………………」 師匠の厳しすぎる言葉を受け、佐野は更に表情を暗くするが……。 しかし、すぐさまそれを見た魅魔がステッキを振りかぶると慌てて顔を上げる。
[982]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/06/07(月) 20:38:06 ID:??? 佐野「そうやってすぐ叩くの止めてくれよお師匠……」 魅魔「なら叩かれないようにするんだね。 いいかい佐野、お前はまだまだ本当に未熟だ。 お前が生きる道と考えたドリブルだって、まだまだ全体のレベルで見れば一流にも届いてない。 それはこの命蓮寺の全員に言える事だがね」 佐野「…………なら、どうすりゃいいんだよ」 魅魔「自分で考えな。 それもまた、一つの修行だよ。 自分に何が足りないのか、何を鍛えればいいのか。 単純に聞こう……今のお前には何が足りないと思う? 何をどうすれば、相応の活躍が出来ると思う?」 佐野「……………………」 A.「FWなのに得点力が無いのがやばい」 シュート力が足りない B.「守備力が無さすぎる……かな」 守備力が足りない C.「味方を生かせる、パスの技術だ」 パスの精度が足りない D.「ドリブルだ……もっと鍛えて、誰が相手でも抜けるレベルにならねぇと」 ドリブルが足りない E.「全部! もう全部だ!」 全部足りない! F.その他 自由投票枠 先に「2」票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[983]森崎名無しさん:2010/06/07(月) 20:39:34 ID:G6YuUNvs A
[984]森崎名無しさん:2010/06/07(月) 20:42:38 ID:8ZBxihy+ C
[985]森崎名無しさん:2010/06/07(月) 20:46:30 ID:xYAeG0/2 C
[986]森崎名無しさん:2010/06/07(月) 20:46:53 ID:wpIsfKX+ C
[987]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/06/07(月) 21:04:41 ID:??? >C.「味方を生かせる、パスの技術だ」 パスの精度が足りない ======================================================================== 佐野(俺には得点力が無い……それは前からわかってた事だ) 全日本Jrユースに選出され、全国から集められたFWに囲まれた際。 佐野は自身にはFWとして絶対に不可欠な得点力はまるで無いという事に気づいていた。 いけ好かないが、日向のパワーは国内でも圧倒的。 立花兄弟の空中サッカーも完成度は高く、新田にしても佐野よりは随分とマシである。 佐野(シュートじゃ俺は生き残れない……だから俺はドリブルに生きる事を決めたんだが……) それだけでは限界があるという事も、今日の試合でわかった。 ならばどうするか……。 佐野「……もっと色々な状況に対応出来るように。 ……パス力を上げる、ですか?」 魅魔「……さてねぇ。 私にはわからん」 佐野「そんな……」 魅魔「だが、お前がそれが自分に足りないものだと思ったんなら鍛えるといい。 私はそれを手伝う事はできる。 しかし、本当に活躍したい……FWとして芽を出したいと思うなら、お前の強くなりたいと気持ちが無いと駄目だ。 いいかい佐野、今日のは練習試合だよ。 自分の反省点を出せた分、目的は達成できたと言っていい。 そこを直したりする為の練習試合なんだからね」 佐野「……はい!」 魅魔「さぁ、明日からまた練習、練習の毎日だよ」 こうして佐野の幻想郷での初めての試合は、ノーゴールノーアシストというなんとも散々な結果に終わった。 しかし、このままでは終われない。終われる訳が無い……と、佐野は静かに闘志を燃やす。 強くなったと思った自分が、まだまだ井の中の蛙でしかないという事を知れた。 佐野(俺には反町さんみたいな脚力は無い……だけど、それなら他の面で上回ってやればいいんだ……。 ……負けてたまるか。 相手も同じ、Jrユースで干され気味だった選手なんだ! 俺だって頑張れば、負ける筈がねぇ!) 【佐野 満の章 つづく】
[988]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/06/07(月) 21:10:02 ID:??? このスレはここまで。 それでは、新スレを立ててまいりますー。
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