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【ヒットマン】キャプテン霧雨51【募集中!】
[619]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/06/02(水) 00:06:51 ID:??? >>A 早苗の話を聞きに向かう 魔理沙「(は、話ってで、でででデザー…いや……違うな。なんだか、違う気がする)」 一瞬、全国中学大会決勝のトラウマが蘇りそうになるが…… しかし、目の前の早苗からはそういった、どこかふざけたような雰囲気はなかった。 ならば話を聞くのも一つだと、魔理沙は大きく頷く。 魔理沙「……ああ。さすがに全員分はキツイだろうからな、私も手伝うぜ」 早苗「……よかった。それじゃあ、自販機まで行きましょうか」 ふっと安心したような笑みを浮かべると、そのまま早苗は先立ってベンチを抜け出す。 途中、霊夢が訝しげな視線を2人に向けるが、特に言葉はない。 そうして、何事もなく練習場の外へと出る魔理沙と早苗。 魔理沙「なぁ、話って………」 早苗「もう少し後で。とりあえず、先に飲み物を」 出るなり話が始まるかと言えばそうではなかった。 早苗は焦ることなく、皆に言った嘘の目的を果たしに向かう。 魔理沙はどことなく焦れつつ、その後をついて行くしかなかった。 …………………
[620]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/06/02(水) 00:07:54 ID:??? 早苗「あなたの目の前にも見えましたか?」 魔理沙「え」 そして、話の始まりは唐突だった。ジュースを買い始めて数秒した後、突然にこう切り出したのだ。 意図のわからぬ魔理沙に、早苗は背を向けたまま言葉を続ける。 早苗「あなたの目の前に、博麗 霊夢という壁は現れましたか?」 魔理沙「お、お前――!!」 早苗「……いい叫び、でしたよ。「負けてたまるか」。誰に、負けたくないのか、聞いていただけの私にもわかりましたからね」 激す魔理沙とは正反対に、早苗は静かに淡々と話を続ける。 早苗「こちらが越えたと思えば、それをあっさりと追いつき、追い越してくる。 今のあなたには、さぞかし高い壁に思えたと思いますが……しかし、それでいいんですか?」 魔理沙「いいって、何がだよ?」 早苗「壁が彼女だけで、あなたは満足ですか?……あなたが言ったことですが、スランプの条件。 霊夢よりももっともっと、どうしようもない天才はいる。即ち、博麗 霊夢は目標点ではなく、到達点に過ぎないと。 ……どうも、その辺りをあなた自身が理解しているのか…わからなくなりまして」 感情の伺えない声で、早苗が背を向けたまま呟く。 その姿からは、何故かトラウマの恐怖を感じさせない。
[621]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/06/02(水) 00:08:54 ID:??? 早苗「笑われるかもしれないですが。 私は、MFとして幻想郷の頂点に在りたいと、そう願っています。 もちろん、そのためには霊夢は当然として……八意 永琳や、聖 白蓮をも越えなければならない。 翻って、あなたにその願いはありますか?」 魔理沙「(………私に……?) 早苗「今のまま、FWとしてフランドールやあの地獄烏など…その他の選手に負けたままでいいのか。 ……魔理沙自身が幻想郷の頂点といえるストライカーとなるつもりはないのか。 正直なところを言わせてもらいますと、今の…いえ、今までのあなたにはその気概はなかったように思います。 試合に勝てればいい、そのためには必ずしも自分が点を取る必要はないと」 勝利を優先する姿勢は別に間違っているとは思いませんが、と続ける早苗。 魔理沙は無言で、その続きを促す。 早苗「この世界で勝っていく分には、それでいいでしょう。しかし…幻想郷に帰ったらどうですか? あなたはいい選手ですし、トップクラスのストライカー、という評価を得られるかもしれませんね。 しかし、当然頂点じゃない。誰々には劣るが、という但し書きつきの評価でしかない。 …その時になってようやくトッププレイヤーを目指すんですか? それとも2番手、誰かより劣っているという評価で満足するんですか?」 魔理沙「う……ぐ………っ……」 全国の決勝ではそれが顕著だった。 フラン・射命丸は森崎から何得点も奪い……しかし、魔理沙は無得点。一度もゴールを割れなかった。 その苦い記憶が、魔理沙の表層に浮かび上がってくる。
[622]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/06/02(水) 00:10:29 ID:??? 早苗「……もし、それが嫌であるならば。私と協力しませんか?」 魔理沙「協力?」 早苗「ええ。特訓するには時間が足りない。ならば、1人での努力というその発想を捨てればいい。 1人では無理でも、2人ならばその幅は広がります」 確かに、今の魔理沙にとって、実力を伸ばす提案はありがたい。 ……が、それをすぐに鵜呑みにはしなかった。 魔理沙「……お前のメリットが見えないな。私が強くなって、一体お前にどんな得があるんだ?」 早苗「その特訓に付き合うのは私です。言い方を変えれば、私も特訓するということになります。 充分にそのメリットはありますよ」 カチリ、と最後のボタンを押す早苗。ガコンという音と共に、最後のジュースが自販機から吐き出される。 振り返り……早苗は静かに魔理沙に決断を迫る。 早苗「一つ、勘違いしているかもしれないので言っておきますが……… 別に、あなたに霊夢やその他選手に対し敵意を持てと言っているわけではないですよ。 ただ、あなたに彼ら彼女らを越えようとする意思があるのか。 あるとするなら……」 魔理沙「(私と協力しませんか、か………。 つまりはこの10日ほどの時間をどうするか。東風谷さんも真剣なようだし、真面目に考えるか…)」
[623]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/06/02(水) 00:11:29 ID:??? とりあえず、早苗の口ぶりからして、特訓の主導権はこちらにある。 つまり、疲れているときに無理に特訓をさせられると言うことはないだろう。 この点ではとりあえず安心。次に気になるのは………。 魔理沙「…一つ聞いておく。それは、これからずっとの話か?」 早苗「…………いえ?ここ10日ほど、大会終了までのつもりでしたが…」 魔理沙「(そこは一安心、か。さて……?)」 A 早苗と協力する B 頂点は目指さなくていい、協力を拒否する C 頂点を目指すが、協力は必要ない D 答えを保留する E その他 *先に【3】票入った選択肢が採用されます。ageで投票してください。sageではカウントできません
[624]森崎名無しさん:2010/06/02(水) 00:13:31 ID:Oayj5J5E E 頂点は目指すが、協力する相手はこれから決める 今すぐは決められん
[625]森崎名無しさん:2010/06/02(水) 00:15:06 ID:56REGojM E 諏訪子をそこに加える事を条件につける。
[626]森崎名無しさん:2010/06/02(水) 00:19:45 ID:??? これも頭を悩ませる問題だな。霧雨スレ事変か
[627]森崎名無しさん:2010/06/02(水) 00:28:16 ID:Ro9Y8Hmw A
[628]森崎名無しさん:2010/06/02(水) 00:35:28 ID:dX72DPMs E Aだがさらに誰か(永琳か諏訪子を想定)にコーチを頼む 早苗がコーチを受けるのを嫌がるなら2人だけでいい
[629]森崎名無しさん:2010/06/02(水) 00:39:30 ID:??? >>628 永琳に勝ちたいってのに永琳にコーチ頼んじゃ本末転倒でない?
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0ch BBS 2007-01-24