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【ルリタニアと】小田Jr.の野望14【常若の国?】
[197]小田ジュニアの野望:2010/06/03(木) 17:46:52 ID:ebYGN4e+ C 白紙のカード使用 ティル(マスター!!) この声は確かに聞こえているのはずの言葉だが、まるでテレビの向こう側の声のように聞こえ、 ジュニアは反応できない。 小(俺は…助けられないのか…あの時…ルリタニアに出発する前に瀬川おんぷと佐藤なつみに 宣言した言葉…それすら守ることが出来ないのか?) 誰にも悲しんで欲しくない世界を作る。それがたとえ自分の周りだけの世界であってその外には いつでも大きな悲しみは不幸があって…そんな世界だとしても、ジュニアの手から零れ落ちない世界が あって、そこから不幸を消し飛ばす力が生まれると信じ、ジュニアは自分の世界を守ると宣言した。 しかし、結果は…ご覧の通りである。自らの命の恩人を消滅に追いやり、ティルも深く傷つけてしまった。 ティルと彼女が対峙したあの時、ほんの僅かでも体が動けば…そして今回ももう少し彼女の反応を よく見ながら会話していれば…全てが悪いほうに行っている。自分はそんなに迂闊なのだろうか? 自己否定を繰り返し繰り返し繰り返し…ジュニアはついに一つの結論を得る。
[198]小田ジュニアの野望:2010/06/03(木) 17:47:53 ID:ebYGN4e+ 白紙のカード…えりる曰く、既に滅んでしまった世界の最後の願いによって作られた紙片。 虫食いに対する怨嗟によって構成され、その効果は世界の法則を根底から覆せる凄まじいものである。 小(そうだな…俺はどこまでも迂闊で愚かなのかもしれない…それでも、それでも…俺は…) この世界は精神世界であり、純粋な意味ではジュニアはどんなアイテムも所持していない。しかし、 イメージがその全てを肩代わりする世界であり…ジュニアの目の前に1枚のカードが現れる。 正式名称『世界の紙片』…本の世界の住人であるドロッセルマイヤーやごく一部の管理者のみ 扱う事の許された神をも凌ぐその力は、全ての法則を飛び越えジュニアの願いに反応する。 小(…頼む!彼女をドライアードを救ってくれ!彼女が望む彼女の姿を与えてやってくれ!!!) 真っ暗な世界…視覚で認識できるはずのない世界の紙片は…確かに輝き、そして白紙の世界に どのような言葉かもわからない忘れ去られた文字が刻み込まれる。
[199]小田ジュニアの野望:2010/06/03(木) 17:48:53 ID:ebYGN4e+ ……………………………………………… ……………………………………… ……………………………… ……………………… ……………… ……… … 次の瞬間…絶望の暗闇の世界に木漏れ日が差し込み…ジュニアとティルはその精神世界から吹き飛ばされる! 一瞬だけ見えた世界は天の高い森に囲まれ、幸せそうに歌を歌う碧の髪をした美しい少女の姿だった… 〜〜〜〜
[200]小田ジュニアの野望:2010/06/03(木) 17:49:54 ID:ebYGN4e+ 次の瞬間ジュニアは白樺の木の前で座り込んでいた。体中が痛むのは恐らく結界を強引に破った結果 なのだろう。ティルも同様にひどい怪我をしており、精神が体を抜け出した間にどれだけの ダメージをティルが受け持っていたのか…ジュニアは反省してばかりである。 ティル「マスター…どうでしたか?」 小「わからない。最後の最後で禁忌を破ったけど…本来の使い方とは違うんだ。どれだけの効果が あったのか…見当もつかない。」 ティル「そうですか……え?」 そう会話するティルの目の前、そこには以前と変わらない白樺があるのだが… ティル「消えている…?確かにこれが彼女の半身なはずなのに…」
[201]小田ジュニアの野望:2010/06/03(木) 17:50:54 ID:ebYGN4e+ 恐れおののくティル。本来白樺の木が生えているということはそれと同じ存在であるドライアードも そこにいるということである。 しかし、花の妖精はそれを認識できず、ただそれは名もない白樺でしかなくなっていた。 それはまるで今のティルと最初に化身していた花の関係と同じであり… ???「ありがとう。」 不意に背中から声がかかる。急いで振り向いた先には昨日甲斐甲斐しく世話をしてくれた少女と 全く同じ姿。翡翠の髪が鮮やかな非常に美しい娘だった。
[202]小田ジュニアの野望:2010/06/03(木) 17:52:45 ID:ebYGN4e+ 小「…そうか、思いとどまってくれたんだな」 その姿に安心するジュニア。 ???「うん。本当はそこの妖精さんの為に身を引こうと思ってたんだけど…貴方がそこまでして 救おうとしてくれた命だもの。私は私として新しく生まれ変わったの。白樺の私じゃなくて 貴方のことが大好きな私に。」 白く美しく、そしてきめ細かい肌。全てを見通すような深い碧色の大きめな瞳。それにまるで人間のような 愛嬌のある愛くるしい表情が加わりまさに、伝説どうり…いやそれ以上のの美しさを見せてくれる。 小「俺が…好き?」 いや、それは彼女の精神世界で嫌っというほどに知ってしまったジュニアだったが、面と向かって そういわれたのは家族親族以外でははじめてである。どうしていいのかわからずうろたえてしまう。
[203]小田ジュニアの野望:2010/06/03(木) 17:53:45 ID:ebYGN4e+ ???「だからね。私をお嫁さんにしてください」 キラキラと輝く瞳には希望が溢れ、ジュニアの両手をしっかりと握りいきなりプロポーズしてくる。 小「い、いや、おれ…小学生だし…」 ???「ジョーガクセー?よくわからないけど大丈夫!貴方が望むまで私我慢して待ってるから。 許婚でもいいの。ね?だからお願い!」 両腕を離さずしっかりともって懇願してくる少女。背は彼女の方が高いのだが、彼女は新緑の薄衣が 汚れるのも構わずに座り込んでいるため、上目遣いになっており、愛くるしさも倍増である。 ???「それとも…やっぱり…こっちの妖精の方がいいの?」 返事が出来ないジュニアに追撃してくるドライアードだった少女。そのエメラルドの瞳は今まで 自殺を図っていたとは信じられないほど綺麗なものだったが、こちらの方が本性だったのだろうか?
[204]小田ジュニアの野望:2010/06/03(木) 17:56:24 ID:ebYGN4e+ 小(…な、なぜだ!?なんでこんな展開になる?) 救った人物が自分を好きになる。英雄譚ではお決まりのこのイベントも小学生であるジュニアには 意外すぎるほど意外な展開である。一体どうすればいいのだろう? どうしますか? A.好みの年上だし文句なし!そうだな…結婚…するか! B.それじゃ許婚ということで一つお願いします。 C.まずは恋人からはじめよう。 D.ごめんなさい。友達でいよう。 E.ごめん。俺には好きな人がいるんだ。(誰にするか人物も明記ください) F.ティルの方を横目で見てみる。 G.逃げる! H.その他 ものすごく重要な選択肢、ある意味人生の岐路です! なので今回はID表示で『3』票入ったものを選択します。 ※夜9時までに3票入らなかったら一番票が入ったもの、同数があれば先に2票目(1票目)が 入ったものを選択、1票も入らなければドライアードだった少女が押し切ります。 ※因みに彼女の容姿は13+スキル魅了で15相当になってます。ティルの妖精の艶+5より 低くなっているのは精霊ではなくなったので任意発動ではなく、常時発動になってしまったためです。 ドライアードだった少女は精霊ではなくなりましたが魔法の能力や特殊技能(植物と話せるなど)は 消えていません。それどころか白紙のカードの力で身体能力以外は上がっています。
[205]森崎名無しさん:2010/06/03(木) 18:07:12 ID:??? 失ったもの 最高回復アイテム 2個しかないチートアイテム 得たもの 可愛い恩人の命プライスレス! 人生の墓場へ一直線!? 「俺は好きな人が沢山いるんだーー!!!!」 といってもいいのかなw
[206]森崎名無しさん:2010/06/03(木) 18:14:39 ID:qtjXjezI C 白紙のカードまで使ったんだ ここで退くわけにはいくまいよ!
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0ch BBS 2007-01-24