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【ルリタニアと】小田Jr.の野望14【常若の国?】
[85]小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 01:57:31 ID:1ZWwbF4I 山賊1の攻撃目標→6 山賊1の攻撃判定1→1 山賊1のダガースロー1 34+5=39 山賊1の攻撃目標2→2 山賊1の攻撃判定2→7 山賊1のダガースロー2 34+2=36 山賊2の攻撃目標→2 山賊2の攻撃判定→4.4 山賊2のハンドスロー 37+1=38 ジュニア回避判定→6 ティル回避判定→8
[86]小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 01:58:33 ID:1ZWwbF4I 山賊1の攻撃1 目標ティル! 攻撃1≠8 ヒット! 39−ティル防御26/2(13)=26 26ダメージ! 山賊1の攻撃2 目標ジュニア 攻撃7≠6 ヒット! 36−28/2(14)=22 22ダメージ! 山賊2の攻撃 目標ジュニア 攻撃4.4≠6 ヒット! 38−28/2(14)=24 24ダメージ! ティル合計ダメージ26 ジュニア合計ダメージ46 逃げ切り成功!!
[87]小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 01:59:41 ID:1ZWwbF4I ズシャ!!! ジュニアとティルは2人の山賊から投擲される3つの武器の全てが体を貫く。しかも体力が低めである 小学生のジュニアに3つのうちの2つが飛び込み… 小(っぐ!!!だ、駄目だ…落ちる…) ダガーと手斧が深々と突き刺さり一瞬で命の危機を感じる。手には血吹雪でべったりと赤いものが 塗りたくられており、それが潤滑液ととしてティルにしがみつくての感覚が鈍くなる。 ガシ! ティル「マスター!今は駄目です!」 今にもずり落ちようとするジュニアを素早く掴むティル。これは数日前の狼戦の時と全く同じ状況である。 あの時手を離してしまったことをこの花の妖精はは今でも後悔しており、しかも今度手を離してしまえば、 ジュニアはほぼ確実に殺される。ティルは自分に突き刺さったダガーを完全に無視して自分の残りの力 全てをつかって、ジュニアを捕まえながら山賊がこれないような地形を伝って逃げるのだった。 〜〜〜
[88]小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 02:00:41 ID:1ZWwbF4I それからどれくらい時間がたったのだろうか。止血の出来ないジュニアはだらだらと流れる血を 呆けながら眺め、ティルはどちらの血なのかすらわからない血を浴びながら急激に高度を下げる。 ティル「マスター。どこに落ちたいですか?」 小「ティルが好きなところでいいよ…」 どさ… 力ない2人の会話の最後にティルが落下した場所は綺麗な小川の源泉地。恐らくこの川を下ると 先日の人魚がいた川へとたどり着くのだろう。 ティルはせめて最低限の処置が出来るようにと清涼と思える水があるところを選んだようだ。 小(くそ!こんな時に薬草かなにかあれば…お弁当は…仕事の回復用だから全然使えない… せめて単品で使える薬草の本を買っていれば…) 仰向けになるジュニア。山賊はどうやら撒けたようだが、最悪ジュニアの血糊を追いかけてくる かもしれない。ティルという少女はこの世界でもそれほどの価値がある娘なのだろう。
[89]小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 02:01:42 ID:1ZWwbF4I 小「ティル…生きてるか?」 ティルの受けた攻撃はダガー一本。ジュニアよりもダメージは低いはずだが、本来緊急用の ジュニアを抱えた浮遊を限界いっぱいまで連続使用したのだ。精神力はほぼ空っぽでありいつ昏倒しても おかしくない状況である。 ティル「はい…それよりも早く止血しないと…」 小「ああ、そういえば…しまったなぁ…この前拾った魔法の草は止血効果があるんだったのに… 売らずに持っておけばよかった。」 今更ながら軽く後悔するジュニア。両手が開いたことでダガーと斧によって開けられた穴を両手で 抑えているのだが、血が止まる気配はない。
[90]小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 02:02:49 ID:1ZWwbF4I ティル「すみません。私に回復魔法の才能があればよかったのですが…」 小「いや、俺1人なら最初の狼にあった時点で死んでいた。感謝の言葉はいくらでも溢れるけど 恨み節は一説もないさ」 ティル「ですが私がいなければそもそも…妖精の穴には…」 小「それ以上言うな。今は後悔するより少しでも体力を回復させるほう方を考えるんだ」 ティル「……はい」 しかし、回復の方法といってもジュニアの所持品の中で使えそうなものは秘薬中の秘薬『人魚の軟膏』 しか残っていない。去年の前半アレだけポコポコつかっていたものが何故いきなり無くなったのか、 長い間疑問に思っていたのだが、最近ドラコがあらぶる神を尊ぶまつろわぬ民から南葛市を救うために ボロボロになってまで戦っているのだと知り、その疑問も氷解する。そして、それゆえにそう簡単に 使える品物でもない事を再認識するのだ。
[91]小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 02:03:50 ID:1ZWwbF4I 小(…死ぬよりはましか…) 今使えそうなアイテムは人魚の軟膏、そしてドロッセルマイヤーから貰った『白紙のカード』 そのどちらかを使おうとも思ったが、ふと今日の朝、剣のメンテナンス用に貰った布の束を見つける。 小(清潔とはいえないな。でも他に手段はない!) せめてえりるから貰ったタオルなら…と遠い昔に売ってしまったアイテムを思いながらジュニアはそれで 斧が掠めていったわき腹と、ダガーが突き刺さった肩口を押さえる。 小(…そういえば…斧は貫通していったけど、ダガーは突き刺さったままだな。かなり劣化してるけど 貰っておくか…)
[92]小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 02:04:52 ID:1ZWwbF4I 死の直前でも貪欲なジュニア。自分の口に布の束を詰め込め痛みにこらえる準備をすると 既に感覚の失われた肩口に深々と刺さったダガーを… ズシャン!! 小「ご、ぎゃ〜!!!!!」 口の中に布を詰め込んでいなければその絶叫は地平まで響き、歯は噛み砕かれ、 舌を噛み千切ったかもしれない。まるで背筋から脳天を突き刺すような強力な痛覚信号が全身を駆け巡る! 小「ご、ご…ふしゅー!!」 それでも気絶している暇など欠片も無い。ジュニアは、自分の意識を消して痛みを忘れる事を否定し、 どくどくと心臓が鼓動するたびに溢れる血液の流れを布で強引に縛る。
[93]小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 02:05:53 ID:1ZWwbF4I 当然その痛みは人間の限界を超え、ジュニアの脳内には脳内麻薬が一歩間違えれば廃人確定レベルまで 分泌させ、全感覚をおかしな方向へと向かわせる。 小(…これが最高にハイって奴か…) ジュニアは死を覚悟しながらも最後までそれを否定しつづけた結果、これ以上の出血を止めることに 地力で成功させる。正確には一分一秒ごとに血液が布を通して外に出るのだが、その血が固まり、 天然のかさぶたのようになり少しずつ血液の循環を正常にさせる。そして返すようにティルに 突き刺さっていたダガーの跡を覗き込み、ティルが悶絶するのも構わずに止血させ… ……そこでようやく自分の意識を手放す。 〜〜〜
[94]小田ジュニアの野望:2010/06/02(水) 02:07:02 ID:1ZWwbF4I 一体どれくらいの時間がたったのだろう?ジュニアが次に意識を取り戻したところは… 意識の果てに→!card !cardのスペースを抜いてコピペってください。 ダイヤ シャハーンの宿の部屋の中だった。 ハート どこかの山小屋のようだった。 スペード 同じ水源の近くだった。 クラブ 悪夢は終わらない。 となります。
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0ch BBS 2007-01-24