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【ユース大会】キャプテン霧雨52【いよいよ開幕】
[326]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/06/11(金) 20:52:56 ID:??? 魔理沙「(パス練習はあまり乗らないか…) 次だ、ドリブルの練習行くぜ!!」 早苗「止める!!」 ガツゥッ!! 早苗「強引な突破にはこれでぇっ!!」 魔理沙「くっ…!」 バヂィッ!! 伸びぬ、と思った練習は早々に見切りをつけ次の項目へ。 女性にとってはハードに過ぎる特訓にも、互いに一切の妥協もなく、弱音もない。 タックル、パス、パスカット、、次々と練習を切り上げて、4つめ、ドリブルの練習。 魔理沙の練習にはならなかったが、早苗の反応が目に見えて上がっていく。 早苗「(これはこのぐらいですか…)次、行きますよ!」 魔理沙「(あれ、もうちょっと伸びそうだったが…)わかった、行くぜ!」 バシィッ! 今度はせりあいの練習である。 高くボールを蹴り上げ、一度バウンドしたボールへと同時に飛びつく。 魔理沙「(ここは、オーバーヘッドで弾く!)」 早苗「(あの巫女に出来て…この私に出来ないわけがないッ…!)」
[327]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/06/11(金) 20:53:56 ID:??? 魔理沙「行くぜ!オーバーヘッドクリアだ!!」 バッ!グルゥッ! 空中で無理に体をねじり、オーバーヘッドの体勢でボールを弾きに向かう。 その逆さまの視界の中、何故か早苗の姿だけは平常と変わらない。 一瞬戸惑うが、魔理沙はそのからくりをすぐに理解した。 魔理沙「(東風谷さんも…!?)」 早苗「これが………私の、ミラクルオーバーヘッドクリアー!!」 バヂィィィッ!! 両者の足は交差し、せりあいに強い…いや、空中戦に強い早苗が競り勝つと思われた。 しかし、技の習熟度が違う。魔理沙は完全にオーバーヘッドクリアを物にしている。 だが、早苗はクリアーへの応用はこれが初。距離感も何も霧の中である。 魔理沙「……よぉし!」 ボールを弾き飛ばし、そのままぐるりと着地。 競り負けた早苗も体勢を崩しつつ、何とか着地する。 早苗「…奇遇ですね、そんな技をお持ちだなんて」 魔理沙「ま、オーバーヘッドが使えるなら一度くらいは考え付くさ。 東風谷さんのように、いきなりやってみるってのはないだろうが」
[328]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/06/11(金) 20:54:56 ID:??? そして、あのネーミングセンスはないと思ったが、それはさておく。 そのままもう一度せりあい練習をするためにボールをもう一度蹴ろうとする。 早苗「……早苗、ですよ。以前も言いましたけど」 魔理沙「あ?……あーあー、…そうだな。ここまで付き合ってもらって苗字もないか。 それじゃあ、やるか!早苗さん!」 早苗「…………(ニコッ)」 魔理沙「OK、練習を再開しようぜ、早苗」 笑顔に怯えたわけではない。以前とは確実に魔理沙の心境は変わっていた。 名前で呼ぶことに対し全く抵抗感がないわけではない。 それでも、これまでの特訓に付き合ってくれた彼女に対してそれぐらいに親しさは感じていた。 ………………… 早苗「ええいっ!!」 バゴォォォッ!! 魔理沙「(よし、今度はコースが見えた!)」 早苗の強烈なシュート、そのコースに向けて魔理沙が走り込む。 最初こそ早苗に呆れられる事しきりであったが、ストライカーたる魔理沙、防ぐ側のことはすんなりと頭に入っていった。 今回も、早苗のシュートの威力をせめて弱めようと飛ぶが……
[329]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/06/11(金) 20:56:22 ID:??? ククッ……! 魔理沙「え、まが、曲がった!?」 早苗のシュートは緩く曲がり、魔理沙の体を大きく迂回してゴールに突き刺さる。 彼女のシュート技術も見る見るうちに上達しており、魔理沙のブロックの成長に劣らない。 そして、彼女のシュートのスタイルは魔理沙のそれとは全く違う。 魔理沙「(早苗のシュートの上達振りは、私のシュートにも色々と改善点をくれた。 後は、やってみるだけだ) よし、今度は私がやるぜ。早苗、ブロックに入ってくれ」 早苗「わかりました。跳ね返っても、きちんと避けてくださいよ」 魔理沙「言われなくても、だぜ」 自身のカウンターシュートの練習もある。 魔理沙の言葉に頷き、ゴール前にしっかりと構える。 このほぼ丸一日とも言える特訓の時間で、ブロックは既に堂に入ったものだった。 魔理沙「(それでも…越える!私が目指すのは、最強のFWだ! 突破もパスも出来る……が、まず大前提として点が取れなきゃ話にならないんだから!)」 グァッ……バッゴオオオオオオオオオッ!! 早苗「…!?こ、これは!!」
[330]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/06/11(金) 20:57:23 ID:??? 八卦炉の力は借りていない。だが、魔理沙のシュートはそれでもなお驚嘆に値するものだった。 牙を取り戻した魔女の力はこれほどか、と早苗は内心舌を巻く。 しかし、彼女も漫然とブロックの練習ばかりをしていたわけではない。 早苗「……!」 ギラッ…! 眼光を鋭くし、ボールが来るタイミングに向けて早めのタイミングで足を振り上げる。 これではただのカウンターシュートにもならない。 だが、早苗は構わず弾幕を纏った足を振りぬき、軸足を強く踏み、一回転。 勢いをつけ、先のモーションで弾幕をぶち当て威力を弱めたボールに向けて、2度目のシュート体勢に入る。 早苗「いっけええええええええええッ!!」 ズドォッ…ひゅるるるるるっ……ぼすっ。 魔理沙「……まだまだ、未完成だな」 早苗の蹴り返しは成功した。だが、その後に狙いをつけるのは簡単なわけがない。 今のカウンターシュートも、ヘロヘロとラインを割ってベンチに突き刺さってしまった。 早苗「ええ、そうですね…」 魔理沙「で、早苗。もうちょっとシュートの練習いいか?結構いい調子なんだよ」 昨日も感じたのと同じ、シュートがより研ぎ澄まされる感覚。 高まっていく己の力に魔理沙は久しく感じていなかった高揚を味わっていた。 誰か、のシュートが強くなったのではない。自分のシュートがより強くなっているのだ。
[331]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/06/11(金) 20:58:28 ID:??? 早苗「もちろん。明日の争点はどちらがより得点できるかになりそうですしね」 魔理沙「…おし、行くぞぉっ!!」 …………………… 最後の最後、FWとしてシュートの練習に打ち込む。 それこそ足腰が立たなくなるまでに、シュートを繰り返した。 早苗の体力も限界であり、薬で誤魔化していた分の疲労がどっかと押し寄せてきたようである。 魔理沙「ぜぇ……ぜぇ…」 早苗「はぁっ……そろそろ…頃合…で、でしょうかね……? これ以上は、明日に…差し支えるのでは…?」 魔理沙「(明日、朝の自由時間が終わって…それから、ええと…確か…ええっと… そうだ、会場に行って…その後イングランド戦だ…あと、何時間だろ…?)」 A まだだ…まだ、薬を飲んで特訓だ…!! B さすがに、寝ておこう… C 特訓は終わりにして、夜更かしだ…! 現魔理沙ガッツ 160/1020 *先に【2】票入った選択肢が採用されます。ageで投票してください。sageではカウントできません
[332]森崎名無しさん:2010/06/11(金) 21:01:27 ID:fQg6UGLc B
[333]森崎名無しさん:2010/06/11(金) 21:01:42 ID:oMCderGo B
[334]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/06/11(金) 21:09:22 ID:??? >>B さすがに、寝ておこう… 魔理沙「……そうだ…な、早苗も疲れてるだろうし……な」 ニヤッと笑い、あくまで自分は平気だと強がってみる…が。 すぐさまに足がふらつき、倒れそうになる。 早苗「………ボロボロじゃないですか…っあーあ、それじゃあ帰りますか…」 魔理沙「ああ……」 片付けもそこそこに、今にも倒れそうな状態で宿への道を歩く魔理沙と早苗。 会話は何もないが、別に気まずくはなかった。 むしろ、夜の風と静けさが心地いい。 魔理沙「(……ふぅ、とにかく帰って寝ないとな。このままじゃ倒れちまうぜ…)」 先着1名様で 宿の前には?→!card と書き込んでください。マークで分岐します クラブ→???「…こんな時間まで、どこ行ってたの?」 あ、あの玄関に立つ影は…! JOKER→諏訪子「お疲れ2人とも!はい、回復薬だよ!」 それ以外→何事もなく部屋に戻りましたとさ
[335]森崎名無しさん:2010/06/11(金) 21:10:47 ID:??? 宿の前には?→ ダイヤ4
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0ch BBS 2007-01-24