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【ユース大会】キャプテン霧雨52【いよいよ開幕】
[411]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/06/12(土) 20:47:20 ID:??? ――観客席 ロリマー「……そろそろ始まるな。戻るとするか…」 件のイングランドのエースストライカー、ロリマー。 彼は時計を確認し、ベンチへ戻ろうと足を来た道へ向ける。 ヘルナンデス「あ、あれは…ひょっとして……おい!君!」 ロリマー「何だ?俺はこれから試合なんだ、つまらない話なら後に……。 お前は、イタリアユースの……ヘルナンデス!」 不機嫌そうに振り向いたロリマーの表情が、好戦的なものに変わる。 てっきり、これから試合に向かう彼に挑発に来たと思ったのである。 というか、それ以外の何だと普通は思うだろうか。しかし、ヘルナンデスの口から出た言葉はまったく別のものだった。 ヘルナンデス「…君、ボクの仲間なんだろう?名前を見て、ピーンと来た。 隠さなくてもいいさ、ボクは口が堅いし、決して軽蔑なんてしない」 ロリマー「………何馬鹿を言ってるんだ、お前は。下らん、そんな話ならさっさとベンチに行かせてもらう」 ヘルナンデス「え、ええっ!?(まさか…!?そんな馬鹿な!?) ま、待ってくれ!話はこれから……」 予想外のロリマーの冷たい反応に驚きつつ、その背に手を伸ばすヘルナンデス。 スカッと彼の手は空振り、彼はそのまま帰ってしまうかに思えたのだが… ピラッ……
[412]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/06/12(土) 20:48:34 ID:??? ヘルナンデス「(……何か落ちたぞ?…写真!そうか、やっぱり…)あれ?」 彼のポケットから落ちたもの、写真を拾いその中身を検分する。 しかし、その写真はヘルナンデスの期待したようなものではなかった。 数年前のものだろうと思しき写真には、幼き頃のロリマーと、隣に佇むシスター服の子供が映っていた。 信じられぬものを見たとばかりに、ヘルナンデスの目が見開かれる。 ロリマー「何をごちゃごちゃと……お前!!」 ヘルナンデス「す、すまん!落ちたものだから…つい」 ロリマー「返せ!」 ヘルナンデス「返す、返すが……聞いていいかい?…この子は?」 ロリマー「………俺の初恋の子だ」 恥ずかしそうに俯きながら、写真をヘルナンデスの手から奪い取るロリマー。 その顔、返答に、ヘルナンデスはおやっと思ったが、それは追及しない。 ヘルナンデス「どこの子なんだい?」 ロリマー「昔…アメリカに旅行した時に出会ったんだ。俺は今まで、彼女以上に美しい女性に会ったことがない」 ヘルナンデスの人徳か、その優しげなオーラによるものか。 ロリマーは、思わず素直に写真の子のことについて正直に話してしまう。 ちらりとイタリア人の様子を見ると、彼は戸惑ったような表情を見せていた。
[413]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/06/12(土) 20:49:34 ID:??? ロリマー「(…やはり、初恋は実らないと言いたいんだろうか…)」 ヘルナンデス「(うーん…これは……うぅん…しかし、そういう趣味の人もいるしな) ……いいんじゃないかな」 ロリマー「え?」 ヘルナンデス「君は、君のしたいようにすればいいと思う。 この大会に優勝して……この子をアメリカまで迎えに行くってのも、粋じゃないかな?」 実は2人の間で重大な認識の齟齬があったりするのだが、気づくわけはない。 ロリマーは自分の初恋が応援されたと、ヘルナンデスに親しげな笑みを浮かべる。 ロリマー「いいのか?それだと、俺たちイングランドはお前等イタリアも打倒することになるぞ」 ヘルナンデス「ボクも勝ちたい理由があるからね。その時は意地のぶつかり合いさ。 負けたらそれだけ君の想いが強く、ボクの想いが負けたということだよ」 ロリマー「……ふっ。何故かわからないが…お前と話していて、気分がスッキリしたよ。 最初の態度は悪かった。すまなかったな、ヘルナンデス」 ヘルナンデス「いいさ。行く道は違えど、ボクらは似た境遇なのだから。 世間は冷たくて厳しい。それでも戦っていこう」 ロリマー「(何故世間の話が…?まぁいいか)ああ、そうしよう、ヘルナンデス」 2人は固く握手を交わす。異国のエースたちの間で(珍妙な)友情が誕生した瞬間であった。 ※ロリマー→(友人)←ヘルナンデス ロリマー→(初恋)→謎のシスター となりました
[414]森崎名無しさん:2010/06/12(土) 20:50:14 ID:??? ・・・ミハエルか?
[415]森崎名無しさん:2010/06/12(土) 20:50:31 ID:??? 謎のシスターwww
[416]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/06/12(土) 20:50:34 ID:??? ワアアアアアアアアーーーーーーーーッ!!! 観客「待ってましたァ、フランスJrユース!!」「頼むぞ、必ず勝てよフランス!!」 実況「お聞きください、この大声援!そう、1回戦目から地元フランスJrユースの登場するのです」 森崎「とうとう始まるか……」 翼「輝夜………」 (7)金木「(まぁ、いきなり魔理沙が本気の布陣を見せるとは最初から思っていなかったが。 それにしても、お空や他の選手の名前もないのはどうしてだ?)」 シュナイダー「(ピエールは…ボランチか。芸術的なドリブルを拝むチャンスはあるか?)」 カルツ「(ピエールの代わりにトップ下に入っているのが件のキャプテンかい…。 データ収集をしておく必要があるかのう)」 ディアス「ありゃ?マリサ以外は出てこねぇの?」 サトルステギ「マイエンジェルさえ出てくれば満足だぜェーーーーーッ!!」 バルバス「ふむ……一応、きっちりとデータを頼むぞ、パスカル」 パスカル「はい(練習試合の敗戦は、絶対に取り返す…!)」 ヘルナンデス「(しかし、彼もいい趣味をしていたな)」
[417]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/06/12(土) 20:51:42 ID:??? 実況「迷将カルボナーラ監督、そして謎の新キャプテンのマリサくん率いるフランスJrユースチーム! 地元の大声援と優勝の宿命を背負って今、登場です! それに対するは、サッカーの母国イングランドJrユース!大会第1日目、屈指の好カードの実現です!」 観客「なんだかよくわからんが、がんばれよ!!」「ピエール、お前はそれでいいのかァ!!」 観客が騒ぎ立てる中、グラウンドに入場する両チーム。 キャプテンらしき男が、魔理沙にすっと手を差し出してくる。 ロリマー「いい試合にしよう、(ええっと……)マリサ(だったか)」 魔理沙「(こいつがロリマー…で、向こうのデカブツがロブソンか)」 ピエールから聞いたエース2人を視界に捉える。 他の選手たちも、フランスのメンバーとは比べ物にならないほどの練度だろう。 魔理沙「(とりあえず、どう返そうか)」 A ああ、いい試合にしよう 無難に受け答えるぜ! B いい試合になるといいな? 好戦的に返すぜ! C おいそっちのデカブツ、怪我しないうちにベンチに引っ込めよ ロブソンに挑発だぜ! D そういうのはピエールにやってくれ 無視だぜ E その他 現魔理沙ガッツ 1020/1020 *先に【3】票入った選択肢が採用されます。ageで投票してください。sageではカウントできません
[418]森崎名無しさん:2010/06/12(土) 20:53:06 ID:lqce7xhE A
[419]森崎名無しさん:2010/06/12(土) 20:53:19 ID:u4PknTuo 実況からも迷将扱いか A
[420]森崎名無しさん:2010/06/12(土) 20:54:42 ID:BCQn3ITs A
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0ch BBS 2007-01-24