※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【火の鳥と荒鷲と】キャプテン松山24【地獄の鴉】
[978]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/30(金) 18:22:31 ID:??? E 守矢神社はあの山で俺に詫び続けるべきなんだ! Type-A 8月を越えたばかりの、まだ残暑が厳しい幻想郷。 その暑さの中、高地に建てられた妖怪の山スタジアムで、守矢神社主催の大会ファイナルを迎えようとしていた。 数々の強豪を打ち破り、決勝のピッチに立つ二つのチームの名が、実況の甲高い声によって大観衆の見守る中響き渡る。 ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!! 実況「勝ち上がってきた両チーム。 前回の紅魔カップを制覇した守矢○○○!!! 全くの無名から勝ち上がったトラウム・アドラーズ!! 堂々の優勝候補筆頭に、またも新しい風が挑むそんな組み合わせとなりました! 幻想郷で最も強いチームを決める一戦が、間もなくキックオフです!!!!!」 守矢神社には、大きな歓声。トラウム・アドラーズには大きなブーイングと少ない歓声。 あからさまだが、それは当然。 決勝の舞台は妖怪の山。守矢のホームグラウンドなのだ。 ホームで、声援を受けながら戦う守矢勢の団結と強さ、意気込み、優勝にかける想いはまさに今大会最高。 妖怪の山に棲まう妖怪達が、観客達が、好ゲームの果て、守矢の優勝を夢見て喉が枯れる程、声援を張り上げる。 しかしピッチでは……一人の少年の口から怨嗟に塗れた罵声が。 松山「ムカつくぜ……守矢を応援する観客の声援がよォ!!!」 シャンハイ「……」 寄り添ってる人形は、応じずに悲しそうな透明な表情を浮かべただけだった。 松山が見てる先には、チーム控えまで含めた全員で円陣を組み、必勝の誓いを掲げる守矢の顔ぶれ。 吐き捨てる様に、松山が更に言った。
[979]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/30(金) 18:25:40 ID:??? 松山「今のうちに精々仲の良さを満喫してやがれ……! その輪っかをこの試合でこの俺が粉々に蹴り砕いて、跪かせてやる!!!」 その傍若無人を通り越した発言に、守矢勢は耳を貸さず、トラウムメンバーも眉を顰め視線を一瞬で逸らした。 荒れ狂う鷲の様子を……トラウム・アドラーズの一番後ろで見ている紅白の巫女が、普段と離れた痛ましい表情をする。 霊夢「前は……あんな奴じゃなかったのにね……」 熱血漢でありながら、雪の様に真っ白く、ひたむきで、清冽。 しかしその白さも過去の話で……現在の松山が双肩に纏ってる憎悪……負の感情に黒ずんでしまっていた。 こうなってから、以前の松山を好ましく感じてたことに霊夢は気付いた。 が悔やみ種にしかならない。 もう一人、チームで松山を好ましく見てた筈な萃香は……決勝のピッチにはいない。 怨嗟を撒き散らし、手段を選ばず守矢と戦おうとする姿に、ギャップにとうとう見てられなくなり、行方を眩ませた。 痛い戦力ダウン。 憎悪に憑かれた松山はそれでも勝ち上がった。 憎しみはそれだけ爆発的な力を少年に与えていた。 よってゴールマウスを守るのはさとりか霊夢。 強く志願したのは霊夢だった。 まるで松山と距離を取りたいかの様に。 自然と俯き、履き物に視線を落とした楽天的な巫女も、厭世的な気持ちを抱かずにいられなかった。 霊夢「関わりあいになってここまで付き合ったのが馬鹿みたいだわ。 いや馬鹿か。 あんな奴と……何で……あんな奴なんかに……」 松山の余りの変わり様に、霊夢はこれまでより一層淡白に、人間とも妖怪とも境界を線引きする気持ちを固めた。 そして――憎悪に、本来の道を見失った迷い人が、ホイッスルの直前さらに猛り唸った。 松山「さぁ行くぜ!! 北海道富良野の凍てつく寒さより厳しいサッカー地獄に突き落としてやる!!! そこでそろって仲良し顔屈辱に歪ませて、永劫に俺に詫び続けろ守矢―――!!!」
[980]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/30(金) 18:28:17 ID:??? E 守矢神社はあの山で俺に詫び続けるべきなんだ! Type-B ブン屋から、守矢神社の話を聞きつけて…… 部屋で休みながら、彼女らのことをどう考えてるか、真面目に考えようと試みた松山はガバとベッドから起きた。 松山「やっぱり……許せないな。ああ! 守矢神社のみんなは許せない!!!」 シャンハイ「えっ、えっ?」 いきなりの穏やかでないこの主人らしからぬ物言いに、シャンハイはキョトンとする。 松山「俺がSSPになるのに、こんな苦労をしてるのも、あの山から追い出されたことが原因だ。 そう思わないかシャンハイ!?」 シャンハイ「シ、シャンハーイ!?」 松山「ククク……俺はどうしてこんな気持ちに蓋してたんだ? これからはやりたいようにやって、守矢神社に詫び続けさせてやるぞ!!!」 まるで空が青いのも、コーラのゲップや郵便ポストが赤いのも守矢のせいだと言いたげに。 これまた似つかわしくなく、黒い含み笑いまでしだした松山に、シャンハイは焦燥と不安を感じて質問した。 シャンハイ「あ、あのっ、侘びさせるそうですけどっ、どうやってフライハイトさん達にそんなことを? (色々、光様のこと心配してましたし、悪い人はいないと思うんですが……)」 松山が、その質問我が意を得たりと、鷹揚に頷きシャンハイの頭を一撫でしてからこう答えた。
[981]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/30(金) 18:30:02 ID:??? 松山「ああそれじゃ開陳するな? 最初に思いついたことは……守矢の不安を煽るために一回戦から工作を開始する! 控え室の前に穴の開いた紙コップを、わざと見つかるように置いておくんだ!!!」 シャンハイ「……ほぇ? あ、あの……?」 松山「最初は盗聴を実際やってみようと考えたが……それは拙い。 フライハイトが目敏く見抜くかもしれないし、見つかって守矢なんかの為に破滅はしたくないしな!」 シャンハイ「あの……光様? 裏工作というのは……悪い噂を天狗さんに流してもらったり。 イメージを落とす捏造写真を信者さんに見せたり、ドリンクに危ないお薬を忍ばせるとか……」 誰もがすぐ思いつくような裏工作の定番を語り聞かせたシャンハイに、松山は目を見開き、わなわなと震えだした。 松山「バケヤロウ!!! 何てことを思いつくんだシャンハイ!!? そんな子に育てた覚えはないぞ!!? ちょっとそこに座り……肩に? まぁいいか。 いいかシャンハイ。 相手が憎いかな〜てなっても、サッカー選手が踏み越えちゃいけないラインがあってだな。 第一、守矢は女の子や女性揃いじゃないか。 そ、そんな過激なことして万が一のことでもあれば……!」 シャンハイ「(よかった……一瞬慌てましたけど、根っこはいつもの光様です)」 誰に言い訳をしてるのか、主人の慌てふためく姿に不謹慎と思いながらもクスリとシャンハイは笑ってしまう。 松山「何でクスクス笑ってるんだ? シャンハイ? 俺はほんとに守矢が憎いぞ嫌いだぞ。いつか痛い目見せて……」 シャンハイ「ハーイ。きっちんとお返ししましょ。私もお供します♪」 こうして、松山の心境と、守矢への感情図に変化が起きた以外は……。 地霊殿の夕食後の一幕は、それなり将来の平穏を約束する形で、恙無く過ぎていった。
[982]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/30(金) 18:31:07 ID:??? 埋めネタ投下しましたー。 続きは後ほど(時間が取れなければ明日に)。新スレにて。 スレタイも引き続き募集しております。 >>976-977 乙とスレタイ感謝でした!
[983]森崎名無しさん:2010/07/30(金) 23:50:19 ID:??? 乙です …うん、Eにならなくて良かった 選んだ人には悪いけど心底そう思った
[984]森崎名無しさん:2010/07/30(金) 23:54:34 ID:+HNWtGaI 黒松山普通に全ステータス70後半ありそうだな
[985]森崎名無しさん:2010/07/30(金) 23:58:02 ID:??? 最悪トラウムメンバーから徹底的に見放される… 良くて相手にされず物語にも影響しない瑣事扱いか 俺としては予想通りだ
[986]森崎名無しさん:2010/07/31(土) 00:05:11 ID:??? Type-BならEもまたありだったかも
[987]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/31(土) 00:11:10 ID:??? D バルコニーに出てみる(*ランダムで誰かと出会えます) 答えを出してからも、気が付いたら思索に耽っていた松山は、柱時計の23時を報せる音で我に返った。 松山「なんか……守矢を過剰に敵視した未来を、変に綿密に想像してしまったな」 それだけならまだしも、白昼夢らしきものを真夜中に見た気がして、しきりに首を振ったりピシャピシャ頬を張る。 気分転換にと、地底の中で唯一安全圏といえる地霊殿を散歩に出かけることにした。 二階から出られるバルコニーを見つけて、そこから見られる旧都の眺めなど見てる内に、未来図の事は頭から消えた。 松山「静かな夜だな……騒動の連続で、てんてこ舞いを踊ってたけど、ほんと切り離されたみたいに……ん?」 誰かが後ろからやってきて、バルコニーに出てきたのか、気配を感じて松山は振り返った。 そこには……?
[988]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/31(土) 00:12:13 ID:??? 先着で あなたはどうしてまつやまなの(棒読み) → !card と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値で分岐します。 K→ 霊夢「試合したのに部屋で休まないでいいの?」 Q→ 萃香「光か。眠れないなら寝酒やるから話をしないか?」 J→ さとり「見晴らしはいかがですか?」 10→ 射命丸「しめしめ……あやや、もう少し話聞かせてくださいませんか?」 9→ お空「あっトラウマさん! さとり様、鬼と話してるみたいだからお願いがあるの!」 8→ ???「じゃっじゃーん! やっと顔合わせできたねお兄さん」 7→ 何かラッキーな出来事が! 6→ ヒーバード「シャァシャァシャァ!!!キャプテンハイキャナオーバーニーソ派カ!? シロクロハッキリツケヨオラァァァ!!!?」 5→ こいし「わっ!!!」(*クラブの場合……?) 4→ 紫「こうして地の底で語らうのも趣があるかしら?」 3→ 勇儀「坊主か……どうだい旧都の眺めは」 A〜2→ ゾンビフェアリー「お散歩ですか? 夜は大人しくしてください」松山「あ、見回りどうも」 クラブA→ バルコニーは老朽化していた! 希望の明日へレッツダイブ! JOKER→ 紫「難しいこと悩んでた少年に新たな助っ人を用意したわよ」
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24