※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【再会の地】ファイアーモリブレム17【アリティアへ】
[652]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/03(土) 02:29:07 ID:??? ポジションの設定も終え、いよいよ試合開始の時が近づいてきた。 森崎は皆を控え室の中央に集め、恒例の円陣を組む。 森崎「よし、みんなきけ」 ========== ☆号令! Aガンガン攻めていけ!積極的に点を取りに行くぞ! Bパス中心で堅実に攻めていこう! Cまずはしっかりと守りを固めて相手の力を見極めよう! Dバーツ、機会があれば『なだれ攻撃』を狙っていけ! Eマルス、機会があれば『カット&ラン』を狙っていけ! Fとにかく勝つ! Gとにかく試合を楽しむぞ! 2票集まった時点で確定です。 ageでお願いします。sageではカウントできません =========== 一旦ここまで。次回は片桐さんとの会話を挟み、ついに試合突入です!お疲れ様でした〜
[653]森崎名無しさん:2010/07/03(土) 02:31:09 ID:gKzfGe2w G さわやか森崎路線をアピールしたい
[654]森崎名無しさん:2010/07/03(土) 02:33:09 ID:rFqiXKKw B 日和見 乙でした〜
[655]森崎名無しさん:2010/07/03(土) 02:37:52 ID:oDnBoub+ B
[656]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/03(土) 13:29:20 ID:??? >Bパス中心で堅実に攻めていこう! 森崎「しっかりとパスを繋いで、カシムかバーツに確実にセンタリングを送っていくぞ。 このオープニングゲーム、勝って一気に流れを引き寄せるぞォ! よし、いこう!いこうぜみんな!!」 一同「「「「「「「「「「「「「「「おう!!!」」」」」」」」」」」」」」」 フィールドへ向かう渡り廊下の途中で、森崎はある人物と顔を合わせる。 日本サッカー協会員の片桐宗政であった。 森崎「か、片桐さん!?どうしてここに?」 片桐「新田と石崎をサンパウロに遠征させた際、同時に責任者として引率を任されてね。 聞いたよ。君の活躍はいまやこの大陸中に轟いているようだね」 片桐はその大半が、戦場での活躍であるということは知らない。 だがそれを差し引いても、この大陸にサッカーを広めた少年の評判はまさに『時の人』であったろう。 森崎「はい。この大会も、悪いですが俺達のチームの全勝優勝で幕を閉じますよ」 片桐「相変わらずの自信っぷりで安心したよ。いくら君でも、 地球上に無い土地では不安を覚えると思っていた私が馬鹿だったようだな」 そう言うと片桐は指に挟んでいた火のついたタバコを一度口元に運び、愉快そうに煙を噴出す。 片桐「森崎。僕に何か聞きたいことがあるのだろう?せっかくの機会だ。君の疑問に答えてあげよう。 不安や謎を抱えたままでは、良いプレイは出来ないからね」
[657]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/03(土) 13:30:20 ID:??? ☆片桐に質問タイム! Aどうして日本選手が次々と海外リーグに? Bどうして俺はパルメイラスからこの大陸に来させられたんですか? Cどうして日向は『リセット』の力を手に入れたんですか? DどうしてこのサンパウロFCには翼がいないんですか? Eその他(好きなことをお書きください) Fいえ、特に質問はありません 2票集まった時点で確定です。 ageでお願いします。sageではカウントできません
[658]森崎名無しさん:2010/07/03(土) 13:33:01 ID:jLB4B4zI C
[659]森崎名無しさん:2010/07/03(土) 13:35:48 ID:gKzfGe2w C
[660]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/03(土) 14:20:37 ID:??? >Cどうして日向は『リセット』の力を手に入れたんですか? 森崎は、アカネイアカップで日向が行使した『リセット』の力の出所をずっと疑問に思っていた。 すでにこの大陸での生活も長いため、大抵のことでは驚かない神経になっていたが、 さすがに僅かの時を巻き戻し、選択や判定を『無かったこと』にすることには驚いたからだ。 片桐「…結論から話そう。森崎、その力は実は君にもある」 森崎「……は?」 片桐「正確には、その力を無意識に発動してしまう体質になっていると言った方が正しいか。 森崎、お前はこれまで何か取り返しのつかない選択や展開に陥ったことは無いか?」 森崎「…さァ。少々のトラブルはありましたけど、特にそこまでのことは」 片桐「つまり、そういうことなのだ。極端に言えば、君が命を失うほどのことが起こった場合、 緊急装置的に、君は『リセット』の力を使ってきたことになる」 森崎「そ、そんなこと言われても…そんな記憶も実感も俺には……」 片桐「もちろん、これはあくまで仮定の話。君自身も嫌だろう? いつでもやり直せるから、多少無理な行動をしても問題ない。そんな危険思想は」 森崎「…………」 驚愕の真実を聞き、絶句する森崎に対し、片桐は一度煙を吐いて続ける。 片桐「話を戻すぞ。日向も今のお前と同様に、緊急事態に対して『リセット』を行う体質になっている。 思い出してみろ。日向はどんな状況で、お前に『リセット』を見せた?」 森崎「えっと…確か、俺がいきなり日向の顔面を全力でグーパンチして……まさか?」
[661]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/03(土) 14:21:51 ID:??? 片桐「その通り。君の拳を受けた日向は再起不能の状態に陥った。 そして緊急装置である『リセット』が発動して、あとは君の言うように僅かな時を巻き戻したのさ」 森崎「…けど、どうしてそんなことを。いや、俺ももちろん最低限の安全が保障されているのはなにかと都合がいいと思いますけど」 片桐「頼まれたからだよ」 森崎「頼まれた…?」 片桐「日本のサッカーをこれほどまで無いほど強化する…そのためには 翼、若林、日向、そして君…将来全日本を背負うに値する四人に 『リセット』の力を与えたというわけだ」 森崎「(ここまでの話を纏めると…俺や日向、翼や若林の四人だけ、 将来の日本サッカーのために、安全装置のような『リセット』の 力をある方に頼まれた片桐さんによって与えられた……てことか)」 片桐「今の私が君に話せることはこれくらいだ。 まァ、君はこれまでどおりに自分のサッカープレイヤーとしての実力と そして将来の日本代表を率いていくためのキャプテンシーを鍛えてくれたまえ」 森崎「(…ある意味、将来を期待されているという証ということなのかな? この『リセット』という能力は…)」 目にかけている者が、微妙な成長をしたり、再起不能な状態に陥ってしまった場合… 一度は誰もが思うことであろう。『やり直したい』『リセットしたい』と… 片桐「さて、それでは私は観客席の方へ行くよ。石崎と新田…彼らも将来君たちのチームメイトに 相応しい才能の持ち主かどうか…この大会を通して見極める仕事があるんでね」 森崎「ハァ…」
[662]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/03(土) 14:23:15 ID:??? 片桐「難しいことは考えなくていい。君はただ、強くなることだけ考えていればいいのだよ」 そう言い残すと、片桐は踵を返して観客席の方へと歩いていった。 タバコ特有の匂いと、煙を残して去っていった片桐の方を見た森崎は、僅かな不安が削がれた気がした。 マルス「森崎、そろそろいくよ」 森崎「おう。待たして悪かったな。さて、昔馴染みの奴らにご挨拶といきますかね!」 日向のリセットの謎は解けた。日本サッカー協会において、今の森崎と日向は同等の評価らしい。 森崎「俺の新たな目標ができたな。日向をとことん抑えて、 あいつの『リセット』の資格を片桐さんたちに取り下げてもらうことだ!」 おそらく相手も同じことを考えてきているだろう。森崎を徹底的に沈め、 自分のサッカー協会からの評価をなんとかして下げに来るはずだ。 森崎「(そうなると、ますます負けられなくなったな。よーし、まずはこの試合に勝って一勝だ!!)」 新たな決意の元、森崎は頼れる仲間たちと共に、フィールドへと駆け出した。
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24