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【ゴルゴム】ラインライダー滝第十話【最後の日】
[531]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2010/07/23(金) 20:14:56 ID:??? >>529 乙どうもです。期待を裏切らないように頑張らせてもらいます >>530 サイドアタックにドリブル+1、マジンパワー全部つぎ込んでも絶対安全とは言えませんしね その考えはイエスだと思います 実況「さあ、激闘の続いた夏の全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会もいよいよ準決勝、決勝を残すのみとなりました。 まずは準決勝第一試合、この大会で大躍進を遂げた神奈川代表頑駄無高校、 そしてエースストライカーの日向君を欠きながらもここまで上り詰めてきた東邦学園の試合をお送ります!」 数分後、グラウンドに両チームの選手たちが入場してきた。 観客「くたばれー、東邦ー!」 「今日はお前達が無様に負ける所を見に来たんだ!」 「日向もいないってのにしぶとい奴らだぜ!」 「金のためにサッカーをやってる恥知らず共! さっさと負けちまえ!」 同時に、割れんばかりに巻き起こる東邦への罵声の声。 反町(この大会は日向もいないしクリーンなプレイを心がけてるのになぁ……) 藤川「やれやれ。いつまで経っても慣れないね、これには」 丈「群れねば好きな事も言えぬ弱者どもの戯言だ。気にする事もない」 瀬文「ま、俺達はこうなるのを覚悟の上で東邦に入ったわけだしね。今さら今さら」 真須駆(どんな誹りを受けようとも、孤児院のみんなのために俺は闘う!) 名無しの皆さん『ガクガクブルブル』 若島津(オイルの交換時期も過ぎてるし、たしか足のスプリングはこまめに交換しろって話だったけどどっちも交換できてない。 後二試合、果たして持つのか……?) その罵声を浴びながら、しかし東邦の選手たちは馴れたもので(一部を除き)そこまで気にした様子もなくグラウンドに入場した。
[532]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2010/07/23(金) 20:16:00 ID:??? 一方、対戦相手である頑駄無の選手たちに声援が送られているかといえばそうでもない。 このスタジアムに集まった観客達のほとんどはアンチ東邦。見方を変えれば東邦の試合を見に来た者たちばかりなのだ。 この状況に慣れている東邦の選手たちと違い、頑駄無の選手たちにとってこの試合はある意味アウェーでの試合であるとも言えた。 ジュドー「うっへぇ、話には聞いてたけど酷いねこりゃ」 カミーユ「ああ。会場の空気が東邦に対する悪意で満ちている」 ウッソ「しかもこれって東邦に負けてほしいっていう願望の声であって、僕たちに勝ってほしいっていう希望じゃないんですよね」 ガロード「へ? 向こうが負けて欲しいってなら俺たちに勝ってほしいっていう事じゃないの?」 アムロ「似ているようで違うな。観客たちにとって対戦相手はどうでもいいんだ。ただ東邦学園に負けて欲しい。 今観戦に来ている人たちのほとんどはそう考えているのさ」 俺たちは全国じゃ無名だしね。と最後に言い、アムロはコイントスに向かった。 藤川「よろしく。ま、いい試合にしようや」 アムロ「そうだな。いい試合になるほど俺たちが君たちを追い詰められればいいんだが」 藤川(よく言うぜ。負けてやるつもりなんてさらさらないような眼をしてる癖によ) そしてコイントスの結果、ボールは頑駄無が確保。いよいよ試合開始となった。 実況「選手たちもフィールド上に散らばり、いよいよ試合開始となりました。 日向君を欠く東邦学園がそれでも強豪の強さを見せつけるのか、それとも頑駄無が大物食いを果たすのか! 運命のホイッスルが今……」 ピィィィィィィィィィィッ!! 実況「鳴らされました!」
[533]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2010/07/23(金) 20:17:05 ID:??? アムロ「(相手は格上、出し惜しみはしていられないな)カミーユ! 行くぞ!」 カミーユ「了解です!」 試合開始と同時に、アムロはカミーユとのワンツーを駆使して一気に突破を図った。 実況「出ました! 頑駄無高校の十八番、アムロ君とカミーユ君の息の合ったワンツーです!」 反町「くっ、速い!?」 丈「おのれ……!」 カットにうごいた反町と丈だったが、アイコンタクトすら必要としない二人の高次元のワンツーに翻弄され易々突破を許してしまう。 そしてパスを受け取ったアムロに今度は東邦の八番が挑む。 東邦の八番「ワンツーじゃなくてドリブルなら勝てるかもしれない。とりゃー!」 アムロ「甘いぞ!」 その八番のタックルもアムロは得意のルーレットでいなし、アムロはあっという間にバイタルエリアに侵入した。 実況「速い! 頑駄無高校息つく暇もない高速プレイであっという間にバイタルエリアに侵入しました!」 アムロ(さて、問題はここからだな。相手が若島津である以上ジュドーに任せるのは賭けになる。が……) ゴール前を見れば、東邦も頑駄無の攻撃パターンは熟知しているのかガロードにDFのほとんどが張り付いている。 アムロ「(ジュドーはほとんどフリーか。よほど若島津の空中戦には自信があるようだな。……ここは賭けに出る!)ジュドー!」 ガロードへのマークを少しでも外すため、そして若島津との実力差を図るため、アムロはここでジュドーへのパスを選択した。
[534]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2010/07/23(金) 20:18:30 ID:??? 実況「アムロ君、ここでほぼフリーのジュドー君に高いパス! 若島津君に空中戦を挑むようです!」 ジュドー「俺をフリーにした事、後で悔やんでも知らないよ! 行っけぇ! ハイメガ……」 若島津「チェストォォォォォッ!!」 ジュドー「うわあっ!?」 東邦ゴールに向けて勢いよくヘディングを放とうとしたジュドーだったが、すかさず若島津がゴール前から飛び出し、 必殺の浴びせ蹴りでボールをクリアー。ボール越しにシュートに向かっていたジュドーはその勢いに負けて吹き飛ばされてしまう。 アムロ「ちぃっ!(想像以上の空中戦の強さだ。 何度もやれば得点の可能性もあるだろうが、ジュドーの体力が持たない。どうする……?)」 初めて直に浴びせ蹴りを見せられたアムロは若島津をどう攻略するか頭を巡らせる。 若島津(飛び出す時足に違和感を感じたような……気のせいだ、去年の事で必要以上に不安になっているんだ! そうに違いない!) 一方の若島津は、整備不良に対する不安が頭から離れずにいた。 一旦ここまでです
[535]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2010/07/23(金) 21:26:09 ID:??? 実況「クリアーされたボールは大きく飛んでいき、サイドの藤川君が確保! 東邦学園のカウンターです!」 藤川「逆サイドのボランチ(シン)はぶっちゃけ丈でも分が悪い相手だ。ここは俺がボール運びをするしかあるめえ!」 ヒイロ「随分と甘く見られたものだな」 サイドを駆け上がり始めた藤川の進路に、すぐさまヒイロが立ちふさがった。 藤川「そいつはお互い様だ! 俺も一応東邦でキャプテン代理をする実力はあるんだぜ!」 ヒイロ「むっ!?」 そのヒイロに対し、藤川は超高速とも言える程の鋭いドリブルを仕掛ける。 ヒイロ「俺の反応速度以上……やるな」 藤川「そりゃどーも!」 ヒイロが反応するよりも素早く彼の脇をすり抜け、藤川はそのまま中央に切り込んでいく。 実況「藤川君、正に火の玉のような高速ドリブルで一気にヒイロ君を抜き去りました! さらにPA内に突入! これはドリブルゴール狙いでしょうか!」 藤川(あのキーパーは中々にセービング能力が高いからね) ウッソ「う、うわぁっ!?」 刹那「ちぃっ!」 止めに入ったウッソ、刹那もあっという間に突破。藤川は一気にゴール前のドモンに詰め寄った。
[536]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2010/07/23(金) 21:27:34 ID:??? 藤川「先制点、貰ったぜ!」 そう言いながら突っ込んでくる藤川の姿を見ながら、それでもドモンは動じることはなかった。 ドモン「確かに速い……が、ドリブルゴールには一度苦杯を舐めさせられているのでな。悪いが俺にも策がある! 流派東邦不敗が奥義! 超級! 覇王! 電・影・だぁぁぁぁぁんっ!!」 叫び声と同時にドモンは足のバネを限界まで使って藤川目掛けて弾丸のように飛び出した。 さらに体を竜巻のように回転させ、遠心力によって力を増した右腕をまっすぐボールに目掛けて炸裂させる。 藤川「な、なにィ!? ぐはっ!?」 ドモンの豪快な飛び出しに威力負けし、藤川は軽々と吹き飛ばされてしまった。 反町「ふ、藤川さん!?」 ドモン「見たか! これぞ限界まで鍛えた足のバネと遠心力によって相手を吹き飛ばす程の腕力を発揮させる奥義、超級覇王電影弾! 腕を上下左右360度高速回転させることによって不意のフェイントやロビングにも対応できるのだ!」 酷く説明的な台詞である。 実況「ドモン君の超級覇王電影弾が炸裂、藤川君吹っ飛ばされた! この試合両チームGKの堅守が光ります!」 ドモン「よぉし、後は任せるぞ!」 前線に向けて大きくボールを蹴りこむドモン。そして、試合は中盤戦に突入する。 短いですが今日はここまで 普通に文章書くのって難しいですねぇ
[537]森崎名無しさん:2010/07/24(土) 19:46:14 ID:??? 頑張ってくださいー
[538]森崎名無しさん:2010/07/26(月) 13:45:32 ID:??? 待ってます。 復刻堂に第2弾があっただなんて・・・ スーパー1出ねえよお・・・ 日本一の更新をいつまでもお待ちしてます
[539]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2010/07/26(月) 18:05:52 ID:??? >>537 ウイウイ、頑張ります〜 >>538 最近更新が滞りがちになってしまって本当にすいません サイダーの飲みすぎには気をつけるんだぜ 前半も中盤の19分に差しかかる中、試合は完全に膠着状態に陥っていた。 東邦は前線の四人が果敢な攻めを見せるものの、シンや刹那といった頑駄無の守備陣の攻守に阻まれ決定機を得る事ができず。 頑駄無もまた真須駆、若島津の奮闘を前に得点のチャンスを何度も潰されていた。 シン「はあぁぁぁぁぁっ!!」 丈「うぬっ!? またしても!」 実況「シン君の高速タックルが炸裂! 東邦学園、シン君が守る右サイドを全く攻略できません!」 藤川「くそっ!(分が悪いどころの話じゃねえ、右サイドの丈が完全に抑えられちまってる。 あのシンって奴、ボールを奪う事に関しちゃ間違いなく全国でも五本の指に入るぞ!)」 思わず舌打ちをする藤川。 一方、ボールを奪ったシンは素早く状況を確認する。 シン(アムロさんとカミーユはオーバーペースだ。ガロードは三、四人を抜けるほどドリブル上手くない。 癪だけどここはキラ・ヤマトに……) と、その思考を遮るようにアムロの声がシンの耳に届いた。 アムロ「シン! 後ろだ! 反町が来るぞ!」 シン「!?」 咄嗟に背後を気にするシンだったが、時既に遅かった。
[540]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2010/07/26(月) 18:07:08 ID:??? 反町「そう簡単にボールを取られるわけにはいかないんだぁっ!」 シン「うわあっ!?」 ポイゾナスタックルとは違う強引なタックル、通称「ポイズンアンカー」を背後から受け、シンはたまらず吹き飛ばされてしまった。 実況「反町君の背後からのポイズンアンカーが炸裂! ディフェンシブフォワードの異名は伊達ではありません!」 反町(いつの間にそんな異名がついたんだろう?) 観客「おい! 反則だろ!」「相手選手吹き飛ばされてるぞ!」「反町め、日向に毒されきったな!」 今のプレイに騒ぐ観客だったが、審判が笛を吹くことはなかった。 審判(我々審判は常に公平だ) そして頑駄無のベンチでは、 アスラン「馬鹿野郎! 何故簡単にボールを奪われるんだ!」 カツ(ブライトさん、なんであの人はいつもシンに対して辛辣なんですかね?) ブライト(監督)(わからん) いつものようにアスランがシンを罵倒していた。 一方、体勢を立て直した反町は一直線に頑駄無ゴール目掛けてドリブルを開始する。
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0ch BBS 2007-01-24