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【全国が】キャプテンEDIT・10【待っている】
[468]463:2010/06/29(火) 01:29:51 ID:??? どうもすみませんこのAAだとageるべきかな〜と。 松山と同じで空気が読めなかったようです。 乙でした!
[469]森崎名無しさん:2010/06/29(火) 01:30:11 ID:??? 「迷惑な善人」って時に悪人以上に憎まれて嫌われるのが宿命だよネ!w
[470]森崎名無しさん:2010/06/29(火) 09:25:59 ID:??? こうして松山君はちゃくちゃくと幻想ポイントを貯めていくのでした
[471]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/06/29(火) 22:39:22 ID:??? すみません、ちょっと今日は早い時間帯に思ったより進められず投下は無理そうです 上手くすればパラグアイ戦後に少しだけ投下が出来るかもしれませんが、そうなると深夜ですよね…… 全国編の序盤なのに、こうも予定がずれこむことが多くて、本当にすみません
[472]森崎名無しさん:2010/06/30(水) 02:59:55 ID:??? 乙です。無理なさらず。
[473]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/06/30(水) 22:57:13 ID:??? >>472 どうもご心配をおかけしてすみません。では、今回の投下です ---------------------------------------------------------------------------------------------------- ――中部東海地方・静岡県 全国屈指のサッカーどころであり、前年度全国王者も輩出している静岡県の予選は、もっとも注目度の高い大会であった。 会場には、中学サッカーの枠を超えて、テレビや雑誌の取材陣が詰めかける。 彼らの目的はもちろん、昨年の覇者・南葛中。その雄姿を全国大会に先駆けて、いち早く一目見ようとしたのだった。 実況「静岡県大会決勝戦、南葛中VS川根中! 両チーム、0-0で同点のまま中盤での白熱した攻防が続きます!」 山岸「……くっ! 流石は王者南葛、そして大空翼か! なかなか攻め込ませてくれないな。ボールを前に運べん……っ!」 翼「川根中のキャプテン・山岸か……(俺には及ばないけど)凄い選手だ。けど、そうそう中盤は支配させないよ!」 両軍の10番同士が、火花を散らす。 山岸「コイツとまともにやり合うのは分が悪いか……浜井!」 ボールを後ろに戻し、中盤の底からゲームを組み立てさせる。 浜井「任された! ……走れっ、大和っ!」 大和「おうっ!」 FWたちをゴール前に走らせて長いパスを送ろうとする浜井。 井沢「こっちには俺がいるのを忘れて貰っちゃ困るぜ! 翼を抜くのは無理でも、俺が相手なら通るなんて思っているのか?」 浜井「井沢か……腕を上げたようだが、まだ視野が狭いな! 南葛の中盤を相手に、無理を通す俺ではない!」 前線へのラストパスを防ごうと前を塞ぎに来たところを、横に流す。ボールはサイドハーフの小沢が受け取った。
[474]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/06/30(水) 22:58:13 ID:??? 井沢「なっ! 勝負から逃げるのか!?」 憤慨する井沢に、浜井はニヤリと笑い、 浜井「サッカーはテクニックの優劣だけではないぞ? 二年生くん。今はお前と戦う場面じゃないからな!」 小沢「そういうこった! それじゃあ、俺がこのボールを!」 南葛三年生A「大和へ通そうってか? させるもん――」 小沢「自分で運ぶぜ!」 南葛三年生A「――なにィ!?」 小沢は無理なパス出しはせず、ドリブル突破で局面を打開する。またもや、ラストパスを遮断しに行ったところを裏を掻かれる南葛守備陣。 実況「小沢くん、南葛の左サイドバックを抜いた! 川根中、派手さは無くとも全員が平均して高い技量の持ち主です! 前評判は低かったものの、この層の厚い静岡県大会を決勝まで勝ち残ってきたチーム、ただのダークホースではない!」 記者A「む。南葛が押されている!?」 記者B「も、もしかして、今年は南葛の負けってことも――」 思わぬ展開に慌てだす観客席の取材陣。それを横目に、観戦に慣れた地元の客が鼻で笑う。 観客「やれやれ、東京の人は分かっていないな」「まったくだぜ。南葛ゴールは誰が守ってると思ってるんだか……」 記者A「な、なにィ」
[475]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/06/30(水) 22:59:27 ID:??? 石崎「うへェ……池上先輩たちが卒業してからこっち、先輩方はホント頼りにならないぜ……」 高杉「グフフ。だがその分、俺たちの見せ場が増えるってもんさ(そして見せ場を確実にモノにすれば、やがて森崎の発言力を削ぎ――)」 小沢「それっ! 大和!」 大和「ナイスパス、小沢! ……ところで、そこの糸目。今が誰の見せ場だって? あァん!?」 シュート体勢に入りながら、大和が吼える。 高杉「――勿論、俺たち南葛『DF』のだ!」 石崎「そうだぜ! 去年は無得点だったFWなんか、怖くねェぞ!」 大和「ほお〜っ? 自信のほどは認めなくはないが、テメェら、年上に対する口のきき方がなってねェな? 俺が先輩への畏敬ってヤツを――身体に刻んでやるぜェ!! ホークショットォ!!」 実況「川根中FW大和くん、パスを受けて強烈なシュートォ!!」 空気を裂いて飛ぶ、高速の一撃。不意に放たれたそれは、途上に立ちはだかる二枚の壁を苦も無く貫いていく。 石崎「ぐわああっ!?(顔面に当たりさえすればこぼれ球なのにィ!!)」 実況「石崎くん、吹っ飛んだ!」 高杉「ぎゃぼおっ!?(同じ技がある俺が言えたことじゃないけど、普通に止めようぜ!?)」 実況「高杉くん、吹っ飛んだ!」 宙を舞うCB二人。それを見て、ゴールマウスを守る森崎は忌々しげに舌を打つ。
[476]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/06/30(水) 23:00:38 ID:??? 森崎「(なーにが先輩方は頼りない、だ。お前らだってよっぽどだぜ!)やらせるかよ!」 そして、一声吼えると下肢に溜めた力を爆発させるように飛び、 森崎「 ぬ お り ゃ あ っ ! ! 」 掌を叩きつけるようにして威力を相殺。そのままボールを掴み取った。 大和「わ、ワンハンドキャッチだと!?」 実況「止めたーっ! 森崎くん、全身の瞬発力を活かしたセービングで、人が吹き飛ぶほどの強烈なシュートを難なくキャッチィ! さすが伸び盛りの二年生! 昨年、全国の猛攻を前に南葛ゴールを守り続けて優勝に導いた守備力は、今年に入っても衰えない! いや、むしろますます進化しているのかァ!?」 森崎「けっ、当たり前だろ(とはいえ、『南葛を優勝に導いた守備力』っていうフレーズは良いな。 無理解な凡人どもも、ようやく俺の力を分かってきたか)」 翼「むっ……(南葛は俺の攻撃力と中盤を構成する力さえあれば、キーパーなんかザルでも構わないのに……。 これだから素人の評価は困るよ)」 称賛の声に、森崎は悪態を吐きつつも相好を緩め、翼は見るからに不機嫌な表情を露わにした。 観客「な? 森崎がいる限り南葛ゴールは安泰だろ!」「俺たちは去年からそれを知ってるのさ!」「もっりさき! もっりさき!」 記者A「あ、ああ……凄いゴールキーパーだ……」 記者B(それにしてもサッカーって、シュートで人が飛ぶスポーツだったんだ……俺、サッカーの担当今年からだから知らなかった……) 称賛と感嘆の声が引っ切り無しに上がる観客席。森崎は、それを更なるものへ変えようと一計を案じる。 森崎「さーて、折角ボールが手元にあることだし……それじゃあ、俺の進化がセービングに留まらないところ見せてやるか!」
[477]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/06/30(水) 23:01:41 ID:??? 実況「ああっ!? 森崎くん、手を離したボールを蹴り出さない! 足元にキープしたまま攻め上がっていく! 前半が終わりかけても互いに無得点の状況に業を煮やしたかーっ!?」 記者A「な、なんだこれ!?」 観客「げえっ!? やりやがった!」「お前、それで何回失点してると思っているんだー!?」「これさえなけりゃあ、なあ?」 記者B(良く分からないけれど、サッカーって凄い……) ゴールを空にして攻め上がる暴挙に、森崎に信を置く地元の観客たちも流石に悲鳴を上げる。 ……だが、彼らでさえ見誤っていた。森崎のオーバーラップが、以前のような奇策に留まらないことを。 井沢「も、森崎!? おま――」 南葛キャプテン「やめろーっ! 今からでもゴールへ戻れーっ!」 滝(だ、大丈夫かな……多分、何とかなると思うけど) 佐々木「馬鹿かお前! 折角の好セーブを無にする気か!?」 森崎「言ってろ、凡人! 俺のオーバーラップはただのヤケクソとは違うんだよ!」 佐々木「ゴールキーパーが何を言ってやがる! 並の相手なら動揺して隙も出来るだろうが、サイド攻撃の相手はお手の物な俺に――」 バババッ! 佐々木「――なにィ!?」 森崎「思いっきり通用したみたいだな!」
[478]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/06/30(水) 23:02:54 ID:??? 実況「抜いたァ! 森崎くん、佐々木くんを抜きました! しかも、このボール捌きはかなりのものです! こ、これは県内――いや、全国でもトップクラスのドリブル技術です!」 山岸「……オーバーラップを単なる奇策ではなく、必殺の武器にまで昇華したか! 見事だ森崎! こうなっては俺が相手だ!」 佐々木を抜いた森崎に、山岸が自ら突っ掛ける。 森崎「(川根中のキャプテン・山岸か。一学年上とはいえ、井沢と互角か一枚上手の選手だっけか)こっちこそ相手に不足は無ェ!」 燃える功名心と揺るぎない自信が、森崎をこのマッチアップに駆り立てる。 山岸「(よし、やはり性格上対戦は避けないか!)行くぞ森崎っ!」 鋭く伸びる山岸の右足が、森崎の足元からボールを刈りに行く。 森崎「……甘い!」 森崎はボールごと飛び上がってこれを回避。だが、それこそが山岸の狙いだった。 山岸「甘いのはそちらだァ!!」 ピッチに手の爪を立てた強引の制動。その結果として山岸の身体は逆方向に転換。二度目のタックルが森崎を襲う。 観客「なんだありゃ!?」「あんな曲芸じみたタックル、有りか!?」「誰かの技だ!」「誰かって誰!?」 実況「山岸くん、強引に方向転換し二度目のタックルに行くっ! これは言うなれば時間差タックル! 一方森崎くんは軸足が地面に付いたところ。これでは大勢的に回避は難しい! 南葛中森崎くん、ここでボールを失――」
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0ch BBS 2007-01-24