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【奇跡を起こす】幻想のポイズン37【何度でも】
[660]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/03(土) 15:55:15 ID:??? 妖精1「うっ……くそっ……! くそォッ!! 折角……折角、強くなったと……思ってたのに……!」 穣子(何も出来なかった……何も……。 私……この試合、何をした……?) チルノ「うがああああああああっ! シュート打ってきなさいよォォォッ!!」 リリーブライト((折角出場出来た、出番が来たのに……! どうして……!)) 大妖精(やっぱり私じゃこのチームのゴールを守るなんて荷が重すぎるよ……) 妖精1は、やはりただの一妖精でしかない自分では限界があるのだろうかと拳を強く握り締めて悔しがり。 穣子は、ただ、自身の力不足――無力感に打ちひしがれ、歯噛みをする。 チルノはといえば、地団太を踏みながら引き上げていく守矢フルーツズへと罵声を浴びせ。 リリーブライトはようやく得た出場機会にもかかわらずまるで活躍出来ない自分に絶望し。 大妖精はゴール前でガックリと肩を落とし、涙を浮かべる。 幽香「…………ちィィィッ!!」 静葉(どうして……どうして、あそこでちゃんとパスを回せなかったの……。 私がもっと、上手く出来ていれば……) 幽香は苛立たしげに芝を蹴り、その衝撃音がフィールドを包み込む中、ただ暴れまわる。 そして、静葉は自身が自身の仕事をこなせなかった事に関しての責任感に襲われ……。 その華奢な体を震わせながら、後悔をする。 リグル(嫌だ……負けるなんて嫌だ……! 負けなんて嫌だ! 負けたくない!! 負けたくないのに……シュートを打つだけの体力が、無いよ……!!) 橙(きっと敵はPAを固めてくる……突破……突破……出来るのかにゃ?) リグルはエースとして、絶対に諦めたくない……負けたくないと思いつつ、しかし。 現実問題として、自分にはもはやシュートを打つだけの体力が残っていない事がわかっているのか悔しそうに歯噛みをし。 橙は自陣へと戻っていった守矢の面々が、着々とフォーメーションを変更する準備を整えているのを見て戦慄をする。 そして、キャプテンである反町はといえば……。
[661]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/03(土) 15:56:31 ID:??? 反町(3−4……残り時間は……ロスタイムを含めなければ、8分。 8分で、1点のビハインド……。 そして……こっちの選手は、もう殆ど体力が……無い) 冷静に状況を判断しようとすればする程、出てくるのはオータムスカイズに不利なものばかり。 指示を間違えたのか……それとも、純粋に力不足だったのか……妹紅がいてくれれば、状況は変わっていたのか? しかし……それらを考えた所で、スコアボードに刻まれた3−4の文字が覆る事は無い。 反町(……今、どれだけ後悔しても、3−4というスコアは変わらない。 俺達は、後半37分。 殆どの選手が体力が切れている中、1点ビハインドなんだ……。 この事実は、何が起きても変わらない。 …………俺が。 俺が……ここで、皆に言うべき言葉は……) A.「残り8分……全力で点を取りに行くぞ! 全員攻撃だ!!」 全員攻撃の指令を出す B.「俺に任せろ! 俺が……絶対に点を取ってやる!」 俺に任せろとキャプテンの頼もしさアピールする C.「橙……! 頼む……お前の余った体力、そしてスピードが頼りだ!」 橙に全てを託す D.「静葉さん! 何か……何か、作戦はありませんか!?」 静葉に取れる作戦を聞いてみる E.「もう駄目だ……おしまいだ……!」 諦める F.「…………!」 ボールを持って素早くキックオフの準備をする G.その他 自由投票枠 先に3票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[662]森崎名無しさん:2010/07/03(土) 15:59:41 ID:uDS77Wno F
[663]森崎名無しさん:2010/07/03(土) 16:00:07 ID:dqpa+OSU F まだじゃあ!
[664]森崎名無しさん:2010/07/03(土) 16:03:52 ID:IT391OE+ B
[665]森崎名無しさん:2010/07/03(土) 16:11:57 ID:DV0hgzng F
[666]森崎名無しさん:2010/07/03(土) 17:04:35 ID:??? 大妖精のジョーカー何もなしでしかも読み外れorz
[667]森崎名無しさん:2010/07/03(土) 17:06:09 ID:??? ふっ…世の中そんなもんさ
[668]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/03(土) 17:08:51 ID:??? >F.「…………!」 ボールを持って素早くキックオフの準備をする ======================================================================= 反町(今、かける言葉なんてものは無い……! 今は言葉なんてものより……行動で示す時だ!) 落ち込む者達にどんな言葉をかけようとも、それはあまりにも空虚なものとなるだろう。 ならば、と……反町はゴールに押し込まれたボールを素早く手に持ち。 ダッシュでセンターサークルまで戻り、キックオフの準備を始める。 まだ試合時間は残っている……まだ、諦めきれるような時間では無い。 もう1点取れば、延長戦に持ち込める……そう信じて、反町はボールをセンターサークルへと置く。 穣子(反町……あんたは……。 ……そう、よね。 諦めるのは、簡単……だけど……) リグル(エースは……エースは、諦める事を許されないんだ! シュートはもう打てないけど……でも、私も何か出来る……筈なんだ! 私はエースだ……! エースがいるチームは負けないんだ! ……負けさせない!!) 穣子「みんな、行くわよ! まだ時間は8分残ってるんだから! あっちは3分でゴールを奪ってきたのよ!? 倍以上残ってるんだから、取れない道理は無いでしょう!?」 静葉「……そうね。 その通りよ、穣子」 反町の背中を見て、再び闘志を燃やしたのは――この幻想郷に反町が来て、恐らくはいい意味で一番変わっただろう穣子とリグルの二人。 穣子の言葉にはすぐさま静葉が賛同し……他の者達も同調し始める。 諦めるのは……後悔をするのは全力を賭して戦って、試合終了の笛が鳴ってから、幾らでも出来る。 しかし、それまでは……ただ前を向いて、最後の最後まで戦いきらなければならない。
[669]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/03(土) 17:09:51 ID:??? 穣子(そうよ……勝つのよ! ……こんな所で、終わらない! 終わらせない!!) 静葉「……ブライト、あなたもオーバーラップをしてきて。 こうなれば形振り構っていられない。 何としても1点を取らなければならない以上、シュートが打てる攻撃の選手がもう一人必要だわ」 リリーブライト「「了解よ! 任せなさい!!」」 静葉(恐らく相手は右サイドの橙ちゃんを警戒してくる……! 左サイドをリリーブライトに駆け上がらせれば……!) 幽香(この私がいるチームが……準々決勝で敗退なんて、ふざけた戦績を残させる訳にはいかない……!)
[670]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/03(土) 17:10:51 ID:??? こうしてオータムスカイズの面々の士気が、再び向上していた頃。 一方、守矢の面々はといえば超サナエの指示の元、ディフェンスを固めていた。 残り時間は8分。 8分、守りきる事が出来れば……守矢フルーツズは勝利を収める事が出来るのである。 超サナエ「いいですか、この局面になれば当然オータムスカイズも死に物狂いになってきます! そして、頼ってくるのは十中八九橙選手! 橙選手が右サイドから攻めてくる筈です! 諏訪子様、西尾?君は橙選手の突破を阻んで下さい! ボールを奪えば、キープで時間を稼ぎましょう!」 諏訪子「よし、わかったよ!」 西尾?「了解じゃあ!」 超サナエ「天子さんはリグル選手についてください。 リグル選手はもうシュートは打てないでしょうが……。 それでも、あのポストプレイは危険です!」 天子「いいわ、流石に天人は格が違ったという点を見せてあげましょう」 超サナエ「神奈子様、衣玖さんはPA内に入って密集地を! 橙さんが突破してきた場合のドリブルゴールに備えてください!」 神奈子「うん、確かに一番怖いのはそれだね……了解だよ」 衣玖「かしこまりました。 それで……早苗さんは?」 超サナエ「私は反町君につきます……風見幽香は、もはやシュートを打つ事は不可能。 ある程度はフリーにしてかまいません。 それに、彼女には速攻は不可能です。 いいですか、ここを守りきれば勝利です! 最後まで気を抜かず、戦い抜きましょう!」 守矢フルーツズ「「「おう!!!」」」 超サナエの指示に一同は頷き、それぞれのポジションへと散ってゆく。 悲願であったオータムスカイズとの試合での勝利まであと少し……。 そして、その勝利があれば……そのまま勢いに乗り、この大会も優勝が出来る筈だと超サナエは考える。 超サナエ(優勝をするのは我ら守矢フルーツズ! 誰にも……誰にも、邪魔はさせません! 反町君……最後の勝負です! そして、その勝負で勝つのは、私です!)
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0ch BBS 2007-01-24