※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【激闘の】幻想のポイズン38【果てに】
[372]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/09(金) 18:42:31 ID:??? >サンタナの思い→ ダイヤ10 =サンタナ(……今日の試合、みんなめちゃめちゃ強かった) 自らの慢心にようやく気づいた! =============================================================================================== サンタナの胸中にあった思いは、自らの慢心を戒めるものだった。 チルノに勝利を収めて以来、自らを妖精の中で最強だと自覚をしていたサンタナ。 しかし、今大会では何故かチルノは起用されても自分が起用されず。 反町の起用法に対して疑問を持っていたのだが……。 今日の試合の攻防を見て、サンタナはようやく反町が何故自分を起用しなかったかについて考えが至った。 サンタナ(ぐっ……く……!) 認めたくは無い……しかし、今日の試合、仮にサンタナが出ていたとしても活躍は出来なかっただろう。 自慢のゴールデントライアングルも、早苗や萃香には通用しない。 そして、MFとしての自分の能力は、幽香や静葉、橙、メディスンといった者達にも及ばない。 ドリブルをしても止められ、パスをしても通らないのは明白だった。 サンタナ「………………」 だが、気づいた時にはあまりにも遅く、試合は終わり、今大会も敗退。 この大会の中……サンタナが出場をする機会というのは、もう二度と来ない。 チルノを目指し、チルノを目標にし、チルノに打ち勝ったという事実。 その事実に胡坐をかき、慢心をしていたサンタナ。 彼女の心中には悔やんでも悔やみきれない程の後悔と、自分に対する怒りで満ち溢れていた。 メディスン(最後まで……立っていたかったけど……) そして、そんなサンタナの横で虚空を見つめながら呆けていたのはメディスン。 今大会――その万能性で活躍を続けてきたメディスンだが……この敗北を受けて、その心中は意外にも冷静だった。 無論、彼女にも悔しいという思いは人並み……否、それ以上ある。 だが、ここで歯噛みをして、どれだけ悔いても、時間は巻き戻らないという事を彼女は知っていたのだ。
[373]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/09(金) 18:43:38 ID:??? メディスン(この負けは事実……なら、それを今度は倍以上にして返す……でしょ、幽香) やはり未だに無口である最強妖怪に目を向けながら、心の中で呟くメディスン。 試合は終わり、オータムスカイズの大会は終わった……。 だが、終わった時点で――メディスン=メランコリーの次の大会に向けての戦いは始まっているのである。 人形である彼女は涙は流さず……ただ、心中で次なる大会への意気込みを燃やしていた。 穣子「……反町、みんなもう着替え終わったわよ」 反町「そうか……。 よし、それじゃあ帰ろうか!」 控え室から一同が出てきたのを見ると同時、反町はあえて明るくそう言葉を吐いた。 キャプテンとして、いつまでも暗い顔をしている訳にはいかない。 そんな思いから大声で帰宅しようと告げると、一同も弱弱しくだが微笑みを見せ始め……。 反町は気絶をしたヒューイをおぶり、そのまま岐路についた。 スタジアムを出る時もまた、オータムスカイズのファンの面々に拍手を送られた。 敗退をして悔しい思いはあったが……それでも、その拍手は暖かく……嬉しいものだった。 反町(次は勝とう……次こそは……勝とう) そう思いながら、反町たちが岐路に着いている最中。 特にこれといったポケモンも妖怪も、やはり襲ってこなかった中……。 不意に、気絶をしていたヒューイが目を覚ました。 ヒューイ「……んう?」 反町「あ、おきたかヒューイ。 体は大丈夫か?」 ヒューイ「……んー」
[374]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/09(金) 18:44:38 ID:??? 目をしぱしぱさせながら、起床をしたヒューイ。 反町が問いかけると、ヒューイはこくりと首を縦に振り……。 きょろきょろと周囲を見回した後、ここがフィールドではないと悟る。 ヒューイ「あれ……? 試合は? ……あ! 試合はどうなったの!?」 反町「試合は……負けたよ」 ヒューイ「そ、そんな……」 ようやく脳が活性化し始めたのか、自分の状況と気絶する直前の状況を思い出したヒューイは。 すぐさま反町に対して、試合はどうなったのかと問いかける。 それに対して、反町はあくまでも冷静に……試合の結果を告げ。 それを聞いたヒューイは思わず涙を浮かべながら、反町の背中に顔をこすり付ける。 ヒューイ「ぐふぇっ……うぇえ……」 反町「……………………」 ヒューイ「ごめんね……私が……もっと動けてたら……負けなかったかもしれないのに……!」 自分のスタミナが切れていなければ、或いは勝てていたのかもしれないのに……と。 鼻水と涙でぐしゃぐしゃになった顔を大きく歪ませながら、呟くヒューイ。 周囲の者達はそんなヒューイを見て、再び表情を曇らせるのだが……。 A.「うぬぼれるな! お前一人の力で勝敗が決する程、サッカーは甘くない!」 ヒューイを叱る B.「お前一人の責任じゃないよ……」 ヒューイを慰める C.「敗因は俺の采配ミスだ。 お前は……皆は、よく戦った」 責任を一人でかぶる D.「そうだよ、お前がもっと動けていればよかったんだ!」 ヒューイに責任を擦り付ける E.「今度は勝とう……」 リベンジを誓う F.その他 自由投票枠 先に3票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[375]森崎名無しさん:2010/07/09(金) 18:46:33 ID:UrGKeN5+ E
[376]森崎名無しさん:2010/07/09(金) 18:46:44 ID:562FmMNE E いくらここで第一部終わりといっても、この時点で反町を含む面々が 基本的に「オータム解散」と考えていない以上、 これが一番しっくり来る。「次は負けない」はずっと反町がいってきたことだし。
[377]森崎名無しさん:2010/07/09(金) 18:54:24 ID:wtLQk5HI C
[378]森崎名無しさん:2010/07/09(金) 19:03:49 ID:6pXfcoLs きっと戻ってこれるさ E ただ、日本と幻想に関しては両方あまりよくないってのがでかいよなあ。 早苗さんがキャプテンならいーや
[379]森崎名無しさん:2010/07/09(金) 19:26:33 ID:??? 選抜はカード判定だろうけど、もし全幻想に選ばれなかったらどうなるんだ?
[380]森崎名無しさん:2010/07/09(金) 19:56:38 ID:??? 非常にどうでもいいことだけど西尾?はどこいくのー?
[381]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/09(金) 19:58:27 ID:??? >E.「今度は勝とう……」 リベンジを誓う ====================================================================== ヒューイ「……うん」 低く、鈍く、重い声で守矢フルーツズへのリベンジを誓う反町。 それに対してヒューイもまた小さく頷き、再び反町の背中に顔を埋める。 そして、反町の言葉を聞いた他の者達も無言で頷くのだった。 思いの大小はあれ、今日の敗戦は殆どの者達にとって望んでいなかった結果。 その結果を覆す為には……次に守矢フルーツズと戦う時に、リベンジを果たすより他に無いのだった。 こうして反町たちが帰宅をすると、既に自宅に帰り着いていた妹紅が反町たちを出迎えてくれた。 妹紅は明るい表情で反町たちを出迎え、開口一番に試合結果を問いかけてくる。 妹紅「ねぇ、どうだった!? 勝てた!?」 反町「ええっと……それが……」 静葉「……試合には、4−5で負けてしまったわ。 ごめんなさい、妹紅……」 妹紅「えええええっ!?」 穣子(っていうか、私達の顔色見たら大体わかりそうなもんなのに……) 喜色とは言えない反町たちの表情を見れば、試合結果などわかりそうなものではあるが……。 しかし、残念ながら妹紅はそういった空気を読み取るのは得意ではなく。 悲壮な表情を浮かべた静葉が、実に申し訳なさそうに妹紅へと試合結果を述べる。 それを受けて妹紅は大きく驚き、叫ぶのだが……。 すぐにその表情を一転、笑みに変えると、底抜けの明るさで反町達に言う。 妹紅「でも、みんなはがんばったんでしょ? それなら、私は仕方ないと思うよ。 勝つ時があれば、負ける時だってある! 悔しいけど、今回は力が及ばなかったって事だよ! その悔しさをバネにして、次の時の為にこれから頑張ればいいのさ! そうでしょ!?」
[382]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/09(金) 19:59:27 ID:??? 反町や静葉と出会い、サッカーを通じて友情に目覚め、明るくなった妹紅。 以前とは比べ物にならない程のポジティブさで、妹紅は落ち込むよりも先に次の事を考えていた。 勝つ事が出来なかった反町らを恨むでもなく、次の試合に出られなかった事を悔やむでなく。 この悔しさを次の大会へ向けての原動力とする事をいの一番に選択したのである。 妹紅「それより、私も試合に出られなくてごめんね……」 反町「いえ……仕事があったなら、仕方ないですよ。 それより、妹紅さんの言うように、この悔しさを強くなる為の力にしましょう!」 妹紅「うん!」 静葉(妹紅……本当に、竹林カップから見違えたような性格になったわね……) 妹紅の笑みを見て、静葉はそっと安堵をする。 今日の試合で負けた事により、妹紅が自責の念に駆られたりしないかと懸念をしていたのだが……。 驚くべきまでにポジティブになった妹紅には、その心配は無いようであった。 反町達はどことなく、そんな妹紅の明るさや熱さに救われたような気持ちになりつつ……。 穣子が用意をした夕食を一同揃って囲み、食事を取る事にする。 延長戦まで戦った事により、反町達の疲労はやはり溜まっている。 少しでも体力を回復する為には、とにもかくにも食事を取って栄養を補給しておきたいところだった。 反町(しかし……明日からは、どうしようかな……) 一同で、いつもより少しだけ口数の少ない会話を交わしながら取る晩餐。 そのさなか、反町は明日からは一体どうやって日々を過ごそうかと考えていた。 今日の試合、もしも勝ちあがっていれば、明日は試合で予定は埋まっていたのだが……。 敗退をしたことで、予定は白紙になってしまったのである。 反町(守矢フルーツズの試合を見に行くか……それとも、次に備えてただ練習をするか。 ……いや、練習は流石にやめた方がいいかな? 疲れてるのも多いし。 ……誰かに、意見を聞いてみようかな? どうしよう?)
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24