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【アリティア】ファイアーモリブレム18【リーグ】
[201]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/09(金) 11:52:43 ID:??? シュルル…… 石崎「と……とまった…は、はは…止めた!止めたぞォ!!!」 森崎「な……ば、馬鹿な……」 マルス「そ、そんな…そんなァ…!」 石崎が歓喜の声を上げ、森崎とマルスが絶望の声を呟いたその瞬間―― ピッピッピィィィィィィイイイイーーーー!! アンナ「ここで試合終了〜〜!サンパウロ、後半最後に奪ったリードをなんとか守りきりました! アカネイア、敗れる!健闘及ばず、あと一歩のところで彼らの力は届きませんでした。 しかし、オープニングゲームに相応しい実に拮抗した見ごたえのある試合でした。 この両チームの健闘を称え、皆さん、盛大な拍手をお送りください!!」 わーわー!パチパチパチ…ピーピー!ワーワー!ワーワー!! 観客「アカネイア同盟軍、よく戦った!試合は負けちまったがいいもん見れたぜ〜!!」 「サンパウロ!サンパウロ!ガッツ溢れるプレイをありがとう〜〜〜!!」 「マルス様〜!!」「レナート!レナート!」「新田!新田!新田!」 アリティアの民衆たちの暖かい声援に背中を押されたアカネイアの選手たちは 敗北によりうなだれた顔を上げて、センターサークルにいる森崎とマルスの下に集まってくる。 マルス「森崎……?」 森崎「…………」 まだ顔を上げていなかった森崎は、マルスの呼びかけにようやく気づき顔を上げる。そして……
[202]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/09(金) 11:53:46 ID:??? ☆どうしますか? A「ごめんみんな…俺がシュートを止められなかった所為だよな…(敗戦の責は自分だという) B「ごめんみんな…最後のシュート、外しちまった…(最後の攻撃の失敗を謝る) C「俺たちは最後まで堂々と戦ったんだ!応援してくれた皆に挨拶しに行こう!(皆を励まして観客席へ) D「…負けちまったな。なぁみんな。俺たちがどうして負けたか、分かるか?(各自に反省点を聞き出す) E「おいこらマルス!テメェがもっとしっかりシュートを撃ってたらこんなことには!(マルスを怒鳴りつける) F「俺はこんなの認めねぇ!これはきっと悪い夢だ。そうだ!俺が負けるわけない!(現実逃避) G言葉を発さずボロボロと男泣き H言葉を発さず悔しさに顔を歪ませる Iその他(好きなことをお書きください) 2票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません
[203]森崎名無しさん:2010/07/09(金) 11:56:10 ID:fQKlKDUI G 悔しいです! 猿と新田に負けたのがマジで悔しいです!
[204]森崎名無しさん:2010/07/09(金) 12:13:57 ID:EHjxZr0I I 自分が許せずゴールバーに頭をたたき付ける
[205]森崎名無しさん:2010/07/09(金) 12:14:40 ID:XKB+uNKg G
[206]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/09(金) 13:07:59 ID:??? >G言葉を発さずボロボロと男泣き マルス「森さ……」 頭をうなだれ微動だにしない森崎の様子を心配したマルスは、 覗き込むように彼の顔を見る。そして、彼の表情を見て言葉を失った。 ボロボロ…ボロ……ボロ…… 森崎有三は泣いていた。大粒の涙を流し声も出さずに泣いていた。 これまで多くの試合に勝利してきた中で、ここまで完全な敗北を喫したのは初めてだったからである。 森崎「(悔しい…悔しい……俺は、俺はこんなにも弱かったのか……? 今まで勝ちつづけてきたのはあくまで翼や日向、他の南葛や全日本の連中のおかげだったって言うのか?)」 日本を離れ、アカネイア大陸に流れ着き、多くの仲間たちと共にここまでたどり着いた。 この同盟軍で培ってきた技術を大いに発揮できる、これまでの集大成ともなるこの大会のはずだった。だが。 森崎「(あいつのシュートに、俺は一歩も動くことが出来なかった)」 これまで自分がまったく相手にもせず、侮りの感情で見下していた新田に決勝点を奪われ、 森崎「(最高のシュートを放ったつもりだった。だけど、キーパーにすら届くことはなかった)」 翼の金魚のフンだと常々馬鹿にし、試合ではただの壁にしかならないと思っていた石崎に最後のシュートを阻まれ、 森崎「(悔しい……!悔しいよ……!悔しい……!)」 シーダ「ふぇ…」 そんな森崎の涙に誘われるかのように、一応の王族として気丈に振舞っていたシーダが小さな嗚咽を漏らし、
[207]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/09(金) 13:08:59 ID:??? カシム「う、うぅ…!」 渾身のボレーシュートを完璧に止められ、チームの流れを止めてしまったカシムも涙をこぼす。 アベル「くそ…くそォ…!」 高い能力を持ちながらもアカネイアカップに続き、まったく結果を残せなかったアベルも歯を軋ませ、 バーツ「おおーう…!おおーう…!おおーう……!!」 自慢の攻撃が全く通じず、バーツは獣の遠吠えのような大声でわんわんと泣き叫び、 ジュリアン「うああああああーーーー!!」 この悲しみの感情をどこにぶつけていいのか分からないジュリアンはひたすら天に向かって吼えた。 ドーガ「ぐふぅ…う、うう…!」 ミシェラン「兄貴ぃ〜〜〜!!」 トムス「ミシェラン…泣くな…!泣くなよ…!」 森崎と共にゴールを守ってきた3人の重騎士たちも普段の厳つい顔からは想像できない悲しい顔で声を上げる。 ミネルバ「マルス王子……」 厳格なミネルバも流石に泣きはしなかったが、悔しさに顔を歪ませていた。そしてマルスも…… マルス「……この悔しさを、涙にして洗い流そう」 ミネルバ「ああ……まだ、大会は終わってはいない――」
[208]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/09(金) 13:10:29 ID:??? マルスのその言葉を聞き、安心したかのようにミネルバはようやく目じりに涙を溜め始める。 ベンチにて彼らをサポートしてきたレナ、マリア、リンダ、マリク、サムソンも 敗者たちが流す美しき涙に心を洗われているようであった。だが… マルス「…………」 彼は。マルスだけは決して涙は流さなかった。同盟軍の盟主でもある彼は、数多くの仲間たちを不安にさせないためにも 弱音を吐いたり涙を流すことをしないことを、自ら義務付けしているからだ。 マルス「(森崎、シーダ、皆…どうか今は心でしか泣けない僕の分まで泣いてくれ。 そして、この悔しさを全て吐き出したその時……僕たちの本当の戦いが始まるんだから)」 少しでも気を緩めば溢れ出てしまいそうな涙を流さないため。 マルスは顔をこの広大なアリティアの空へと向けて、時節への戦いへと新たな誓いを捧げるのであった。 ※アカネイアチームの結束力が高まりました。次戦以降チームの指揮レベルが1上昇します。
[209]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/09(金) 13:11:30 ID:??? 片桐「(日本のサッカーレベルはもはや世界に比べて何ら遜色はない。 それが分かっただけでも十分な収穫を得ることが出来た。 新田は森崎から点を決め、石崎もまた森崎のシュートを止めた。 森崎にとっては悪いが……ふっ、この結果は正直嬉しいぞ)」 世界に通じる選手が二人も新たに判明したのだ。日本サッカー協会員としてこれほど嬉しいことがあるだろうか。 片桐は満足そうに左胸に手を伸ばすと、空になったタバコのケースを握り締めて一旦会場を後にする。 シューマッハ「キャプテン、今の試合見ていてどうでした?」 松山「アカネイアは、攻守それぞれ役割を持っている選手がいて、決して悪いチームではなかった。 だけど…サンパウロに比べてパスを繋ぐ際も、カバーに入る動きも悪く思えたよ」 ロブソン「状況を見極め、しっかりと指揮や判断をする人物が欠けていたっちゅうことか?」 松山「ああ。なまじ優秀な選手が揃っているだけに残念だよ」
[210]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/07/09(金) 13:12:54 ID:??? 若島津「森崎が…負けたのか」 日向「ふん、ざまあないぜ。特に攻撃陣のあの体たらくは見ていて気分が悪い」 三杉「ビクトリーノ。あのE番…アベルと言ったか?君のイチオシの選手」 ビクトリーノ「ああ……(アベルさん、アンタまだあの試合の悪影響を引きずってんのかよ…!しっかりしろよ!)」 三杉「彼の不調が印象深いが…他のメンバーもあまりいい動きが出来ていなかったな。 いや、サンパウロのMFとDFの連携が思った以上に取れていたと言うべきだろうか?」 ダ・シルバ「あのニッタって奴凄かったなー!俺たちも負けていられないぜ!!」 こうして森崎たちアカネイアのオープニングゲームは0対1という敗北で幕を閉じた。 そして観客席にてこの試合を眺めていた雄志達も、それぞれの思いを胸に試合に臨む。 松山「(日向…海外クラブに出て直接対決するのはこれが初めてだな。 俺のハチマキを取り戻すチャンスを恵んでくれたことには感謝しているが… 試合に関しては話は別だ。この試合、俺たちが勝たせてもらうぜ!)」 日向「(松山よ。お前は順調に俺が率いる全日本に絶対に必要な人材に育ってくれている。 この大会は、お前や三杉の能力を確認するのにうってつけだと思ったから参加した。 だが、大会に参加する以上、俺は勝利以外は欲しない。 森崎たちが既に眼中となった今…お前たちは俺を楽しませてくれるか?クックック…!)」 第二試合。ヒューガー対マンチェスター。激戦必死の好カードが今、幕を開ける。
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0ch BBS 2007-01-24