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【郷土愛は】幻想のポイズン39【死なず】
[412]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/25(日) 21:57:18 ID:??? 本日はひとまずここまで……思いのほか難産。 ダイヤなのであんまり色気は無いですが、今後に有用な情報が手に入りますです。 それでは、お疲れ様でした。
[413]森崎名無しさん:2010/07/25(日) 21:59:17 ID:??? 永遠のパルパル乙でした
[414]森崎名無しさん:2010/07/25(日) 22:07:02 ID:??? 乙です 楽しみだけど 無理はしないでくださいね
[415]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/26(月) 19:22:17 ID:??? >>413 乙感謝ですー。 パルスィ「そう、この私こそが永遠のライバル! どこぞの軽業師や貴公子なんざ目じゃないわ!」 >>414 乙ありがとうございますー。 とりあえず何とかかけましたです……はい。
[416]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/26(月) 19:23:20 ID:??? >反町イヤーは地獄耳→ ダイヤ9 =聞こえてきた……! なんだか皆反町の事を話してるぞ!? ======================================================================================= ……… …… … かぽーん 穣子「あー……いいお湯ねー」 リグル「………………うぅ、ふらふらする」 妖精1(虫なのに熱湯に漬かろうとするからでしょうに……) 橙(お風呂苦手だにゃあ……うう……) 場所を移し、反町のいる寂しい男湯からこちらは女湯。 ここではオータムスカイズのメンバー一同が、思い思いの風呂に入り日頃の疲れを癒していた。 そんな中で、大きく伸びをして天井を見上げながらうっとりとした声色で呟いていたのは穣子。 いつものトレードマークである帽子は当然かぶっておらず。 一糸纏わぬその体を湯船に沈めている。 水滴を含んだその金の髪はまるで秋の稲穂のように美しく輝いており。 湯船から出ている腕は、しかし、色気の欠片もなく湯船の端にかけられており。 まるでどこぞの親父のような貫禄を漂わせている。 そんな穣子の隣にいるのは、リグルと妖精1……そして、橙の3人。 リグルはその自慢の触覚が湯にぬれると機能をしないのか、ふらふらと体を揺らしており。 橙はやはり猫な為にそもそも水に漬かるという行為が苦手なのか、やはりふらふらしている。 そして、そんな二人を見て妖精1は内心ため息を吐いていた。 尚、4人とも、全体的に体に凹凸は無かった。
[417]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/26(月) 19:24:24 ID:??? 橙「それにしても、反町さんも温泉に行くのに賛成するなんて驚きでしたね。 私はまた、てっきりこれからも練習漬けになるかと思ってましたよ」 妖精1「同感……あいつ練習大好きだし」 穣子「……ま、あいつもたまには、こうやって疲れを取ろうとしてくれたんじゃないの? ここまで、ずーっと私達は突っ走ってきたんだし」 橙「息抜きって事ですかにゃ?」 穣子「多分ね。 ……あいつもなんだかんだで、私らの事考えてくれてんのよ」 リグル(練習も……多分、普通の練習量じゃ私達じゃ頂点に立てないと思って考えてくれたんだろうなぁ……) 妹紅「そうそう、反町は私達のことをちゃんと考えてくれてるよ! だからこのチームのキャプテンなんじゃないか!」 妖精1「うわっ!? びっくりした!?」 橙と妖精1の疑問に対し、反町のことを肯定的に考えていたのは穣子とリグル。 そして、タオルを肩にかけて颯爽と登場をした妹紅であった。 妹紅はそのリボンを解いた長い白髪の髪をポニーテールのようにして束ねており。 ちょっくらごめんよと穣子たちに断りを入れてから、湯船に入ってくる。 普段と違う印象を受ける妹紅の姿を見て妖精1は思わず見惚れそうになりつつ……。 しかし、うーんと唸って考え込む。 妖精1(確かに……あいつも、なんだかんだで悪くない奴なのかな……。 河童とこの蓬莱人が私なんかの特訓についてくる事を許してくれたし……) 橙(私のシュートも見てくれましたしねぇ……) 穣子とリグル、そして妹紅。 この3人は反町に対しては、並々ならぬ絶対的な信頼を寄せている。 対して妖精1と橙の2人はあくまでも好意は持っているも、信頼はしていなかったのだが……。 それでも、かつてまるで信頼をしていなかった頃に比べればここ最近はだいぶマシ。 というよりも、かなり好意を寄せるようにはなっていた。
[418]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/26(月) 19:25:36 ID:??? にとり「かぱぱー。 そうだねぇ、反町はいい奴だー。 盟友だー。 友達だ〜♪」 サンタナ(チルノ打倒の約束も守ってもらったし! 色々特訓してもらったしね!) ヒューイ「……んー」 妖精1(あれ……?) そして、そこにやってきたのはにとりとサンタナ、ヒューイの3人。 にとりは何故か風呂の中でも帽子をかぶっており……その丸いお尻を見せながら。 平泳ぎで湯船の中を遊泳中。 どうやら水でもお湯でも、見れば泳ぎたくなってしまうのが河童の体質らしい。 一方でサンタナとヒューイの二人はそんなにとりの背中に乗ってきゃっきゃと喜びながら……。 サンタナはにとりと同調しながら、反町を肯定的に見る。 元来、そもそも一番最初に反町に対して懐いたのはこのサンタナである。 オータムスカイズに入った当初からよくしてもらった事に対する感謝や恩は忘れておらず。 穣子や妹紅、リグルといった者達には及ばずとも、妖精1や橙と同程度には反町を好意的に思っており。 にとりもまた、反町を盟友であると賛同しながら頷く。 しかし、そんな中で一人だけ首を捻っていたのは……反町の弟子であるヒューイ。 ヒューイ(……そこまでいい奴かなー? 私の事だって全然見てくれないのに……) 妖精1(………………) 妖精トリオの中で、一番反町に対する評価が低かったのは……なんとヒューイであった。 オータムスカイズに入った当初から、一番目をかけてもらっていたサンタナ。 そして、にとりや妹紅の特訓の許可を出し、それ以後の試合でも面倒を見てもらった妖精1。 彼女らの中での反町への評価の変動の中に……しかし、ヒューイはいなかったのである。 別段、反町を嫌っている……敵視をしている、という訳ではない。 しかしながら、彼女の中で反町という存在は……それ程大きなものではないというのは、確かであった。 妖精1(……………………)
[419]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/26(月) 19:27:12 ID:??? 静葉(一樹君ねぇ……。 ……そうねぇ、確かにいい子なのだけれど) 穣子たちから離れた場所――風呂に配置されたサウナの中に今正に入ろうとしていた静葉は。 穣子たちの会話を聞き、反町に対する自分の中での評価について今一度整理をしようとする。 彼女の中で反町一樹という存在は、やはり、ヒューイと同様、それほど大きなものではない。 静葉(真面目かと思えば試合中に寝たりもするし……何より危機管理能力が不安だわ。 人を、妖怪を、全てを信じる……それが出来るのはとても素晴らしい、正に理想的な事。 だけれど……それは不可能だわ……) 以前の風見幽香に対する会合で、静葉は反町の事を危機感の足りない人物だと認識していた。 静葉としても、以前の太陽の畑で幽香の育てた野菜を食べた事で個人的な好意は抱いているが……。 しかし、未だに幽香に対する警戒心は解かれていない。 最強の妖怪――文字通り、指先一つで全員をダウンさせられるような人物に対して。 完全に警戒を解ける程、彼女は現実というものを甘く見てはいなかったからである。 そして、そんな静葉は――幽香を全面的に信じるといったように動いた反町に対して。 人としては好意的ではあるが、しかし、あくまでもそこまでという評価を下していた。 静葉(……まあ、そこを私がカバーできるか出来ないかだけどね。 穣子も直情的な子だから……) ガチャ 幽香「あら?」 静葉「……失礼するわね」 幽香「ええ……」
[420]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/26(月) 19:28:22 ID:??? サウナへの扉を開け、穣子とは対照的に小さなお尻を見せながら中へと入る静葉。 するとそこにいた先客は――今にもはじけそうな胸部をタオルで覆い。 その長く美しい足を組んでいた、風見幽香。 静葉は一言かけてから幽香とは近すぎず、遠すぎない距離を取って腰掛ける。 静葉(……まるでスイカね。 くっ……) 幽香「……何かしら?」 静葉「いえ……別に、何でもないわ……」 幽香と静葉の胸部を見比べ、内心敗北感を抱く静葉。 そんな静葉を見て幽香は首を傾げ……しかし、静葉が何でも無いと言うとすぐに視線を外し。 小さくそう、と呟いてから遠くを見つめ――彼女もまた反町について考え始める。 幽香(……まあ、可もなく、不可もなくね) 彼女自身の信条――弱者も強者もひっくるめて消し飛ばす。 敵は徹底的に叩き、反抗の意識を失くすまで蹂躙するというものは……。 決して反町の思想とは相容れないものであった。 しかし、あくまでも反町は幽香の意向――即ち、幽香の考えや思想そのものは否定をしていない。 それどころか、ある程度は好き勝手にやらせてくれるという度量は持ち合わせている。 幽香(それで十分……。 ま、後もう少しで今度は敵同士になる訳だけど……) 味方に対してはそれなりに敬意を払う幽香。 だが、前途のように敵に対しては完膚なきまで叩きのめす事を本懐としている彼女が。 次の大会――フランス国際Jrユース大会において。 敵として反町と再び対峙をした時……どうなってしまうのか、それは容易に想像がつくものであった。
[421]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/26(月) 19:29:38 ID:??? レティ「ふぅ……熱いわねぇ。 チルノ、氷頂戴」 チルノ「おー! 任せろ、レティー!!」 メディスン(ボディ的に考えて……熱湯には漬かれないのよね。 ……水でもちょっと心配) そしてこちらは水風呂に入っている、冬の妖怪と氷の妖精、人形のトリオ。 チルノは縁に寄りかかっているレティの豊満なボディを座椅子代わりにしており。 その頭をレティのたわわな胸部に枕代わりのように押し付け。 メディスンは果たして自分は水につけて大丈夫な人形だっただろうかと不安になりつつも水に漬かる。 そんな彼女達の反町に対する感情はというと……。 そもそも新参者であるレティに、人間嫌いとしているメディスン。 そして、基本的に誰かの下につく事を好しとしないチルノは、大して反町に好意は持っていないのだった。 チルノ「大体あいつさっきも変な火の鳥出してやがったし! あたい達をなんだと思ってんのかしら!?」 レティ(試合中に寝た事もあったしねぇ……常識的で、冷静で、判断力のあるキャプテンではあるでしょうけど……。 ……チームに割りと早い段階からいるチルノやメディスンにここまで思われている以上。 求心力はあまり無いと思った方がいいわね……。 まあ、人が良いという点は好意を抱くに値するけれど……) メディスン(……ま、所詮人間だしね) 大妖精「だ、駄目だよチルノちゃん! そんな事言ったら!」 チルノ「んえ?」 遠慮も容赦も無く反町を叩くチルノに対し……しかし、隣の湯船に漬かっていた大妖精は注意をする。 妖精という種族の中でも特に大きな体格を持った彼女は、チルノや穣子よりも大ちゃんな胸元を隠しつつ。 反町に逆らうのは絶対に止めた方がいい、と声を大にして言う。 大妖精「そ、反町さんに逆らったら絶対吹き飛ばされちゃうよ……だからおとなしくしておこう!」 チルノ「はんっ! あたいってばさいきょーだからしんぱいないわよ大ちゃん! レティとのスクランブル顔面がありゃ怖いもんなんてないわ!」 大妖精(だ、駄目だよー……絶対消滅させられちゃうよー……紅魔館の吸血鬼よりも凄い威力なんだよ!?)
[422]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/26(月) 19:30:38 ID:??? 反町に対してかつて好意を寄せていた大妖精は……。 しかし、オールスター戦での反町のとんでもないシュート力を客観的な視点から見る事で。 もしもアレを受ける側に回ってしまったらと考え、反町に恐怖を抱くようになってしまっていた。 未だ大口を叩き、反町なんかは怖くないと公言をするチルノを見ながら……。 大妖精は焦りと恐怖を抱きながら、ぶるぶると震える。 大妖精(あ、あっちにいる反町さんに聞こえてないかなぁ……? やだやだ……チームから追い出されたら反町さんのシュートを受けなくちゃいけなくなる機会が来る! それにリグルちゃんだって凄く強くなったみたいだし、絶対にオータムスカイズ離れたくない! まだ紅魔スカーレットムーンズと戦う方がマシだよぉ……) 大妖精は、今後反町に対して逆らったりする事は無いだろう。 それ程までに彼女は反町に対して好意的な感情と……それ以上に絶大な恐怖心を抱いていたのである。 メディスン(……まぁ、大妖精だし。 仕方ないのかな……。 自分もセービング力は結構高いはずなのに……) レティ(大ちゃんは本当に臆病ねぇ……それが一対一やとびだしの弱さに直結してるのだけど……。 ……はぁ。 改善されるのはいつになる事か……) こうしてメディスンとレティが大妖精の自身への過小評価にため息を吐いている頃。 また違う場所の湯船ではうどんげとてゐの永遠亭からの出張コンビ。 そして、リリーWとリリーBの春告精コンビが仲良く心身共に体を休めていた。 うどんげ「あー……こんなのんびりしたのは本当に久しぶりだわ……」 てゐ「極楽うさ……はぁ、気持ちええ……」 リリーB「…………ふぅ」 リリーW「ぽかぽかですよー……」
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0ch BBS 2007-01-24