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【郷土愛は】幻想のポイズン39【死なず】
[418]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/26(月) 19:25:36 ID:??? にとり「かぱぱー。 そうだねぇ、反町はいい奴だー。 盟友だー。 友達だ〜♪」 サンタナ(チルノ打倒の約束も守ってもらったし! 色々特訓してもらったしね!) ヒューイ「……んー」 妖精1(あれ……?) そして、そこにやってきたのはにとりとサンタナ、ヒューイの3人。 にとりは何故か風呂の中でも帽子をかぶっており……その丸いお尻を見せながら。 平泳ぎで湯船の中を遊泳中。 どうやら水でもお湯でも、見れば泳ぎたくなってしまうのが河童の体質らしい。 一方でサンタナとヒューイの二人はそんなにとりの背中に乗ってきゃっきゃと喜びながら……。 サンタナはにとりと同調しながら、反町を肯定的に見る。 元来、そもそも一番最初に反町に対して懐いたのはこのサンタナである。 オータムスカイズに入った当初からよくしてもらった事に対する感謝や恩は忘れておらず。 穣子や妹紅、リグルといった者達には及ばずとも、妖精1や橙と同程度には反町を好意的に思っており。 にとりもまた、反町を盟友であると賛同しながら頷く。 しかし、そんな中で一人だけ首を捻っていたのは……反町の弟子であるヒューイ。 ヒューイ(……そこまでいい奴かなー? 私の事だって全然見てくれないのに……) 妖精1(………………) 妖精トリオの中で、一番反町に対する評価が低かったのは……なんとヒューイであった。 オータムスカイズに入った当初から、一番目をかけてもらっていたサンタナ。 そして、にとりや妹紅の特訓の許可を出し、それ以後の試合でも面倒を見てもらった妖精1。 彼女らの中での反町への評価の変動の中に……しかし、ヒューイはいなかったのである。 別段、反町を嫌っている……敵視をしている、という訳ではない。 しかしながら、彼女の中で反町という存在は……それ程大きなものではないというのは、確かであった。 妖精1(……………………)
[419]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/26(月) 19:27:12 ID:??? 静葉(一樹君ねぇ……。 ……そうねぇ、確かにいい子なのだけれど) 穣子たちから離れた場所――風呂に配置されたサウナの中に今正に入ろうとしていた静葉は。 穣子たちの会話を聞き、反町に対する自分の中での評価について今一度整理をしようとする。 彼女の中で反町一樹という存在は、やはり、ヒューイと同様、それほど大きなものではない。 静葉(真面目かと思えば試合中に寝たりもするし……何より危機管理能力が不安だわ。 人を、妖怪を、全てを信じる……それが出来るのはとても素晴らしい、正に理想的な事。 だけれど……それは不可能だわ……) 以前の風見幽香に対する会合で、静葉は反町の事を危機感の足りない人物だと認識していた。 静葉としても、以前の太陽の畑で幽香の育てた野菜を食べた事で個人的な好意は抱いているが……。 しかし、未だに幽香に対する警戒心は解かれていない。 最強の妖怪――文字通り、指先一つで全員をダウンさせられるような人物に対して。 完全に警戒を解ける程、彼女は現実というものを甘く見てはいなかったからである。 そして、そんな静葉は――幽香を全面的に信じるといったように動いた反町に対して。 人としては好意的ではあるが、しかし、あくまでもそこまでという評価を下していた。 静葉(……まあ、そこを私がカバーできるか出来ないかだけどね。 穣子も直情的な子だから……) ガチャ 幽香「あら?」 静葉「……失礼するわね」 幽香「ええ……」
[420]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/26(月) 19:28:22 ID:??? サウナへの扉を開け、穣子とは対照的に小さなお尻を見せながら中へと入る静葉。 するとそこにいた先客は――今にもはじけそうな胸部をタオルで覆い。 その長く美しい足を組んでいた、風見幽香。 静葉は一言かけてから幽香とは近すぎず、遠すぎない距離を取って腰掛ける。 静葉(……まるでスイカね。 くっ……) 幽香「……何かしら?」 静葉「いえ……別に、何でもないわ……」 幽香と静葉の胸部を見比べ、内心敗北感を抱く静葉。 そんな静葉を見て幽香は首を傾げ……しかし、静葉が何でも無いと言うとすぐに視線を外し。 小さくそう、と呟いてから遠くを見つめ――彼女もまた反町について考え始める。 幽香(……まあ、可もなく、不可もなくね) 彼女自身の信条――弱者も強者もひっくるめて消し飛ばす。 敵は徹底的に叩き、反抗の意識を失くすまで蹂躙するというものは……。 決して反町の思想とは相容れないものであった。 しかし、あくまでも反町は幽香の意向――即ち、幽香の考えや思想そのものは否定をしていない。 それどころか、ある程度は好き勝手にやらせてくれるという度量は持ち合わせている。 幽香(それで十分……。 ま、後もう少しで今度は敵同士になる訳だけど……) 味方に対してはそれなりに敬意を払う幽香。 だが、前途のように敵に対しては完膚なきまで叩きのめす事を本懐としている彼女が。 次の大会――フランス国際Jrユース大会において。 敵として反町と再び対峙をした時……どうなってしまうのか、それは容易に想像がつくものであった。
[421]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/26(月) 19:29:38 ID:??? レティ「ふぅ……熱いわねぇ。 チルノ、氷頂戴」 チルノ「おー! 任せろ、レティー!!」 メディスン(ボディ的に考えて……熱湯には漬かれないのよね。 ……水でもちょっと心配) そしてこちらは水風呂に入っている、冬の妖怪と氷の妖精、人形のトリオ。 チルノは縁に寄りかかっているレティの豊満なボディを座椅子代わりにしており。 その頭をレティのたわわな胸部に枕代わりのように押し付け。 メディスンは果たして自分は水につけて大丈夫な人形だっただろうかと不安になりつつも水に漬かる。 そんな彼女達の反町に対する感情はというと……。 そもそも新参者であるレティに、人間嫌いとしているメディスン。 そして、基本的に誰かの下につく事を好しとしないチルノは、大して反町に好意は持っていないのだった。 チルノ「大体あいつさっきも変な火の鳥出してやがったし! あたい達をなんだと思ってんのかしら!?」 レティ(試合中に寝た事もあったしねぇ……常識的で、冷静で、判断力のあるキャプテンではあるでしょうけど……。 ……チームに割りと早い段階からいるチルノやメディスンにここまで思われている以上。 求心力はあまり無いと思った方がいいわね……。 まあ、人が良いという点は好意を抱くに値するけれど……) メディスン(……ま、所詮人間だしね) 大妖精「だ、駄目だよチルノちゃん! そんな事言ったら!」 チルノ「んえ?」 遠慮も容赦も無く反町を叩くチルノに対し……しかし、隣の湯船に漬かっていた大妖精は注意をする。 妖精という種族の中でも特に大きな体格を持った彼女は、チルノや穣子よりも大ちゃんな胸元を隠しつつ。 反町に逆らうのは絶対に止めた方がいい、と声を大にして言う。 大妖精「そ、反町さんに逆らったら絶対吹き飛ばされちゃうよ……だからおとなしくしておこう!」 チルノ「はんっ! あたいってばさいきょーだからしんぱいないわよ大ちゃん! レティとのスクランブル顔面がありゃ怖いもんなんてないわ!」 大妖精(だ、駄目だよー……絶対消滅させられちゃうよー……紅魔館の吸血鬼よりも凄い威力なんだよ!?)
[422]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/26(月) 19:30:38 ID:??? 反町に対してかつて好意を寄せていた大妖精は……。 しかし、オールスター戦での反町のとんでもないシュート力を客観的な視点から見る事で。 もしもアレを受ける側に回ってしまったらと考え、反町に恐怖を抱くようになってしまっていた。 未だ大口を叩き、反町なんかは怖くないと公言をするチルノを見ながら……。 大妖精は焦りと恐怖を抱きながら、ぶるぶると震える。 大妖精(あ、あっちにいる反町さんに聞こえてないかなぁ……? やだやだ……チームから追い出されたら反町さんのシュートを受けなくちゃいけなくなる機会が来る! それにリグルちゃんだって凄く強くなったみたいだし、絶対にオータムスカイズ離れたくない! まだ紅魔スカーレットムーンズと戦う方がマシだよぉ……) 大妖精は、今後反町に対して逆らったりする事は無いだろう。 それ程までに彼女は反町に対して好意的な感情と……それ以上に絶大な恐怖心を抱いていたのである。 メディスン(……まぁ、大妖精だし。 仕方ないのかな……。 自分もセービング力は結構高いはずなのに……) レティ(大ちゃんは本当に臆病ねぇ……それが一対一やとびだしの弱さに直結してるのだけど……。 ……はぁ。 改善されるのはいつになる事か……) こうしてメディスンとレティが大妖精の自身への過小評価にため息を吐いている頃。 また違う場所の湯船ではうどんげとてゐの永遠亭からの出張コンビ。 そして、リリーWとリリーBの春告精コンビが仲良く心身共に体を休めていた。 うどんげ「あー……こんなのんびりしたのは本当に久しぶりだわ……」 てゐ「極楽うさ……はぁ、気持ちええ……」 リリーB「…………ふぅ」 リリーW「ぽかぽかですよー……」
[423]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/26(月) 19:31:55 ID:??? 4人それぞれ、頬を上気させながら久方ぶりの休息に心からリラックス。 うどんげは耳をぴこぴこ動かしながら上機嫌にその意外にも凹凸のついた体を白魚のような指先で撫で。 温泉の成分を体全体にしみこませようとしており……。 てゐは手ぬぐいを頭に乗せて、すっかり伸びている様子。 リリーWとリリーBも両者くっついてだらしなく頬を緩めている。 うどんげ「だけどあのキャプテンもいい人だね〜……慰安の為に温泉なんて始めてだよ〜……」 てゐ(なんだか古参のチームメイトの反応からして、そういう事は今回が始めてみたいなんだけどねぇ) 基本的に素直なタイプであるうどんげはこの温泉に連れてきてくれた反町に対し。 それなりの高評価をしてありがたがるのだが……。 一方でてゐは内心でうどんげの言葉を否定しつつ、リリーWとリリーBも顔を見合わせ首を傾げる。 リリーW(あのキャプテンさん……そこまでいい人なんですよー……?) リリーB(さぁ……? ……私は、幽香の方がキャプテンに相応しいと思うけど……) オータムスカイズの内部において、うどんげやてゐの次に新参の位置に近いリリーWとリリーB。 幽香やレティ、妹紅といった同時期に加入をした者達は……。 よくも悪くも、反町と何度か行動を共にしたり親交を深め合った事がある。 しかし、彼女達にはそういった経験がまったくと言っていいほど皆無であり。 早い話が、彼女達の反町に対する好感度は彼女達がオータムスカイズに入った当初から殆ど変化をしていなかった。 てゐ(ま……代表に選ばれた後はあのキャプテンさん取り入る価値はありそううさ〜。 なんだかんだで人望は高そうだし、キャプテン候補の一員には違いないし〜) うどんげ(はぁ、師匠もたまにはこうやって私達に休みをくれても……。 ……私だって、それなりには頑張ってるのにさ〜)
[424]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/26(月) 19:32:56 ID:??? ※聞き耳を立てて、チームメイトの好感度が判別できました。 ●すこぶる高い・絶対的な信頼 穣子・妹紅・リグル ●高い・強い信頼 にとり ●それなり高い・信頼 大妖精・サンタナ・橙・妖精1 ●まあまあ高い・それなりに信頼 静葉・ヒューイ・幽香・レティ ●そんなに高くない・あまり信頼してない うどんげ・てゐ・リリーB ●好きじゃないが嫌いでもない・信頼も不信も無い リリーW・メディスン ●むしろ嫌い・信頼なし チルノ
[425]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/26(月) 19:34:07 ID:??? 反町(……そうか。 やっぱりあんまり温泉に行く事に賛成するとは思われてなかったのか……) 確かにこれまでの反町といえば、とにもかくにも練習を指示してきたところがある。 その反町を知る者たちからしてみれば、今回のこのプチ慰安旅行は度肝を抜かれるようなものがあったのだろう。 なんとなく女湯の様子を探って気まずい気持ちになった反町は湯船から湯を掬い。 ばしゃばしゃと顔を洗ってからぷるぷると顔を振ると……。 やがて湯船から上がり、もう十分に湯船には漬かったとばかりに浴場から出る。 反町(思えば……仲のいいチームを作るとか言ってたけど、それも達成できたかどうか……) 反町に対していい感情を持っている者、そうではない者。 その差は大きく……反町は決して全てのチームメイトに好かれている。 オータムスカイズを設立するにあたり目指していたキャプテン像には程遠い位置にいるという事を改めて考える。 おまけに幽香とにとり、静葉、橙。チルノと妖精トリオには未だ確執はあり……。 特に後者に関しては、なおもサンタナやヒューイはチルノを下に見ている節がある。 反町(多少なりと、今回の旅行で改善されればいいんだけど……) そう簡単に解決出来るようならば、そもそも苦労はしてないんだよなと考える反町。 体を拭いて備え付けの浴衣を身に付け、髪を乾かしてから外へ出ると……。 ふぅ、と大きくため息を吐いてから辺りを見回す。 反町(さて、皆は……まだ出てきてないのかな? どうしよう、ここで待とうか? それとも一足先にどこかに行ってみるか……)
[426]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/26(月) 19:35:23 ID:??? A.皆が出てくるのを待とうかな B.練習したからお腹がぺこちゃんだ。食事を取りに行くか C.遊技場なんてあるのか。よし、行ってみよう D.お、全自動マッサージ機なんてものがあるぞ。試してみるか E.まだ覗きのターンは終了してないぜ! どこかに覗きスポットは無いか探すぞ! F.風呂上りといえばコーヒー牛乳だろ。さて、買うぞ(100円かかります) G.その他 自由投票枠 先に3票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。 ※反町の所持金は 3750円 です。
[427]森崎名無しさん:2010/07/26(月) 19:39:08 ID:ba5nxrlc A
[428]森崎名無しさん:2010/07/26(月) 19:40:46 ID:GBUykLCA E
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0ch BBS 2007-01-24