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【郷土愛は】幻想のポイズン39【死なず】
[81]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/20(火) 19:27:40 ID:??? >>80 はい、ファイヤーは手持ちにちゃんといますよ。
[82]森崎名無しさん:2010/07/20(火) 19:31:45 ID:??? >>81 どもです。 なら、一人でもなんとか行けるかな。
[83]森崎名無しさん:2010/07/20(火) 19:35:08 ID:46B80dVU D
[84]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/20(火) 21:03:03 ID:??? >D.大会終了後二日後にこちらから出向くと言う ================================================================= 早苗「えっ、守矢神社に来られるんですか?」 反町「はい!」 妖怪の山の山道の険しさは、この幻想郷に来た当初。 秋姉妹ににとりや椛を勧誘する為に登頂した時などに経験している以上、しっかりと把握している。 しかし、それでも話がある以上はこちらから出向くのが筋だと判断し。 反町はあくまでも自分が守矢神社に行くと早苗に言い放った。 早苗は一瞬迷ったようであったが……それでも、反町がここまで強く言う以上は頷くしかないと思ったのか。 やがてこくりと首を縦に振り、それではお待ちしていますと了承をする。 早苗「その日は特に予定もありませんので、お待ちしておりますね」 反町「はい、それじゃあよろしくお願いします」 こうして守矢フルーツズへの挨拶も終わり。 最後に反町は決勝も頑張ってくださいとエールを送ってから、秋姉妹、にとりを引き連れて控え室を退室。 その後、スタジアムを出て帰路につき……道中、やはりポケモンなどに襲われる事も無く。 無事に帰宅し、穣子が早速と台所に向かって夕飯の準備に取り掛かるのを見送り……。 そのまましばらく居間で適当にくつろいでいると、やがて穣子が大鍋を持って居間へと戻ってくる。 うどんげ「う、うさぎ鍋……」 穣子「アホ! ちゃんとした牛肉よ!」 妹紅(慧音……ごめんね……でも、おいしそうなんだ……) 中に入っている肉を見て怯えるうどんげを穣子が一喝し。 妹紅は何故か泣きながら美味しそうに食べ……他の者達が首を傾げる中。 こうして夕食の時間は過ぎてゆく。
[85]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/20(火) 21:04:03 ID:??? 食後、反町はいつものように食器を台所まで運ぶと自室へと戻り。 小さくため息を吐いてから、満腹となった腹をさすりつつ今日一日を振り返る。 午前中は穣子と共に散歩をし、人里の奇妙な喫茶店で時を過ごした。 その際にちょっとしたハプニングなどがあったのだが……今まで色事とは無縁だった反町にとっては。 色々と印象深い散歩であった事は違いない。 そして、午後には守矢フルーツズと博麗連合の試合を観戦し……。 両チームの競り合いに手に汗を握り、自分達がフィールドに立てない事を悔しがった。 反町「しかし……いよいよ、大会もあと2日なのか……」 今日の試合で決勝に進出する2つのチームが決定し。 長かったこの不夜城カップも明後日の決勝戦――守矢フルーツズと紅魔スカーレットムーンズの試合を残すのみ。 それが終われば次はフランス国際Jrユース大会が近づき……。 反町達オータムスカイズのメンバー以外と、きちんとした形では初めて共闘をする機会が巡ってくる。 無論、今までオールスターという形で何度か他チームの者と試合をした事はあったものの。 ちゃんとしたチームを作るというものでは、今回が初めてだ。 反町(全幻想郷……一体誰が選ばれるのかな……) 今の自分の実力なら……この幻想郷一のシュート力を持つ自分ならば。 きっと選出はされる筈だ、と珍しく強気に考える反町。 しかし、問題はそこから……果たして、しっかりとその全幻想郷でレギュラーを確保出来るのか。 そして、一体どんな人物の……キャプテンの元で、サッカーをする事になるのかが問題である。 反町(信用できる人ならいいけど……でも……そうでないなら……) ニュニュニュッ! 反町「え!?」
[86]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/20(火) 21:05:07 ID:??? 考え事をしていた反町の耳に聞こえてきたのは……この幻想郷に来る際。 そして、それからも何度も聞いた事がある空間が裂けるという非常識が現象が起こる時に出される音。 反町が目を見開き驚きの声を上げながら布団に横たわらせていた体を上げるとそこにいたのは……。 紫「こんばんわ〜、反町君♪」 反町「ゆっ……紫さん……!」 丁度反町の目の前……何も無い空間から隙間を作り出して上半身だけをそこから出し。 にこにことした笑みを浮かべ、扇子を振っている八雲紫の姿があるのだった。 一体どうしてここに紫が……何の用があるのだろうか、と反町が混乱をする中。 紫は笑みを深めつつ、まずは頭を垂れてから悲しそうな顔を作り口を開く。 紫「まずは……準々決勝での敗退、残念だったわね。 あなた達の実力ならば、十二分に優勝を狙えた筈なのだけど……惜しかったわ」 反町「! ……いえ、優勝を狙えた、狙えなかった……。 そういうのとは無関係に。 負けは負けです……。 俺達より、守矢の方が強かった……とは思いませんけど。 負けは負けなんですから……それはちゃんと受け止めてますよ」 紫「そう……」 開口一番に出てきた紫の言葉に、反町は、しかししっかりと否定をし……。 負けた事実はちゃんと受け止めている、と紫に伝える。 それを聞いた紫は一瞬だが驚いたような顔を浮かべるも……すぐに表情を笑みに変え。 扇子を広げて口元を覆いながら、さて……と前置きをしてから話し始める。 紫「ここからが本題……反町君、先ほどあなたは守矢に負けた事は受け止めていると言った。 守矢の方が強かったとは思ってはいないと言った……けれど、それはあくまでも当事者の言葉。 客観的に見たら、あなたよりも守矢フルーツズ――守矢のキャプテンの方が優れていると。 そう思っても仕方ないという事は、わかっていますわね?」 反町「それは……はい、わかってます」
[87]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/20(火) 21:06:07 ID:??? 結果として、オータムスカイズは守矢フルーツズには負けた。 この事実は決して覆りようが無く……結果だけを見れば、早苗の方が反町よりも優れていると。 そう判断をされても、おかしくは無いだろう。 紫「そして、準決勝に勝ち上がった博麗連合の方が……。 例え博麗連合が今まで当たったのが雑魚チームばかりといえど。 その準決勝まで勝ちあがった博麗連合の方が、準々決勝敗退のあなた達より評価されるというのも……理解できるわね?」 反町「……はい」 過程を見れば、激戦続きだったオータムスカイズと準決勝まで強豪チームと当たらなかった博麗連合。 どちらがより準決勝まで上がりやすいのかは一目瞭然ではあるが……。 結果から言えば、オータムスカイズは準々決勝止まりであり。 一方で博麗連合は準決勝にまでこぎつけた。 ベスト4とベスト8の違いが大きいというのは、反町にも理解が出来る。 反町「それで……一体、何の話なんですか? わざわざそれだけを言いに来たって事じゃ……」 紫「私が今から話すのは2つ……1つは、事と次第によってはおじゃんになるのだけれど。 2つ……あなたがこれからサッカーをし、進む上で重要になる選択を……。 今一度……もう一度、してもらおうというものよ」 反町「えっ……? ……これは!?」 一体どういう事だろうか、と問いただそうとする反町だったが……。 それより早く、紫は隙間の中に手を突っ込むとその中からユニフォームを2つ……。 以前のオールスター戦で三杉と共にVIP席へと向かった時に見た2種類のユニフォームを。 反町の前に翳し、混乱する反町に向けてその口を開く。
[88]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/20(火) 21:07:10 ID:??? 紫「もう一度だけ……本当にもう一度だけ、チャンスを与えます。 今一度、よく……じっくりと考えなさい」 反町「もう一度……全幻想郷か、全日本か選べって事ですか……!?」 紫が反町に迫った選択――それはかつて反町が選んだ道を……。 全幻想郷代表として、全日本Jrユースと戦うという道を。 もう一度だけ、変更をする機会を与えるというものだった。 紫「あなたは今のままでは、全幻想郷での地位は絶対的に下よ。 ……あなたがもしもキャプテンになろうと、誰にも任せず自分がチームメイトを率いようと思うのなら。 キャプテンを争う者との戦いは、当然ながら不利になるわ」 反町「………………」 紫「勿論、あなたを支持する人、妖怪もいる……だけど、感情的なものは多く得ていても。 実績をこの大会で積み上げる事が出来なかったというのが、大きな痛手。 ……でも、全日本に戻れば今大会の成績は関係が無い。 自分の腕……いえ、足一本が全てを言う事になる。 ただし、そちらでもキャプテンになろうと思うのならば相応な苦難があるでしょうけどね」 反町「………………どうして、そこまでしてくれるんです?」 紫「サービスね……。 あなたは私が思っていた以上に頑張り、奮闘し、幻想郷サッカー界を盛り上げてくれた。 特にあの橋姫、守矢神社の風祝なんかは顕著な例ね……。 あなたが存在しなければ、ここに来訪しなければ……彼女達はきっと今でも、くすぶり続けたでしょう。 そして、それはあなたがここまで育て、共に戦ってきた仲間達にも言えた事よ」 反町と対戦をするまではしがない弱小MFだった水橋パルスィ。 反町と出会うまでは、常識に囚われないオーバーラップを多様する意味不明なGKだった東風谷早苗。 そして、ここまで成長を続け……幻想郷トップクラスの強者達と渡り合える程の実力を身につけていった。 オータムスカイズの面々。 全ては反町がいたからこそ為しえ、反町がいたからこそ出来た物語である。
[89]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/20(火) 21:08:14 ID:??? 紫「ここまでしてくれたあなたに、私はもう一度だけチャンスを与える。 今大会の失態を持っても尚、全幻想郷に入り頂点を目指すか。 今大会の失態を捨て去り、全日本に帰りかつてのチームメイトと共に頂点を目指すか」 反町「………………」 紫「以前にも言ったように、私個人としては全幻想郷に残ってもらいたい。 ですが……これは強制ではありません。 全日本に戻ると答えても……個人的には残念だけど。 それを止める事は絶対にしないわ。 全てはあなたの考え、思い、そしてどうしたいか……どうなりたいか次第」 全て伝えたい事は言ったとばかりに紫は両手に持っていたユニフォームを床に置くと。 真剣な眼差しを反町へと向け……反町もその眼差しを真っ向から見つめ返す。 紫「全幻想郷の召集メンバーは明後日までに決定しなきゃならない……。 ここであなたが断るか否かで、私も動き方を変えなきゃいけないの。 悩むかもしれないけれど、ここで……今、この場で答えて頂戴」 反町(……あの時も思ったけど、これはきっとどっちを選んでも苦難の道になる。 ただ違うのは……俺が早苗さんに負けて、全幻想郷ではより一層苦難の道を行く事になったという事。 でも……その事実だって、挽回が決して不可能って訳じゃないはずだ。 ……難しいだろうけど、それでも望みが無い訳じゃないだろう。 ……多分、どっちを選んでもやっぱり間違いは無い。 問題は、結局、俺がどうしたいかだ。 どうする? 俺は……) A.「俺は全幻想郷で戦います!」 全幻想郷で戦う B.「俺は全日本で戦います!」 全日本で戦う 先に「6」票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。 ※21:30分から、投票をお願いします。 ※今後の展開を左右する、重要な投票です。 これ以後、この選択は"絶対"にもう一度は出てきませんのでご了承下さい。
[90]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/07/20(火) 21:09:14 ID:??? 一応もう一度、前スレで出した両チームの違いを提示します。 他に質問などがあれば、答えられる範囲のものでしたらお答えします。 ・全日本 ○若林がキャプテン候補から外れる予定です。森崎・日向・翼とキャプテン争いをする事になります ○三杉がかなり高い確率で味方につきます。 ○感情値が低い(というか±0)選手が多いので、感情集めゲーになります。 ただ、初期は周囲とのレベル差が圧倒的なので、割とポンポン無派閥の選手などを味方につけられる予定です。 ○また、2人好きなキャラを派遣選手として連れて行けるので、その点がメリットです。 ・全幻想郷 ○反町・霊夢・魔理沙・早苗の4人でキャプテン争いをする事になります。 ○今大会の結果がダイレクトに影響をしますので、支持率は低めでのスタートです。 ○感情値は反町の幻想郷での行動結果=現在の反町に対する評価値がダイレクトに影響します。 基本的に最初から高めです。 ○召集を受ける30人→25人は、現時点でおおまかには決めています。 ただ、反町の行い次第では外される選手も変わってくるかもしれません。
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0ch BBS 2007-01-24