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【郷土愛は】幻想のポイズン39【死なず】
[839]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/09(月) 19:57:46 ID:??? 観客席が満員となり、それぞれのチームの面々が思い思いに会話を交わしていた頃。 試合時間を間近に控えていた守矢フルーツズ、紅魔スカーレットムーンズの面々は。 この決勝に向けて、最後のミーティングを行っていた。 早苗「皆さん、いよいよ決勝戦です! 改めてもう一度言いますが……。 紅魔スカーレットムーンズ……幻想郷最強と謳われる攻撃力を持つ、彼のチームは……。 確実に、私達が勝った博麗連合よりも強い……!」 守矢フルーツズでは、キャプテンである東風谷早苗がホワイトボードの前に立ち。 指し棒をつかいながら、今日のスタメンとフォーメーションを再確認しつつ……。 敵チームの分析、そして注意すべき点などをおさらいしつつ気合を入れている。 早苗の言う通り、紅魔スカーレットムーンズは強い。 博麗連合はあくまでも霊夢と魔理沙、二人の二大エースに頼りきった攻撃しか出来ないチームだが……。 紅魔スカーレットムーンズにはレミリアとフランドールという凶悪なFW2名に加え。 更には前半か後半どちらかにしか出場出来ないとはいえ、オールマイティーな攻撃力を持つパチュリー。 GKからFWへとコンバートし、才能をめきめきと伸ばしてきている美鈴。 攻撃にも参加が出来るパーフェクトボランチ、咲夜。 そして、今大会でようやくその名を轟かせつつある外来人――三杉淳がいるのである。 早苗「その分守備には若干の不安が残っていると他者は言いますが……しかし、名無しのメイドさん達も侮れません」 神奈子「確かに、あのメイド長の統率の下に展開されるタックルの嵐は凶悪だね」 文「あややや……ドリブラーが多いこちらとしては、やりにくい相手ですよ本当」 名無しといえども、紅魔スカーレットムーンズのメイド達はよく教育を施され。 一糸乱れぬチームワークと、鍛え抜かれたタックルの精度には定評がある。 文に諏訪子、更には天子や西尾?とドリブルを得意とする者達の多い守矢フルーツズの面々にとって。 非常に相手をするのに手間取る相手には違いないのだが……。
[840]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/09(月) 19:58:55 ID:??? 早苗「しかし、相手には優秀なブロックが出来るDF。 そして、GKがいません。 これは紅魔にとって大きな……非常に大きな弱点ですよ」 西尾?「うむ! つまり、ゴール前までいきさえすれば守備はザル……ちゅう事じゃからのう」 早苗「神奈子様も、今日は積極的にロングシュートを狙っていってください!」 神奈子「あのレミリア=スカーレットに打ち返されないか、ちと不安だが……。 アレさえ避ければ、ゴールは貰ったも同然だからね。 よし、任せておきな」 シュートに対して弱いという紅魔スカーレットムーンズの弱点を突ける選手。 ロングシューターである神奈子が、守矢フルーツズにはいるのである。 今日の試合は神奈子がどれだけロングシュートを打つ事が出来るか。 そして、それ以外でどのように点が取れるか……スカーレット姉妹の攻撃をどこまで止められるか。 全てはそこに掛かっているといっても過言では無いと早苗は今一度繰り返しつつ……。 パン!と一度両手を大きく叩いて注目を集めてから、その口を開く。 早苗「今日勝てば……ようやく……ようやく、初めての優勝です! 最後に笑っていられる為にも……! ここまで応援してくれた方々への信仰に応える為にも! 必ず勝ちましょう!!」 天子「ふん、天人がいるチームが負ける訳がにい。 私達が優勝をするのも、確定的に明らか!」 諏訪子「ゲロゲロゲロ! さぁ、泣いても笑ってもこれが今大会最後の試合だ! 全部の力を出し切っちまおう!」
[841]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/09(月) 19:59:55 ID:??? 早苗の鼓舞を受けてチーム一同は一斉に声を張り上げながら気合を入れ……。 それを見ながら萃香は楽しげに酒を呷り、早苗はどこか安堵した様子でキーパーグローブを身に付けて時計を見る。 入場まではあと5分……どことなく感慨深い気持ちになりながら、早苗はギュッと拳を握って考える。 早苗(反町君にも、魔理沙さんにも、霊夢さんにも……一選手としては負けた。 でも、私は勝ちあがった……私達守矢フルーツズは、チームとして勝利をしてここまで勝ち上がった! それはチームの皆さんが本当に奮闘してくれた結果ですが……今日はそんな甘い事を言っていられない。 レミリアさん達の攻撃力は、恐らくオータムスカイズと同等かそれ以上。 ……私が不甲斐なければ、オータムスカイズ戦と同じように危ない橋を渡り、一歩間違えれば敗北してしまう。 今日は私がレミリアさん達の攻撃を全てシャットアウトする……そのくらいの気持ちでいなくては!)
[842]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/09(月) 20:00:55 ID:??? こうして奇跡のGK――東風谷早苗が決勝戦に向けての闘志を燃やしていた頃。 その対戦相手にして、幻想郷最強の攻撃力を保持するとの呼び声も高いチーム――。 紅魔スカーレットムーンズの面々も、当然ながら今日の試合に向けてのミーティングを行っていた。 この決勝戦に至るまで、苦戦らしい苦戦というものはしてこなかった紅魔スカーレットムーンズにとって。 今回のミーティングは今大会で初めてに近い真剣なものであった。 ホワイトボードの前に立っていたこの紅魔スカーレットムーンズのブレイン――パチュリーは改めて守矢の強さを説明しつつ。 しかし、それでもこちらの勝利はほぼ揺るぎの無いものだと話を締め括る。 パチュリー「確かに守矢は強い。 博麗連合に勝ったのもオータムスカイズに勝ったのも、決してフラックじゃないわ。 ……でも、それでもこちらの方がまだ強い。 相対的な戦力面から見れば、まず勝てる。 落ち着いて中盤を支配し、シュートの本数を増やせば負けるような相手ではないわよ」 レミリア「ふん、当然ね」 三杉「しかし、こちらもディフェンスには不安を欠く……そして、あちらのチームにはロングシューターがいる。 パチュリー、この点に関してはどう考えているんだ?」 パチュリー「……確かに守矢の八坂神奈子のロングシュートは油断ならない。 でも、それもあくまで油断をしていたらゴールを許してしまうという程度。 警戒をしておけば然程問題は無いし……だからこそ中盤を支配する必要性があるのよ」 三杉「つまり、彼女を警戒するという事か……?」 パチュリー「打たれる前にボールを奪う。 基本だけど、その基本が何よりも重要。 攻撃は三杉と小悪魔を起点にし、最終ラインでレミィと妹様に打たせるようにしていくわよ。 守備はさっき言ったように、八坂神奈子を警戒。 打たれる前にカットする事を心がけるように」 咲夜「……私の攻撃参加は」 パチュリー「機を見て……臨機応変に。 ただ、早苗にはあなたのシュートも通用するかは際どい。 あくまでもレミィたちのフォロー……程度に考えを留めておきなさい」 咲夜「かしこまりました」 パチュリー「……さぁ、話はこれで終わり。 それじゃあ……小悪魔」 小悪魔「は、はい!」
[843]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/09(月) 20:02:06 ID:??? あくまでも落ち着いて戦えば負ける事は無いとし、更に細かく選手達に注意を促した所で……。 パチュリーが小悪魔を呼ぶと、小悪魔は何やら疲れきった表情を浮かべたまま自身のバッグの中から大量の白い布――。 否――白い鉢巻を取り出し、周囲にいる出場する選手達へと配り始める。 フラン「え、何これ?」 パチュリー「鉢巻よ。 決勝戦に向けて、気を引き締めないと……ね? さぁ、小悪魔、みんなに配りなさい」 小悪魔「や、やってますよー」 パチュリー「……レミィ」 レミリア「え、ええ」 一体どうしてこんなものを突然渡してくるのかと疑問を抱きつつ……。 それでも名無しのメイド達は鉢巻を受け取ると、カチューシャを取り外して頭に巻きつけ始め。 美鈴とフランドールも帽子を取り、鉢巻を頭にくくり始める。 そして、そんな一同と離れた場所では……レミリアが自身のポケットから取り出した自作の鉢巻を。 メイド達が鉢巻を巻いていく光景を見ていた咲夜の前に、突き出していた。 咲夜「……お嬢様?」 レミリア「さ、咲夜、あなたの鉢巻はこれよ。 さぁ、巻きなさい」 咲夜「は……かしこまりました、お嬢様の命とあらば」 どことなく頬を紅潮させているレミリアから鉢巻を受け取った咲夜は、一度礼をしてからカチューシャを取り。 その銀髪の上から、まるで雪景色を思い出させるような白い鉢巻を巻いてゆく。 メイドに鉢巻とは何ともアンバランスな気もするが……それを見ていた三杉はあくまでも突っ込まず。 小悪魔から受け取った鉢巻を自身もまた付け、どこか安堵するような様子でレミリアと咲夜を見つめていたパチュリーに囁くのだった。
[844]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/09(月) 20:03:19 ID:??? 三杉「……これは君の差し金かい?」 パチュリー「……まぁね。 貴方はこういうのは好まないかしら?」 三杉「いや……サッカーというのは多分にメンタルも影響してくるスポーツだからね。 あの咲夜さん以外の者達も鉢巻を巻いているだけで士気は上がるだろうし……。 咲夜さんもレミリアさん自身が作った鉢巻を巻く、という事でいつも以上の実力を発揮出来る可能性がある」 美鈴「咲夜さんも本当に良かったですねぇ。 今大会、頑張ってましたもん!」 フラン「お姉さまも直接言えばいいのにな〜……ま、いっか! そのお陰で私達もこうやって鉢巻なんて巻けるんだし!」 三杉の言葉に美鈴、フランドールも同調し……一同は自然と笑みを浮かべる。 よくよく観察をしてみればレミリアの手には針仕事をした痕のようなものが所々に残っており。 紅魔スカーレットムーンズの一同にとって、この鉢巻の件は。 レミリアが咲夜に自身が作った鉢巻を渡す為のものなのだという事が既に露見していたのである。 咲夜に鉢巻を渡したレミリアはその後、笑みを浮かべてから自身も帽子を脱いでから鉢巻を取り付け。 そうこうしている間に入場の時間となり、紅魔スカーレットムーンズのメンバー達は控え室から飛び出していく。
[845]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/09(月) 20:04:29 ID:??? レミリア(はぁ……霊夢と戦いたかったんだけどねぇ……。 ……まあいいわ、あの霊夢の二番煎じをとっとと退場させて東洋の鬼と対決させてもらいましょう) 三杉(反町と戦えないのは残念だが……守矢フルーツズも強敵だ。 さて、勝つ為に僕ができる事は……) 美鈴(お嬢様と妹様に渡してれば何とかしてくれる筈……早苗さんには私でも敵いませんからねぇ) フラン(うふふふふ。 今日は何回くらいドッカーン!出来るかなぁ?) パチュリー(前半終了時点で1点までのビハインドならひっくり返せる……。 それ以上なら厳しいけれど……。 ……レミィと妹様がいる以上、そう大差はつけられない筈) ある者は戦えなかった者達への未練のため息を吐き、ある者は冷静に試合での動き方を考え。 またある者はどれだけ多くシュートを打てるか想像をする。 そして、そんな中。敬愛する主人から鉢巻を受け取った完全で瀟洒な従者はというと……。 咲夜(お嬢様を負けさせる訳にはいかない……。 何としてでも勝たなければ……) 主人を敗北させる訳にはいかないと、燃えに燃えていた。 咲夜(……それにしても、どうして鉢巻なんか? 美鈴辺りが提案したのかしら? センスないわね……) しかし、その主人の想いについてはとんと気づいていなかった。
[846]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/09(月) 20:05:30 ID:??? ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! ジョン「さぁ〜! いよいよやってまいりました、不夜城カップ決勝戦!! ここ紅魔スタジアムには、立見席も埋まる程にまで観客達が詰め掛けております! フィールドではこの激戦を勝ち上がってきた二つのチーム。 紅魔スカーレットムーンズ、守矢フルーツズの面々がウォーミングアップを行っています! それではここで両チームのスターティングメンバーを発表しましょう! まずは今大会の主催者……この決勝に来て、メンバー全員気合を入れているのか! 鉢巻を巻いて出場をしている、紅魔スカーレットムーンズからです!」 ジョン「2トップのFWはご存知、幻想郷最強と呼び声の高いスカーレット姉妹! ゴールネットの破壊者、フランドール=スカーレット選手! そして、永遠に紅き幼きストライカー、レミリア=スカーレット選手!! この両選手は現在得点王ランキングでもトップ争いをしておりますが……果たして姉妹で仲良くタイトルを分け合うか。 はたまた、どちらかが抜け出すのか! この辺りも今日の試合では要注目です!!」 フラン「うふふふ。 今日はハットトリックがしたいなぁ〜」 レミリア(ああ、可愛い……可愛いわフラン! むしろダブルハットトリックくらい狙っちゃいなさい、フラン! あなたならあの霊夢の二番煎じだろうが東洋の鬼だろうが関係ないわ!)
[847]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/09(月) 20:06:39 ID:??? ジョン「MFはダイヤモンド型! トップ下に入るのは、今大会めきめきと実力をつけてきている外来人――三杉淳選手! 左サイドハーフには名無しメイド選手、そして右サイドハーフはパスセンスに若干の定評のある小悪魔選手! そして、ボランチには完全で瀟洒なパーフェクトメイド! そのタックルの切れ味は幻想郷一と呼び声の高い十六夜咲夜選手です!」 三杉(悔しいが、今の僕の実力では真正面から戦うのは得策とは言えない……。 なんらかの手段を考えてボールを運ばなければならないな……) メイドG(相手の左サイドは……うう、天狗かぁ。 ちゃんと止められるかな……?) 小悪魔(若干の定評って酷いですねぇ……まあ、確かに仰る通りなんですけど) 咲夜(私がこの位置にいる限り、あらゆる突破は許さない……) ジョン「DFは前に3人、後ろに1人! 前にはメイド妖精達が控えており……。 そして、スイーパーの位置には何とFWへとコンバートをした美鈴選手! 彼女は前回の大会、永遠亭ルナティックス戦でもDFとして出場をしており何度もチャンスを潰してきました! 今回も当然、期待が出来るでしょう!」 メイドBCD(((なんか紹介が適当過ぎるような……))) 美鈴(空中戦で全ての攻撃を弾き返す……今日の私の役目はそれだけです!) ジョン「そして、GKはメイド選手! 準決勝ではメルラン選手のロングシュートに何度もゴールを許しましたが……。 果たしてこの試合では守矢の猛攻を凌ぎきれるでしょうか!?」 メイド@「うん、それ無理♪」
[848]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/09(月) 20:08:07 ID:??? ジョン「さぁ、続いて守矢フルーツズの紹介に参りましょう! こちらは紅魔とは違いFWは3人! 2トップのFWは博麗連合戦でも大活躍をした洩矢諏訪子選手。 そして、もはや守矢のエースストライカーとして定着しつつある比那名居天子選手! 右ウイングには、幻想郷一の俊足ドリブラーである射命丸文選手と、こちらも紅魔に負けていない強烈な攻撃陣です!」 諏訪子「あーうー。 今日も得点狙っていくよー!」 天子「天人が強いは当然に決まってる。 黄金の桃をつけた天人が、布(鉢巻)装備のジョブに遅れを取る筈がない」 文(優勝出来れば、私も優勝チームの一員としてレポート形式で記事が書けますねぇ。 紅魔に勝たれては取材なども無理そうですし……ここは勝たなければならないですねぇ……) ジョン「MFは3人のフラット型! 中央には守矢フルーツズの大黒柱、八坂神奈子選手! 左サイドハーフには三杉選手と同じく外来人である西尾浩司?選手。 右サイドハーフには、パスとパスカットの正確さに定評のある永江衣玖選手です!」 神奈子(今日の試合、私のロングシュートの成功率如何が勝敗に直結する……! 下手なプレイは出来ないね!) 西尾?(早苗さんや神奈子さんらの期待に応えるんじゃ! わしは助っ人なんじゃから、助っ人らしく役に立たんと!!) 衣玖(今日もいないよりはマシ……よりは上の活躍をしませんと。 とはいえ、相手チームはパスを中心にゲームは組み立ててこないんですよね……) ジョン「DFは4人! 前面のスイーパーのポジションにいるのは、DFとしてもトップクラスの能力を持つ伊吹萃香選手! そして、その背後には固まった形で河童選手、天狗選手らが続きます!」 萃香「西洋の鬼には負けないぞ〜!」 河童A(ああああ……あの吸血鬼のシュートを受けるのか……) 天狗B(……まあ、オータムスカイズのアレや博麗連合のソレも今まで食らってきたんだし) 天狗C(命に別状ありませんように。 命に別状ありませんように……)
[849]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/09(月) 20:09:36 ID:??? ジョン「そして、ゴールマウスを守るは守矢フルーツズのキャプテン! 驚異的な反射神経と神がかり的なセービングで奇跡のGKとの呼び声高い東風谷早苗選手! 今日の試合、彼女がどこまでレミリア選手らの攻撃を防ぐ事が出来るか。 そこが勝敗の分かれ目となるのは、まず間違いないでしょう!!」 早苗(ゴールは絶対許早苗……! 優勝をするのは、我ら守矢フルーツズです!) ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! 観客「うおおお、どっちが勝つんだこれ!? マジ予想がつかねぇ!!」「どう考えてもお嬢様の勝利です本当にありがとうございました」 「おいお前早苗さんディスってんじゃねーよ!」「それでもケロちゃんなら……ケロちゃんならなんとかしてくれる!」 実況席からのスターティングメンバーの紹介が終わった所で、再びヒートアップをする観客席。 紅魔スカーレットムーンズ有利と見られていたこの試合も……。 しかし、ここまでオータムスカイズ、博麗連合と大物食いをしてきた守矢フルーツズの粘りの前には食われる可能性もあり。 観客達は果たしてどちらが勝利し、優勝を収めるのかと予想しあい、盛り上がる。 一方でフィールドではウォーミングアップを終えた両チームのキャプテンがセンターサークルの中に入り……。 審判の立会いの下、コイントスを行おうとしていた。 レミリア「……オールスターの時のように、途中で倒れても替えがいるからいいわね」 早苗「今日は無失点を目指します……オールスターの時は負けましたが、今日は負けません!」 レミリア「目指すだけならタダだものね。 その華奢な体で私やフランのシュートをどれだけ受け止められるか……楽しみにしておいてあげるわ」
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0ch BBS 2007-01-24