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【優しさか】小田Jr.の野望18【甘さか】
[457]小田ジュニアの野望:2010/07/27(火) 11:50:06 ID:wE3bBLL6 小「ふ、ふざけるな〜!」 どっこーん! 普段は意外と暴力的ではないジュニアなのだが丁度蹴りやすいところにその顔があるからなのか 思いっきり蹴り飛ばす!ロケット噴射のように飛んでいく錯乱坊だが次の瞬間にはまったく別のところ から戻ってきておりその3頭身の体と共に異様さを醸し出す。 チェリー「お前が蹴り飛ばすから変なところに着たではないか…ほれ、見てみい」 ジュニアはさっき思いっきり『迷った』という言葉を聴いているのでチェリーの言葉など全く 信じていないのだが、確かに先ほどより確実に怪しい雰囲気があたりを覆いつくしており、 チェリーがここを禁足地と行った理由はこれなのだろうかと思っていたところだ。 小「あれは…なんだ?」 それは握りこぶし大の小さな石を奉じた小さな石塚。いや、奉じているのではなく鎮魂しているのかも しれない。なぜならまわりは神佑地特有の清浄に浄化された気持ちが悪いほどの清々しさが一切なく、 周りの命あるものを全て滅せようとする禍々しい瘴気ともいうべきものが立ち込めているからだ。
[458]小田ジュニアの野望:2010/07/27(火) 11:51:08 ID:wE3bBLL6 春菜姫「…もしかして殺生石?」 思わず深いため息と共に言葉を漏らす美しい娘。 チェリー「さよう、玄翁が打ち砕き石。それはいくつかにわけられたのじゃが、これはその中の一つ。 本来わけられしは高田の地…なれど欠片は数多く、そのうちの一つが思わぬところまで飛散したものじゃ。 この地のアヤカシにより封じられていたのじゃが…まさかまだ完全には力を失っておらぬとはな」 ジュニアにはよくわからない単語がいくつかあるのだが、恐らく聞いても意味が無いことだと直感し、 ジュニアはその妖しくも何故か心引かれるそれを見つめる。 ???(助けてはくれませぬか?) ふ…と、心の中に何かが染み込む。それは例えるなら白菊のようなかすかな…それでいて甘く 清い香りのと評すべき儚い声。 小(…誰だ?) 思わず反応するジュニア。
[459]小田ジュニアの野望:2010/07/27(火) 11:52:20 ID:wE3bBLL6 ???(目の前におりまする。妾は藻女(みずくめ)。既に死を待つばかりの哀れな女です) 小(みずくめ?だけど見た感じ…ものすごく禍々しい瘴気を放っているんだけど…そんなのを そう簡単には…) あまりにも不憫な声に思わず耳を傾けるジュニア。それでも簡単にほだされることはないのだが。 ???(これは…地脈の悪い気を浄化している時にどうしても出るものです。こうしなければ 近くの地に住む怪たちが住むことが出来なくなってしまいまする) 一応理にはかなっているような気もする回答をするみずくめ。 小(…確かにこの声からはあんまり悪い印象は受けないし…なにより可愛そうなんだけど…)
[460]小田ジュニアの野望:2010/07/27(火) 11:53:41 ID:wE3bBLL6 なんとなく哀れな声にジュニアは… どうしますか? A.精神干渉とかしてこなかったし…なんとなく同族の匂いもする。助けてやるか。 B.…君子危うきに近寄らず。見てみぬ振りをする。 C.その他 先にID表示で『2』票入ったものを選択します。
[461]キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2010/07/27(火) 11:58:28 ID:ZqpqQ2uc C 春菜姫とチェリーにどうしたら良いか相談する
[462]森崎名無しさん:2010/07/27(火) 12:45:43 ID:C7aai7gI C 春菜姫とチェリーにどうしたら良いか相談する 普通に考えれば復活しようとしている 玉藻の前(藻の女、とか名乗ってるし)の誘惑なんだけどなあ・・。
[463]森崎名無しさん:2010/07/27(火) 12:57:02 ID:??? ちょい調べたところ、玉藻の前には「翻弄された悲劇の女」という見方もある模様。
[464]小田ジュニアの野望:2010/07/27(火) 16:10:34 ID:wE3bBLL6 >>462 藻女(みずくめ)というのは宮中に上り玉藻と名乗る事になった前の名前ですね。 >>463 おお、良く御存知で。実は玉藻の前と天皇の病状はとらえ方が難しいのですが、それ以外については 因果が逆転している出来事が非常に多いのです。 なので先にもレスしましたがこの狐?は(今のところ)『白面金毛九尾の狐』ではなく 『玉藻の前』なのです。(とはいえ最終的にどちらに転がるかはまだ未確定ですが) C 春菜姫とチェリーにどうしたらいいか相談する。 ここは1人で判断するのは危険だと感じたジュニアはすぐそばにいる道案内の錯乱坊と春菜姫に 今あったことをはなし、意見を求める事にする。 春菜姫「聞くまでも無いわ。助ける理由なんて欠片もありません。第一お父さんにだけ話しかけて 私たちを無視するというのはそれだけで後ろめたい事があるからに決まってでしょう。 もしお父さんが開放しようと考えるなら私が全力で止めるわ」
[465]小田ジュニアの野望:2010/07/27(火) 16:11:35 ID:wE3bBLL6 錯乱坊「さよう。玄翁の砕いた殺生石。そもそも何故砕かれたかを考えれば答えは聞くまでもなかろう」 2人は意見の交換もせずに同じ答えを即答する。 小「いわれてみれば…そのとおりか。そうだな。妖しい点が多すぎるしここは…見なかったことにするか」 そうは答えるものの心にひっかかるものがある。それは同じジュニア自身認めたくは無いのだが 同じ狐としての同情なのかもしれない。 小(ということだ。すまんな) ジュニアはせめて返事だけはしようと心の中でそう呟くのだが、絶望の色に打ちひしがれた悲しみの声が 心に染み入るだけだった。 〜〜〜
[466]小田ジュニアの野望:2010/07/27(火) 16:12:36 ID:wE3bBLL6 錯乱坊「さて…この殺生石。もしかして封印が弱まっているのやもしれぬ。わしの力でもう一度強固に 固めてやろう」 春菜姫「そうね。お父さんじゃなくても他の物の怪を化かしてかどわかすかもしれないし、私も 未熟だけど手伝います」 そういって瘴気の届かない範囲で縄を縛り、呪を作る。 小(見ているだけ…か。まあ封印の方法なんて知らないしな) そんな事を思っているジュニアにただ1人異を唱えるものがいた。 ティル(マスター…差し出がましいようですが…あの声に春菜姫様や坊主の言うような邪悪な気配は 感じられません) それは心を同じくしているが故にジュニアと同じように声を聞くことの出来た妖精ティル・ニー・ノグ。 異世界の冒険では言葉や文字、それに戦闘面など多岐にわたりこれ以上無い働きをしてくれた ジュニアの半身とも言うべき存在である。 小(だけど…今更どうしようもないだろ?即答する春菜姫や錯乱坊を説得できるとは思えないぞ。 それに、確かに春菜姫の言うことももっともだ。何で俺にだけ声を聞かせて他の人物は無視したんだ?)
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0ch BBS 2007-01-24