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【モンキーマジック】キャプテンEDIT12【ダイスマジック】
[438]森崎名無しさん:2010/07/30(金) 18:28:09 ID:pfVaVetQ B
[439]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/07/30(金) 18:48:13 ID:KlxkQ8yA 現在のところ A1票 B2票 C2票 E>>436 1票 E>>437 1票 で未決定です ……流石にDに入れる人はいなかったようでホッとしていますw
[440]森崎名無しさん:2010/07/30(金) 18:59:11 ID:??? >>437はsageでござるよ 内容からしても単なるネタでしょうし
[441]森崎名無しさん:2010/07/30(金) 19:00:10 ID:2F66ZNRQ 中の人がフラグたてたみたいだし D
[442]森崎名無しさん:2010/07/30(金) 19:02:08 ID:r0FwQUIw C
[443]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/07/30(金) 20:10:26 ID:??? >>C.「ちょっと失敗したくらいで悔むんじゃないよ。いつだって成功できる訳じゃないんだしさ」 -------------------------------------------------------------------------------------------------- 菱野「えっ……」 掛けられた言葉に、菱野は弾かれたように顔を上げる。 大前「人に迷惑かけてしまうミスは、俺だって何度も経験しているんだ。今日なんか得意のはずのポストプレイを防がれたりさ。 けど、それで今までのやり方を変えたりはしていないだろ?」 菱野「それは……大前さんのプレイには、今までの実績があるからですわ。私の提案になんて、確たる裏付けなんてありませんし――」 大前「そんなことないよ。今までだって、菱野さんの分析やアドバイスは、立派に役立っていたじゃないか。 俺の苦手分野に関する助言なんか凄く効果的だったし、対戦相手のデータも細かく調べてある。 今日、俺にしたアドバイスが上手く行かなくて、ちょっと残念な結果になったのは運が悪かっただけだよ」 言いながら、努めて柔らかい表情を見せる。 大前「菱野さんだって人間なんだし、役割や得意分野でもミスしたりすることはあるさ。気にし過ぎちゃいけない。 それは反省してミスの原因を見つけたり、迷惑を掛けて謝るのは必要だよ。 けど、そこで立ち止まって悔み続けて、本来するべき仕事が手につかなくなることの方が、よっぽど問題じゃないのかな?」 菱野「……大前さん」 大前「――なんて、俺が言えたセリフじゃないか。失敗や躓きで悩むことは人一倍多いし」 照れ隠しにそんなことを付け加えてみる。すると菱野は少しだけ笑い、 菱野「ふふっ。もう、大前さんったら」 大前「そう、それだよ菱野さん」 菱野「えっ?」
[444]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/07/30(金) 20:11:32 ID:??? 大前「やっぱり、菱野さんには笑っていて貰った方がいいよ。 菱野さんが笑顔だと、それだけで周りが華やぐし、何より俺も嬉し――」 ピタリと、そこで口を噤む大前。 菱野「え? ええっ!?」 大前「(ちょ、ちょっと待て俺。何か今、凄く歯が浮くようなこと口走ってたぞ!?)――は、はははっ! ま、まあ、女の子は元気が一番ってことで」 菱野「あ、は、はいっ! わかりましたです。げ、元気ですね! 元気が大事なんですね!」 笑って誤魔化す大前に釣られるように、テンションが上がっていく菱野。 ……気が付けば、話し初めの暗さはどこかへと吹っ飛んでいた。 大前(ホッ……良かった、とりあえず元気にはなってくれたみたいだ。……代わりに凄く恥ずかしいセリフを言っちゃったけど) 菱野「大前さん」 大前「ん? なんだい?」 改まったように向き直る菱野。
[445]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/07/30(金) 20:12:41 ID:??? 菱野「今日は、本当にすみませんでした。それと……ありがとうございます。お陰さまで、目を覚めさせられた様です」 黒目がちな目で真っ直ぐに見つめられて、済んだ視線を送られる。 大前はその表情に、不意を打たれたように固まってしまった。 大前「……あ、ああ。うん。こちらこそ」 そんなどことなく間の抜けたような返事を返すので精一杯だった。 菱野「では、気を取り直して三回戦の相手の偵察に行って参ります。大前さんも、明日に備えてお体を大事にしてくださいね?」 大前「それはもちろん。菱野さんも、道行きに気を付けて行ってきてくれよ?」 菱野「はいっ!」 言い置いて、部屋に荷物を取りに駆け戻る菱野。 その背にはいつもの凛とした雰囲気が取り戻されていた。 大前(何はともあれ、これで良かったんだよな? それにしても……うう、今思い出しても恥ずかしいこと言ってしまったなあ) ※ 菱野の好感度が上がりました ※
[446]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/07/30(金) 20:13:52 ID:??? 一方その頃、昼食時が終わり人気の少なくなった旅館の食堂では、 末松「どうしたんですか、監督〜? 改まって話だなんて〜……」 飯地に呼び出された末松が、恐々とした表情で面談を受けていた。 やす子「よく来たわね末松くん。今日呼び出したのは他でもないわ。チームの中で、君と上手く行っていないのを悩んでる子がいるのよね。 それで何か誤解や行き違いが無いか、監督の私に聞いて欲しいっていうのよ」 末松「えっ!?」 ビクリ、と肩をすくませる末松。無駄に付いた肉がブルリと波打った。 やす子「その反応からすると、心当たりが大ありみたいね。……で、どういう理由があってそんなことになっているのかしら? 大前くんにはてんで原因が分からないみたいなんだけど。良かったら話してくれない?」 末松「え、ええ〜っとぉ〜……(は、話しちゃってもいいのかな?)」 催促する飯地に、末松は躊躇いがちに言葉を濁す。 末松としては、大前と上手く行かなくなった原因である疑惑については、あまり人前で広げたい種類の話題では無かった。 大前のことを個人としては嫌っているわけでもないし、積極的に他人の悪口を言うのも好まない性分もある。 ……そして、話題そのものが口にするにも憚られるものというのが大きかった。 やす子「どしたの? 言えないの? それだと人に明かせないような理由で一方的に大前くんを嫌っている、ってことになるけど」 末松「ち、違います〜! いや、合ってます! 確かに人に明かせない理由で〜、けど一方的にってわけでもないです〜っ!」 やす子「うーん、話が見えないわねー」 要領を得ない返事に、飯地が口を引き結ぶ。思った以上に根深そうな確執に、文字通り閉口していた。
[447]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/07/30(金) 20:15:05 ID:??? やす子「とりあえず言ってみなさいよ。チームスポーツで仲間を信頼できないってのは致命的。 監督としてその原因を放っておくわけにはいかないわ。……それに秘密とか抱えてても苦しいだけよ? ほら、言って楽になって御覧なさい」 末松「わ、分かりました、言います〜。言いますって……」 せっつかれた末松は、仕方なしに口を開いた。口にしたくもない話であるが、胸にしまったままにするには辛い話題でもあった。 末松「監督……も、もしチーム内に同性愛者がいたとしたら、どうします〜?」 やす子「…………………………はぁ?」 … … … やす子「――なるほど。ある日、練習を終えてロッカーを開けると、そこには大前くんと早瀬くんの素敵な、 もとい、おぞましい写真があったというわけね」 末松「は、はい〜っ」 事情を聴き終えて、飯地は深く嘆息する。 やす子「どう考えてもおかしいでしょ、それ。仮に二人がそういう素晴らしい、もとい理解を得難い趣味を持っていたとしましょう。 それでコトに及んでいる場面を写真で撮ったともしましょうか。……どうしてそれを末松くんのロッカーに入れるわけ?」 末松「え?」 やす子「何をハトが豆鉄砲を喰らったような顔をしているのよ。だってそうでしょ? 世間一般じゃ隠すような趣味を、どうしてわざわざ他人の目に留まるような真似をするわけ? 下手をすればチーム内での人間関係がお釈迦よ。そんなことを好き好んでする人がいると思う?」
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0ch BBS 2007-01-24