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【過去の鎖と】キャプテン三杉5【未来への軌跡】
[328]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/19(木) 12:17:28 ID:??? >B 三杉「そうだ…こういう展開でこそ、僕は燃える奴だった。」 結果、燃えた。 いつの間にか三杉の思考は絶望的ともいえるチームの現状に移っていた…。 後半…ラムカーネは実質無力化してしまうと言っていい。 バティンは2度シュートを放ち、2度とも中山を宙に舞わしていた。 ミハエルのドリブルは今のところ、こぼれ球にするのがやっとの状況。 バンビーノは審判から警告を貰ってしまった。 こちらの得点はブンナークのフリーキックからのみで、ダイレクトでは2度止められている…。 前半戦では押していたように見えても、軽く挙げるだけでこれだけの不安要素が出てきた。 そう考えれば点差をつけて前半を終えるのは至上命題だったと思える。 三杉「絶対絶命…ってヤツだね。」 今チームは明らかに危機的状況にあり、思わずそれを言葉として発してしまう三杉。 だが彼の心情の中には、不思議と不安も怒りもほとんど占められていなかった。 それどころか、後から後から湧いてくる不思議な感情を抑えきれずに… 三杉 笑った。 三杉「そうだ…あの時も、あの時だってそうだった筈だ… …こういう展開でこそ、僕は燃える奴だった筈だ!」
[329]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/19(木) 12:19:29 ID:??? 目を閉じた三杉の脳裏には過去の試合の出来事が思い返されていた。 フランス国際予選、アルゼンチン戦。 ディアスの圧倒的個人技にやられっぱなしの状況で、後半開始早々に翼くんがレッドカードで退場。 その後追加点が取られ、一人少なくなった10人で逆転しなければならなかった状況。 その時自分は項(こうべ)を垂れたか? …否である。 自分はスーパーサブだと奮い立ち、怪我も構わず闘う意思を持ち続けたのだ。 フランス国際前、ハンブルガーとの親善試合。 その戦力差は誰が見ても圧倒的に違いなかった。 カール・ハインツ・シュナイダーは完璧なストライカー。 森崎の体力を前半でほとんど削り取って尚も点を奪ったんだ。 ヘルマン・カルツは翼くんに勝るとも劣らない実力でゲームを支配し… それを支える選手たちの実力も軒並み全日本の選手以上だった。 若林は……特にありません。 ともかく後半戦の苦しさ、重圧は今以上だったかも知れない。 その時自分は彼らの実力に唸りこそすれ、恐れを抱いたりしたか? …否である。 最後の最後まで勝つために闘志を燃やしていたのだ。
[330]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/19(木) 12:20:53 ID:??? そう…あの時も、あの時だって自分の心は燃え、奮い立ったのだ。 苦しい試合でこそ、テクニックに頼った自分を超えられた… サッカーに対する己の執念を実感する事さえできた。 逆境こそ、自分の真価を発揮させる起爆剤だったのだ。 三杉「(そうだよ…!)」 先着で ★炎の男 三杉淳誕生?→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 ダイヤ→この試合のみ弱必殺技発動率↑&vsミハエル経験値が上限まで爆上げ&「スキル・逆境に強い」ゲット ハート→vsミハエル経験値が上限まで爆上げ&「スキル・逆境に強い」をゲット スペード、クラブ→vsミハエル経験値が上限まで爆上げ JOKER→さらに三杉は思いだしていた、幼き日 自分がサッカーを始めた理由を。 (マサカデナイヨネ…) ※ミハエル経験値が上限まで爆上げするのは、“足りない物は気合で補う”理論で成り立ちます。
[331]森崎名無しさん:2010/08/19(木) 12:26:48 ID:??? ★炎の男 三杉淳誕生?→ ダイヤ2
[332]森崎名無しさん:2010/08/19(木) 13:38:45 ID:??? 炎の男・みっちゃん!
[333]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/19(木) 14:29:32 ID:??? >ダイヤ→この試合のみ弱必殺技発動率↑&vsミハエル経験値が上限まで爆上げ&「スキル・逆境に強い」ゲット 目をカッと見開いて、三杉は仲間達を見た。 彼等もチームの状況を理解すると共に、前半最後の最後で追いつかれたダメージを消化できずにいた。 呆然としたままのメンバーや、悔しそうにうな垂れているメンバーの姿がそこにある。 三杉はそんな仲間達と…そして、敵に対して大声で言い放った。 三杉「心配するなみんな!」 その声に敵も味方も三杉の方へ視線を向ける。 こんな状況で鼓舞がどれだけの意味を持つのか? そんな疑問を三杉は考えもしなかった。 ただ、言葉が自然と口から放たれたのである。 三杉「このキャプテン・三杉がいる限り!! フィオレンティーナは絶対勝つ!!」 なんの解決にもならない大口…けれどそれを言い放った三杉の目に迷いはない。 その目が、これが虚飾のない本気の言葉だと雄弁に語っていたのだ。
[334]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/19(木) 14:31:57 ID:??? ダラピッコラ「ミスギ…!」 中山「三杉!?」 バンビーノ「(そうだ、うな垂れている暇などない…!)」 ブンナーク「……」 ジェンティーレ「あ゛ぁ゛っ ! ?」 カルバリョ「上等やで、あの兄ちゃん…!」 ミハエル「……」 その結果、味方は驚きと少しの勇気を…逆に敵は燃える怒りと戸惑いを感じる事となったのだ。 後半戦…只では終わらない、一筋縄ではいかない、そんな予感が敵味方問わずに行き来し… そして誰ともなく「後半に備えなければ」とベンチへ下がって行った。 ハーフタイムである。 ※三杉が“諦めの悪い男”とか“炎の男”とか、そんな感じの属性が付きました。 「スキル・逆境に強い(チームがピンチの時に全能力+1)」を身につけました。 ミハエルのドリブルに対する経験値が天井まで跳ね上がりました、後半は互角に勝負できます。 この試合後半のみ弱必殺技発動率↑です。 (具体的にはディレイドタックル、スプリットパスカット、バックスピンパス、やや華麗なドリブルの発動率が1/4up) ※一旦ここまでです。
[335]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/19(木) 17:45:59 ID:??? 〜フィオレンティーナ ベンチ〜 アンザーニ「さて皆さん、お疲れ様でした。前半最後の最後での失点は残念でしたが… 私が想像していたよりも皆さんは落ち込んでいないようで驚きです。」 バンビーノ「ええ、悔やんだところで事実は変わりませんから。」 中山「それに、三杉(こいつ)が空気を読まずに大口を叩いてくれましたからね。」 アンザーニ「ほう…? それはなんと?」 ラムカーネ「このキャプテン・三杉がいる限り、フィオレンティーナは絶対勝つ… 一字一句間違いない。 その言葉には根拠が認められず、ナンセンスと判断される。」 マルコ「ラムカーネ、そういう事じゃなくて…」 ラムカーネ「大言を吐いたところで後半のオレは死ぬほど役に立たないぞ。」 マルコ「え…」 三杉「プッ…」 ラムカーネの冷静で厳しい自虐にマルコは呆気に取られ、三杉は思わず吹き出してしまった。 空気を読まず、この場で敢えて正しすぎる事を言う…ラムカーネなりのジョークだったのだ。 釣られて、他の選手たちの表情にも笑みが浮かぶ。
[336]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/19(木) 17:47:02 ID:??? アンザーニ「ホッホッホ、それは随分と大言壮語を口にしたものですね。 でも、よくぞ言ってくれました。 そのお陰と思いますが、皆の表情から焦りの色がありません。 もし不安と焦りを引き摺っていれば、このハーフタイムでいくら指示してもそれは頭に入りません。 言葉は頭を巡るだけで考えは纏まらず、いつの間にか時間だけが経過していたという現実が残る。 前半終了間際の失点が恐ろしいというのは、つまりはそう言う事なのです。 バンビーノくんの言う通り、悔やんだところで起こった事実は変わりません。 けれど人はそれを、変えられない過去を引き摺る事で未来の可能性すら摘み取ってしまう。 根拠なんて後から考えればいい、諦めずに勝利への道を探すべく気持ちを切り替える事が先ずは重要だ。」 ダラピッコラ「……」 アンザーニ「では、未来の話をしようではありませんか。 この試合、この危機を切り開くために何をすべきかを。」 三杉「(後半の戦術か…フォーメーションについて何か発言すべきだろうか?)」 A 新田とレントゥルスを0.5列ずつ下げて、中盤の守備をより明確に厚くする。 B 三杉、ダラピッコラをもう少し下げ、実質5バックの形を取る。 C バンビーノをもう少し高めに配置し、実質3トップの形を取る。逆にマルコらは少し低めに。 D 特に変更は申し出ない。 E その他(何か考えがあればどうぞ、決定しなくても参考にするかもです。) 3票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
[337]森崎名無しさん:2010/08/19(木) 17:59:20 ID:F7Cnf5zA B バンビーノの警告はやっぱ痛いな
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0ch BBS 2007-01-24