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【過去の鎖と】キャプテン三杉5【未来への軌跡】
[416]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/23(月) 20:51:52 ID:??? ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!! 放送「決まった、決まってしまったぁぁ!! 後半開始直後のビューティフルゴール!! 意外と言っては失礼ですが、あの小柄な新田くんがユヴェントスの猛者達を手玉に取ったのです! そのダッシュ力、そして強(したた)かさは、まるでフィリッポ・インザース!!」 観客「ま、マジカよぉぉぉぉ!!」「じぇ、ジェンティーレ!? なにやってんだ!!」 「中央マークが薄いよ、何やってンのぉ!」「いや、アイツのスピードは常識的におかしい。」 フィオレンティーナのゴールによって叫び声の挙がるサン・シーロスタジアム。 彼等は優勝候補筆頭のユヴェントスが決勝トーナメント1回戦で負ける事を望んでいなかった。 伝統のカテナチオを引き継いでいる守備陣が手玉に取られるところなど見たくはなかった。 しかし現実は非常であり、イタリアのカテナチオはジャッポネーゼの二人に敗れたのである。 新田「やった、やったぞ!!」 バンビーノ「ナイスシュート!」 レントゥルス「頼りになるぅー!」 マルコ「ふふ、キミもね。」 中山「これで余裕を持ってゲームを進められるな!」 全身で喜びを示す新田と、それを称賛するチームメイト。 重苦しかった前半終了直後の雰囲気は、その名残すら見えない。 しかしこの仲間の中で、輪に入れない男が一人。
[417]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/23(月) 20:52:54 ID:??? 先着で ★立ち上がれブンナーク→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 ダイヤ→(ニッタが実力を示した…クソ、オレだってやってやらねぇと!!) 奮起 ハート、スペード→(ニッタが決めてくれたか…アイツが大きく見えるぜ…) 現状維持 クラブ→(オレは…もしかしてオレは足手まといなんじゃ…?) 迷走 JOKER→(そうか…力任せだけがFWの要素じゃないんだな。) 何かに目覚めそうだ。 ※本日はこれだけです、いつも更新少なくてごめんなさい。
[418]森崎名無しさん:2010/08/23(月) 20:54:53 ID:??? ★立ち上がれブンナーク→ ハート8
[419]森崎名無しさん:2010/08/24(火) 01:30:01 ID:??? 少ないと思わず自分のペースで。 乙でした。
[420]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/24(火) 12:53:02 ID:??? >>419 感謝です。 そうですね、言っても仕方ない事でした。 >ハート→(ニッタが決めてくれたか…アイツが大きく見えるぜ…) 現状維持 ブンナーク「ニッタが決めてくれたか…」 ブンナークは安堵していた。 取り合えずチームとしては追加点を挙げる事が出来たのだ。 ブンナーク「(あんなチビがFWなんて最初は冗談かと思ったが、今じゃアイツが大きく見えるぜ…。)」 結果、ブンナークは新田の力を認め、その力を客観的に“頼りになる”と感じたのだ。 本来のブンナークでは有り得ない感情だったが、自分の力に疑いを抱いている今は別である。 その感情は嫉妬や劣等感を生み出しはしなかったが、反動で奮起するという事もなかった。 彼がその強烈な攻撃性を取り戻すには、もう少し時間を必要とするようである。 ※ブンナークにはまだスランプが続きます。
[421]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/24(火) 12:55:45 ID:??? また、この新田のゴールは観戦するライバル達にも相応の衝撃を与えていた。 ユヴェントスの鉄壁をすり抜けてゴールを掠め取ったのだ。 まるで魔法をかけたようなゴールシーンに何も感じない彼等ではない。 その中でも特に、この選手は一段と大きな衝撃を受けたようである。 先着で ★驚いたライバルさん→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 ダイヤ→[ローマ] ??「あの10番はなかなか使える… 10万リラってところかな。」 ハート、スペード→[レッチェ] イスラス「速さに駆け引きを組み合わせてきたか…フン、やる……」 クラブ→[ローマ] ランピオン「あいつら、カテナチオを…!(ギリギリギリ)」 JOKER→[パルマ] ??「やっぱり凄いなあ、あの10番。それに11番の急加速、急停止も
[422]森崎名無しさん:2010/08/24(火) 13:09:35 ID:??? ★驚いたライバルさん→ クラブ9
[423]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/24(火) 16:43:44 ID:??? >クラブ→ [ローマ] ランピオン「あいつら、カテナチオを…!(ギリギリギリ)」 そう、ASローマのエース(シャレじゃない)ことランピオンである。 彼はギリギリと歯軋りし、血が出るほど強く拳を握りしめていた。 ランピオン「あいつら…ジャッポネーゼ風情が、よくもカテナチオを…!」 フランス国際以来、日本人に対して恨みに似た感情を有しているランピオン。 彼にとって、親友ジェンティーレが率いる守備陣(それはイタリアのカテナチオに最も近い)が 日本人によって手玉に取られ、ゴールを許すというこの結果は心底堪らなかった。 そうでなくとも、このフィオレンティーナはもう一人の親友ヘルナンデスを粉砕しているのだ。 イタリアにおいてはGKと守備陣、両方合わせてカテナチオなのだが、 バラバラにとは言え三杉達はこれら両者ともに崩して見せたのだ。 鉄壁、1-0(ウノゼロ)伝説を誇るイタリアの守備が凌辱されたようにランピオンは錯覚してしまう。 結果として憎悪、憤怒のような感情にランピオンが駆られたのは仕方のない事だった。 彼のチームメイトは当然この様子(オーラ)に気付いており、顔を合わせて小声で囁く。
[424]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/24(火) 16:44:46 ID:??? ヘルマー「(お、おいフィッツウォルタ…ランピオンの様子、ちょっとヤバいんじゃないか?)」 フィッツウォルタ「(そうだねぇ…下手な優しさが出ないのは良いけど暴走されても困るかな。) ランピオン、もっと落ち着いて試合を見るんだ。 ユヴェントスが負けると決まった訳じゃない。」 ランピオン「当たり前だ! ジェンティーレが負ける筈ないだろ!」 フィッツウォルタ「(おお怖い、まるで刃物のような心の壁を感じるね。 親友、母国への愛情ゆえなのだろうけれど… まあ、少し羨ましくもあるかな。でも…) ボクにとってはどちらが相手だって構わないんだ、そんな事よりも指示に従え。」 ランピオン「なんだと貴様!!」 フィッツウォルタ「勝ちたければ手元の解析と目の前のプレイを比較しろと言っているんだ。 嫌だと言うならばキミは使わない、それでも勝てる公算はあるからね。」 ランピオン「クッ…!!」 あくまで冷静に言葉を紡ぐフィッツウォルタ、しかし冷静な雰囲気は別として言葉は辛辣を極めた。 そしてその言葉には嘘もハッタリも含まれない、いわゆる凄味が感じられた。 怒りに打ち震えていたランピオンだが、これに真正面から逆ギレしては マズイという判断が出来ないほどに正気を失ってもいなかった。 暫くは唸りながらフィッツウォルタを睨んでいたが、最終的にはフンと鼻を鳴らして黙った。
[425]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/24(火) 16:45:52 ID:??? フィッツウォルタ「(やれやれだ、まあFWにこれくらいの獰猛さは必要悪かな。) ランピオン、心配しなくてもユヴェントスの勝機はまだまだ十分すぎるほどある。 フィオレンティーナを攻めるなら後半だからね。」 ランピオン「……」 フィッツウォルタがフォローを入れるが、ランピオンは仏頂面で応えもしない。 ヤレヤレといった感じでフィッツウォルタが苦笑いを顔に浮かべると、 代わりに頭上に“?”を掲げたヘルマーがフィッツウォルタに問うてきた。 ヘルマー「なあ、それってどういう事だ? お前の打ち出したデータだと、 フィオレンティーナは後半の守備が堅いって事しか読み取れないぜ?」 フィッツウォルタ「数字で見える物だけがデータじゃないって事さ。 この試合でそれが目に見えるようならユヴェントスが勝つよ。 だから今は、まだ気にしなくていい…。」 ヘルマー「相変わらずお前の言っている事は解らないな…。」 ※なんだかランピオンさんが逆恨み的にお怒りです。 今後の試合展開によってはフィオレンティーナ戦限定でランピオンに補正がつきます。
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0ch BBS 2007-01-24