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【過去の鎖と】キャプテン三杉5【未来への軌跡】
[527]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/29(日) 02:18:01 ID:??? クスタ「マジメな話あのニッタには彼をつけましょう、前掛かりで…マンマークと言ってもいい。」 シューマッハ「あの新米か…実力は認めるが、連携は取れるのか?」 クスタ「判断力は甘いけれど身体能力は十分…パルマの守備ならそれでいいんですよ。 連携なら私と貴方で取れていれば万事問題ありません。」 シューマッハ「確かにそうだが…あまりオレ好みの組織体系ではないな…。」 クスタの案に一定の理解を示しつつも、不満を否めないシューマッハ。 彼の母国は世界的にも早くから攻撃的3-5-2を主フォーメーションとしたデンマークである。 その根底には確かな戦術構築と堅実な連携が根付いており、それゆえ彼は守備連携を特別気にするのだ。 トルシア「まあ、彼らもJrユースで世界一を経験した身…キミが心配するほど問題児じゃないよ「。」 シューマッハ「……だと良いのですがね。」
[528]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/29(日) 02:27:04 ID:??? クスタ「いざとなれば、顔を真っ赤にして怒鳴りつけてやればいいんですよ…得意技でしょう?」 シューマッハ「そんな物が得意技でどうする!?オレはただ…!」 トルシア「そら赤い!赤鼻だぞシューマッハ!」 シューマッハ「か、監督…!」 クスタの冗談と判らない冗談、そしてそれに悪乗りしてくる監督。 これにはシューマッハも頭を抱えるしかなかったわけだが…。 トルシア「まあそこまで心配するな、決勝の前にレッチェでシミュレーション出来るだろうし。 なあクスタ、確かあそこは足の速い奴とヘディングの得意な奴がいたろう?」 クスタ「イスラスとカルネバーレですね…後者はやや役者不足ですがシミュレーションに問題はないでしょう。」 トルシア「そら見ろ!これでも文句あるなら決勝前に聞くぞ!」 シューマッハ「(ハァ…なんだろうな、この監督…)」 急に話をマジメに戻すので、シューマッハからしてみればタチが悪いとしか言いようがない。 ともかくパルマの主メンバーと監督の議論は驚くほどフランクであった。 それ以上に驚くのは、既に実用に足る対策を考えつき、シミュレーションまで考えている事… 更には、準決勝及び決勝で当たる相手を半ば断定しきっている事だったのだが…。 彼らの目に、この大会が、この試合がどう映っているのか? フィオレンティーナの選手達は、その事を考える機会もないだろう。
[529]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/29(日) 02:57:25 ID:??? 一方…取られてはいけなかった追加点を取られてしまったユヴェントス。 特に今の失点で何が不味かったかと言えば、それは問答無用でジェンティーレだった。 本来は先にマーカーを当てがい、最後方からフォローして確実に敵を止めるのがジェンティーレの役割である。 …にも関わらず、今の場面ではジェンティーレ自身が先に飛び出してしまったのだ。 これは言ってみればリベロというポジションの放棄してしまったに等しかった。 そんなジェンティーレだが、失点という目に見える形の落ち度を実感し、流石に… 先着で ★やっちまった蝶神整→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、ダイスやカードで分岐します。 ダイヤ→「お前らちゃんと守りやがれ!」 棚上げだ!最低だこの超新星! ハート、スペード→「スマン!もう二度とこんなミスはしない!」 なんと頭を下げた! クラブ→謝罪+打開策提案だと!? JOKER→葵「ジェンティーレ、何やってんだよ!!」 なんか涙目の奴がいる! ※ダラダラ更新ですみません、週末の更新は多分ここまでです。 ありがとうございますた!
[530]森崎名無しさん:2010/08/29(日) 03:12:58 ID:??? ★やっちまった蝶神整→ ダイヤK
[531]森崎名無しさん:2010/08/29(日) 03:14:45 ID:??? もうだめだ…この超新星もふらの行きだぁ…乙でしたぁ…!
[532]森崎名無しさん:2010/08/29(日) 04:25:35 ID:??? 伝説の超新星「お前達がちゃんと守らなければ、俺はこの星を破壊しつくすだけだあ」 ユベントス守備陣「ふん、化け物め好きにしろ(泣)」
[533]森崎名無しさん:2010/08/29(日) 05:40:55 ID:??? 後半はもっと苦戦する。 そう思ってたときも僕にはありました。
[534]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/30(月) 16:22:10 ID:??? >>531 本気で言います。 超新星ェ・・・ >>532 ファケッティ「もうダメだ、お終いだぁ・・・」 >>533 私もです、奇遇ですねw >ダイヤ→「お前らちゃんと守りやがれ!」 棚上げだ!最低だこの超新星! そう…流石に混乱し、正常な判断を失ってしまっていた。 そして最も抑えなければならない感情、怒りが口から溢れ出る…。 ジェンティーレ「何やってんだ! お前らちゃんと守りやがれ!」 ユルゲン「なっ……!」 ディーノ「ジェ…ジェンティーレ?」 カルバリョ「(おいおい、そりゃアカンのちゃう?)」 ジェンティーレの言葉に他の選手たちは耳を疑った。 彼らはてっきりジェンティーレが自らのミスを謝罪するものと思っていたのだ。 ジェンティーレは独断で新田に当たり、突破を防ぎきれずブンナークのシュートを許した。 無論ブンナークのシュートを止められなかった事に関しては彼らの力不足であり、 誰が誰を責められるような状況ではない、守備陣全員の連帯責任と考えていたのだ。 そして負けが決まってもいない今、そんな戦犯を考える事は無意味である…とも。 だがそんな彼らの思いを無視し、ジェンティーレは更に言葉を荒げるのだった。
[535]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/30(月) 16:23:37 ID:??? ========================================== その様子を…遥か天空の更に上、液晶の膜を介した異世界にて見ていた者がいた。 この世界の調停者なのか? それはジェンティーレ達には知り得ぬ事である。 ???「むぅ…い、いかんぞジェンティーレ、それ以上は取り返しがつかなくなる! お前は強敵となる予定のイタリアをヘタリアにするつもりか!?」 しかし画面の中のジェンティーレは次にファケッティを責め立てていた。 彼の序盤のミスを列挙し、敵を調子づかせ先取点を与える原因となった事を。 更にはカルバリョのオーバーラップが一度も成功していない事にも口を出した。 こうなってはユヴェントスのチームワークはズタズタである。 このフィオレンティーナ戦の敗北は当然の事ながら、ジェンティーレのこの禍根が イタリアユースに与えるであろう負の影響も???の想像に難くなかった。 ???「仕方あるまい…これだけは使いたくなかったが…。 “キング・クリムゾン・エターナル・エクスペリエンス・レクイエム”!」 瞬間、画面内が静寂に包まれ、周囲を取り巻く空気がドロドロなゲルのように変化する。 気付けば画面の中の時間経過はスローモーションとなっており、???は能力の発動に満足した。 ???「キング・クリムゾン・エターナル・エクスペリエンス・レクイエムの能力の中では、 画面内の時間が消し飛び…そして全ての人間は、この時間の中で動いた即席を 覚えていないッ!当然、このスレを見ている参加者達も同じ… そう、この世界の『結果』だけが残る。 ただし…」 スレ主「テメーは別だ、ジェンティーレ。 悪夢を体験してきやがれ。」 ==========================================
[536]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/08/30(月) 16:24:46 ID:??? ジェンティーレ「なんてことだ・・・ どうしたらいいんだ・・・・」 そこには膝を抱えて蹲(うずくま)るジェンティーレの姿があった。 フィオレンティーナとの試合を終え、その屈辱的大敗が頭の中を駆け巡った。 試合中の自分の言葉がカテナチオを崩壊させ、さらに守備と中盤の連携をも壊したのだ。 あの後は新田瞬に今度は完璧に抜かれ、試合終盤にはブンナークに吹き飛ばされた。 最終スコアは5−1…ベンチに戻る時、観客からはブーイングの嵐… ベンチ内においては自分に声をかける選手は誰一人としていなかった。 彼らの冷たい目がジェンティーレの記憶に残っている。 …こんな筈ではなかった。 部屋の中で一人、体育座りをしたままどれくらいの時間が経ったであろう? いつの間にか時計は23時の深夜を示しており、周囲は真っ暗となっている。 ただ一つ、点けっ放しとなっていたTVが不気味に彼の顔を照らしていた。 ジェンティーレはTVへと目を向けた。 そこには彼の知る人物が映っており、どうやらインタビューを受けているようである。 ジェンティーレ「あ…リモコン」 ジェンティーレは生気ない動作でリモコンを手に取り、そして音量を上げた。 選手の声が徐々に聞こえてくる。 ロッシ「・・・・つねに クールでいること これが だいじでしたね 気もちが みだれると 判断が にぶります そうするともう かんたんなシュートも とめられない 味方に しじも だせない それと へたなライバル心をもつのも ひかえました これも 気もちを みだす げんいんに なりますからね」 ジェンティーレ「・・・・・ そうか・・・ たしかにオレは ちょっとあつくなってたな・・・・・・よし!」
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0ch BBS 2007-01-24