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【そして猫は】キャプテン松山25【途方にくれる】
[217]森崎名無しさん:2010/09/09(木) 23:19:49 ID:??? 決まったのを確認してから D れいむちゃんのおててやわらかかったです
[218]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/10(金) 00:01:55 ID:??? >>215 松山「オレハマジメダ」 >>216 紫「タライが四重位かしら」
[219]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/10(金) 00:03:25 ID:??? A 紅魔カップ決勝戦において霊夢が負傷したことについて やはりサッカー選手の意識が強い松山としては、脳裏を掠めたのはあの決勝戦の日に霊夢が腕を痛めた理由について。 そこが気になりますと、紫に言うと……。 紫「あ、封獣っぽいUFO」 松山「えぇっ!? どこに!?」 松山が反射的に空を見上げると、確かに円形の物体が視界を埋めた。 どんどん落下してきて大きくなるそれは……やがて強かに松山にルイージの得意技を強制させる。 カラカラと、足元に落ちたのは……顔を摩りながら確かめるとでっかいタライだった。 松山「ぶぐっ!? な、何っで、タライ!? お館の空からタライが!!?」 紫「やっぱりというか……サッカーに結びつけて考えるのね。 想定つく段階とはいえ、流石はボクネン人。 けどまぁスーパーとまではいかないから、正解扱いにしといてあげる」 紫は少し距離を詰め寄るようにして、しかしそれ程きつくはない眼差しで言葉を続けた。 紫「キーパーとしての霊夢はね。天性の勘と読みという大きな武器があっても、大きな弱点を抱えている。 博麗の巫女の力……妖怪のシュートなら幾ら強くても結界で威力を殺ぎ落とせるのよ。 だけど人間が自前の脚力で撃ったシュート……それをあの華奢な腕で防ごうとすれば、ね、どうなるかしら?」 松山「それは……ぁ……」 当時、ドイツの殺し屋が放ったシュートは、混じり気のない人間が自分の力で撃ったシュートだ。 それを受けてハーフタイムに入った霊夢は医務室へ向かった。その理由をようやく松山は悟った。
[220]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/10(金) 00:04:41 ID:??? 松山「そうだったのか。人間が放つパワーシュート。それが霊夢さんの天敵……?」 紫「そういうことね。 でも……私が言いたいのはそれではないのよ?」 懸命に答えたつもりの松山だったが、紫はあっさり、それが全ての正解ではないと言ってのけた。 じゃあ何か、と言いかける松山だったが……。 紫「これは……霊夢に認められたい目標とは剥離したものかもしれない。 けど、それ以外の感情でもあるんなら、心の片隅に刻み込んでおきなさい」 松山「は、はぁ……(いやに改まるな。一体何だろう?)」 紫「それじゃ言うわ。 天賦の才を有していようと、幾ら霊力があって妖怪退治が出来ようと……博麗霊夢は女の子だってことよ」 言われた言葉を正直にたっぷり吟味して……松山は盛大にため息をついてしまった。 松山「……霊夢さんが女の子って、そんなの見ればわかるじゃないですか」 紫「面白いわね、松山君は。 私には、貴方が、その事実を心から理解しているとは思えないけどね。 あらやだ、萃香が誰かさんに言ったことまんまになっちゃった」 紫が突然、今度は萃香に水を向けるも。 口を噤んで、妙に機嫌悪そうにしていた萃香は応えず、瓢箪を宙に舞わせて腰の位置に落として踵を返した。 萃香「…………さっ、てと私は引き上げるとするかい! 光も人形ちゃんも、そんなインチキ妖怪に付き合ってないで部屋戻んな」 紫「あ、あらなんか怒らせたかしら? ねぇ」 松山「さっぱり分かりません(眩しい笑顔で)」 シャンハイ「ごめんなさい私も……」 残った三者も、話の種も尽きたことでそれぞれ部屋に戻ったりした。 こうして地霊殿との試合前最後の練習は幕を閉じた。
[221]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/10(金) 00:06:39 ID:??? 地底といっても、都もあれば鉱脈もある。他観光スポットも点在する。 そう地霊殿から離れぬ場所、旧都を眺望できる見晴らしの良い高台があり……大妖怪・八雲紫はそこにいた。 三日月を思わせる形に開いたスキマに腰掛け、ツイと色っぽく、桜色の唇を半開きにし酒を煽り、景色を楽しむ。 その背後。 一陣の夜風ならず酒霧が吹きつけ……瞬く間もなく霧は濃度を増し、伊吹萃香が現れた。 紫は動じず、柔和に微笑み肩越しに振り返って、一献どうかと声をかけたが……。 萃香「あいにく酒の相手は遠慮しとくよ。 それより……何だい練習の時のは! 妙に光に霊夢のことを意識させるみたいな真似して……!」 練習時の紫の言動について、萃香は責めるように鋭く言及した。 しかし紫は予測済みか……「だってぇ」と杯の中の自分を見つめつつ、余裕で、萃香を挑発してるような態度を取る。 紫「霊夢ったら、もういい年頃だっていうのに浮いた噂一つもありゃしない。 人間なんて……適齢期迎えるなんてあっという間よ。 手近で済ませるにも……競争率は高い方? 仲良くなれた人間の男の子がいるなら、お節介の一つも焼きたくなるのは、そんなイケナイことかしら? それとも……ふふっ貴女が相手役ならいいな〜とか、そういうこと?」 萃香「そっ、こいらの娘子じゃないんだ。んな浮言で誤魔化されはしないよ。 あのさあ……ずばり聞くが。 ……光の気持ちは考えてるのかい?」 長い付き合いペースには嵌らないと、決して主導権を譲る意味ではなく語勢を一歩退いた萃香が厳かに問い返す。 紫は杯を傾け、背後を振り向かぬまま答えた。
[222]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/10(金) 00:07:42 ID:??? 紫「あらら松山君の気持ちですって? それって……霊夢じゃ不満に思われるとかそういうことかしら。ひどいわぁ。 私には及ばないまでも霊夢はたいした器量よしなのに……私には及ばないまでも。 ま〜確かにひたむきな努力家と、怠けがちな天才肌じゃ、性格的に合わないところも……」 萃香「そういうこと言ってんじゃないや!! 紫……初めて光と会った後、あんたが私に見せて教えたことじゃないか! 光には……きっと今も! 想いを寄せる女子がいるってことを!」 それまで抑え目にしてた萃香の堪忍袋が、のらりくらりとした紫の言動にとうとう切れた。 松山がまだ守矢神社所属の時代……彼女らが松山とファーストコンタクトを取った後の事。 紫に誘われ、霊夢と接点の垣間見えた男子ということで興味を抱いた萃香は、別世界の松山の道程を覗いていた。 小中学生時代の苦杯。 何度も頂点への道を阻まれたことでの飢えを知り、再会した萃香は松山にそれを指摘した。 そう炊きつけたことが一因(主要因は他にあるが)となり、松山が苦難の道を歩くことになった。 そして松山の過去には……必ず登場してくる一人の少女がいた。 彼女の名前は…… 萃香「名前は……確か、富士、藤……富士鷹? 地味っぽくて忘れたけど。 んでも気立てがよくて、甲斐甲斐しく光をよく支えて、内助の功を地で行く……そんなよくデキた娘子だった」 紫「藤沢美子よ。 えぇ彼女については萃香の言う通りね。 私も全てを見通してる訳ではないけれど、松山光は絶対運命に近い確率で彼女とねんごろになるわね。 もっともあくまで並列世界の話であって、私達の知る松山君と接点を結んだ彼女もそうとは限らない。 更に彼女は、些細で奇異な事件を経て、関係も冷え切り、終いには松山君の心に多大なトラウマを与えた……」
[223]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/10(金) 00:08:52 ID:??? 萃香は藤沢美子の存在を矛の様に繰り出して、紫は揺ぎない過去を盾の様に翳して。 ゆるりと時間の流れを許した後、萃香が……松山の人となりを知り得た今だから敏感に察しての言を、静かに告げた。 萃香「そいつぁね。 逆に言えば、外傷を刻まれる位に、自分の鈍感さを嫌悪する位に……。 光は、その女の子が好きで好きで惚れ込んでたてことじゃないの? 余計な手出すのは控えな紫。 光自身の心の問題だ。 徒に周囲が引っ掻き回して良いことじゃないよ」 紫「(ははぁそこまで……霊夢といいたいした保護者振りだわ) わかったわ。でも……貴女らしくもないわ萃香。 別にサッカーや他で手を貸すなとは言わないけど、貴女クラスの妖怪が肩入れしすぎるのは感心しないわよ?」 窘める口調に、萃香は声を荒げかけ……思い直して今度は逆に皮肉っぽく半笑いを浮かべる。 萃香「あんたみたく割り切るばかりでいられん時もあるんだよ。 紫さ……他ン者の色恋にちょっかいかけて、一人になってニタニタしてるのって……すっごく×ば×××いよ」
[224]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/10(金) 00:09:58 ID:??? 【地霊殿・七月二十五日・夜】 ドズガアアアアアアアウゥゥゥゥゥゥンン!!!!!! ……ゴオオオオォォォォォォォンッッ!!!!!!!!! 夜のしじまを盛大に破る轟音と揺れに、練習の汗をシャワーで流し、寝転んでた松山は一気に覚醒し跳ね起きた。 松山「な、何だ!? 隕石サイズの雹メテオ!!? それともどこぞの監督が光の巨人に――――!!? そうだサインだ! 違う避難だ! シャンハイ万一の危機に備えて色紙を――――!」 シャンハイ「光様落ち着いて!」 慌てふためき、避難方法を頭の中で並べたり窓の外を見るが、二度の揺れの後は静まり返るだけだった。 タイミングとしては、「ここじゃ被害が出る場所を変えるぜついてこい!」そんな様に思えた。 とりあえず大震災(地底だとしゃれにならない)にはならなさそうなので、松山は安心して何か行動する事に。 松山「繰り返すようだが明日はまたまた大切な試合……夜は何をしようか」
[225]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/10(金) 00:11:54 ID:??? 夜の行動を選択してください。 A 地霊殿の外に出る B 誰かの部屋に行く C 体を休める(*来客の可能性があります) D 個人練習をする E アイテムを使ってみよう F シャンハイとお喋りしよう G その他 したい行動を併記してください *先に2票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。 *松山のガッツが減りました。 (700/900)→(400/900) 今日はここまで。 松山の恋愛あれこれについてこちらで補足します。 このスレに限ってですが、ろくに進展なかった理由の一つには、松山の心理が働いていました。 形はどうあれ成就て事になる、ということは…… 松山の行動より外に、東方のキャラクターが藤沢美子から松山光を勝ち取るということになります。 言ってみればプレイヤーがあまり干渉しにくい部分ですが、裏設定としてずっとありました。 それではお疲れ様でした。
[226]森崎名無しさん:2010/09/10(金) 00:26:01 ID:NRxYnajk C 乙でした
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0ch BBS 2007-01-24