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【いつか】キャプテン森崎38.1【通り過ぎた道】
[435]創る名無しに見る名無し:2010/10/16(土) 00:14:39 ID:W+aRdjhM JOKER引きたかったー(泣)
[436]2 ◆vD5srW.8hU :2010/10/16(土) 01:04:28 ID:KkVoTBFR ★見上の裁定→ ダイヤK ★ ダイヤ→「フン…確かに謹慎処分にしても屁とも思わなさそうだな」同意した。 ----------------------------------------------------------------------------- ざわっ… 見上があっさりと森崎に同意した事で更に周りのどよめきが大きくなる。 しかし不満がある者と無い者の数は大きくバラけていた為誰も口は挟まず、 見上もそれを察したのか周囲に構わずに続ける。 見上「どうせならこき使ってやる。結果を出せない様なら覚悟しておけよ、日向」 日向「ククク…ご安心を。俺は今まで出た試合全てで得点しているでしょう?」 見上「精々その記録を崩さん様にする事だ。力が無いお前には何の価値も無いのだからな」 日向「理解ある監督で嬉しいですよ」 こうして日向は非常に冷めた視線を実に心地良さそうな態度で受け止めて合流した。 大会9日目の翌日はコンディション調整を主としたチーム練習に当てられた。既にグループ予選の試合を全て終え Bグループ1位突破が確定している全日本ユースは偵察に行った井出の報告を (Aグループでは中国がイラクを3−0で下し1位突破確定、BグループではシリアとUAEが1−1で引き分け) 聞きつつ悠々と4日後の準決勝、サウジアラビア戦に備える事が出来た。
[437]2 ◆vD5srW.8hU :2010/10/16(土) 01:04:42 ID:KkVoTBFR ただ、チーム内の雰囲気は悠々とした物からは程遠かった。 韓国ユースに油断から失態を演じてしまった事と、スタメンが約束されたも同然の 日向が加入した事で選手たちは自然と緊張し、更なる出番と力を求め懸命に練習に励んだのだ。 *政夫、和夫、新田、来生、滝、岬、松山、山森、井沢、次藤、早田、中里、石崎、高杉、中山の 全能力値が+1されました。日向はジャパンカップ時点から+3されています。 新田「(くそおっ!力が欲しい!悪魔にだって祈りたい気分だ!どうしたら良いんだあ!)」 特に新田は焦り露にチーム練習の後も居残りで己を鍛えようとしていた。 森崎に散々焚きつけられた所に日向が戻ってきた事で自分の存在意義がますます薄れ、 来生や立花兄弟の存在もある今このままでは到底出番を得られないと分かっていたのである。 そんな新田に近づく者が居た。それは… ----------------------------------------------------------------------------- 【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1281623017/l50にて !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。 (ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です) 先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で ★新田に救いの手は差し伸べられるか?→!card★ と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。 JOKER→「ふふふ…お前は力が欲しいか?」妙な貫禄がある西洋人のじいさんだ… ダイヤ→「馬鹿の考え休むに似たり、と言う言葉を知っているかい?」ドSの調教師、三杉だ! ハート→「手を貸すぞ」「頑張れ!新田くん!」「才能はある筈だよ」山森、葵、赤井の同い年組だ! スペード→「新田!焦るだけじゃ駄目だ!」幼馴染の山森だ! クラブ→「無駄な努力ご苦労さん」冷やかしに来た日向だった…
[438]2 ◆vD5srW.8hU :2010/10/16(土) 01:07:36 ID:KkVoTBFR あっちゃあ…1時をオーバーしてしまいましたね。 新田がついに人材マニアの毒牙にかかった所で今日はここまで。 また明日お会いしましょう。
[439]創る名無しに見る名無し:2010/10/16(土) 01:58:08 ID:W+aRdjhM 帰ってきたウル虎マン乙でした
[440]2 ◆vD5srW.8hU :2010/10/16(土) 10:12:37 ID:KkVoTBFR ★新田に救いの手は差し伸べられるか?→ ダイヤ9 ★ ダイヤ→「馬鹿の考え休むに似たり、と言う言葉を知っているかい?」ドSの調教師、三杉だ! ----------------------------------------------------------------------------- 新田「!!…ご挨拶ですね」 無遠慮にも程がある言葉に新田は怒りを隠そうともしなかった。 だが三杉も新田の眼光に怯む訳が無く、楽しそうに笑うだけである。 三杉「では君は今何をしようとしていたのかな?とても何かテーマや目的を決めて ボールを蹴っていた様には見えなかったが、僕には想像もつかない様な新技の構想でもあるのかい?」 新田「…ありませんよ!だからと言って何もしない訳にはいかないでしょうが!」 三杉「だから馬鹿と言ったのさ。ただ単に周囲と自分に向けた言い訳として走っていただけ… 雑念交じりに体を動かしていても有限な体力と時間が消費されるだけ…つまり、 結局は無駄に考えるだけで何もしていないんだ。体を休めてコンディション調整をした方がまだ有益さ」 新田「ぐぐぐぐ…!!じゃあ今のアンタは何しているんですかね!?俺をからかうのがそんなに有益ですか!」 そのまま始まった口喧嘩でも新田は三杉に秒殺され、ヒステリックに怒鳴り返す事しか出来ない。 ここで三杉は冷笑を抑え真面目な表情になった。 三杉「いいや。相手によってはからかいや挑発は実に効率的な育て方となるし、 実際に森崎はそうやって君を刺激しようとしたと思うが…君相手にはむしろ逆効果だと判断していた所だ」 新田「はあ…?逆効果だと思っているならなんでやるんですか」 三杉「君の必死さを確かめようと思ってね。ここまで侮辱された後で、それでも僕に教えを請うつもりはあるかい?」
[441]2 ◆vD5srW.8hU :2010/10/16(土) 10:13:25 ID:KkVoTBFR 新田「随分とまあ回りくどい事を…俺が怒って立ち去っていたらどうするつもりだったんですか」 三杉「それなら君は才能を芽生えさせられるだけの精神力すら欠けた欠陥品だと言う結論を出し、 以後代表落ち候補として見向きもしないだけさ。軟弱者にストライカーは務まらないからね」 新田「……………」 三杉「さて、どうする?僕の教え方はあまり優しくないよ」 そして三杉はただ単に彼を嘲るだけではなく、厳しく鍛えに来たのだと理解した新田は いったん口を閉ざし、目もつむり…数秒後にギラリと光る目と牙を見せて答えた。 新田「…やりますよ。今の俺は悪魔とだって契約してやりますよ。例えその為にアンタ、 ひいてはあのクソッタレなキャプテンの靴を舐める必要があっても、強くなれるんだったらそれでいい!」 三杉「良い言葉だ…だが、別に森崎に嫌々な忠誠を誓わなくてもいいよ。 そんな形の支持はアテにならないし、そうでなくても森崎の支配体制は既に磐石だからね」 新田「へっ?………じゃあ何ですか、俺が役に立つFWになればアンタはそれで良いんですか?」 三杉「そう。僕の行動原理は自分の所属するチームを強くする事のみさ。それが僕自身の強さでもあるからね」 新田「(…本当にこの人の性格は評価に困るな…頭が良すぎて怖いって山森も言っていたし)」 こうして三杉と新田の特訓が始まった。
[442]2 ◆vD5srW.8hU :2010/10/16(土) 10:14:02 ID:KkVoTBFR 【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1281623017/l50にて !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。 (ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です) 先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で ★三杉のドリブルコーチング→(!dice + !dice)★ ★新田のドリブルトレーニング→(!dice + !dice)★ ★三杉のシュートコーチング→!(!dice + !dice)★ ★新田のシュートトレーニング→(!dice + !dice)★ と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。 ドリブル練習の合計値が 11以下→効果無し… 12〜15→フラグA取得! 16〜19→「スキル・ドリブル+2」習得! 20〜23→「スキル・ドリブル+2」習得、フラグA取得! 24→「スキル・ドリブル+2」「芸術的なドリブル」を習得! シュート練習の合計値が 11以下→効果無し… 12〜15→フラグC取得! 16〜19→「スキル・シュート+2」習得! 20〜23→「スキル・シュート+2」習得、フラグC取得! 24→「スキル・シュート+2」「ファルコンダイブ」を習得!
[443]2 ◆vD5srW.8hU :2010/10/16(土) 22:59:21 ID:KkVoTBFR ★三杉のドリブルコーチング→( 4 + 2 )★ ★新田のドリブルトレーニング→( 6 + 4 )★ ★三杉のシュートコーチング→!( 3 + 2 )★ ★新田のシュートトレーニング→( 1 + 5 )★ ドリブル練習の合計値が16〜19→「スキル・ドリブル+2」習得! シュート練習の合計値が11以下→効果無し… ----------------------------------------------------------------------------- 新田「で、何から始めるんです?」 三杉「合理的に行こう。君はストライカーだ。味方からパスを受け、その場から撃つか 自分で切り込んでから撃つかの2択。それが君のプレイスタイルであり役割だ。 故に重視される能力はドリブルとシュートの二つ。まずはドリブルから改善していこう」 新田「具体的にはどうすればいいんですか?」 三杉「そうだな…まずは君のドリブルを観察させてくれ。特徴を再確認したい」 新田「分かりました」 タッタッタッ… いざ練習が始まると三杉の態度は皮肉や挑発を控えた極めて論理的な物になった。 それに伴い新田の機嫌も直り、素直に要望通り障害物つきのコースでドリブルを披露する。 新田「…どうですか?」 三杉「スピードは申し分ない。だがそれだけだ。逆に言えば、テクニックを植えつける余地があると言う事だ」 新田「植えつけるって、そんなに簡単に…」 三杉「簡単ではないが、達成出来れば短期間で劇的に効果を上げられる方法はあるよ」 新田「えっ!?」
[444]2 ◆vD5srW.8hU :2010/10/16(土) 23:00:03 ID:KkVoTBFR 三杉「それは…左足だ。巧いドリブラーは必ず両足を効果的に使っている。君はそうじゃない。 国内ならそれでも良かったんだろうけど、世界に通用するにはこの欠点は修正しなくてはならない」 新田「…なんだ、それですか。それなら俺もずっと前から気付いていましたよ。それを必死に修正したのが 現状なんです。まだまだ改善点はあるのは確かでしょうけど、劇的に効果を出せる練習法なんて無かったですよ」 直後に三杉は新田のドリブルの問題点を指摘してみせたが、それは新田も自覚していた問題点だった。 今更言われるまでもないとばかりに顔をゆがめる新田だったが、三杉は余裕そうに笑った。 三杉「確かにテクニックは一夜にして身につく物ではない。だが水面下に蓄積していた物が 何かの切欠で一気に表面化する事がある。そんな切欠となるかも知れない事をしてみせよう」 新田「切欠…ねえ。何をするんですか?」 三杉「論より証拠。今から僕が同じドリブルをするから、良く見ておくんだ」 新田「(なんだよ、結局上手い僕を見て学べってか?確かに達人から目で盗むのは おおいにアリだけど、それが切欠になる程のセンスがあったら最初から苦労しないっての)」 次に三杉が行ったのは新田が先ほど走ったコースを自分もドリブルし、それを観察させる事だった。 これの何処が劇的な上達の切欠になるのか?そんな懐疑的な感情と共に三杉の動きを観察し始めた 新田だったが、彼が違和感を覚え、その正体に思い当たるのに時間はかからなかった。 タッタッタッ… 新田「(ん?なんか三杉さんとは思えない程下手なドリブルだな)」 タッタッタッ… 新田「(スピードはあるけど左足の使い方が駄目じゃんか。自分が出来ない事を人に…)」
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0ch BBS 2007-01-24