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【勝利者と】幻想のポイズン40【敗者たち】
[251]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/26(木) 00:10:07 ID:??? それに対して早苗としても、幻想郷のトップ選手である咲夜に評価をしてもらえたというのは純粋な喜びであり。 咲夜の言葉に喜色を浮かべながら鉢巻とキャプテンマークを交換する。 その後、咲夜と早苗は握手を交わし……咲夜はその場を立ち去り、レミリア達の下へと戻っていく。 そして、早苗はぼんやりと鉢巻を眺めながら観客席の方へと向かうのだが……。 早苗「……あれ?」 その時、不意に鉢巻に見えにくいように白い糸で何かの文字が刺繍されている事に気づいた。 一体なんだろうかと慌ててその文字を確認してみると……。 『I LOVE YOU』 早苗「………………」 ビリビリビリ ポイッ! 神奈子「早苗ー、何やってんだい! ほらほら、早く観客達の声に応えてやりな! 皆、お前を待ってるんだから!」 早苗「はい」 一瞬にして鉢巻を破ると同時、ポイとフィールドに捨てる早苗。 神奈子に促されると若干引きつった笑みを見せながら観客席の方へと近づき……。 それでも、これまで応援をしてくれた観客達に向けて愛想よく振舞いながら、頭を下げ続ける。 表面上は優勝に喜び、観客達に感謝をしているかのように見える早苗だったが……。 しかし、その早苗の心中には、以前までは幻想郷の中で数少ない人間の友人である咲夜――。 その立ち振る舞いや大人びた雰囲気にある種の憧れに近い感情を抱いていた咲夜に対する疑惑と拒絶。 そして、絶対的な嫌悪感が渦巻いているのだった。 ※早苗の咲夜に対する感情が 早苗→(NO THANK YOU)→咲夜 になりました。
[252]森崎名無しさん:2010/08/26(木) 00:10:07 ID:??? 何このデジャヴwww
[253]森崎名無しさん:2010/08/26(木) 00:10:16 ID:??? やっぱり鉢巻交換イベントあったwww
[254]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/26(木) 00:11:08 ID:??? 咲夜「さァ、お嬢様。 帰りま……」 レミリア「ギギギギギギギギギギ……!!!」 咲夜「ど、どうされましたかお嬢様!?」 一方その頃、紅魔スカーレットムーンズらの下へと戻った咲夜は主人であるレミリアに微笑みかけ。 敗者はいつまでもフィールドに残らず、早く立ち去ろうと促そうとするのだが……。 そんな咲夜を出迎えたのは、あからさまに自分に怒りのこもった視線を向ける敬愛する主人。 そして、冷ややかな視線を向けてくる同僚や部下に、主人の妹や友人――客分扱いの外来人たち。 咲夜「ど、どうしたの? 何か……あったの?」 美鈴「……いえ、もう、なんといっていいか」 フラン「……お姉さま、帰りましょう」 レミリア「ギギギギギ……! ギギギギギギギ……!!!」 咲夜の戸惑った声に美鈴は曖昧に呆れたような表情を浮かべながら答えにならない答えを返し。 フランドールは大仰にため息を吐きながら、姉のレミリアの手を引いて咲夜から引き離そうとする。 慌てて咲夜が追おうとするものの、そんな咲夜の肩をポンと叩き、パチュリーが引き止める。 パチュリー「……今は放っておきなさい」 咲夜「で、ですがお嬢様のお傍にいる事が従者としての何よりも大きな仕事。 ……今はお嬢様も落ち込んでいる最中でしょうし、お傍に私がいないと……」 パチュリー「……だから放っておきなさいと言ってるのよ」 美鈴「お願いですから今のお嬢様に近づかないで下さい……多分、時間が過ぎれば大丈夫だと思いますから……」 咲夜「ど、どういう事よ? どういう意味? え、何?」 三杉(……色々と残念すぎる) 美鈴とパチュリー、そして三杉の哀れむような視線を受けながら咲夜は混乱したように自身がおかれた立場について考える。 だが、自分に非は何も無いと考えている咲夜がどれだけ考えても――。 レミリアが自分に対し激怒している理由はわからないのであった。
[255]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/26(木) 00:14:20 ID:??? 選択肢はありませんが、本日はひとまずここまで。 正直咲夜さんは当初の予定では人間組一の常識人にするつもりだったのですが……。 オールスターでのレミリアのシュートをブロックした事で、中の人の中で180度方向転換のKY長になってしまいましたです。 明日はベストイレブンの発表、そしてMVPの発表、幻想郷代表発表にいけるかな……? それでは、お疲れ様でしたー。
[256]森崎名無しさん:2010/08/26(木) 00:15:20 ID:??? あのオールスターのイベントは笑えたなあ乙でしたwww
[257]森崎名無しさん:2010/08/26(木) 00:29:52 ID:??? でも咲夜さんと早苗さんのにゃんにゃんならちょっと見てみたいかも
[258]森崎名無しさん:2010/08/26(木) 00:37:43 ID:??? 咲夜さんはブレないな乙でしたw
[259]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/26(木) 18:09:44 ID:??? こうして咲夜が敬愛し、忠誠を誓う主人から冷たくも怒気の含まれた視線を受け。 更にはチームメイト達にも詰るような冷たい威圧感を受けている中。 一方でこの試合を最後まで観戦していたこの大会に関わりあった面々も。 予想外に近い試合の結末に対して色々と思う所があったようである。 パルスィ「パルパルパル……! 妬ましい……! これだけの声援を受けられる守矢フルーツズが妬ましい!! というか憎きオータムスカイズを私達以外のチームが打倒したというだけで妬ましいのに。 その上優勝までしてしまうというのが妬ましい!!」 ヤマメ「とか言いながら、守矢が負けてたら……」 パルスィ「オータムスカイズに勝った癖に優勝逃すとか妬ましい!!」 ヤマメ(……結局はこうなんだよねぇ。 まぁ、いい加減パルスィのこの性格にも慣れたけどさ……) 藍「しかし、よく守矢の者達は守りきった……。 口々に観客達も褒め称えているが、この試合はその1点に尽きる」 アリス(早苗も本当に強くなったわね……昔は意味のわからないオーバーラップを頻繁にしてたのに……。 まだスタミナの不安、一対一での弱さはあるけれど……純粋なセービング力だけなら紫にも追いつきそうだわ) ネオ妬ましパルパルズの面々は守矢の勝利に対して純粋に感嘆しつつ……。 そんな中、唯一パルスィだけはパルパルパルパル……と爪を噛みながら呪詛の言葉を呟く。 自分ではない他のチームが優勝を果たすという事象は彼女にとっては最大級の嫉妬すべき事柄でしかなく。 おまけにその優勝をしたチームが(自らが思っているだけだが)ライバルであるオータムスカイズを倒した守矢だというのだから。 その嫉妬の深さは尋常なものではない。 パルスィ(おまけに中盤を制するチームが勝つとか言った私が何だかまるで馬鹿みたいじゃない……妬ましい!) 試合開始前、偶然にもオータムスカイズのキャプテン――反町と出会った際。 中盤を制するチームがこの試合に勝利をすると宣言をしたパルスィ。 しかし、試合は終始紅魔が中盤を制し攻撃権を殆ど手放さなかったものの……。 それでも勝利をしたのは、押されっぱなしであった守矢フルーツズ。 自身が予想しなかった通りの結末になってしまったとあれば、当然パルスィも不機嫌となるのだった。
[260]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/26(木) 18:10:44 ID:??? 勇儀「いやァ、流石に萃香も大したもんだぁね! これが鬼の強さってもんだ!!」 お空「うにゅう……。 吸血鬼達のシュートを全部防ぐなんて……」 お燐(外様の鬼はともかく、うちのチームの中で一番のシュートを打てるのはお空だけ……。 そのお空よりも強い吸血鬼達のシュートを全部止めるとか、どうなってんのにゃ……) 一方で地霊アンダーグラウンドの面々はといえば、同じ鬼である萃香が大活躍をして優勝に大きく貢献した事が嬉しいのか。 勇儀は高らかに笑いながらもその紅く大きな杯を掲げて祝杯を上げ……。 逆にお空は目に見えて落ち込み、お燐は頬をかきながらもどうしたものかと冷や汗をかく。 元々、お空のこの強大な力も守矢フルーツズの神に貰ったもの。 だからこそお空にしろ、お燐にしろ、ある程度は守矢に恩があり守矢フルーツズが優勝した事は素直に祝福したい気持ちでいたのだが……。 しかし、このままではどう考えても今後のサッカー界において自分達、地霊アンダーグラウンドが中堅・強豪の枠から。 名門と呼ばれるチームへと昇格するのは難しいと考え、微妙な心境となってしまう。 お燐(この鬼はそもそもチームを強くしようとかいう考えは持ってない……自分のことしか考えてない。 だから出来ればお空にもっともっと点を取れるだけの実力をつけて欲しいんだけど……) お空(う、うにゅう……) だが、今でも既に限界に近いお空のシュート力。 さとりが精神的に辛い状況だからこそ、自分達ペットの力で何とかチームを立て直そうとする二人だが……。 しかし、そもそもそれほどオツムがいいとは言えないお空に、そこまで馬鹿では無いが決して利口とも言えないお燐。 二人に現状を打開出来るような策を考え出すのは、土台無理な話であった。 魔理沙「……で、結局守矢が勝ったんだが」 霊夢「………………」 そして、こちらは準決勝で守矢フルーツズに敗北をした博麗連合のエース達。 霊夢はあからさまに不機嫌な顔をしながら憮然とした様子でフィールドにいる早苗達をにらみつけており。 魔理沙はそんな霊夢に対して冷たく、非難をするような視線を向けている。
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0ch BBS 2007-01-24