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【勝利者と】幻想のポイズン40【敗者たち】
[396]森崎名無しさん:2010/08/29(日) 01:36:31 ID:5OKGSAeE B
[397]森崎名無しさん:2010/08/29(日) 01:39:04 ID:KRsNSM26 B
[398]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/29(日) 01:47:43 ID:??? 本日はひとまずここまで……続きは明日以降書かせていただきます。 それでは、お疲れ様でした。
[399]森崎名無しさん:2010/08/29(日) 01:48:41 ID:??? 静岡乙でした
[400]森崎名無しさん:2010/08/29(日) 02:19:36 ID:upcK6gOk C
[401]森崎名無しさん:2010/08/29(日) 02:28:34 ID:bhVXOGsg B
[402]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/29(日) 19:01:39 ID:??? >B.「ところで、お前はフランス国際Jrユースには出てくるのか?」 国際Jrユースでの西尾?の扱いが気になる =================================================================================================== 反町が気になったのは、今後の西尾?の取る進路についてだった。 この不夜城カップで一旦、幻想郷全体のサッカーは休止状態となり……。 幻想郷の選手勢はその殆どがフランス国際Jrユース大会に出場をする事となる。 その中で外界からの助っ人選手である反町や三杉はそれぞれ全幻想郷、全日本として戦う事を選択しており。 シェスターからは話を聞いてこそいないものの、恐らくは西ドイツに戻るのだろうという事はある程度予想がつく。 しかし、(一応は)日本人らしき西尾?はそもそも全日本Jrユースには選出されていない為、全日本Jrユースで戦う事は出来ず。 更には全幻想郷代表のメンバー発表の中にも、西尾?の名前は無かったのである。 反町「お前の実力なら選ばれてもおかしくなかった筈だ。 何か理由でもあるのか?」 西尾?「ふぅむ……ずいぶんワシを買ってくれてるようじゃのう」 反町の言葉に西尾?は少しだけ照れたような表情を浮かべながらもため息を吐き……。 しばし考え込んだ後、意を決したかのようにその口を開いた。 西尾?「何から話したらええのかわからんが……。 とにかく、まず初めに謝罪をしておくわい。 今まで……ワシはお主らを騙しちょった」 反町「へ? 騙してたって……どういう事だ!?」 西尾?「ワシの本当の名前は、西尾浩司?じゃないがじゃ」 反町「え……!?」 カルツ「ワシはカルツ……ヘルマン・カルツ! 西ドイツ、ハンブルグに所属をする仕事師。 ヘルマン・カルツじゃ!!」 反町「なにィ!?」 これまで徹底的に自分は日本人だと言い張ってきた西尾?の、意外過ぎる爆弾発言。 その言葉に反町は思わず驚きの叫び声を上げ、目を丸くするのだが……。 しかし、よくよく思えば、確かにそのどう考えても日本人離れしている金髪などを見れば何となく納得をしてしまう。
[403]森崎名無しさん:2010/08/29(日) 19:02:22 ID:??? なにィ!?
[404]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/29(日) 19:02:45 ID:??? だが、一体どうして西尾浩司?などという人物の名前を名乗っていたのか。 どうして自身の身を偽る必要があったのかという疑問が反町の中で湧き上がり。 反町はその事を質問するのだが……西尾?――否、カルツはその質問に対してすぐさま笑みを浮かべながら答える。 カルツ「いきなり訳のわからん場所につれてこられて本名を言える筈もないじゃろう……。 じゃから咄嗟に偽名を名乗ったという訳じゃ」 反町「そ、それにしたってどうして西尾?なんて日本人名を名乗ったんだよ。 逆に怪しすぎるぞ!!」 カルツ「その点はワシの完全な落ち度じゃのう……。 まあ、何故西尾?と名乗ったかと言われれば……。 実際、その西尾浩司という人間とワシとは浅からぬ縁があるからじゃ」 反町「どういう事だ……?」 カルツ「実は日本におる西尾という奴とは……異母兄弟という間柄なんじゃよ」 反町「な、なんだってー!?」 一体なんなんだその裏設定はと思いながら、またもや仰天をする反町。 どうやら西尾?――ではなく、カルツと日本にいる本物の西尾浩司という人物とは父が同じ人物であるらしく。 カルツはその事実をここ最近(とはいってもこの幻想郷に来る前だが)、父親から聞かされたらしい。 そして、偽名を名乗る際――咄嗟に出てきてしまった名前が、その西尾浩司という名前だったというのである。 反町「な、なんてむちゃくちゃな話だ……。 静岡県民会の皆さんが怒るぞ……!」 カルツ「ワシの兄弟……西尾の事を調べている内に、静岡の文化にも慣れ親しんだ。 しかし、ワシはゲルマン民族――誇り高きゲルマン魂を持ったサッカー選手じゃ。 静岡は愛してはおるが……それでも、ワシは……どこまで行ってもゲルマン民族なんじゃよ……」 反町(なんというダブルスタンダード……) 苦々しげにそう呟くと、西尾?――ではなく、カルツはようやく真実を語れたと晴れやかな笑みを浮かべ。 やがてキッ、と表情を引き締めると反町の胸をコツンと叩きながら今一度口を開く。
[405]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/29(日) 19:03:54 ID:??? カルツ「そういう訳じゃから、ワシは当然西ドイツに戻りシェスターと共に西ドイツJrユースとしてお主らと戦う。 三杉のいる全日本とも……そして、お主のおる全幻想郷ともな」 反町「……そうか。 正直、まだお前が西尾?じゃなくて本当はドイツ人だって事に驚いてるんだが……。 とにかく、わかった。 それじゃあ……今度会う時は、フランス国際Jrユース大会で……かな」 カルツ「じゃろうの。 ワシもシェスターも、そして三杉も明日には帰るからの」 それまでに、守矢の世話になった皆にも事情を説明しておかんと……とカルツは呟きつつ。 改めて反町と握手を交わした後、最後にもう一つ……と口を開く。 カルツ「今の西ドイツの実力は、正直な話――幻想郷で鍛えまくったワシやシェスターはもとより。 幻想郷のトップレベルの選手の足元には到底及ばん。 じゃがの、これからの練習で……必ずお主らと対等の……。 いや、それ以上の実力をつけるぞ」 反町「ずいぶんと自信があるみたいだな」 カルツ「ワシとシェスターに加え、派遣選手がコーチをしてくれれば西ドイツの連中は一気に伸びる。 それに……ワシのチームメイトに、一人、そういった逆境を楽しめる気質を持つもんがおっての」 反町「逆境を楽しめる……?」 カルツ「そうじゃ。 ……言っておくが、そいつが成長してくれれば、お主にも三杉にも絶対に負けん。 西ドイツの若き皇帝は、必ずお主らの大きな壁となって立ちふさがるだろうよ」 反町「………………」 A.「そいつの名前は?」 カルツの言う若き皇帝について聞いてみる B.「壁があるなら、それを超えるシュートを打つだけさ」 あえて勝気に返事をしてみる C.「逆境を楽しめるって……そういう趣味なのか?」 Mなのかと聞いてみる D.「そいつと戦うのも楽しみだけど……俺はお前やシェスターとの再戦を楽しみにしてるよ」 カルツとシェスターに期待してると言う E.その他 自由投票枠 先に3票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
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0ch BBS 2007-01-24