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【目指すは】黄金のジノ1【ファミコンジャンプ】
[792]森崎名無しさん：2010/09/01(水) 19:15:24 ID:??? ★灰色時代 ハート3 ★
[793]森崎名無しさん：2010/09/01(水) 19:15:29 ID:??? ★灰色時代 ダイヤA ★
[794]黄金のジノ ◆k6jzzkzejA ：2010/09/01(水) 19:30:19 ID:??? 優子「出番マダー？」 ナージャ「(この人…親友に似てる…)」 ★灰色時代 ハート3 ★ ハート…長沼「多可子が試合を見に来るんだと。昼飯の時に多可子に聞いてくれ。」 長沼「………しかし、俺の口から語るのは不公平だ。」 長沼の口から、意外な言葉が出た。 長沼「俺が話すと、どうしても俺寄りの話になる。だから、俺からは話せない。」 ジノ「…当事者が？」 長沼「多可子が試合を見に来るそうだ。詳しくは昼飯の時に多可子に聞いてくれ。」 ジノ「(…恋した人を、悪く言いたくないのか。気持ちはわからなくもないが…)」 少しずつ良い方向へ向かいつつあるようだが、彼の闇は未だ晴れないようだ。 ※昼の行動が、長沼関連のイベントになります。 イベント終了後、テネリフェ戦となります。
[795]黄金のジノ ◆k6jzzkzejA ：2010/09/01(水) 20:05:34 ID:??? 晴れない気持ちのまま、長沼の部屋を出て自室のテレビをつける。 …そこには、欧州のサッカー情報が映っていた。 『ドイツ王者バイエルンを迎え撃った、レアルマドリー。いきなり魅せます！ コインブラのドリブルから、ファーゴがクロス！そしてライール！ レアルマドリー、先制点を奪いました！ 対するバイエルンも、負けてはいません！後半開始早々、『皇帝』カール・ハインツ・シュナイダー！ ファイヤーショットでゴールを奪い、同点とすると…終了間際、再びシュナイダー！ レアルマドリー、ホームでの黒星を喫しました。』 ジノ「……凄いな……。………俺は、しがないＢのキーパー……。 ……負けんぞ、シュナイダー！」 すっかり気分の晴れたジノは、気合いを入れてスパイクを磨く。 ホペイロには任せない。道具の管理は、人にさせたくないのだ。 ピカピカになったスパイクを見て、ジノはソックスも新調した。 イタリア男たる者、常に男伊達であるべし。 ジノは、満足しながらスパイクとソックスを鞄の中に入れた。 ※この試合、接触プレーで何かが起きるかも知れません。
[796]黄金のジノ ◆k6jzzkzejA ：2010/09/01(水) 20:11:48 ID:E8ALURGI 昼食… 長沼の指示に従い、レストランへと歩く。 多可子は、いた。 見ると、連れがいるようだが…… 先着一名様で。 ★ついに登場？ !card ★ JOKER…いたー！なんか一杯いる！ ダイヤ…黒髪のどんぐり眼も一緒だ。 ハート…茶髪の少女だ。 スペード…恋人みたいだな。 クラブ…ナンパされてただけか…
[797]森崎名無しさん：2010/09/01(水) 20:13:08 ID:??? ★ついに登場？ ハート8 ★
[798]黄金のジノ ◆k6jzzkzejA ：2010/09/01(水) 20:42:43 ID:??? 優子「『長沼の章』正ヒロインは、私なのに！」 リベリオ「(ヒールの間違いだろ…)」 カマーチョ「もういいだろ、そっとしとけ。」 ★ついに登場？ ハート8 ★ ハート…茶髪の少女だ。 多可子「あ！ヘルナンデスさんだ！おーい！」 多可子が手を振る。 ジノ「やあ、タカコ。そちらの美人も紹介してくれるかい？」 多可子「あー、この子は私の友達で…」 北野「北野深雪と言います。宜しくお願いします、ヘルナンデスさん。」 暫く談笑しながら、食事を楽しむ。話が核心に行くに連れて、二人の顔から笑顔は消えた。 話を要約すると… 長沼は中学時代、スクールのヒーローだったらしい。 そして幼なじみの優子と付き合い、中学校卒業までは順調な交際をしていた。 高校が離れ、優子は別の男と付き合い、長沼はショックでサッカーに深く打ち込んだ。 その甲斐あり、全国大会へ出るチームでもスタメンを張った。 大学進学と同時によりを戻し、優子は小説家稼業を始め、長沼はサッカーと、語学に打ち込んだ。 倦怠期が訪れ、優子は当時連載していた雑誌の編集と浮気。長沼を捨て、彼の元に走った。 全てに絶望した長沼は、レヴィンシュートを編み出し、『壊し屋』として名を轟かせ、セリエＢへ。 一方優子は、編集に捨てられ連載も打ち切り。今ではＢＬやレディコミを書き、細々と暮らしているらしい。 優子は過去を懐かしみ、何とか長沼とよりを戻したがっているそうだ。 ジノの脳裏に、アデラの言葉が浮かんだ。 『ジノじゃなくて、ジノのお金やフェーム(名声)を欲しがる人間が多い』 ジノ「(……こりゃ、トラウマにもなるわ……)」 ジノは頭を抱えた。
[799]森崎名無しさん：2010/09/01(水) 20:52:05 ID:??? 女なんて誰も信じられないんだジノ君！
[800]黄金のジノ ◆k6jzzkzejA ：2010/09/01(水) 21:16:01 ID:??? ジノ「………女性不信になるよ、それは………。」 人間不信になってもおかしくないレベルだ。 北野「……でも、今のゆうちゃん、見てられなくて…。」 ジノ「それは、僕達から見たナガヌマもだよ。彼は漸く乗り越えつつあるけど、君達は、彼らに逆戻りさせる事が望みかい？」 多可子「……いえ。」 ジノ「なら、君達が彼女に言うべき事は、一つだ。」 北野「……………。」 多可子と北野が顔を合わせ、ため息をつく。 ジノを味方につける算段だったのだろう。彼女達の顔には、明らかな疲労の色が浮かんでいた。 ジノ「……見た所、本心から協力したわけでもなさそうだけど、彼女にそこまでやる義理はあるのかい？」 多可子、北野「協力しないと、レディコミのネタにするぞ、と脅されて……。」 ジノ「………………。」 ※長沼のチェーンイベントが、一つ消化されました。 ※多分もう、あのアレの出番は、回想以外ありません。
[801]黄金のジノ ◆k6jzzkzejA ：2010/09/01(水) 21:26:13 ID:??? ※少し早いですが、本日はここまで。 明日の夕方位には、試合に入れると思います。 ※優子のキャラクターに対しては、長沼のイベント成功率が高すぎた為、相対的に酷くなりました。 本来は、もう少し救いのある話になる予定でした。
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0ch BBS 2007-01-24