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【アリティア】ファイアーモリブレム19【最大の危機】
[855]森崎名無しさん:2010/09/11(土) 21:23:36 ID:rW2uJcQQ A そうだね、成長止まってる森崎を追い越してライバルはどんどん強くなっていく。
[856]854:2010/09/11(土) 21:25:41 ID:??? 書き間違い…… バカみたいな敵の引き、です。 敵のバカは、虎さんと猿くらいかなw
[857]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/11(土) 23:10:13 ID:??? >>856 石崎のオーバーラップは明らかに罠選択肢でしたからね…w =============== >A俺は俺が思っているよりずっと弱かったことに気づいたよ。 =============== 南葛でも全日本Jrユースでもチームの中心となり仲間たちを先導しつづけた男、森崎有三。 彼は今でこそこの世代では世界で有数のキーパーと名高いが、幼い頃はごく平凡な一選手でしかなかった。 数々の策略と裏工作、そしてなにより忘れてはいけない血の滲むような努力の積み重ね。 その末に得た実力により森崎は今の地位を築き上げているのである。 森崎「俺は悔しかった。何の努力もせずに実力も地位も最初から手にしている奴らが許せなかった。 若林、日向、そして翼。奴らからなんとしてでもキャプテンの座を奪い、俺が頂点に立つ。 そう誓いを立ててここまで突っ走ってきた。だけど……」 そこまで言い終えた森崎が、ふと視線を絨毯が敷かれた床に向ける。 今では祖父と孫のように親しくなったモロドフと言えども、弱気の虫が見え隠れする今の表情を見られたくなかったのだ。 森崎「俺は、俺が思っているよりずっと弱かったことに気づいたよ。 ……中学生までの頃はそんなんでも十分にやっていけた。でもこれからは違う。 もう裏工作や策略を駆使してもひっくり返せない壁があることに気づいた。 そしてその壁を乗り越えるには……俺自身がもっと強くならなくちゃいけないって……気づかされた」 もう自分がこれまでの人生で蓄えてきたアドバンテージなどこれっぽっちも残っていない。 多くの日本の選手が海外遠征へと出されている現状、今の森崎の立場は不遇とも言える。 森崎「(だけど、片桐さんが言うように俺は今地球には戻れない。 俺の能力を下げようとする不埒な奴を見つけてもらうまでは……)」 誰かが『リセット』能力を駆使して森崎の才能と能力を無かったことにしようとする者がいるらしい。 その正体が判明するまで、片桐は森崎の能力を守るために 地球上には無い異世界、この別次元のアカネイア大陸へと移籍させたと言う。
[858]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/11(土) 23:12:08 ID:??? 森崎「……俺は強くなりたい。でも、俺の今の体は強くなることを拒んでいるかのようだ。 それが悔しいんだ。どれだけ進んでもゴールが見えないマラソンを走らされているみたいなんだ…!」 弱音など人前で吐くまいと思っていた。弱みを見せることはすなわち相手に主導権を与えてしまうことだから。 だがこの敗戦続きで凛とした心が折れかかっていたのだろう。森崎はモロドフについに弱音を吐き出した。 モロドフ「…森崎殿。これはサッカーのど素人の独り言じゃから聞き逃してくれても構わん」 穏やかな口調で語るモロドフ。森崎が顔を上げると、モロドフは静かに背を向ける。 モロドフ「取り返しのつかない過ちを犯し、後悔することしか出来ず道を見失う。 それでも人は立ち止まったり引き返すことは許されん。それが人の定めじゃ」 森崎「……(リセットのことを言っているのか?)」 モロドフ「今まで通りの生き方で通じないと理解したのなら、違う生き方を見つけなければいかん。 それは今までの自分の生き方を否定する勇気が必要になってくる。 これまでの自分の経緯をリセットし…新たな自分を構築する必要が出てくるじゃろう」 そこまで言うと、モロドフは森崎に一つの薬ビンを手渡した。 モロドフ「お前はこれまでの過去…自分を。『キャプテン森崎』を捨てる覚悟があるか?」 森崎「これは…?」 手渡された薬ビンにはかすれた文字で読みづらかったが『ファイアーモリブレム』と書かれていた。 モロドフ「もし、お前が新たな生き方を求め、新たな力を欲すると言うのならそのビンの中身を飲みなさい。 だがそれは…酷く辛いことになるかもしれん。お主はまだ若い。それほど生き急ぐことはないですぞ」 森崎「…おいおい、何を訳の分からんことを。俺は今までも、そしてこれからもキャプテンの森崎有三だぜ。 それに舐めてもらっちゃ困るぜ。こんな薬に頼らずとも俺は俺なりにもう少し足掻いてみるさ」
[859]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/11(土) 23:13:54 ID:??? ついポロッと弱音を吐いてしまったことを隠すように、森崎は無理に強がったような口調で言う。 モロドフ「ふふふっ…その方がお前さんらしくていいかもしれぬな。 なぁに、お前さんの人生はまだまだ長い。この老い先短い老人のように焦ることもなかろうて」 森崎「笑えない冗談は止めてくださいよモロドフさん。まだまだこれからでしょ?」 モロドフ「ほっほっほ。そうじゃな。まだまだこれからこれから…」 森崎「じゃ、俺は明日に備えてそろそろ寝ますよ。 …明日の試合、負けませんからね。全敗だけはなんとしてでも阻止してみせますよ」 モロドフ「お手柔らかにお願いしますぞ。なにせわしはサッカーに関してはど素人なのじゃから」 森崎「どうだかなぁ?あの日向や三杉を勝手にさせないように纏める手腕は見事だぜ。 案外モロドフさんは監督業に向いているのかもしれないな?」 モロドフ「そうかもしれませんな。この戦争が終われば、アリティアにクラブチームでも創立してみますかのぉ。 ……それでは森崎殿。わしはこれで」 森崎「ああ、おやすみモロドフさん」 スッ……ぼや… 森崎「…? あれ…?」
[860]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/11(土) 23:15:10 ID:??? 森崎の部屋の前からゆっくりと去って行くモロドフ。 ドリブルの特訓で体力を消耗しすぎたのか、彼の背中がだぶついて見えた。 まるでもう一人の人間が重なっているかのように。 森崎「……寝よう。脳みそが早く寝ろって言ってるみたいだから……」 森崎はモロドフから受け取った薬ビンを道具袋の奥にしまうと、ベッドに横になる。 明日の試合に対する緊張や決意などが次々と浮かんでは消え、やがて森崎は眠りへと落ちていった。 『第三節 第1試合 マンチェスター対サンパウロ』 ☆観戦形式を選択してください Aあっさり観戦(カード判定ですぐに決着。続きを早く見たい派はこちら) Bさくさく観戦(AとCの中間派はこちら。体感的に試合時間は約半分です) Cじっくり観戦(普通に試合を行います。選考漏れ組の成長や観戦イベントに期待したい派はこちら) 2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
[861]森崎名無しさん:2010/09/11(土) 23:18:42 ID:Z9bnke3g C クラスチェンジイベントじゃ…ない? 一からやり直せってことか?
[862]森崎名無しさん:2010/09/11(土) 23:18:53 ID:kRJidNhc C
[863]森崎名無しさん:2010/09/11(土) 23:20:59 ID:??? 気になる・・・なんだろうこのビンは
[864]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/11(土) 23:49:31 ID:??? >>861 森崎のクラスチェンジイベントはもう少し先にしっかりと用意しております。 この大会は現状の戦力でなんとか戦い抜いてくださいね! >>863 あとでのおたのしみ! ================= >Cじっくり観戦(普通に試合を行います。選考漏れ組の成長や観戦イベントに期待したい派はこちら) ※この試合はじっくり観戦で進めます。 ================= アリティアカップ3日目。昨日と同じく心地よい日差しが特設スタジアム内に差し込んでくる。 森崎の寝覚めは良かった。まるで自分がこの日の試合の為に生まれてきたかのように。 森崎「……っし。いくか!」 森崎たちアカネイアとヒューガーの試合は、大会前のモロドフとの話し合いで最終戦と決めてある。 なので、第1試合のマンチェスターとサンパウロの観戦をすることになっている。 カシム「あ、森崎君おはよう!」 アカネイアチームのための観戦席内で、カシムに元気よく挨拶される。 春の日差しがカシムの綺麗に剃られた頭に反射して少し眩しい。 森崎「ようカシム。足の方はもう平気か?」 カシム「う、うん。まだ全快ってわけじゃないけどね。試合には問題なく出られそうだよ」 森崎「余裕があればハーフタイムでマリア姫の『癒しの手』で治してもらおうか? あの特殊能力はガッツだけじゃなくコンディションまでバッチリ治しちまう優れものだからな」
[865]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/11(土) 23:51:32 ID:??? カシム「え、ええ〜悪いよそんなの。それよりだったらいつもみたいに『リザーブの杖』で みんなの体力を回復させた方が効率がいいって」 森崎「む…そ、そうか?」 カシム「僕のことは心配要らないよ。大丈夫、今日こそ絶対にゴールを決めてみせるから」 森崎「(…とは言ったものの、若島津対策としてドリブルで1対1攻勢を仕掛けろって昨日言っちゃったしなぁ)」 カシムの決意を無碍にしないためにはどうすればいいだろうか。 そんなことを考えるうちに、すでにフィールドにはマンチェスターとサンパウロの選手たちが並んでいた。 レナート「(俺たちが総合優勝するためには、アカネイアがヒューガーに勝ってもらう事もそうだが まずは俺たちサンパウロがこのマンチェスターに勝たなきゃいけねぇ…)」 松山「(この大会の中で、俺は格段にシュート力を鍛え上げることが出来た。 この力はこれからプレミアリーグで戦っていく中で絶対に必要になってくる。 そして…1年後のワールドユース大会でも!)」 アンナ「みなさんこんにちは〜!このアリティアカップもいよいよ本日が最終日! 暖かな小春日和の中、若さ溢れる爽やかな選手たちの入場です! なお、司会はおなじみ秘密の店の看板娘、アンナがお送りいたします〜♪ そして昨日に引き続き、解説はこのお方!アカネイアプリンセスことニーナ王女だ〜!」 ニーナ「こんにちはアリティアのみなさん。本日も熱く、そして素晴らしい試合を観戦できることを大いに期待しています。 会場一体となって、選手たちをどうか応援してあげてくださいね」 アンナ「ありがたきお言葉感謝です!と、いうわけでまずはこの試合のフォーメーションと スターティングメンバーの発表ですね。どうぞ〜」
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0ch BBS 2007-01-24