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【井の中の虎】幻想のポイズン41【幻想を知らず】
[101]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/14(火) 23:14:17 ID:??? >A.「そういえば、全幻想郷代表のことですけど……」 全幻想郷代表について話し合う ================================================================================== このままイチャイチャするのもいいが、いつまでも色ボケをしている訳にもいかないだろう……と。 暴走はしてもやはり理性は残っていた反町は考え、ここは気を引き締め。 改まって早苗と全幻想郷代表の事について話し合おうと判断をした。 これには、早苗もまた反町の意図を察したのか先ほどまでの緩んだ表情をサッと真剣なそれへと変える。 早苗「全幻想郷代表……先ほども言いましたけど、合宿はもうすぐなんですよね」 反町「明後日ですからねぇ……早苗さんは、準備とかはもう出来ているんですか?」 早苗「ええ、勿論です」 反町(さてと……全幻想郷の話をするといっても、何の話をするかが問題だなぁ。 具体的に、どんな話をしようか?) A.早苗のメンバーに対する見解を聞いてみる B.早苗の思うベストの布陣を聞いてみる C.早苗はキャプテンになる意思があるのか聞いてみる D.ところで監督って誰なんだろうと話し合う E.神奈子や諏訪子ら他の守矢メンバーが選出されなかった件について聞いてみる F.外の世界の選手達について話し合ってみる G.その他 自由投票枠 先に3票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[102]森崎名無しさん:2010/09/14(火) 23:17:33 ID:4sULG9ek A
[103]森崎名無しさん:2010/09/14(火) 23:17:45 ID:3Xr9AQ3w C
[104]森崎名無しさん:2010/09/14(火) 23:19:33 ID:fYTw54es C
[105]森崎名無しさん:2010/09/14(火) 23:20:48 ID:CfjiHy82 A
[106]森崎名無しさん:2010/09/14(火) 23:23:39 ID:IPgoC84+ B
[107]森崎名無しさん:2010/09/14(火) 23:26:03 ID:5sfrvIkY C
[108]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/15(水) 00:26:37 ID:??? >C.早苗はキャプテンになる意思があるのか聞いてみる ================================================================ 反町(そういえば……早苗さんは……キャプテンになるつもり、なんだろうか?) そもそもどういった方法でキャプテンを決めるかはわからないが……。 これだけ玉石混合となっているチーム。 監督が名指しで誰かをキャプテンに指名するという事はあまり想像が出来ず。 ここは全日本Jrユースと同様、投票で誰かを決めるのではないだろうかと予想をする反町。 そうなれば、問題は誰が立候補をするのだろうかと当然そちらに興味が行くのだが……。 反町(魔理沙さんはまず間違いなく立候補しそうだよなぁ。 あと、霊夢さんはやる気は全然無いけどいろんな人に慕われているって話だし……無い事も無いかも) そもそも誰かの下につくという事を基本的に嫌う性格の魔理沙に……。 幻想郷の代表として、その顔――即ちキャプテンになるという事をある程度運命に定められているような存在である霊夢。 それ以外にもチルノやパルスィなど、色々と我が強い者達も立候補しそうだと反町は考えたが……。 しかし、流石に彼女らの無謀な立候補は大妖精やヤマメらが止めるだろうと思い。 あくまでもこの二人がキャプテン候補の有力者であると判断。 そして、ここで当然気になるのは反町の目の前にいる奇跡のGK――東風谷早苗の考えである。 思い切って、反町は早苗にどうするつもりなのかと問いただすと、早苗は一瞬きょとんとした表情になり……。 しかし、すぐにふっ、と笑みを浮かべると大きく頷いてから口を開いた。 早苗「勿論、私もキャプテンになるつもりですよ」 反町「あ……やっぱり早苗さんもキャプテンになるつもりなんだ……。 ……でも、どうしてまたキャプテンに?」 早苗「決まってるじゃないですか、信仰を集める為ですよ!」 反町「信仰……?」 早苗「はい、信仰です!」
[109]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/15(水) 00:27:54 ID:??? 自信満々に言い放つ早苗に一瞬、反町は狼狽しつつも……。 それでも平静を装いながら、一体どうして早苗にキャプテンを目指すのかと再度問いかける。 すると、これにまた早苗は笑みを浮かべながら返答。 信仰を集めるため――力強くそう呟きながら、早苗は更に説明を加えていく。 早苗「目立ち、活躍し、声援を受ける――それが私や、神奈子様や諏訪子様の力になるのです。 キャプテンとなれば、その声援の大きさや目立つ頻度も当然増えます。 守矢の風祝として、私はキャプテンにならなければならないんですよ」 反町(そうか……そういえば、穣子や静葉さんも似たような事言ってたなぁ……) 神である神奈子や諏訪子、そして秋姉妹にとって、信仰というのは自己を維持する為の生命の――力の源。 穣子や静葉も、サッカーを通じてより幻想郷の者達から信仰を集めたいのだと反町に以前話しており。 それを考えれば、神奈子や諏訪子に仕える存在である早苗が。 神である神奈子達の為に信仰を集める為奮闘をする……というのも、わかる話である。 早苗「それに、私は霊夢さんに勝ちたいんです」 反町「霊夢さんに?」 早苗「ええ……弾幕ごっこでは殆ど負けばかりですけど、サッカーでは負けたくないんです。 だから、霊夢さんとのキャプテン争いにも負けないつもりですよ」 何より、早苗は霊夢に対して強いライバル心を抱いていたのである。 同じ神に仕える存在でありながら、その性格も容姿もサッカーにおける役職もまるで違う二人。 以前までは早苗は霊夢に一歩も二歩も劣るキーパーでしかなく……。 しかし、ようやく早苗は霊夢に対して完全に勝てるとは言えずとも対抗が出来るだけの力を得る事が出来た。 その霊夢とキャプテン争いで渡り合い、競り勝ってみせる……と、早苗は一人いきまくのであるが……。
[110]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/15(水) 00:29:06 ID:??? 反町(チームメイト同士がいがみ合う……って事には、ならないのかなぁ、これ……。 でも……早苗さんのやる気を殺ぐのは、やっぱり悪いよなぁ。 いいように考えれば、ライバル心……対抗心を燃やしているって事なんだし。 それは自己の成長の為には、不可欠なことだし……) 早苗「そういうわけですから……もし、反町君がキャプテンを目指すとしても、私は一歩も引くつもりはありませんので」 反町「! ……はい、わかりました」 どれだけお互い愛し合っていようと、譲れない部分というものがある。 反町と早苗にとって、それはやはりサッカーのことなのだろう。 先ほどの緩みきった表情から一転して真剣な眼差しをした早苗は反町にそうキッパリ告げ……。 反町はそれを受けながら、しっかりと頷いて理解を示した。 早苗「……まあ、お互い、恨みっこなしでいきましょうね。 もしも私がキャプテンになれなくても……その時はちゃんと指示を聞きますから」 最後にそう締めくくって、早苗は笑みを見せると……ふと空を見上げる。 つられるようにして反町も空を見上げると、そこには既に太陽が存在しておらず。 辺りは既に夕焼けで真っ赤に染まり始めていた。 そろそろ別れの時が近づいてきたのだと悟ると、反町は少しだけバツの悪そうな顔をしながら鳥居のところまで戻り。 早苗も反町を見送りにその後に続いてゆく。 反町「それじゃあ……次に会う時は、合宿で、ですね」 早苗「はい。 あの、本当に送っていかなくて大丈夫ですか?」 反町「はい、大丈夫です。 俺も自衛の手段は持ってますし……」 もしも誰かに見られたら大変だし、と内心呟きながら反町は自転車に跨ると早苗に一礼をして守矢神社を後にする。 ある意味、反町のこれからの道をいろんな意味で変えてしまったこの神社。 再び反町がここにやってくる事はあるのだろうかと思いながら……。 名実共に奇跡の風祝となった早苗は、反町の後姿を見えなくなるまで見守り続けるのだった。 早苗(出会った頃は、こんな事になるとは思ってませんでした……。 でも、これは現実なんですね……反町君。 あなたの体温が……まだ、私の肩に残ってます……)
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0ch BBS 2007-01-24