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【井の中の虎】幻想のポイズン41【幻想を知らず】
[151]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/16(木) 21:17:59 ID:??? >>150 そのままです。反町の能力も>>2の通りです。 この時点での幻想勢と全日本の能力はそれほどまでに差が開いています。
[152]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/16(木) 21:22:21 ID:??? 助けて三杉!→ クラブ9 =カルツ「本気ぜよ!!」 カルツ、爪楊枝を吐き捨て本気モードに!全日本オワタ ============================================================================================== プッ! カランカラン…… カルツ「目が覚めたぜよ、シュナイダーちゃん」 シュナイダー「カルツ……よし、後半からは頼むぞ!」 爪楊枝をゴミ箱に吐き捨て、その細い目を全日本Jrユースメンバーへと向けるカルツ。 1点差のリードを得ているとあってその表情にはちらほらと余裕も伺えるが……。 それを見てカルツは小さくため息を吐きつつ、薄くではあるが口元に笑みを浮かべる。 カルツ(精々今のうちにいい気になっちょるとええ……。 後半からは、その余裕の表情が凍り付いてしまうんじゃからの) もしも三杉がいれば、或いは拮抗した勝負になっていただろうが……。 しかし、カルツに対抗できるだけの選手が今の全日本には存在をしない以上。 まず間違いなく、後半からの試合はハンブルグが中盤を完全に制してしまうだろう。 敵チームのいい動きをするGKも、シュナイダーの読みによれば既に疲労困憊の状態。 ならば十分、勝てる要素はある。 こうしてカルツが後半からの戦いに闘志を燃やしている頃。 一方で全日本ベンチにいる監督――見上辰夫は、果たしてどうやってこの試合に勝ったものかと頭を悩ませていた。 若林源三が大きな失態を見せている事に対して多少の情けなさを感じているとはいえ。 真剣勝負である以上は監督として勝てるように采配をしなければならない。 ……端的に言えば、この試合。前半は見上の予想以上に全日本のメンバーは善戦をしていた。 見上(ヨーロッパのNo.1クラブチームを相手に3−2……結果だけを見れば、十分すぎる成果だ。 しかし……まだ相手は、本気ではない、筈だ)
[153]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/16(木) 21:23:31 ID:??? 三杉が検査に向かう前、見上に告白をした幻想郷の話。 三杉や反町、佐野以外に幻想郷へと来訪をした外来人の話もその中には当然あり。 そして、その中にはこの試合に出場をしている西尾浩司?――否、ヘルマン=カルツの名前があったのである。 見上(しかし、ここまでの彼はあくまでのシュナイダーの補佐役をただ勤めているかのような仕事しかしていない。 ……三杉の話を信じるならば、彼の実力はこの程度のものではないはずなのだが) 不安を残しながらも、見上はひとまず後半最後にハンブルグがみせたポストプレイに対抗する為。 前半戦まるで役に立っていなかった石崎と高杉に代えて立花兄弟を投入。 更に早田をボランチの位置へと上げ、カルツのマンツーマンマークに当たらせようとするのだが……。 見上(……本音を言えば、ここで三杉も投入してより中盤の守備を強固にしたかったが) しかし、今現在三杉は見上自身の命令により日本に残り検査を受けている最中。 見上はひとまず疲れの見え始めている日向、森崎の代えとして若島津、新田に準備をしておくよう告げつつ。 こうして、全日本JrユースとハンブルグJrユースの後半戦は開始されるのだが……。 先着1名様で、 名誉静岡県人無双→!card= !とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。 マークによって下記の表に従い分岐します。 JOKER→なんとカルツ、後半開始早々に反則で退場してしまう!? カルツ「どうしてこうなった!?」 ダイヤ→カルツ、獅子奮迅の大活躍で全日本に大勝利! ハート→カルツ、レベルの違いを見せ付けて全日本に勝利! スペード→カルツ、シュナイダー以上の活躍を見せるも全日本とは引き分け! クラブ→カルツは大活躍をするが……。 若林「もうだめだ……おしまいだ……!」 若林さんの失点が多すぎて敗北、だと?
[154]森崎名無しさん:2010/09/16(木) 21:24:19 ID:??? 名誉静岡県人無双→ ハート5 = ここだ!ここでバヤシに引導だ!
[155]森崎名無しさん:2010/09/16(木) 22:50:42 ID:??? クラブひでぇwwwwwwwww そしてさすが名誉静岡県人w
[156]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/16(木) 23:03:01 ID:??? >名誉静岡県人無双→ ハート5 =カルツ、レベルの違いを見せ付けて全日本に勝利! ============================================================================== 後半戦開始の時点から、前半の時とは打って変わり。 試合は正にハンブルグJrユースのワンサイドゲームに近い形となって進んでいった。 無論、全日本の方にも1点のリードがあるという安心が油断に繋がった可能性もある。 しかし、それ以上に後半戦、ハンブルグJrユースが試合を有利に運び続けた理由の一つは……。 ズシャーッ!! 早田「くらえぇ! カミソリタックルだァ!!」 カルツ「確かに鋭いタックルじゃ……じゃがのう!!」 ドガァッ! 早田「ぐおおっ!?」 カルツ(オータムスカイズのヒューイや、スカーレットムーンズの咲夜さん……。 あの二人のタックルに比べたら、なまくらもええところじゃ!!) 前半戦は殆ど試合に絡んでこなかったヘルマン=カルツの大活躍が大きかった。 見上の采配により、全日本で随一のボールカット力を持つ早田がマークにつくも。 カルツはただの一度もボールを零す事すらなくボールを運び、チャンスを作り続け。 翼(くっ……ここはヒールリフトで……) カルツ「甘いぞ、10番!」 翼「なっ、何ィ!? うわああっ!?」 ガシャーッ!!
[157]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/16(木) 23:04:13 ID:??? 守っては全日本の誇る大エース、大空翼たちを封じ込め、チャンスを作らせない。 そして、カルツを避けるようにして前線にボールが向かい、全日本のチャンスとなっても……。 日向「うおおおおおおお、タイガーショットォォォォ!!!」 若林「これ以上失点してたまるか、止めるといったら……と め る!!!」 バキャオッ! 来生「ハッハァ! 零れ球をねじ込みだー!」 若林(来生……こいつだけはいつか絶対に殺す!) 若林「うおおおおっ!!」 バキッ!! カルツ(ふう……やれやれ、ようやく調子を上げてきてくれたかい。 さて、これで全日本の9番は退場かのう) 若林がこれ以上の失点は許せないと意地のセーブを見せ、ボールを弾き返す。 この時、既に何本もシュートを打っていた日向は疲労の為に動けなくなり。 こうして全日本は大きな攻めの大黒柱を失ってしまう事となってしまう。
[158]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/16(木) 23:05:26 ID:??? 翼はカルツに封じられ、日向は既に体力切れ。 こうなってしまえば全日本もそう簡単に攻め入る事が出来なくなり、防戦を強いられる事になってしまう。 そして、カルツの奮闘の甲斐もあってか徐々にハンブルグ優勢の流れとなり……。 シュナイダー「HA!」 超モリサキ(クソッ! クソッ! クソッ!! 早田も翼もあの老け顔一人にいいようにされちまってるじゃねぇか!! だが負けん! 俺が……俺がゴールを守り続ければ!!) 超モリサキ「負けることは……ねぇんだよォッ!!」 バコォッ!! 超モリサキ「ぐっ……う……」 シュウウ…… 森崎(俺は守ったぞ、畜生……! 後はてめぇらが何とかしやがれ……!!) 超化をした森崎がファインセーブで何度もピンチを防ぐも、スタミナ切れの末、とうとう倒れる。 これにより全日本は絶対的な守護神をも失うこととなってしまう。 そして、この森崎の弾いたボールを得た山森が望みを託してカルツの攻めあがった隙を突いて翼へとパス。 絶好のチャンスだと判断した翼は一気にPA内へと進入し、自身の最大の必殺技――ミラクルドライブを打ち放った。 これには若林の本気のセービングも通用せず、スコアは再び4−2に。 このタイミングで、見上は体力の切れた森崎と日向の代わりに若島津と新田を投入するのだが……。 若林「お、俺が……この俺が、よ、四失点……?」 カルツ(控えの奴らがどれだけの能力をもっとるのかはわからんが……スタメンより上という事は無いじゃろう。 残り時間はまだある……この試合、もらったぜよ!!)
[159]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/16(木) 23:06:31 ID:??? カルツの予想通り、若島津と新田の二人は森崎や日向に比べると、どうしても見劣りをする選手でしかなかった。 2点差となっていた事で気落ちしていたチームメイトにシュナイダーが奮起を促し、すぐさま試合再開。 翼「くっ、くそっ!」 早田(こいつ……前半とは動きが全然違うぞ!? どうなってやがんだ!?) 松山(これが欧州と日本のレベルの違い? いや、こいつの動きは他のメンバーとも群を抜いて凄いぞ!?) カルツ「ほれほれ、ボールはこっちじゃ……ぞっ、と!!」 ドガァッ!! カルツさえ止めれば……ピンチを未然に防げばこのリードを守って勝てる。 そう考えて殺到した翼や早田を、カルツはあっさりと吹き飛ばして中央突破。 その後、ヤラのポストプレイを立花兄弟のスカイラブで弾かれるというアクシデントはあったものの。 それでも、失点をしてからすぐ……5分後にはシュナイダーのオーバーヘッドキックが若島津の浴びせ蹴りを掻い潜り得点。 これでスコアを4−3とし、まずは点差を縮める事に成功をする。 そして今度は全日本からのキックオフ。 攻撃こそが最大の防御だと攻め込んできた全日本の面々を、しかし、カルツが再び塞き止め。 一気にシュナイダーにボールを出し、このパスは誰も止めることが出来ず綺麗にシュナイダーに渡り……。 前半に見せた、次籐という巨大な壁を使って相手を霍乱しゴールを狙うシュート――ブラインドシュートを放つシュナイダー。 これには若島津は反応する事すら出来ず、これでスコアは4−4の同点。 その後もカルツの獅子奮迅の活躍で短い残り時間をほぼ終始ハンブルグのペースで進め。 シュナイダーのファイヤーショットで更に追加点を取ってゆくハンブルグ。 シュナイダーはダブルハットトリックを達成し、点差も2点差へとひらいたのだが……。
[160]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/16(木) 23:07:33 ID:??? 山森「新田、走れ!」 新田「おうっ!」 このままでは終われないとばかりに全日本も猛攻撃を仕掛け、何とかチャンスを作る。 そして、山森はゴール前に走りこむ新田へとラストパスを送り、これを受けて新田が得意の隼シュートを放つのだが……。 若林(……いや、これは俺をちょっと舐めすぎだろ) 新田「なにィ!?」 流石にこれは若林には通用せず、あっさりとパンチングで跳ね返される。 しかし、この零れ球に目掛けてオーバーヘッドの体勢を取りながら飛び込むのは……。 全日本Jrユースのエース、中学サッカー大会MVPの稀代の天才――大空翼。 翼「はァッ!」 若林「げっ、し、しまっ……!?」 新田のシュートを見て緊張感が一気に抜けてしまったのか。 翼のオーバーヘッドキックに反応が遅れ、得点を許してしまう若林。 翼(……ただのオーバーヘッドですら点を取れちゃうのか。 若林君……) 若林(ち、違う! こ、これは罠だ! 森崎が俺を陥れる為に仕組んだ罠……!!) カルツ(はぁ……とうとう5失点かい。 ……まあええわい、それ以上の得点をとりゃあ、全ては済む話じゃからの) 試合は全日本が負けているものの、それでも翼他、全日本のメンバーは若林の大失態に冷たい視線を投げかけ。 カルツはカルツでため息をつきながらも、失点以上の得点をすればいいのだともはや若林には微塵の期待もしていない。 一方で若林は地面に大きく手をついて項垂れながら、5失点の屈辱に呆然としていた。
[161]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/16(木) 23:08:39 ID:??? しかし、全日本の反撃もここまでだった。 というのも、既に日向が退き、更に三杉が存在しないことで、ほぼ一人で中盤を守ってきた翼に。 この時点でようやく疲労が溜まり始めていたのである。 更に、前半からドリブルを連発して無駄に体力を消耗していた来生も肩で息をはじめ……。 攻撃メンバーの軸となるべき者達が疲弊したことで、全日本はこれ以上攻めいる事が出来なくなったのである。 松山「くそっ! 諦めてたまるか!」 新田(折角試合に起用されてんだ、アピールしなくちゃ! アピールを!!) 沢田(あわわわわ、こ、このままじゃ負けちゃうよう!) 山森(翼先輩が動けない今、俺がしっかりしないと! とにかく、とにかく動き回るんだ!!) それでも、残る中盤やFWのメンバーが懸命に戦い続けようとするも……。 松山を除けば、その殆どのメンバーは翼に比べて一歩も二歩も劣るような能力しか持っておらず。 彼らではカルツやシュナイダーどころか、ハンブルグの無名選手ですら相手をする事が難しい。 こうして再び劣勢に押し込まれた全日本は結局その後、最後までチャンスらしいチャンスを作ることが出来ず。 むしろ防戦を余儀なくさせられ……。 ダダダダッ!! シュナイダー「いけっ、カルツ!」 次籐「ぐっ、ぐぬおおおおっ!?」 和夫「ち、畜生っ! こちとら守備は専門外だってのに……うわああっ!?」 政夫「和夫! く、うわあーっ!?」 若島津「くっ……! キエエエエエエエエエエエエエエエエエッ!!」 カルツ「これで……終わりじゃあっ!!」 ドガァッ!! 若島津「ギエエエエエエエエエエエエエッ!?」
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0ch BBS 2007-01-24