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【マモノさん】ツバダンⅡ⑤【帰って来ました】
[936]TSUBASA DUNK：2010/10/28(木) 10:11:46 ID:HuLp3uxU 場面は変わり、海南と翔陽の控室のちょうど間にあるトイレの前…… 鬼頭「神奈川の名門、海南大付属高校バスケ部はどうだ？」 翼の中学時代の後輩でもある翔陽の１年生たちが３人で立ち話していた。 国立「思っていた以上に強いよ。正直、総合力は翔陽以上かもな」 霧島「国立も前半戦はほとんどいいところがなかったし」 国立「返す言葉もないな」 鬼頭「国立が通用しないなら控えの誰だって通用しないさ。お前は翔陽の№３のフォワードだ。 自信を持て」 国立「だが、俺と交代で入った渋谷さんは通用していたぞ」 霧島「あの人は海南のメンバーに知り合いが多いらしいからね。センターでキャプテンの田辺に、 控えPFの竹田、控えSGの田中は中学時代からの因縁の相手らしいよ」 鬼頭「どのみち今日はもう渋谷さんの出番はないさ。あんだけ派手に暴れちまったらな」 霧島「向こうの竹田もそうだろうね。とすれば、また後半からは翼先輩が出てくるよ」 国立「あの人か……」 鬼頭「上手くなってたな。海南でレギュラーを張るだけのことはある」 霧島「間違いなく天才だよ、あの人は。バスケを始めて２年に満たないとは思えない動きだ」 国立「でも、天才だからって長年ずっと努力してきた者たちの気持ちを無駄にしていいのか？ あの人の陰で涙を呑んでいる部員だって多いはずだ」
[937]TSUBASA DUNK：2010/10/28(木) 10:14:00 ID:HuLp3uxU 試合の高揚感が口を軽くしてしまったのだろうか、国立は思わず自分の感情を吐露してしまう。 そして、一度口にしてしまうと溢れるように言葉が出てくる。次第に声が荒くなる。 国立「たった２年だぞ、バスケを始めて。そんな人間が中学やそれ以前からずっと真面目に バスケだけをしてきた人達の努力を、気持ちを踏みにじっていいもんか？世間の注目は薄い、 プロもない、そんなバスケ人生で高校の大会は一大イベントだろ。それをサッカーがダメに なったからきましたって人間が、デカイ顔して出場してていいのか！？」 翼「……国立」 国立「！？」 そこに翼がちょうど通りがかってしまう。 鬼頭「（おいおい、タイミングが悪すぎるぞ）……翼先輩、久しぶりですね」 翼「ああ、久しぶり。霧島もな」 霧島「ええ。どうしたんですか、こんなところで？」 翼「こんなところってトイレの前だぞ。そりゃ、人も通るさ」 鬼頭「そりゃそうだ」 国立「……俺は謝りませんよ。間違ったこと言っているとは思いませんし」 鬼頭（困ったな。国立の言っていることは矛盾だらけでいくらでも論破できるんだが、味方して やらないのも微妙だし） 霧島（あえて相手チームの選手の肩を持つのもなあ）
[938]TSUBASA DUNK：2010/10/28(木) 10:15:25 ID:HuLp3uxU 翼（さっき言ってたのが、国立が俺をあれほど敵視する理由か） 【行動選択】 A 「お前の言っていることは間違っている！」理路整然と反論する。 B 「じゃあ、俺はトイレにいくから」どんな言葉でも通じないだろう。後半のプレーで示す。 C 「お前への答えはプレーで示す」面と向かって啖呵を切る。 D 「……」試合開始前と同じように誰かが助けてくれるかもしれないので待ってみる。 E 「お前がどう思っていようが、俺には関係ない」確かにそうだ！ F その他（何かあればご自由にどうぞ。誰かに同意する時ははっきり分かるようにしてください） （先に２票入った選択肢で続行。ageでお願いします。）
[939]森崎名無しさん：2010/10/28(木) 12:28:15 ID:pHahE8q6 B Cはなんとなく地雷臭いし
[940]森崎名無しさん：2010/10/28(木) 13:16:44 ID:DeYBjHpE F 燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや
[941]森崎名無しさん：2010/10/28(木) 14:34:40 ID:wuWw2XdQ E
[942]森崎名無しさん：2010/10/28(木) 18:12:23 ID:7fC9NED+ E
[943]森崎名無しさん：2010/10/28(木) 21:18:44 ID:??? 【国立との因縁】ツバダンⅡ⑥【再燃しました】
[944]森崎名無しさん：2010/10/28(木) 21:30:45 ID:88ybpHDc Ｆ 未だ木鶏足り得ず… 桜木にトサカを生やされたり丘からダンクしてゲームオーバーになったりする飛べない手羽先だけどな！
[945]TSUBASA DUNK：2010/10/29(金) 00:00:03 ID:GpQmyhas >>939 正直なところ私はあまり地雷とか考えずに選択肢を作ることが多いです。 >>944 翼「そもそも手羽先は空を飛ばない！てか、手羽先定着しすぎじゃね！？」 ＊＊＊ ＞E 「お前がどう思っていようが、俺には関係ない」確かにそうだ！ こちらを憎らしげに睨みつける国立に、翼はただ冷静に言い放つ。 翼「お前がどう思っていようが、俺には関係ない」 霧島・鬼頭（（た、確かに！！）） 国立「チッ！とうとう開き直りましたか」 翼「ただ、お前が俺の進もうとする道を邪魔するなら、遠慮なく叩き潰す」 国立「……ほう」 まだ何か言いたげな国立と翼の間に霧島と鬼頭が割り込む。 霧島「では、我々はこの辺で控え室に戻ります。行くぞ、国立」 鬼頭「翼先輩はゆっくり用を足してください」 翼「ああ。じゃあ、また後半に」 翼がトイレに入って出てくるとすでに３人の姿はなかった。 そして、いよいよ後半戦が始まる…… ＴＯ ＢＥ ＣＯＮＴＩＮＵＥＤ ＩＮ ＮＥＸＴ ＴＨＲＥＡＤ ……
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0ch BBS 2007-01-24