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【悩める】ファイアーモリブレム21【若者達】
[519]森崎名無しさん:2010/10/10(日) 19:19:09 ID:wGBxx32c B
[520]森崎名無しさん:2010/10/10(日) 19:30:24 ID:pE/dBq82 B これは迷うな…
[521]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/10/10(日) 20:17:58 ID:??? >B自分の理想は自分の手で叶えるものだろう?甘いこと言ってんじゃねぇ! 松山「!」 森崎の言葉に、松山は驚いたように目を見開いた。 松山「何を言っているんだ森崎。俺はお前にキャプテンになって欲しいと…」 森崎「見くびるなよ!俺は…誰かの施しを受けてまでキャプテンになりたいなどと思わない。 それに俺は誰かの理想のためにキャプテンを目指しているわけじゃない。 俺は……俺自身のためにキャプテンになろうとしているんだ!」 松山「……森崎」 森崎「日向が言うような、常にチーム内に競争が巻き起こるチームだって、 俺からしてみれば正解の一つにしか思えない。それは松山。お前の理想だって同じだ。 だから……お前がお前の理想のチームを作りたいというのなら、自分の力で築けよ。 俺からキャプテンの座を奪って誰かを蹴落としてのしあがる覚悟が無ければ、 絶対に自分の理想を叶えることなんて出来ない!……今までの俺がそうしてきたようにな……」 最後の言葉のほうでは自嘲気味の笑いを浮かべて、森崎は松山に叫んだ。 誰かのために、自分を犠牲にして何かをする生き方なんて、森崎は殆どしてこなかった。 だから、松山が自分の力を頼り、理想を叶えてくれと言ってきた事が甘い考えであると叩き返したのだった。 松山「…………」 森崎の思いの困った言葉を受けて、松山はしばらく何かを考えるように目を瞑る。 そして、彼は静かに口を開いた。
[522]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/10/10(日) 20:19:05 ID:??? 荒鷲の決意→ !card !と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→確かにお前の言うことの方が正しいかもしれない。だが、リセットの権限が無い俺では… ハート・スペード→…やっぱり俺に全日本のキャプテンは無理だよ。今のお前に何も言い返せないんだから。 クラブ→…分かった。俺は俺の理想のために戦うよ。森崎、例えお前が立ちはだかることになろうとも。 JOKER→その時、松山の体が謎の光に包まれ――?
[523]森崎名無しさん:2010/10/10(日) 20:22:38 ID:??? 荒鷲の決意→ スペード6
[524]森崎名無しさん:2010/10/10(日) 22:13:37 ID:??? あ、ここはクラブも見たかったなあ。 JOKERは超覚醒だったんだろうかw
[525]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/10/10(日) 22:39:22 ID:??? >>524 ダイヤは日向の代わりにライバル化フラグ、クラブは森崎の完全な敵化フラグでした。 JOKERの場合、松山も新たなリセット戦士として覚醒するところでしたね。 ================= 荒鷲の決意→ スペード6 >スペード→…やっぱり俺に全日本のキャプテンは無理だよ。今のお前に何も言い返せないんだから。 松山「…やっぱり俺に全日本のキャプテンは無理だよ。今のお前に何も言い返せないんだから」 森崎「…………そうか」 正直ホッとした感情と、少し残念な感情が混ざった微妙な溜息が森崎の口から漏れた。 松山「らしくないな森崎。お前、今自分から無駄にライバルを増やそうとしてたんだぞ?」 森崎「ばーか。さっきも言っただろう?俺は誰の施しも受けんってな。 俺はこの自分の力でキャプテンの座を掴むさ。だけど松山、これだけは言わせてくれ」 松山「?」 森崎「もしも…もしもだぞ?俺が……二度とサッカーが出来ないって位のケガを負ったり …こんなこと考えたくは無いが、命を落としてしまったりしたとき。 俺の代わりに……お前にキャプテンをやって欲しかったり……したんだ。 俺の全力のセービングをかわし、あれだけのチームを纏め上げているお前に……な」 松山「……どうしたんだ森崎。突然そんなこと。君が悪いなァ」 自分の言った台詞を思い返し、今度は森崎が顔を赤くして怒鳴る番だった。 森崎「あーあーあーあー!もうこんなしみったれた話は終わりだ! 明日の朝早くにはもう戻るんだろ?早いとこ寝た方が身のためだぜ?」
[526]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/10/10(日) 22:40:53 ID:??? 松山「お前が話があるって誘ったくせに……まぁいいさ。 ……森崎。体を大事にな。戦う世界は違うが…お前は同じ全日本の仲間だから」 森崎「……おう」 こうして森崎は松山と別れ、自分の部屋へと向かっていった。 明日からはまた命がけの生活に、暗黒戦争へと身を投じることになるのだから。 そして自分の部屋の前までたどり着くと、見知った人影を見つける。 森崎「片桐さんじゃないですか。どうしてここに?」 片桐は相変わらずタバコを咥えており、煙を吐き出しながらこちらの方を向く。 片桐「ああ。仕事を片付けて急いで戻ってはきたものの閉会式に間に合わなくてな。 結果は妹から聞いている。……色々と苦戦をしているようだね」 森崎「うっ!……まぁ、はい。結果は嘘をつきませんから。俺自身も納得はしてません」 下手に言い訳をすることはせず、森崎は少し顔を俯かせた。 日向を完璧にシャットアウトをしたといっても、この大会の自分の成績は とても誉められたものではないことを理解していたからである。 片桐「ならば、君にとっては朗報だ。君の力を落とそうとした者の検討がようやくついたのだ」 森崎「な……なんですって!?」 そもそも自分がこのアカネイアで生活する羽目になったのは、リセットの権限を持つ誰かが 森崎の様々な強化を無かったことにして、森崎の力を著しく下げようとしていることから始まった。 その行為から森崎を守るために、リセットの効果が通じない世界。 リセットの力を片桐たちに渡した人物の故郷、アカネイアへと移動させることになったのである。 森崎「俺の力を無かったことに使用とする奴が消えれば、もう俺はここにいる必要は無くなる…ってことですよね?」
[527]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/10/10(日) 22:42:12 ID:??? 片桐「ああ。もう無駄に命の危険をさらすことも無い。すぐにでもブラジルのクラブに移籍してもらい プロサッカー選手への昇ってもらう。翼や日向、松山たちと同じようにね」 森崎「で、その俺の力を無かったことにしようとした奴って誰なんですか? 俺が直々に一発くらいぶん殴っても罰はあたらないでしょう?」 片桐「ああ。それなんだが……実は少々困ったことになっているのだ」 森崎「は?」 ここで時間は少し遡る。サンパウロに研修に向かった石崎たちの故郷。南葛高校に見慣れない男が訪れていた。 来生「ありゃ?」 高杉「な…なんで…?」 井沢「ど、どうして…?」 滝「あんたがここに…?」 その男はつばのある帽子を深く被り、小さく笑った。 自身に満ちたその瞳からは、強い意思の塊が光って見える。 若林「久しぶりだな、みんな」 若林源三。ハンブルガーSVのユースチームの守護神。 トップチームのキーパーが怪我で離脱した際には必ず昇格させてもらうほどの 信頼を既に勝ち取っている日本が誇る天才キーパーの一人である。 岬「突然どうしたんだい?まだブンデスリーグはこの時期はまだシーズン中のはずだけど?」
[528]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/10/10(日) 22:43:15 ID:??? 若林「なに、少し足を痛めてしまってな。僅かだが休みを頂いたと言う訳だ」 山森「(怪我…?それだけの理由で帰国の許可って取れるものなのだろうか?)」 岬と山森は突然の若林の来訪に首を捻る。 若林「細かいことは気にするな。たまに故郷の空気を吸いたくなるときとかあるだろう?」 少し情けない笑顔で答える若林を見て、同じく怪我で苦しんだ過去を持つ中山が若林をフォローする。 中山「…まぁ、これ以上は詮索はしないさ。で、今日は何の用だ?」 若林「怪我の具合を確認したい。練習に混ぜてくれないか?」 中山「練習?」 若林「ああ。体が鈍らない程度のトレーニングは欠かせないからな。 それとも、俺じゃあ練習相手には物足りないか?」 相変わらずの自身たっぷりの物言いに、南葛のメンバーは誰も言い返せない。 岬「いいよ。でも、あまり無理はしないでね。僕たちの所為で怪我が悪化したなんて言われたくないしさ」 若林「俺の体は俺が一番知っている。そんなへまはしないさ」 こうして若林が南葛高校の練習に参加して数日がたった。 主に修哲トリオを中心としたメンバーはめきめきと実力を伸ばしていった。 だが、そんな中日に日に調子を落としていく者が現れ始める。 過酷な練習の積み重ねで無理が祟り、体調を崩すことはそんなに珍しいことではない。 だが、日向のいない日本サッカー内では無敵を誇る南葛高校のメンバーにとって、 それはあまりにも不自然な現象であった。
[529]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/10/10(日) 22:44:20 ID:??? 中山「(はぁはぁ…な、なんだ?足が…俺の意志どおりに動いてくれない!?)」 山森「(おかしいな…昨日まで出来てたことがどうして出来なくなっているんだ…)」 中里「(くっ……なんという摩訶不思議。中の里の者としてあまりにも情けない…)」 岬「どうしたんだ中山!そんなディフェンスじゃ易々と突破されてしまうぞ!」 中山「ぐっ……す、すまん岬」 岬「……ううん。どうやら少し飛ばしすぎたみたいだ。10分休憩しよう。オーバーワークは怪我の元だしね」 中山「す、すまん…」 岬「怪我が完治したといっても、君はまだ今までの感を取り戻しきれていないんだ。 大会まではまだ日がある。焦らないでゆっくり調子を整えていこう。ね?」 中山「(変だな。今までの岬は体のことは気にかけるとは言え、ここまで労わるような指示は出さなかったはず……?)」 南葛高校は若林の練習参加のおかげで大きなパワーアップを遂げた。 だがそれと同時に、数名の実力が信じられないほどに低下してしまったのであった。 森崎「…………片桐さん。それってもしかして」 片桐「ああ。君が陥った症状とよく似ている。特に能力の低下が激しいのが 中山、山森、中里の3名だ。加えて、来生は今までのドリブルに特化したサッカーは止め、 重来のストライカーに近い動きを好むようになってしまった」 片桐の話を聞いた森崎は耳まで赤くして激昂する。
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0ch BBS 2007-01-24