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【悩める】ファイアーモリブレム21【若者達】
[523]森崎名無しさん:2010/10/10(日) 20:22:38 ID:??? 荒鷲の決意→ スペード6
[524]森崎名無しさん:2010/10/10(日) 22:13:37 ID:??? あ、ここはクラブも見たかったなあ。 JOKERは超覚醒だったんだろうかw
[525]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/10/10(日) 22:39:22 ID:??? >>524 ダイヤは日向の代わりにライバル化フラグ、クラブは森崎の完全な敵化フラグでした。 JOKERの場合、松山も新たなリセット戦士として覚醒するところでしたね。 ================= 荒鷲の決意→ スペード6 >スペード→…やっぱり俺に全日本のキャプテンは無理だよ。今のお前に何も言い返せないんだから。 松山「…やっぱり俺に全日本のキャプテンは無理だよ。今のお前に何も言い返せないんだから」 森崎「…………そうか」 正直ホッとした感情と、少し残念な感情が混ざった微妙な溜息が森崎の口から漏れた。 松山「らしくないな森崎。お前、今自分から無駄にライバルを増やそうとしてたんだぞ?」 森崎「ばーか。さっきも言っただろう?俺は誰の施しも受けんってな。 俺はこの自分の力でキャプテンの座を掴むさ。だけど松山、これだけは言わせてくれ」 松山「?」 森崎「もしも…もしもだぞ?俺が……二度とサッカーが出来ないって位のケガを負ったり …こんなこと考えたくは無いが、命を落としてしまったりしたとき。 俺の代わりに……お前にキャプテンをやって欲しかったり……したんだ。 俺の全力のセービングをかわし、あれだけのチームを纏め上げているお前に……な」 松山「……どうしたんだ森崎。突然そんなこと。君が悪いなァ」 自分の言った台詞を思い返し、今度は森崎が顔を赤くして怒鳴る番だった。 森崎「あーあーあーあー!もうこんなしみったれた話は終わりだ! 明日の朝早くにはもう戻るんだろ?早いとこ寝た方が身のためだぜ?」
[526]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/10/10(日) 22:40:53 ID:??? 松山「お前が話があるって誘ったくせに……まぁいいさ。 ……森崎。体を大事にな。戦う世界は違うが…お前は同じ全日本の仲間だから」 森崎「……おう」 こうして森崎は松山と別れ、自分の部屋へと向かっていった。 明日からはまた命がけの生活に、暗黒戦争へと身を投じることになるのだから。 そして自分の部屋の前までたどり着くと、見知った人影を見つける。 森崎「片桐さんじゃないですか。どうしてここに?」 片桐は相変わらずタバコを咥えており、煙を吐き出しながらこちらの方を向く。 片桐「ああ。仕事を片付けて急いで戻ってはきたものの閉会式に間に合わなくてな。 結果は妹から聞いている。……色々と苦戦をしているようだね」 森崎「うっ!……まぁ、はい。結果は嘘をつきませんから。俺自身も納得はしてません」 下手に言い訳をすることはせず、森崎は少し顔を俯かせた。 日向を完璧にシャットアウトをしたといっても、この大会の自分の成績は とても誉められたものではないことを理解していたからである。 片桐「ならば、君にとっては朗報だ。君の力を落とそうとした者の検討がようやくついたのだ」 森崎「な……なんですって!?」 そもそも自分がこのアカネイアで生活する羽目になったのは、リセットの権限を持つ誰かが 森崎の様々な強化を無かったことにして、森崎の力を著しく下げようとしていることから始まった。 その行為から森崎を守るために、リセットの効果が通じない世界。 リセットの力を片桐たちに渡した人物の故郷、アカネイアへと移動させることになったのである。 森崎「俺の力を無かったことに使用とする奴が消えれば、もう俺はここにいる必要は無くなる…ってことですよね?」
[527]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/10/10(日) 22:42:12 ID:??? 片桐「ああ。もう無駄に命の危険をさらすことも無い。すぐにでもブラジルのクラブに移籍してもらい プロサッカー選手への昇ってもらう。翼や日向、松山たちと同じようにね」 森崎「で、その俺の力を無かったことにしようとした奴って誰なんですか? 俺が直々に一発くらいぶん殴っても罰はあたらないでしょう?」 片桐「ああ。それなんだが……実は少々困ったことになっているのだ」 森崎「は?」 ここで時間は少し遡る。サンパウロに研修に向かった石崎たちの故郷。南葛高校に見慣れない男が訪れていた。 来生「ありゃ?」 高杉「な…なんで…?」 井沢「ど、どうして…?」 滝「あんたがここに…?」 その男はつばのある帽子を深く被り、小さく笑った。 自身に満ちたその瞳からは、強い意思の塊が光って見える。 若林「久しぶりだな、みんな」 若林源三。ハンブルガーSVのユースチームの守護神。 トップチームのキーパーが怪我で離脱した際には必ず昇格させてもらうほどの 信頼を既に勝ち取っている日本が誇る天才キーパーの一人である。 岬「突然どうしたんだい?まだブンデスリーグはこの時期はまだシーズン中のはずだけど?」
[528]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/10/10(日) 22:43:15 ID:??? 若林「なに、少し足を痛めてしまってな。僅かだが休みを頂いたと言う訳だ」 山森「(怪我…?それだけの理由で帰国の許可って取れるものなのだろうか?)」 岬と山森は突然の若林の来訪に首を捻る。 若林「細かいことは気にするな。たまに故郷の空気を吸いたくなるときとかあるだろう?」 少し情けない笑顔で答える若林を見て、同じく怪我で苦しんだ過去を持つ中山が若林をフォローする。 中山「…まぁ、これ以上は詮索はしないさ。で、今日は何の用だ?」 若林「怪我の具合を確認したい。練習に混ぜてくれないか?」 中山「練習?」 若林「ああ。体が鈍らない程度のトレーニングは欠かせないからな。 それとも、俺じゃあ練習相手には物足りないか?」 相変わらずの自身たっぷりの物言いに、南葛のメンバーは誰も言い返せない。 岬「いいよ。でも、あまり無理はしないでね。僕たちの所為で怪我が悪化したなんて言われたくないしさ」 若林「俺の体は俺が一番知っている。そんなへまはしないさ」 こうして若林が南葛高校の練習に参加して数日がたった。 主に修哲トリオを中心としたメンバーはめきめきと実力を伸ばしていった。 だが、そんな中日に日に調子を落としていく者が現れ始める。 過酷な練習の積み重ねで無理が祟り、体調を崩すことはそんなに珍しいことではない。 だが、日向のいない日本サッカー内では無敵を誇る南葛高校のメンバーにとって、 それはあまりにも不自然な現象であった。
[529]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/10/10(日) 22:44:20 ID:??? 中山「(はぁはぁ…な、なんだ?足が…俺の意志どおりに動いてくれない!?)」 山森「(おかしいな…昨日まで出来てたことがどうして出来なくなっているんだ…)」 中里「(くっ……なんという摩訶不思議。中の里の者としてあまりにも情けない…)」 岬「どうしたんだ中山!そんなディフェンスじゃ易々と突破されてしまうぞ!」 中山「ぐっ……す、すまん岬」 岬「……ううん。どうやら少し飛ばしすぎたみたいだ。10分休憩しよう。オーバーワークは怪我の元だしね」 中山「す、すまん…」 岬「怪我が完治したといっても、君はまだ今までの感を取り戻しきれていないんだ。 大会まではまだ日がある。焦らないでゆっくり調子を整えていこう。ね?」 中山「(変だな。今までの岬は体のことは気にかけるとは言え、ここまで労わるような指示は出さなかったはず……?)」 南葛高校は若林の練習参加のおかげで大きなパワーアップを遂げた。 だがそれと同時に、数名の実力が信じられないほどに低下してしまったのであった。 森崎「…………片桐さん。それってもしかして」 片桐「ああ。君が陥った症状とよく似ている。特に能力の低下が激しいのが 中山、山森、中里の3名だ。加えて、来生は今までのドリブルに特化したサッカーは止め、 重来のストライカーに近い動きを好むようになってしまった」 片桐の話を聞いた森崎は耳まで赤くして激昂する。
[530]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/10/10(日) 22:45:37 ID:??? 森崎「それって誰がどう考えても若林がなにかしたに決まってますよ! 俺の能力を落とすだけじゃなく、中山たちの力まで失わせるなんて…許せねぇ!!」 片桐「落ち着きたまえ森崎。確かに若林が南葛に関与した日から数名の能力が落ちてしまった。 だがそれと同時に、今まで日の目を見なかった他の選手たちが軒並み力をつけ始めているのだ。 具体的に言えば、修哲トリオのメンバーだ。基礎的な力はもちろん スイーパーの高杉を交えたコンビプレーにも磨きをかけている」 森崎「なっ…?」 片桐「そしてなにより大きな成長が見られたのは岬だ。 高水準の献身的なプレーは相変わらずだが、それに加えて 自ら血路を切り開く力強さを身に付けたというか…プレーの幅が大きく広がっているのだ。 岬を中心とした組織的プレーは、もはや日本の高校内では敵はいないだろう。 日本サッカー協会としては、彼のリセットの影響が後々の全日本の強化に繋がると見当を立てている」 森崎「どういうことですか!まさか、俺の能力が下げられたのも将来の全日本のためだとでも言うつもりですか!?」 片桐「……現に君のプレイスタイルは今現在かなり理想的な物に仕上がっているじゃないか。 これまでの独り善がりなプレイでは、いずれ自分の身を滅ぼしかねないと不安を抱いていたんだ。 日向がリセットに『変化』をもとめたように、若林もまたリセットに何かの意志を篭めているのだろう。 それが何なのかはまだ分からないが…全日本の強化に繋がっているのならば、私は彼を止めることは出来ない」 森崎「…………じゃあ、どうすればいいんですか?俺はいつまでこの世界にいればいいんですか? 若林が俺の能力を下げようとする限り、俺は日本に戻ることは出来ない! 俺はこのまま……一生このアカネイア大陸で戦わなくちゃいけないんですか!!」 そんなこと、納得できるわけが無い。誰が好き好んで大好きなサッカーを止めてまで戦場に身を置くのだ。 森崎は思わず片桐の肩に掴みかかった。 片桐「……もちろん私も君をこのままにしてはおかないさ。だから、一度君を日本に帰還させ、しばらく滞在させる。 そこでもしも能力に変化がおきなければ、そのまま日本でのサッカー活動を再開させるさ」
[531]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/10/10(日) 22:47:16 ID:??? 森崎「もしも変化がおきれば、俺はまたこのアカネイアに強制送還されるんですね」 片桐「……日本に戻る時期は君が決めてもらって構わない。なんなら今すぐにでも」 森崎「少し考えさせてください。こちらの仲間たちとの事情もありますし」 吐き捨てるように言う森崎に対し、片桐は静かに肩に手を置いて言う。 片桐「君の気持ちは分かる。だが、私は全日本に対して中立でなければならない立場なのだ。 誰かに特別に肩入れすることはできない。若林に対しても、君に対してもだ。 残酷なことを言うようだが、若林の影響で君の能力が落ち… 他の者の能力が相対的以上に伸びた場合、遠慮なく私は君を見捨てるだろう」 森崎「!」 片桐「…だが。今の君には仲間がいる。先の大会、結果は芳しくなかったかもしれんが 君の力の本分は仲間と共にあることで生まれると私は思っている。 仲間を大事にしなさい。もしも君の力が失われることがあろうとも、 君が信頼し、信頼される仲間たちは、決して君を見捨てることはしないだろうから」 そこまで言うと、片桐は森崎の方から手を離し去っていった。 森崎は小さくなっていく片桐の背中から目を逸らすと、力なく自室の扉を開け、体をベッドへと投げ出した。 森崎「(ちくしょう……中山……俺は……俺はどうすればいいんだよ……!!)」 全日本の力の向上に繋がる以上、若林の暴挙を止めるにはサッカー協会の力は頼れない。 一度自分が地球へと戻り、若林に直接会って真実を確かめる必要が出てくる。 だが、今自分はアカネイア同盟軍にお世話になっている身でもある。 突然責任を放り投げて姿をくらますには、残念だが彼らと仲良くなりすぎていた。 森崎「(日向の問題が片付いたと思った途端これかよ。ちくしょう……!)」
[532]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/10/10(日) 22:49:02 ID:??? こうして森崎は後夜祭の穏やかなムードに浸る余裕も無く、苦悶の表情を浮かべたまま眠りに落ちていくのだった。 次の日の朝。アリティアカップのために来訪した選手たちはアンナの案内で地球へと戻っていく。 片桐は森崎の意志を問うために、見送りのために立つ彼の前へと近づく。 片桐「さぁ、もう一度聞こう。森崎、君は私たちと共に一旦地球に帰るかね?」 ☆どうしますか? Aまだ帰らない B一旦帰る(次の戦場パートは森崎は出撃不可となり、ダイジェスト化されます) 『3票』集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
[533]森崎名無しさん:2010/10/10(日) 22:49:47 ID:??? 中山、中里、山森をアカネイアに避難させることはできないのか…
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0ch BBS 2007-01-24