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【最強への】キャプテンEDIT15【挑戦】
[322]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/10/16(土) 23:25:38 ID:??? >>A.ドリブル --------------------------------------------------------------------------------------------------------- 大前「ドリブルですね。正直、FWの中では俺が一番突破力に不安がありますから(それに、1対1を狙うなら鍛えた方が良いよな)」 やす子「ん。りょーかい。それじゃ、宿に帰るまでにプランを練っとくわ」 大前「よろしくお願いします」 ※ 夜の自由行動は監督と特訓をすることに決まりました ※ 一方、その頃。 松山「う、うぅん……」 試合の途中で全精力を使い果たして倒れた松山は、医務室のベッドに横たわっていた。 未だ呼吸が整わずに息を乱す姿は、彼の負った消耗を伺わせる。 松山(試合……試合はどうなったんだろう?) 自分が倒れた以降の展開を知らないためか、真っ先に試合のことが気に掛かった。 流石にあの段階から逆転ないし同点に持ち込めたとは思えないが、せめて残った仲間が一矢でも報いてくれればと思わざるを得ない。 松山「何ていうか、宙ぶらりんな気分だな。……えぇい、ここから抜け出して、誰かに聞きに行ってみようか?」 そんなことまでも考えてしまう。 そんな時――
[323]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/10/16(土) 23:26:40 ID:aHalBMY+ 先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。 ★大前の代わりに会いに来たよ!→ !card=★ カードの絵柄で結果が変化します ダイヤ → 長池「……よう」 長池登場! ハート → 藤沢「……松山くん」 藤沢登場! スペード・クラブ → ふらの中メンバー「す、すみませんキャプテン(と、一応謝っておこう……)」 部員たちが登場! JOKER → 松山「やっぱり、サラシを着けたままだと苦しいな……」 そう言うと松山は一人で服を脱ぎ出し……
[324]森崎名無しさん:2010/10/16(土) 23:27:02 ID:??? ★大前の代わりに会いに来たよ!→ ハート8 =★
[325]森崎名無しさん:2010/10/16(土) 23:28:11 ID:??? JOKERまてい ひょっとしたらここで三年目の悲劇回避なるか!?
[326]森崎名無しさん:2010/10/16(土) 23:39:03 ID:??? ついに歴史が本格的に変わるとき?
[327]森崎名無しさん:2010/10/16(土) 23:39:38 ID:??? 松山だし、あまり過度は期待はできんけどねw
[328]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/10/17(日) 00:50:16 ID:??? 長引いてすみません 相変わらず、男女の会話は苦手ですorz ★大前の代わりに会いに来たよ!→ ハート8 =★ ハート → 藤沢「……松山くん」 藤沢登場! -------------------------------------------------------------------------------------------------------------- コンコン。 誰かが医務室の扉をノックする音がした。 松山「ん、誰だ? ……どうぞ」 返事をして入室を促すと、入ってきたのは、 藤沢「ま、松山くん、もう起きて平気なの?」 マネージャーの藤沢だった。 松山「まあ、疲れて倒れただけだからな……こうして寝かされてりゃ、起き上がるくらいは――うっ」 ベッドから起き上がろうとした途端、くらりと眩暈を感じる。 慌てて駆け寄り、手を添える藤沢。 藤沢「だ、駄目よ! 倒れた身体で無理しちゃ!」 松山「お、大袈裟だな。特に怪我とかもしていないんだぜ?」 藤沢「なおさら大事よ! 怪我も無いのに倒れるくらい、試合で走りまわってたんだから! ……もう、少しはチームのことだけじゃなくて、自分のことも労わればいいのに」 そう言い、松山をベッドに押し戻す。ここまで言われては、松山も意地を立てとおすわけにはいかない。
[329]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/10/17(日) 00:51:32 ID:??? 松山「それで、試合の方はアレからどうなったんだ?」 藤沢「えっと……あの後も、スコアに変わりはなかったわ。つまり――」 ふらのは、負けた。それもほとんど良いところを見せないままに。 その一言を言うのを、藤沢は躊躇してしまう。 だが、松山はその表情から何となく察したようだった。 松山「……そうか」 漏らした感想はたったの一言。だが、藤沢はそこに深い慨嘆を感じずにはいられない。 松山「……」 藤沢「……」 しばらく、二人の間に沈黙が流れた。 コチ、コチ、コチ……。 壁に掛けられた時計の針の音だけが、静かに響く。 松山「……駄目なキャプテンだな。俺って」 やがて口を開いた松山の口から出たのは、そんな言葉だった。 藤沢「え?」 松山「今日の試合、何本シュートを撃っても、一本も決まらなかった。 倒れるほど駆けずり回っても、守備には何も貢献できていない……あげくイエローカードまで貰う始末だ。 少し疲れただけで、声出しも覚束なくなってた。俺が、みんなをまとめ上げなくちゃいけないのに――」
[330]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/10/17(日) 00:52:34 ID:??? 涙さえ滲ませながら口にするのは、仲間への懺悔の言葉だった。 春から一心不乱に鍛え続けて生まれた、今度こそ全国の優勝旗をと確信したチーム。 だが、結果は決勝を待たずして3−0の惨敗。その悔しさと責任とが、胸の内から溢れかえる。 藤沢「ねえ、松山くん――」 ふいに、藤沢がそんな松山の繰り言に口を挟む。 藤沢「――キャプテンって、そんなになにもかも背負い込まなくちゃいけないの?」 松山「……え?」 思わず目を瞬く松山に構わず、藤沢は続ける。 藤沢「だって、そうでしょう? 今日の試合で、ウチの選手で一番頑張っていたのは松山くんじゃないの。 暑い中をチームの誰よりも駆け回って、作戦の指揮だけじゃなくてみんなの援護もして……。 それなのに、負けたら全部を背負い込んでみんなに頭を下げなくちゃいけないの?」 松山「そ、それは――」 藤沢「それが……本当に松山くんの理想としたチームワーク第一のチームなの?」 松山「――――っ!?」 その言葉が、胸を突いた。 松山(俺が、俺が理想としたチーム? それは、お互いが助け合って攻める時も守る時も一心同体で戦える最高のチームワークだ。 ずっと、ずっとそれを目指してきたはずだ。けど、今日の試合は――)
[331]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/10/17(日) 00:53:34 ID:??? 倒れる前の試合を回想する。 思えば、松山と彼からボールを回される小田だけが走りまわった試合だった。 長池がマークに付いていながらも、仲間たちからは構わずボールが回ってくるばかりの展開。 守備でもディフェンスリーダーが不在のため、前線から走り戻らなくてはならないことも多々あった。 ……今のふらのは、松山は誰かを助けることが出来ても、松山を助けることができる誰かがいない。 そのことに、今更ながら気づく。 松山「お、俺は……みんなとプレイしていたはず、なのに……いつの間にか一人でプレイしていた……?」 藤沢「……気付いた? その、言い難いんだけれど、攻撃でも守備でも、誰も彼もあなたに頼りきりなのよ。 だから、最近のふらのってパスワークは凄いんだけど、それ以外は松山くん一人で持っているチームみたいなものなの。 小田くんが伸びてある程度の相手からなら点が取れるようになったのと、GKの加藤くんが良く守ってくれるから分かりにくいけれど。 けどやっぱり……こういうのって不自然なんだと思う」 そっと、松山の握りしめた拳に手を添える藤沢。 藤沢「だから、今から変えて行きましょう? もう一度、このチームを。 今度は松山くんだけじゃなくて、私も……その、力を貸すから」 松山「藤沢……」 息が掛かる程の近くで見つめ合う二人。 藤沢「……(こ、これってよく考えなくてもただならぬ雰囲気な気がする……だ、駄目よ美子、ふしだらなことを考えちゃ! 松山くんは今、真剣に――)」 松山「あ、ありがとう藤沢! 俺、もう一度頑張ってみるよ!」 ガタっ、とベッドを揺すって飛び起きる松山。
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0ch BBS 2007-01-24