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【最強への】キャプテンEDIT15【挑戦】
[538]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/10/20(水) 23:59:21 ID:??? ―北海道・ふらの中サッカー部部室― テレビ『さあ、試合開始の時刻が刻一刻と近づいて参ります!』 松山「……いよいよ、決勝戦の開幕か」 藤沢「楽しみね! 松山くん!」 ふらの中メンバー(た、助かったァ……)(帰ってきたばかりで、もう練習だもんな……)(キャプテンが決勝に気を取られて良かったよ) 松山(ドジを踏むなよ、長池……) ―東京都・東邦学園サッカー部クラブハウス― 反町(相手は南葛、そして大会最強のGK森崎か。大前のヤツ、大丈夫かな……) 日向「おい、反町。コーラの追加だ。買ってこい。もちろんボトルでだ。分かっているよな?」 反町「は、はい! た、只今っ!(ひ、人の心配している場合じゃないかも、俺……)」 若島津(ブランクがあるとはいえ、俺から3点ももぎ取ったチームだ。森崎なんかに守り切れるものか。 そうでなければ、俺は――)
[539]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/10/21(木) 00:00:24 ID:??? ―千葉県・江東学院学生寮― 織寺「決勝か。そこまで勝ち上がったんだよな、鳴紋は……」 君代「ふっ。僕らに勝ったんだ。それくらいはしてもらわないとね」 江戸「ヤツらがいなければ、俺らが確実に決勝行きだったのによ。……けっ、どれほどの無様を晒すか、見届けてやるぜ」 ひと美「お前ら、もう少しボリューム落とせ。息子が寝付かん」 古橋「すみませんね、皆さん」 赤ん坊「オギャー!」 江戸「……なに自分ちみたいにくつろいでるんだ!? 家で観ろよ、アンタら! 俺たちの部屋だぞ、ここ!」 ひと美「ふん。どこで何を観ようが私たちの勝手だ(それにしても、鳴紋が全国の決勝か。よくもまあそこまで強くなったものだ)」 君代「騒がしい……美しくない」 ―秋田県・立花宅― 和夫「そろそろ始まるぜ、兄ちゃん」 政夫「へへっ、楽しみだな和夫……って、俺たちのセリフこれだけかよ!?」
[540]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/10/21(木) 00:01:25 ID:??? ―埼玉県・明和東中視聴覚室― 沢木「あーあ。なんで地元なのにテレビ観戦なのかねー、俺ら」 小池「チケットが買えなかったからでしょ」 堀「いいんじゃね? 暑苦しい中、人ごみに揉まれなくて済んで」 成田「……だが、出来るならやっぱり生で観たかったな。俺たちに勝ったチームが、最強であることを証明する瞬間を――」 ―大阪府・???― 目付きの鋭い少年「さあて、どっちが勝ったもんだかな。 ……この試合に勝った方が来年一番の獲物になるとくりゃ、一瞬たりとも見逃せねえな。へへっ」 ―長崎県・???― やけに大柄な少年「……せからしかのう。わいがしつこく言うから観るばってんが、ホントにそんなすごか選手がいるとか?」 髪の長い小柄な少年「ホントですって! この試合を観れば、先輩もそいつらと戦いたくなること請け合いですって! ケケケ……」 やけに大柄な少年「ま、期待せんで観ておくタイ」
[541]そういえば随分長く会ってないなー ◆wM6KXCkaLk :2010/10/21(木) 00:02:32 ID:??? ―長野県・とある中華料理店― 店の客A「おうおう、鳴紋中が全国で決勝かい。俺はねー、いつかやると思ってたんだよ」 店の客B「小豆沢が脚をやった時は目の前が真っ暗になったもんだが、下の世代もやるもんだなあ」 店の客C「親父、アンタの息子さんも鳴紋だったんだろう? 高校の全国はどうしたんだい?」 柿原の父「バカヤロー! 高校だと夏はインターハイでェ! ……ウチのせがれ? 清栄なんぞに負けたから、罰として皿洗いだよ!」 柿原「はははっ、そういうわけです」 店の客A「かーっ! そういえばそうだった! 清栄に負けるなんて、お父ちゃん情けなくて涙が出てくらァ」 柿原の父「誰がお父ちゃんだ誰が。コイツは俺のせがれだって言ってるだろ!」 柿原(……にしても、早瀬がここまでやるとはな。でもって、大前がその下で主力か。俺も先輩として負けてられないな)
[542]ドライブ開発の功労者とライバル(笑) ◆wM6KXCkaLk :2010/10/21(木) 00:03:42 ID:??? ―長野県・とある神社― ???1「出番が来たよ!」 ???2「やったねカナちゃん!」 早苗(巫女の方)「お二人とも静かにして下さい! テレビが聞こえないじゃないですか!」 ???2「ブーブー! 早苗横暴だー」 ???1「……まあ、お賽銭のお得意様の試合だからね。応援にも熱が入るか」 早苗「ドキドキワクワク……」 ???2「カナちゃ〜ん。この子、自分の口で擬音を言ってるよ……」 ???1「これも個性よ。尊重しましょう。……それとカナちゃん言うな」 ―長野県・清栄学園学生寮― 金成「……認めねえ。なんでだ、なんで鳴紋なんかが決勝で南葛と戦うんだ……」 菅原「キャプテ〜ン。テレビを観る時は、部屋を明るくして離れて観ましょうよー」 上遠野「あと、体育座りのし過ぎはよくないね」 金成「……うるせえ。俺に話しかけんな……」 長谷部(ううっ、お前がこの調子じゃ困るってのに……早く立ち直ってくれよ金成ぃ……)
[543]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/10/21(木) 00:05:03 ID:??? ―再び観客席― 浅村「やっぱり決勝戦は盛り上がりが違うっス。歓声で耳がジンジンするっスよ」 墨田「オマケにこの暑さだ……長野育ちの俺たちには堪えるな」 園村「やっぱりこの時期の関東には慣れないねー」 若尾「なんだなんだ軟弱な。この程度の暑さにめげて応援が出来るかってんだ!」 今日も今日とて観客席での応援に専念するベンチ外組。 自分の所属するチームがここまで勝ち上がったことに感慨を感じずにはいられないが、それ以上にこの環境は辛かった。 墨田「参ったな……今からでも何か飲み物を用意してこようか――」 ???「はい、だったらこれをどうぞ」 ニョキっと突き出される魔法瓶。中にはスポーツドリンクが詰められていた。 若尾「お? 気が利くねー……ゴクゴク」 浅村「あっ! コラ! お前、暑さにめげて応援が出来るか、とか言ってたじゃないっスか!?」 若尾「それとこれとは別の話だ!」 ???「いけないね。飲み過ぎはよくないよ。炎天下で冷たい物を摂り過ぎると、体温の急激な変化で身体に悪い」 墨田「これはこれは、ご親切にどうも……って、貴方は!?」 園村「…………っ!(パクパク)」 若尾「ん? どったの皆?」
[544]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/10/21(木) 00:06:16 ID:??? 突如として現れ、飲み物を差し出した人物に(一人を除いて)仰天する一年生一同。 浅村「わ、若尾……っ! どうしてそんなに冷静でいられるんっスか!?」 若尾「え? なになに、この人そんなに凄い人なの?」 墨田「凄いも何もあるか! ど、どうして鳴紋に入ったのにこの人を知らないんだ! この人は――」 ???「ん? 僕がどうかしたかい?」 墨田「――鳴紋中の前キャプテンで不動の10番・小豆沢さんだよ!」 若尾「な、なにィ!?」
[545]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/10/21(木) 00:07:18 ID:??? 小豆沢「いやだなあ。そんなに大袈裟に驚くことでもないだろう?」 浅村「お、お、お、驚くっスよ! 何で貴方がこんなところにいるんスか!?」 小豆沢「まあ、母校の応援に来るくらいは普通じゃないか。 僕のいる南武大付属高は、インターハイでは予選で東邦に負けて、夏のスケジュールが空いているんでね。 その余暇で来たってわけさ」 若尾「し、し、失礼しましたーっ! 小豆沢さんであるとは露知らず、ご無礼の限りを――」 小豆沢「まあ、うん。それは良いけれど、僕じゃなくても年上に無礼は駄目だよ?」 若尾「――は、はいっ! 平に、平にご容赦をーっ!」 墨田「あー……その……騒がしくて、申し訳ありません」 小豆沢「まあ、鳴紋中が騒がしいのは伝統みたいなものだからね。瀬川とか瀬川とか、あと瀬川とか」 園村「全部瀬川さんじゃないですか」
[546]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/10/21(木) 00:09:12 ID:??? 小豆沢「あと、早瀬もたまにうるさかったね。主に恋愛関係でからかった時とか」 墨田(それは貴方が騒がせているんじゃなかろうか……それにしても、小豆沢さんとはこういうタイプだったのか) 小豆沢「で、観客席に来てみたら、偶然見慣れたジャージ姿が目に入ったじゃないか。 それで来てみたら、案の定鳴紋の一年生だった。奇遇だから、一緒に応援してみたいと思ってね。 迷惑じゃなければいいかな?」 若尾「ど、どうぞどうぞ!」 小豆沢「じゃあ遠慮なく。……それにしても、早瀬の代で全国の決勝進出か。感慨深いね」 言いながら、目を細める小豆沢。 小豆沢(僕の夢見た舞台への到達……先を越されちゃったな。誇らしいやら悔しいやら、複雑な気持ちだよ。 けど、ここは素直に勝利を祈るべきだろうね。がんばれ、僕の後輩たち……!)
[547]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/10/21(木) 00:10:19 ID:??? 〜試合前・ミーティング〜 やす子「よし、みんなきけ。……決勝戦で戦う相手は、今度こそ紛れもなく最強の敵、南葛中よ。 今までにない苦戦を強いられるのは、まず間違いないわ」 落田「けどさー、そう言われてもふらのも東邦も前情報の割には楽勝だったじゃないか。 今度もまた肩透かしじゃねーの?」 国岡「……お前が言うな」 菱野「ところが、そうでもないのです」 落田「――菱野さんがそう言うならその通りだろうな!」 水守「変わり身早っ!?」 宇津木「きたないな流石落田さん汚い」 菱野「……コホン。監督? 私から説明してもよろしいでしょうか?」 やす子「お願いするわ。こういうのの説明は、菱野ちゃんの方が上手だし」 篠田(良いのかよ。全国の決勝までこんな指揮の仕方で)
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0ch BBS 2007-01-24