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【天高く】キャプテン霧雨61【乙女燃ゆる秋】
[561]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o ：2010/11/06(土) 22:36:13 ID:??? ――部屋1 それから時間はやや巻き戻って部屋の1。 依姫も魔理沙も去った後の大妖精である。 彼女は、身に覚えのない荷物に若干戸惑っていた。 大妖精「（………なんだろう、この靴？）」 サッカー用のシューズであることは分かるのだが、何やら不思議な力を感じる。 この靴をどうしようか、しばし悩んだ彼女は………。 先着1名様で 【太陽の軌跡】の行方→!card と書き込んでください。カードで分岐します K→魔理沙に預ける J・Q→チルノにあげる 8〜10→空にあげる 4〜7→とりあえず持っておく A〜3→売っちゃう JOKER→増やしちゃう
[562]森崎名無しさん：2010/11/06(土) 22:39:57 ID:??? 【太陽の軌跡】の行方→ ハート10
[563]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o ：2010/11/06(土) 23:46:25 ID:??? 【太陽の軌跡】の行方→ ハート10 >>空にあげる 大妖精「（……空ちゃんにあげよう。 最近シューズ壊れたって言ってたし……）」 ハードシューターな空は、その強烈なキックで靴にダメージを与えることがままあった。 見たところこの靴はとても丈夫そうである。 これなら空でも安心してシュートできると、大妖精は靴を抱えて空の部屋に向かう。 大妖精「あの……空ちゃんいる？」 空「おおっ、大ちゃんどうかしたー？遊ぶの？」 カチカチカチカチ 大妖精「（…なんだろう、この音？） ううん、空ちゃんに靴あげようと思って。サッカーシューズ」 空「えっ、本当？ありがとーっ！！大ちゃん！」 うん、と頷き靴を手渡す大妖精。 こうして【太陽の軌跡】というシューズは空の手へと渡ったのであった。 ※空が【太陽の軌跡】を装備しました ※空のシュートの距離減衰が0になり スキル【ライジングインパクト】を習得しました 【???】のフラグを習得しました
[564]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o ：2010/11/06(土) 23:47:26 ID:??? ――同日 夜 アルゼンチンJrユースチーム宿舎 バルバス「さて……ミーティングを始める。以前に配ったフランスユースチームについての資料は持ってきているな？ 持ってきていないものは速やかに国へ帰りたまえ」 ディアス「（おいミカエル（笑）、お前忘れてないだろうな？）」 サトルステギ「（フッ……誰に物を言っている。さっき急いでバビなんとかにコピーさせてもらった。 やはり天使ともなると未来が見えてしまうため用意周到になってしまうのだよ…）」 ディアス「（結局なくしてんじゃねぇか……アホだなやっぱ。 バビ。こいつの元々のはどこやったんだ？同室だし、知ってるだろ？）」 バビントン「（間食しながら見てたっぽくて、汚れだらけで二目は見れなかったよ……）」 ディアス「（ププッ…偉大なるミカエル（笑）様が聞いて呆れるぜ）」 サトルステギ「（ぐ、ぐぬぅ！貴様ァ……我のジャッジメントを受ける覚悟があると見える…！）」 パスカル「（…おい、そこまでにしろ。監督がこっちを睨んでるぞ！）」 パルス「（みんなでこのアホ2人を隠すんだ！）」 ガレヤ「（い、急げ急げ！）」 ガルバン「………！」 ルジェリ「（なぁなぁ、監督が睨んでるけどさ、あれがクロスアウト後だったらすごく笑える構図じゃね？）」 ブラウン「ブフッ！？（バカ、ルジェリ笑わせんじゃねぇ！ディアスが笑死するだろうが！）」 バビントン「（普通に気持ち悪いだけだと思うけどな）」
[565]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o ：2010/11/06(土) 23:49:42 ID:??? 緊張感を含んだフランスのそれとは違い、アルゼンチンのミーティングはこんな感じであった。 しかし、その実フランスを舐めてかかっているということでは全くない。 バルバス「……ゴホン。以前に説明したとおり、連中の戦力は大きく分けて2層に分かれる。 一つはピエールやナポレオンといった、純粋なフランスの戦力。 もう一つが、フランスとの対戦において重要な面を占める、助っ人…私の呼ぶところの傭兵連中だ。 彼らについての戦力分析を…パスカル」 パスカル「はい。この前にも見たと思うが、連中は日本の大会に出場していた。 そして、理由は不明だが、現時点で日本は世界の中でもトップクラスの実力を保持するチームとなっている。 日本の大会における活躍の度合いが、そのまま高い実力の証明と見ていい。 登録選手から、今まで対外的な練習試合にも出場していないのは……。 パチュリー・小悪魔・衣玖・豊姫・霊夢・鈴仙の7名。 しかし、これらの選手の一部に関しては過去の大会のデータから実力が推測できる」 ディアス「（パチュリーってあの芸人だよな？大して強くなかった気がするが…まぁいいか）」 パスカル「パチュリーはMFとして出場している。得点力は他の選手たちに劣るが、他の能力は侮れない。 鈴仙はビクトリーノ型の高速ドリブラーだ。しかし、ドリブル以外の能力は平均以下。 センタリングさえ上げさせなければいい。最後に、霊夢。コイツが厄介だ。 前述のパチュリーに高い得点力を加えたような選手で、プレイのレベルが全般的に高い。 ………だが、俺はこの選手は恐らく次の試合に出ないのではないかと思っている」 バビントン「どうして？俺たちを舐めてかかるほど、フランスはバカじゃないと思うけれど」 パスカル「何故だか理由はわからないが、…前の試合にベンチに入っていた選手は次の試合でベンチ入りしていない。 確実にそうであるという保証はないが、これまでの試合では一部を除いてその条件に当てはまっている。 それと、契約上の問題からか傭兵選手だけで試合をすることはないようだ。 これを考えるに、フランスチームには常に穴が存在していると見ていいだろう」
[566]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o ：2010/11/06(土) 23:50:43 ID:??? サトルステギ「つまりエンジェル以外は大したことないということだな！」 ガルバン「………」 パスカル「ガルバンの言うとおりだ。ピエール・ナポレオン、それにルストは侮ってかかるべきじゃない。 （アモロはイマイチ判断に困る。イングランドでは好セーブを連発していたが…）」 バルバス「そうだな。フランス生え抜きの連中も侮りがたい選手が多い。 それと、穴が確実にあると決めてかかるな。 もしもフルメンバーが出てきた時に対処できませんでした、では話にならないからな」 パスカル「はい、そうですね。 …では次に、今までのデータから勘案して脅威と思える選手をピックアップした。 まず、最初に警戒すべきはまず傭兵メンバーの主軸である霧雨 魔理沙。 彼女については高い得点力・突破力を併せ持ち、また守備に顔を出すほどに体力にも余裕を持つ怪物だ。 そういえば、ディアス。最近彼女と試合をしたな。何か気付いた事は？」 ディアス「んー？気付いた事…そうだな、マリサは全国中学大会でも、今までも使ってなかった切り札があったぜ。それも2つ」 バルバス「！？」 パスカル「！？」 サトルステギ「さらに位階が上がっていると言うのかッ！？」 アルゼンチンメンバー『！？』 敵エースストライカーが更なる武器を持っていた。 彼らのどよめき、動揺はもっともなことであっただろう。
[567]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o ：2010/11/06(土) 23:51:45 ID:??? ディアス「マスターブレード、後はフォーススパーク……だったかな。 ともかく、あれはどうしようもない。来たら………ガルトーニに任せるのが一番だな。 （ガルバンとは違って吹っ飛んでボロ雑巾になっても実害ないしな）」 ガルトーニ「なにィ！？」 ガレヤ「そうだな」 バビントン「俺もそう思います」 パスカル「俺もディアスと同じ考えだ」 ガルトーニ「き、きさまら… この俺に全て押し付けようというのか！」 パルス「今まで大会で見せてきた以上の殺人シュートなんて、喰らうのは1人で充分だよな」 バサロ「殺人シュートか、読んで字の如し。いやー、ピッタリだな」 ジェイテス「ガルトーニ、生きろ！（俺は試合に出ないけど！）」 サトルステギ「人間如きが天使の業火を受け無事とは思わんが……。 まぁ同じく高位の天使たる我の加護があるのだ。魂までは砕けまいよ」 バルバス「……皆がそう言う意見ならば、私から言う事はないな」 ガルトーニ「そ、そんなァ」
[568]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o ：2010/11/06(土) 23:52:48 ID:??? パスカル「……話は逸れたが、彼女は相当の脅威だ。それはこの大会での戦績が示している。 ルジェリとパルスがマリサのマークについて、パスをカットに向かってくれ」 パルス「了解」 ルジェリ「ほーい」 パスカル「それと同格で恐ろしいのは、全国大会の決勝に出場したストライカー。 ウルグアイとの練習試合でも猛威を振るったフランドール・スカーレットだ。 もしマリサと同時に出てくるようなら、他の何をおいても彼女らへのパスを防ぎにかかるべきだろう」 ガルバン「………」 バルバス「もちろんガルバンには最後の壁としてゴール前に残ってもらう。 ただ、ドリブルで突っ込んでくるようなら迎撃して構わん」 ガルトーニ「ナポレオンのシュートなら俺が防いでやんよ！」 バサロ「（無理だろうなー）」 バビントン「（まぁ言うだけなら自由だよね）」 パスカル「他にも脅威と思える選手は数多いが、警戒すべきと俺がチェックしているのが聖 白蓮だ。 攻撃力もさることながら、守備でもその実力は確かだ。 ウルグアイでの練習試合ではビクトリーノの突破を抑えていた。 ディアスも、舐めてかかると…」 ディアス「へぇー。他にも楽しめそうなヤツもいるみたいだな。 天才もちゃんとパワーアップしてるだろうし、明日は楽しみだぜ」
[569]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o ：2010/11/06(土) 23:53:53 ID:??? ニヤニヤと楽しそうな笑みを浮かべるディアス。 その目には、呑んでかかっている様子はない。 パスカルはそこで言葉を止めて、視線をバルバスへと向ける。 バルバス「以上で解散か？」 パスカル「誰の質問もなければ」 そう言って視線をメンバーたちに向けるパスカル。 彼らは既に委細は承知とばかりの顔で、質問は出ない。 バルバス「そうか。では私から最後に一つ。………パスカルが注意したのは以上の3人だけだ。 しかし、諸君らは当然他のメンバーの実力も把握しているはずだ。 傭兵連中を舐めてかかるな。言動や姿に騙されるな。……そして、明日は審判は敵と思え」 バビントン「（あー、はいはい。ホームだもんね）」 サトルステギ「（フッ…まぁ我の威徳の前に赤札を出す勇気のある者はいないであろうがな）」 ディアス「（マリサは止めるとか言ってたがな。どこまでできるやら）」 パスカル「（万が一ということもあるが……期待するほうが間違っているか。 とりあえず明日は様子見からだな）」 …………………………
[570]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o ：2010/11/06(土) 23:55:16 ID:??? ―87日目 フランス合流34日目 大会8日目 vsアルゼンチン―― 魔理沙「……うーんむむむ…」 ふああ、と軽く欠伸をしつつ読んでいた漫画をめくる。 あまり疲れていなかったからか、魔理沙は早くに目が覚めてしまいどうにも退屈していたのだ。 退屈凌ぎにこうして布団の中で本やらを読んでいたというわけである。 魔理沙「（んん……そろそろいい時間のはずなんだが…）」 がさ… カチ…… カチカチ 魔理沙「（さとりが起きてきたみたいだな。しかし起きて最初の行動がそれってどうなんだ？）」 さとり「……おはようございます。起きてまずこの子たちの顔を見ないと起きた感じがしないの」 魔理沙「はぁ……さいですか（さとりが起きてきたなら、空もそろそろ起きるかな？私もそろそろ活動しようかな）」 A 下着を変えるぜ！ ※現在：アリス手製の下着（黄） B 天候を変えるぜ ※選択不能 C まだ寝る D とりあえず食事に向かう E ご飯持ってきて4人で食べよう F その他 現魔理沙ガッツ 1020/1020 ＊先に【２】票入った選択肢が採用されます。ageで投票してください。sageではカウントできません
[571]森崎名無しさん：2010/11/06(土) 23:57:01 ID:??? >登録選手から、今まで対外的な練習試合にも出場していないのは……。 > 1パチュリー・2小悪魔・3衣玖・4豊姫・5霊夢・6鈴仙の7名。 パスカル……数もまともに数えられないのか…
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0ch BBS 2007-01-24