※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【全国で一番】キャプテンEDIT16【強いやつら】
[803]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/11/02(火) 23:18:11 ID:??? 渡会「し、しまった!? 球のブレが!!」 ツインシュート特有の、目測を狂わせる残像と捉えにくさを生じさせる揺れ。 そのために渡会は、ボールに触れるものの押さえることも弾くことも出来ない。 渡会「……畜生ーっ!!」 そしてボールはラインを割り、審判の笛は吹かれた。 ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ! 実況「ご、ゴール! 翼くんと森崎くんのツインシュート……只今入った情報によりますと、その名もマリグナントツイン! この一撃が鳴紋中を再び突き放します! 3−2! 後半21分、南葛中が再びリード! やはり最後に勝つのは南葛なのか!?」 小豆沢「こ、こんな切り札まで用意していたとは……どこまで底が知れないんだ、ヤツらは!?」 やす子「……ロスタイムを入れて残り10分そこそこ、か。ここまで来ると祈るしかないわね。私の主義じゃないんだけど」 国岡「祈るってもなあ。これ以上、奇跡なんか起こるのかよ……?」 菱野(も、もう見ていることだけしか出来ないなんて……! なんて無力なんですか、私は……っ!) 実況「なお、ビデオ判定の結果によりますと、只今のゴールは……森崎くんのゴールです! なんとGKによる得点という椿事! もしかしたら、これが決勝点ということになるかもしれません!」 翼「な、なにィ!?(俺の得点じゃない!? そ、そうなったら大事な決勝でノーゴールということに……ば、馬鹿な!?)」 森崎「お? ラッキー!(決勝点になれば、失点のヘマを十分取り返せる材料だ。ホントにMVPが見えてきたかもしれねえな)」 愕然とする翼に、それとは対照的にガッツポーズを決めて勝ち誇る森崎。
[804]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/11/02(火) 23:19:52 ID:??? 森崎(訳の分からねえ失点が連続した時は不運を嘆いたもんだが、このドラマティックなシーンに繋がったと思えば悪い気はしねえ。 後はこのまま守り切って優勝を勝ち取るだけだ! そうすれば中学サッカー界の栄光は、全て俺のものさ!) 翼(お、俺としたことが、みすみすと森崎なんかに名を成さしめるとは……っ! くそぉ! 今に見ていろ!) 森崎(翼のヤツ、すげー目で睨みやがって……だが、今は何をしたって俺を喜ばせるだけだぜ、サッカーの天才くん?) 優越感たっぷりに翼の視線を受けながら、森崎は自陣に戻って行く。 ……体力の切れかけた翼は、覚束ない足取りでそれを追うしかない。そんな構図も、森崎の自尊心をくすぐるのだった。 森崎「おーし! お前ら、後はロスタイム込みで10分と少し、この時間を守り抜くだけだ! それだけで二連覇の栄光が手に入る! 気合い入れて、きっちりと守って行けよ!」 長野「あ、ああっ!(この試合、ほとんど消されていたな……その分はこれから取り戻さないと!)」 岩見「……分かっている(でないと、何のために出場したか分からないからな)」 滝「ホント、これからは自重してキッチリ守ってくれよ……」 井沢(すげえな森崎のヤツ……翼を出し抜いて得点、か。俺もスタミナは限界だが、もうちょっと気合い入れておくか。 ……このまま勝ったら、翼のヤツは歯ぎしりして悔しがりそうだしな!) 高杉(森崎め、1失点目はお前の所為だっていうのに、得意になりやがって。 だ、だがここで守り切らないと、ホントに静岡に居場所がなくなる!) 石崎「お前なんかに言われなくたって、守ってやるよ!」 大森「ううっ……森崎の野郎、出場者が二年で固まったからって、まるでキャプテンみたいに振舞いやがって……」 森崎の檄を受け、彼に向ける好悪の感情を抜きにして一塊になって行く南葛の選手たち。 対して、鳴紋の選手たちは困憊の体で俯いていた。
[805]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/11/02(火) 23:22:15 ID:??? 本多「く、くそっ……また突き放されたか……」 輝林「これが、全国最強のチーム……」 末松「どうやって勝てばいいんだよ、こんなのに〜!」 渡会「ちくしょう! ……どうして同じGKなのに、こうまで差があるんだ……っ!」 追加点を奪われた守備陣を中心に、弱気が広がっていく。 大前「……くっ! 残り時間はまだあるけれど、チームがこの状態じゃ――」 早瀬「大前」 ガシッ。 早瀬の手が、自陣に戻りかけた大前の肩を掴む。 大前「!? は、早瀬さん?」 早瀬「……ここまで来た以上、もう言葉じゃ立ち直れねえよ。アイツらの息を吹き返させられる方法はただ一つ。 俺たちが全身全霊でプレイし、そして結果を出すだけだ! 何をすればいいかは、もう分かってるな?」 大前「! それは……俺たちの力で、何とかもう一度同点に追いつくことです!」 その点においては、最早疑問の余地は無い。仲間たちに希望を呼び戻すには、とにかく点を取るしかなかった。 早瀬「そういうこった。大前、お前余力はどれくらいある?」 大前「クリアボムとドライブシュート……どちらかを一回打ったらそれまでです」 早瀬「そうか。俺の方は大体ライフル二発くらいだ。……いいか、大前。こうなったらもう温存もクソもねェ! お前の持つ最強のシュートを、あの森崎の傲慢面に叩き込んでやれ! お前が同点に持ち込めたら……俺が命に換えても逆転してみせる!」
[806]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/11/02(火) 23:23:55 ID:jWn/0HOY 全国制覇の夢。それが失われる瀬戸際になっても、早瀬は諦めてはいなかった。 元より、諦められる程度の夢なら、ここまで後生大事に抱えてはいない。 それほどまでの想いである。玉と砕けるならば、己の意思で当たって砕ける。断じて相手の意のままになど砕かれるものか――。 その決意が、言葉の端々から伝わってきた。 早瀬「やれるか? 大前っ!」 大前「早瀬さん……お、俺は――俺、は……」 対して、大前の答えは―― 先に3票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 A.「……やります! 俺の全てをアイツにぶつけて、同点をもぎ取ってきます!」 B.「…………………俺には無理ですっ!」(※要・5票) C.その他(自由選択です。大前に言わせたいことを併記してください)
[807]森崎名無しさん:2010/11/02(火) 23:24:42 ID:Hk2OhQgY A
[808]森崎名無しさん:2010/11/02(火) 23:24:47 ID:MKxVQO2Q A
[809]森崎名無しさん:2010/11/02(火) 23:27:44 ID:Hv89pvb+ A
[810]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/11/02(火) 23:42:51 ID:??? >>A.「……やります! 俺の全てをアイツにぶつけて、同点をもぎ取ってきます!」 ------------------------------------------------------------------------------------------------------ ことここに至って、躊躇いは無い。 大前「……やります! 俺たちは、勝つためにここに来たんです! 負けるためでも、ましてや諦めるためでもありません!」 早瀬「へへっ……いっぱしの口を利くようになったじゃねえか。よーし、それならその言葉を証明しに行くぜ? いいか、もう俺たちには作戦って呼べるようなものを考えたり実行したりする余力は無ェ。 もうやれる限りのことをぶつけるのみだ。……何も考えずに、ゴールだけを狙うぞ!」 大前「はいっ!」 迷いをかなぐり捨てて、肯く。それに対して、早瀬は嬉しそうに笑った。 何が起ころうとも悔いは無い。そんな表情だった。 早瀬「よし、いい返事だ。……誰か、ボールを! 試合再開だ! まだ時間は残っている!」 渡会「え、あ……はい!」 躊躇いがちに渡会が蹴り出したボールを、早瀬がセットする。 実況「試合の残り時間も、ロスタイムを入れて残すところあと10分といったところ。 1点のビハインドを追う鳴紋中のキックオフですが、ここから果たして追いつけるのでしょうか?」 森崎(追いつけやしねえよ。……今の俺に油断はねえ! 何が来ようと確実に止める!) ピィイイイイイイ! 実況「さあ、試合再開です! 鳴紋中・大前くん、このキックオフボールは、誰に預けますか!?」 大前「……とにかく、森崎まで近づいてクリアボムを叩きこむ。その為には――」
[811]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/11/02(火) 23:43:55 ID:jWn/0HOY 先に3票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 A.雪村 B.早瀬 C.瀬川 D.比良山 E.本多 F.……本条? G.頼れるのは自分自身! H.その他(自由選択です。大前に取らせたい行動を併記してください)
[812]森崎名無しさん:2010/11/02(火) 23:44:15 ID:Hk2OhQgY A
[813]森崎名無しさん:2010/11/02(火) 23:44:36 ID:BURzha7o C
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24