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【RoadTo】キャプテン森崎39【Brazil】
[139]創る名無しに見る名無し：2010/11/06(土) 01:18:39 ID:PmJ6syXg うむ。
[140]2 ◆vD5srW.8hU ：2010/11/06(土) 07:55:02 ID:Qsl9M9Zd 〜全日本ユース控え室〜 点差はたった１点。だが相手が守備重視のチームの為、限りなく大きい一点。 それを苦労の末もぎ取ったのだから本来全日本ユースの士気は右肩上がりとなる筈だが、 功労者が人望の無さを実力と実績でねじ伏せている日向だった為素直に喜べる者は少なかった。 とは言え無論日向がそんな事を気にする訳もなく、悠々と沢田に自分の足をマッサージさせていた。 日向「タケシ、もうちょっと右下だ」 沢田「はい」 松山「（憎まれっこ世にはばかるって奴か。人から嫌われていても成功する奴はそれだけの物があるって事なんだよな…）」 見上「…さて。前半先制点を奪ったのは及第点だ。これでサウジアラビアは凄まじくやり辛くなっただろう」 早田「油断さえしなければもう負けは無いですね」
[141]2 ◆vD5srW.8hU ：2010/11/06(土) 07:55:27 ID:Qsl9M9Zd 見上「その通りだ。そしてサウジの唯一の希望はそのあるかどうか分からない油断を突く事だ。 だがその手段は極めてシンプルな二択に限られる。今まで通りカウンター狙いでじっと待ち構えるか、 それとも無理を承知で自分達から攻めるか…どちらを選ばれてもこちらに有利な事に違いはないが、 より確実に勝つ為にその二択も封じる。その為に…中山！」 中山「はい」 見上「後半お前はリベロのつもりでオワイランを常時マークしろ。サウジアラビアは奴抜きでは ボール運びは出来ん。奴を無効化すれば、それだけでもう出来る事が無くなるのだ」 中山「はい！（チーム力の差で勝負がついてしまう形になったが…俺は俺に出来る事をやるしかない）」 見上「もしサウジがまだカウンターに頼る様ならその時は遅攻とミドルシュートを駆使して攻めろ。 １−０のまま終わっても構わん。この試合、こちらが隙を見せなければもう勝利は確定しているのだ」 全日本メンバー『はい！！』 日向「（ま、俺は１点だけで満足する気は無いがな）」
[142]2 ◆vD5srW.8hU ：2010/11/06(土) 07:55:38 ID:Qsl9M9Zd 超モリサキ「（この状況なら当たり前の作戦だな。なんかリクエストでもしてみるかな？）」 Ａ 日向の交代を提言する。 Ｂ 次藤の起用を提言する。 Ｃ カウンター作戦を提案する。 Ｄ 特に何も言わなくていいな。 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1287909116/l50にて ☆2010/11/6 08:30:00☆ から投票期間を設けます。 そこから １５ 票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。
[143]2 ◆vD5srW.8hU ：2010/11/06(土) 07:58:07 ID:Qsl9M9Zd あっといけない。ハーフタイムなのに超モリサキのままだった。 超モリサキ→森崎 と脳内変換して下さい。
[144]2 ◆vD5srW.8hU ：2010/11/06(土) 14:20:15 ID:Qsl9M9Zd >Ｄ 特に何も言わなくていいな。 超モリサキ「（今回は特に何も思いつかんな。何もしなくていいか）」 こうして全日本ユースは和気藹々とは言えないものの、それなりに安らいだハーフタイムを過ごした。 彼らは日本サッカー史上初めてアジアの壁を打ち破ろうとしているチームなのだが、 一足飛びに世界を経験していた為か誰もが余裕に満ちていた。 〜サウジアラビアユース控え室〜 一方サウジアラビアユースのハーフタイムはどうだったかと言うと、こちらは目に見えんばかりの悲壮感に溢れていた。 オワイラン「すまない、すまない、ディアイエ…！」 ディアイエ「も、もう大丈夫だって。ケガもしていないんだし…」 チャーバン「そうだぜオワイラン。あの失点はチーム全体が押された結果なんだから、全員の責任だ」
[145]2 ◆vD5srW.8hU ：2010/11/06(土) 14:20:28 ID:Qsl9M9Zd オワイラン「違う！あの時僕は無謀なボール争いを放棄して陣形を固める様指示すべきだったんだ！ だが欲に駆られ判断を誤ってしまった。だからこそあの最悪なピンチを招いてしまったんだ…！」 バルカン「オワイラン…」 オワイランが罪悪感の余り涙をこぼしながらディアイエに謝り続け、失点を悔い続けていたからである。その影響で チームメイト達も泣きたくなる程絶望的な現実に勇気を削がれていき、諦めたい気持ちがじわじわと膨らんでいた。 ペレス「いい加減に黙らんかオワイラン！」 オワイラン「！？」 この時彼らの監督がアルゼンチンから招聘されたベテラン監督のホセ・ペレスであり、 その一喝で僅かばかりの希望を取り戻したのは幸か不幸か意見が分かれる所だろう。 ペレス「お前はこのチームの柱なのだ！柱が揺らいでいたらあっという間に全てが崩壊するぞ！ あれをお前のミスだと思っているのなら後半のプレイで挽回しろ！こんな当たり前な事を言わせるな！」 オワイラン「…後半の、プレイで、挽回…」 バルカン「でも、どうしたら良いんですか…？」
[146]2 ◆vD5srW.8hU ：2010/11/06(土) 14:20:55 ID:Qsl9M9Zd ペレス「…状況は非常に厳しい。絶望的と言っても良いだろう。だがまだ出来る事、 そしてまだしなくてはならないはある。それをやるからには立ち直れ、オワイラン」 オワイラン「は…はい…！」 約１５分後、サウジアラビアユースはフィールドに戻っていった。九死に一生を求めて。 放送「今選手たちがフィールドに戻ってきました！泣いても笑っても４５分！ 僅か一時間も経たない内に勝者は天国、敗者は地獄行きが確定するのです！ そして前者はリードしている日本、後者はリードされているサウジアラビアになってしまうのでしょうか？ それともまだサウジにドンデン返しが出来る秘策は…あっと、これは！」 ザワワッ… 観客「おおお〜…」「勝負に来たか」「そりゃあな。最低１点は取らないとどうしようもないんだし」 自分達のキックオフで始まる後半、サウジアラビアは初めからセンターサークルに オワイランを上げてきていた。勿論隣にはバルカンが居る。
[147]2 ◆vD5srW.8hU ：2010/11/06(土) 14:21:06 ID:Qsl9M9Zd イ「かわいそうだが…正直、最後の悪あがきだな」 チャ「サウジの攻撃力じゃ日本から点を取れねえだろ。俺たちですらたった１点だったんだぜ？」 三杉「（そうするしかないだろうな。分かりきっている手に負けたりはしない）」 中山「（オワイラン…お前の希望と闘志は、俺が断ち切る）」 ピィイイイイイイイイイイッ！ 放送「サウジアラビアボールからキックオフ！そしてオワイランくんのドリブルが始まる！ 最早遮二無二も点を取らなくてはならないサウジアラビアの思い切った作戦です！ これに対して日本は…おっと、前線の選手たちがマークに行かずサウジ陣内に走りこんでいます！」 日向「（苦肉の策なんかには興味ねえ。勝手に自滅しやがれ）」 岬「（ここで止める事に成功しても中山くんが気落ちしちゃうだろうしね）」
[148]2 ◆vD5srW.8hU ：2010/11/06(土) 14:21:20 ID:Qsl9M9Zd オワイラン「（僕からボールを奪ったら一気に二点目を決めるつもりか！だが僕のやる事は変わらな…）」 ダダダダッ！ 中山「お前の相手は俺だ！」 オワイラン「む…！」 ----------------------------------------------------------------------------- 【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1287909116/l50にて !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、（!は半角）書き込んでみて下さい。 （ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です） 先着（順番通りじゃない書き込みは無効）で ★オワイラン ドリブル （!card） 73+（!dice + !dice）=★ ★中山 タックル （!card） 73+（!dice + !dice）=★ と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。 ＭＡＸ【攻撃側】−ＭＡＸ【守備側】 ≧２→オワイラン、ドリブル突破。 ＝１、０、−１→ボールはこぼれ球に。そして左から順に （チャーバンがフォロー）（松山がフォロー）（政夫がフォロー） ≦−２→全日本ボールに。 【"../test/read.cgi/morosaki/1288245294/5-7" >>5-7に載っているルール以外の補足・補正・備考】 オワイラン：ダイヤかハートで「前転フェイント（＋４）」、スペードで「華麗なドリブル（＋３）」 中山：ダイヤかハートで「バーニングタックル（＋３＆吹飛係数２）」
[149]2 ◆vD5srW.8hU ：2010/11/06(土) 15:04:01 ID:Qsl9M9Zd ★オワイラン ドリブル （ クラブ8 ） 73+（ 4 + 3 ）=80★ ★中山 タックル （ スペード2 ） 73+（ 4 + 6 ）=83★ ＭＡＸ【攻撃側】−ＭＡＸ【守備側】≦−２→全日本ボールに。 ----------------------------------------------------------------------------- マーク・オワイラン。サウジアラビア王家に連なる血筋の持ち主であり、何不自由ない幼少時代を過ごす。 だが何時しかその生活に疑問を持ち、ある日従者の保護から逃げ出した末にサッカーと出会い、魅せられる。 少しでも捻くれた者なら何らかの意図に基づいた作り話ではないかと疑ってしまう様な経歴の持ち主である。 オワイラン「（抜く！彼を抜いてチャンスを作り、ゴールして、世界に行くんだ！）」 中山「（オワイラン…）」 彼は世界に出たがっていた。広い世界の中で思う存分ハイレベルなサッカーに興じたかったのである。 そんな彼の前に立ちはだかった中山が彼の過去を知る訳も無い。 だが世界に出たいと言う意思は彼に負けない程強かった為か、言葉に出来ない感覚で察していた。
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0ch BBS 2007-01-24