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【RoadTo】キャプテン森崎39【Brazil】
[242]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/10(水) 19:01:20 ID:PoNFZ/mE 更にサンパウロ組なども合流するといよいよ収集がつかなくなりそうになり、 焦ったサンタマリアに目配せをされたカルロスがパンと手を叩いて注目を集めた。 カルロス「そろそろ全員揃ったか?ざっと数えた所20人くらいみたいだが」 ザガロ「てめえ、何仕切ってやがる。キャプテンの座は確定とか思っているのか?」 ディウセウ「文句言うなよザガロ。おめえキャプテンなんて面倒だってオラに押し付けたじゃねえか」 カルロス「何でも良いからメンバー発表ボードを見に行こう。宿舎と練習場の境目に設置してあるそうだ。 ん?ああアーサー、多分君は載っていないよ。年齢制限に引っかかってしまうだろうし、 クラブチームに属していないと大騒ぎになるから…あれ?皆ー、待ってくれー」 サンタマリア「(計画通り…と言えなくも無い)」
[243]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/10(水) 19:02:22 ID:PoNFZ/mE いったんここまで。
[244]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/10(水) 19:53:22 ID:PoNFZ/mE FW ザガロ カルロス オルヘス プラトン MF サンタマリア トニーニョ ネイ マウリシオ リベリオ ゲレーロ リンコン コインブラ DF ディウセウ アマラウ ドトール ジェトーリオ キーガン アレクセイ ミラ ソリーリャ GK ゲルティス メオン レナート
[245]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/10(水) 19:53:44 ID:PoNFZ/mE カルロス・サンタマリア・ジェトーリオ『!!』 いざメンバー発表ボードを見た時、フラメンゴの主力トリオはもしかしてと思っていた名前を本当に発見して目を大きく見開いた。 コインブラ MFの欄の最後に彼らだけ知っている謎の男の名前が載っていた。 しかしその名に注目したのは彼らだけで、他の者は皆別の選手の名前に視線を集めていた。 メオン「ゲルティスだと…奴が来ているのか!?」 ゲルティス「呼んだか?」 その選手、”キーパーマシン”エウゾ・ゲルティスは計った様なタイミングで悠々と登場した。
[246]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/10(水) 19:53:57 ID:PoNFZ/mE トニーニョ「ゲルティス…イタリアから召集されていたのか」 ゲルティス「ああ。監督から呼ばれて応じた」 ジェトーリオ「うえ〜、僕こいつ嫌〜い!」 ザガロ「珍しく同感だぜ。ビー玉みたいな目しやがって」 マウリシオ「(凄え言われ様…でもホントにロボットみたいだ)」 ドトール「お前達、いくらなんでも言い過ぎだ」 アマラウ「いや、こいつの場合褒め言葉として受け取るんだろ」 ゲルティス「……………」 彼に降りかかる視線は良くて中立的、者によってはまるで化け物を見る様な視線だった。 だが本人は全くの無表情で眉をピクリとも動かさず、むしろそれに苛立った者が返って感情を露にした。
[247]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/10(水) 19:54:21 ID:PoNFZ/mE メオン「貴様…俺はずっと貴様と会いたかったんだ」 ゲルティス「なんだ」 メオン「貴様がイタリアに旅立ってから、俺はこの世代では名GKとして持てはやされた。 だが俺はそれを素直に喜ぶ事は出来なかった…全て貴様のせいだ」 ゲルティス「言いたい事は分かった。お手並み拝見と行こう (メオンが俺以上の実力を身につけている可能性…極小)」 レナート「ハッハッハ、精々頑張ってこのリオカップ最優秀GKの地位を脅かすんだな二人とも!」 ゲルティス「…なんだアレは?」 メオン「気にするな、運が良いだけのただのお調子者だ」
[248]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/10(水) 19:54:45 ID:PoNFZ/mE いったんここまで。
[249]227:2010/11/11(木) 08:18:51 ID:UbBC4yIC "../test/read.cgi/morosaki/1288245294/230" >>230 了解です、フランスの笑うしかない能力値を楽しみにしてます
[250]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/11(木) 18:52:26 ID:hVGvVKus ゲルティスに対する注目も静まった頃、とうとう監督のロベルトがユニフォームの束を持ってやってきた。 ロベルト・本郷。一昔前にサンパウロFCとブラジル代表でCFWとして鳴らした先年の名選手である。 眼の負傷で若く引退を余儀なくされた後指導者に転向し、最初は失敗したものの数年かけて 独自の指導術を編み出し成功を収め、今ではブラジルユースの監督を任される程の名将とされている。 これほどの英雄を前にしては曲者揃いの選手たちでも自ら一定の敬意を払い、 自主的に整列してからピタッと黙り込む。ロベルトはそれを満足そうに見てから口を開いた。 ロベルト「楽にしていいぞ。全員揃っているか?」 カルロス「今数えましたが、まだ22人しか居ません。1人欠けています」 ネイ「えっ、誰だ?リオカップの主だった面々は皆居るじゃん?」 マウリシオ「でも確かに22人しか居ないッスね」 サンタマリア「…コインブラと言うMFがまだ来ていません」
[251]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/11(木) 18:52:52 ID:hVGvVKus ディウセウ「コインブラ?誰だそいつ?」 アマラウ「ドトール、知っているか?」 ドトール「いや初耳だ」 一部を除いて全く聞いた事の無い名前の選手の存在が明るみになり、大勢が首を傾げる。 ロベルトもひとつため息をつき、腕時計を確認した所で彼は練習場のフェンスのドアを開けた。 ギィ…バタン。 コインブラ「すいません、道に迷いました」 ロベルト「まあいい。まだ集合時間の5分前だ」 これがアルツール・アンチネス・コインブラが歴史の表舞台に初めて出た瞬間だった。
[252]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/11(木) 18:53:08 ID:hVGvVKus ディウセウ「おめえがコインブラか?オラサントスのディウセウ。よろしくな!」 コインブラ「ああ」 トニーニョ「不勉強ですまないが、お前の所属クラブを教えてくれないか?」 コインブラ「俺は無所属だ」 ブラジルメンバー「ハァ!?」「な、なんだって!」「無所属!?」「ほ、本気かよ!」 この時コインブラは何処のクラブチームにも所属していない良く言えばフリーエージェント、悪く言えばアマチュアだった。 ブラジル程プロサッカーリーグが発達した国で何処のクラブでもプレイしていない無名選手が 代表選手になるなど考えられない事である。現にコインブラ以外の選手たちはその多くが既に 名門クラブの1軍で戦力として数えられている身分であり、彼らが驚き戸惑うのは至極当然の事だった。 しかし驚き以外の反応を示した者達も4人居た。
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0ch BBS 2007-01-24