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【RoadTo】キャプテン森崎39【Brazil】
[260]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/11(木) 18:54:53 ID:hVGvVKus ザガロ「手っ取り早くシュート力で勝負だ!GKども、正GK争いのアピールチャンスだぞ!」 メオン「勝手に決めるな。まあいいだろう」 ゲルティス「俺はやらんぞ」 メオン「何!?」 腕組みをしたままフェンスに寄りかかり、一人観客を決め込んだゲルティスだった。 トニーニョ「…良いのか?ザガロの肩を持つ訳ではないが、正GK争いに不利になると思うぞ」 ゲルティス「構わん。この先いくらでもチャンスはある(それよりも奴の力を見る方が有益だ)」 コインブラ「誰が相手でも何の勝負でも良い。早く始めろ」 ブラジルメンバー「なんて態度だ…!」「思い知らせてやるぜ!」「俺たちをナメるなよ!」
[261]創る名無しに見る名無し:2010/11/11(木) 18:56:47 ID:MKdDP3s8 wktk
[262]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/11(木) 18:58:45 ID:hVGvVKus いったんここまで(必殺・焦らしプレイ!)
[263]創る名無しに見る名無し:2010/11/11(木) 19:43:36 ID:33bEOKZS く、くやしい… でも感じちゃう!
[264]創る名無しに見る名無し:2010/11/11(木) 20:10:43 ID:f2YRQXLx 2さんの大きい(容量)の(更新)が…早く欲しいよう… ビクンビクン
[265]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/11(木) 20:28:02 ID:hVGvVKus 余談だが、ロベルトはこの日の合宿風景を一切の取材禁止にしていた。 勿論コインブラ絡みでこの様なトラブルが起きるだろうと予測していた為である。 十数分後、彼は心底そうしておいて良かったと安堵していた。 ブラジルメンバー「ゼエ、ゼエ…」「ち、畜生…」「ば、化け物だ…」 コインブラ「……………」 驚愕、疲労、屈辱、そして絶望感に打ちのめされた選手達を冷たい目で見下ろすコインブラ。 こんな絵がマスコミにすっぱ抜かれていたらブラジル全土が蜂の巣を叩いた様な騒ぎになっていただろう。
[266]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/11(木) 20:28:15 ID:hVGvVKus ザガロ「う、ウソだ。有り得ねえ…有り得ねえ…」 サンタマリア「(こんな…こんな実力の持ち主が、ユースレベルで存在するなんて…)」 トニーニョ「(何なんだ奴は!何故ここまでの選手が無名なんだ!)」 ネイ「…は、ハハ。悪い夢かよ、これ…笑えないぞ…」 マウリシオ「何コレ…一体何が起きてるの…?誰か教えてよ…」 ディウセウ「ま、まいったな。つええぜ…手も足も出ねえや」 アマラウ「信じられねェ…いくらなんでも信じたくねェ…」 ドトール「(一体監督は何処からこんな奴を…?)」 ジェトーリオ「おかしいな〜、何度頬をつねっても目が覚めないぞ〜…」
[267]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/11(木) 20:28:26 ID:hVGvVKus ドリブル。パス。シュート。タックル。パスカット。ブロック。競り合い。空中戦。スタミナ。 およそ思いつく限りのサッカーの実力の主な要素全てにおいてコインブラは ブラジルユースに選ばれた猛者達の1番と同等か、それ以上を行った。 ほんの少し前コインブラに食って掛かって行ったフィールダー達は例外なくプライドを粉々にされていた。 メオン「……………」 レナート「こ、怖い…ボールが、怖いんだ…」 ゲルティス「(俺の直感は正しかった…奴は今すぐセリエAで、それもミランクラスで通用する。 一体奴は何者…?該当データが一切無いとはどういう事なんだ…理解不能、理解不能!)」 勿論GKも無事では済まず、メオンは何も言えない程のショックに四つんばいのまま硬直しており レナートに到っては吹っ飛ばされた際の打ち所が悪く顔面に氷嚢を乗せながら呻いていた。 唯一被害を免れたゲルティスですら動揺しており、彼には非常に珍しく冷や汗をかいていた。 重く苦しい沈黙が練習場を支配する。それを破ったのはコインブラの無遠慮な一言だった。 コインブラ「…やはりこんなものか」
[268]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/11(木) 20:28:37 ID:hVGvVKus カルロス「くっ…!」 完全に見下したセリフに誰もが顔を歪める。しかし言い返せる者など存在せず、 誰もが薄く笑うコインブラの言葉を黙って聞く事しか出来なかった。 コインブラ「お前達でもなれる可能性があるのなら、さぞかし世界一とやらは価値が低いんだろうな」 ブラジルメンバー「(こいつ…!)」「(まるで他人事みたいに…!)」 コインブラ「それともこの世代のブラジル代表は世界的な恥さらしなのか? 確かリオカップのMVPと得点王はそれぞれ日本人とイタリア人だったな」 カルロス「(…なんだろう。笑っているのに…何か悲しそうだ)」 傷口に塩をなすりこむどころか硫酸をかける様な言葉を続けるコインブラの笑みは 何処か空しそうで不満そうだったが、それに気付けたのはカルロスだけだった。 他は皆絶望に押しつぶされているか、悔しさに歯軋りをしつつ復讐を誓っているかのどちらかだった。
[269]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/11(木) 20:28:49 ID:hVGvVKus ロベルト「ゴホン!…もうコインブラが10番を着る事に文句は言わせんぞ (まさかこれ程までとはな…う〜む、喜ぶべきなのか悩むべきなのか…)」 ロベルトが咳払いをした所でようやくコインブラのワンマンショーは終わった。 その時殆どの選手がコインブラから目を背ける中、カルロスだけはコインブラの背中を見続けていた。 カルロス「(思い出せ、俺!あいつのプレイを何処かで知っている筈なんだ! コインブラ…アルツール・アンチネス・コインブラ…ダメだ、コインブラなんて全く覚えが… ん?アルツール?つづりは…Arthur………ま、まさか!?)」 コインブラ「………」 カルロス「アーサー?」 コインブラ「!」 ピクリ。 そしてカルロスがボソリと呟いた時、コインブラは肩を少しだけ震わせた。だがそれだけだった。 カルロスが引退後に語ったこのエピソードの為、ブラジルユースは信じられない程の パワーアップを遂げる事になる。だがそれはもう少し後の話である。
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0ch BBS 2007-01-24