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【RoadTo】キャプテン森崎39【Brazil】
[348]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/16(火) 18:10:18 ID:bmeh/M4T 森崎「(ちゃっかり自分はビールを貰っている辺り、案外酒好きなのか?それとも飲まないとやってられないって事か?)」 ぎこちない僅かな時間の後、陽子がビールを注いだコップを唇に当てながら じっと森崎を見据える。「で?」と視線で問われているのは明らかだった。 森崎「(あんまり機嫌は良くないな…どうしたもんか)」 A 「この前、ほったらかしにしてゴメン」 B 「この前の事、考えてくれたか?」 C 「改めて見ると、やっぱり綺麗だな」 D 「明日の試合の事なんだけどさ…」 E 「指輪の石は何が良いかな?」 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1287909116/l50にて ☆2010/11/16 19:00:00☆ から投票期間を設けます。 そこから 15 票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。
[349]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/16(火) 20:22:08 ID:bmeh/M4T >A 「この前、ほったらかしにしてゴメン」 森崎はとりあえず素直に謝ってみた。陽子の反応は…目を閉じてビールをすすると言う分かり難い物だった。 森崎「これ以上あのままにしておきたくなかったから…今日会いに来たんだ」 陽子「…素直に謝ったのは良しとすべきか、そんなに簡単に謝るなと言うべきか微妙ね」 森崎「(うう〜ん、アタリともハズレとも言い難いかこれは?)」 陽子「森崎くんってさ」 森崎「ん?」 陽子「男同士の付き合いだと、本当に色んなやり方してるよね」 森崎「…ああ、そうだけど?」
[350]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/16(火) 20:22:34 ID:bmeh/M4T 陽子「意地を張り合ったり、下克上したり、嘲ったり、服従させたり…随分荒っぽい関係もあるのに、その一方で 逆にまるでスポ根マンガみたいな友情や信頼関係を作ったり、後輩の面倒見たり、熱いライバル作ったり」 森崎「…まあ〜、長い間に色々な事があったからなあ。でもそれって別に変な事じゃないだろ? 誰とでも仲良くするなんて…岬はやってるから不可能じゃないんだろうが、俺の性には合わん。 だけど俺だってちゃんと仲の良い相手も居る。人が集まれば大抵の奴がそんな感じだろう?」 陽子「うん。それ自体は変な事じゃないんだけど…それ、女の子との関係にはまるで適用できないよね?」 森崎「………へ?」 程なく陽子は呆れ半分怒り半分の表情になり、森崎にとっては突拍子も無い事を言い出した。 陽子「昨日からずっと考えていたんだけど…今まで私と会話した時も、中山くんや早田くんや岬くん辺りと 接する時とほとんど態度が変わらないんだもん。海に誘ったりしてなんだかんだ女扱いしてはくるけど… ズバリ言って、貴方私を口説くのをチーム内の人望を集めるのと同じノリでやってるでしょ?」 森崎「え?いや、その、確かに人間関係管理の経験は無意識に参考にしているかも知れないが…」
[351]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/16(火) 20:22:50 ID:bmeh/M4T 陽子「で…それ、役に立ってる?あれおかしいぞ、上手くいかない、なんでなんだ…そう顔に書いてある様に見えるんだけど」 森崎「………マジかよ」 だが彼女が語るに連れ、森崎は自分で思っている程冷静さを保てている訳ではない事を自覚せざるを得なかった。 思えば真剣にガールフレンドを作ろうとした事も無いし、陽子ともロマンチックな雰囲気を作ろうと努力した覚えも無い。 そう分かってくるにつれ森崎は表面的な落ち着きが少しずつ減っていく様な錯覚に囚われた。 陽子「別にそれ、間違った事じゃないと思うけどさ。どう言う”好き”なのか、いまいち分からないのよ 森崎くんは私に何を望んでいるの?私をどうしたいの?私に何をしてくれるの?それが分かんないの」 森崎「(…ううむ、なんか重要っぽいぞ。慎重に答えなくては)」 A 「そうだな…サッカーを理解してくれる女だったらそれでいいのかも」 B 「俺は陽子さんと気軽に話しているのが好きなんだが、それじゃダメか?」 C 「上手く言えないが…俺は陽子さんに嫌われるのは嫌だ」 D 「より深い関係になれる可能性を探りたい…そう言う”好き”かな」 E 「ずっと一緒に居たい。お互いを幸せにしたい。”好き”ってそう言う事だろ?」 F 「悪い。今は上手く言えそうにない。もうしばらく時間をくれないか?」 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1287909116/l50にて ☆2010/11/16 21:00:00☆ から投票期間を設けます。 そこから 15 票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。
[352]創る名無しに見る名無し:2010/11/16(火) 22:50:43 ID:cCQGnLaJ WYの抽選予想は敷居が高すぎたかもね
[353]創る名無しに見る名無し:2010/11/16(火) 23:22:07 ID:ArpGl3o0 俺みたいに、もうちょい考えてから参加しようとしてる人もいると予想 考えるだけで楽しいw
[354]創る名無しに見る名無し:2010/11/17(水) 01:34:21 ID:+IYApYQh ぶっちゃけ決勝トーナメントの組み合わせは読めるんだけど かませ犬の予選組み合わせが膨大すぎて読めない
[355]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/17(水) 07:16:20 ID:7en1jIbw >E 「ずっと一緒に居たい。お互いを幸せにしたい。”好き”ってそう言う事だろ?」 森崎はしばし考えて言葉をまとめてから陽子の質問に答えた。 陽子もそれを吟味する様にしばらく黙ってから口を開く。その表情はいくぶん和らいでいた。 陽子「そうだよね。言い方は千差万別だろうけど、好きってそう言う事だよね」 森崎「ああ。納得してもらえたか?」 陽子「うん。森崎くんは私をからかっているんじゃなくて、やり方が奇抜なだけって確信できた」 森崎「(奇抜…ううむ、いきなり指輪とか言い出した時点でそうなるか)」 無遠慮な陽子の物言いに森崎は内心穏やかではなかったが、事の発端は自分なだけに何も言い返せなかった。 それ以上に陽子の不機嫌そうだった表情が段々物憂げな乙女の物に変わっていくのが気になって仕方がなかった。
[356]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/17(水) 07:16:38 ID:7en1jIbw 陽子「私は…そう言う”好き”に憧れる事しか出来なかったよ」 森崎「…実家の環境のせいか?」 陽子「うん。小さい頃から自分は一般人じゃないんだって自覚していたし、学校もいわゆる お嬢様やお坊ちゃん用だったからね。私も含めて皆、子供なのに何処か覚悟を決めている感があった。 中には見栄か本気か政略結婚なんて真っ平だ、自由恋愛してみせるって息巻いている子達も居たけど… 今あの子達何処に居るんだろう。何をしているんだろう。本当に自由恋愛できたのかなあ」 森崎「ううん…俺には異世界の話でピンと来ないが、想像しただけでそんなのは嫌だな」 陽子「うん、私も嫌だった。確実じゃないけど、かなりの確率でやがて親の仕事の為に 結婚する相手を決められ、好きだから一緒になるんじゃなくて一緒だから好きになろうと努力する… それはもう諦めないといけないものなんだって思っていたのが、ある人の影響で段々変わって行った」 森崎「(ある人…ああ、片桐さんが自分を羨んでいたんだろうって話してたな)」
[357]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/17(水) 07:16:49 ID:7en1jIbw ここで陽子はちらりと森崎を横目で見てからコップに残ったビールを一気に飲み干し、 一息ついてから語りを再開した。表情はますます物憂げになっていた。 陽子「だからこうやって兄さんの所に転がり込んだの。生まれつき約束された物を夫付で 受け取らされるんじゃなくて一般人のフリをしながら自分の力でゼロからスタートする… それは充実していてワクワクする生活なんだけど、いずれはきっと終わるわ…」 森崎「(何が言いたいんだろう?)」 A 「だから、俺とそう言う関係にはなりたくないって事か?」 B 「その生活をずっと続けられる様になればいいじゃないか」 C 「それは分かったけど、結局何が言いたいんだ?」 D 「陽子さんらしくないな。今までの陽子さんは偽者だったのか?」 E 「俺は諦めるのが大嫌いだ。諦めるなんて勿体無さ過ぎる」 F 「(今は何も言わずに、話を聞き続けよう…)」 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1287909116/l50にて ☆2010/11/17 08:00:00☆ から投票期間を設けます。 そこから 15 票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。
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0ch BBS 2007-01-24