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【RoadTo】キャプテン森崎39【Brazil】
[366]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/17(水) 23:28:57 ID:7en1jIbw >A 「取られたゴールを嘆くよりも、それを取り返す方法を考えた方が良いぜ」 森崎は自分の信念に基づいて返答した。それは自分の生まれつきの身分を嘆くよりも それを踏まえた上でこれからの人生を変える手段を探すべきだと言う訴えでもあった。 だが陽子は悲しそうに微笑んだだけだった。 陽子「やっぱりね。森崎くんならそう言うと思った」 森崎「…じゃあ、なんでそんなに悲しそうなんだよ」 陽子「森崎くんはとってもメンタルが強い選手。上を上を目指す事ばかり考えて、邪魔する者は全部蹴散らす。 ついてこれない者は容赦なく切り捨てる。サッカー選手として一つの理想像だと思うわ」 森崎「なんでそれが悪い事の様に言うんだよ!?」 陽子の言葉は普段なら森崎の生き方に対する賞賛として受け取れたであろう物だった。だが今の彼女は それを今にも泣きそうな声で言っている為、森崎は今まで抑えていた苛立ちが湧き上がるのを止められなかった。
[367]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/17(水) 23:29:43 ID:7en1jIbw 陽子「だけど…それはサッカー選手として理想でも、男性としては理想とは言えないわ。 そういう生き方が出来るのはごく僅かな一握りの人だけよ。森崎くんは 常にそう言う世界で生きてきたから、そう言う覚悟を決めた人ばかり周りにいたんでしょうけど… 私も含めて、大抵の人はそこまで強くないわ。何時か頑張る事に疲れちゃうのよ」 森崎「…〜〜〜っ!!」 A 「だから諦めるなって言ってるだろ!諦めたら何も出来なくなるんだぞ!」 B 「だったら俺が陽子さんの分まで諦めねえ!陽子さんが諦めても俺は諦めねえ!」 C 「こんな陽子さん見たくねえよ…俺が好きになった陽子さんじゃねえ…」 D 「自分の力を試したいって言ってたじゃないか!あれは嘘だったのか?」 E 「強くないんなら強くなれよ。強くなれないって言うのは甘えだ!」 F 「自分だけじゃ頑張れないって言うんだったら、俺が引っ張ってやるよ!」 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1287909116/l50にて ☆2010/11/18 00:00:00☆ から投票期間を設けます。 そこから 15 票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。
[368]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/18(木) 01:10:55 ID:phOqWFEK >F 「自分だけじゃ頑張れないって言うんだったら、俺が引っ張ってやるよ!」 陽子「う………」 森崎「確かに誰もかもが俺みたいに強くはなれないだろうよ。当たり前だ。俺はキャプテンなんだからな。 誰にでも出来る事しか出来ない奴が人の上に立てる訳が無い。だから俺が引っ張るんだ。 俺は勇気や野心なら人に分けてやれる程余っている。自分だけじゃ頑張れないんなら、俺を頼れよ!」 何時の間にか森崎は激情に任せるままに語っていた。無意識にここが勝負所だと判断したのかも知れない。 あるいは何か言わずには居られなかっただけかも知れない。いずれにせよ森崎はもう打算を働かせる余裕もなく、 ただただ自分の気持ちと信念をストレートに陽子にぶつける事しか考えられなくなっていた。 陽子もまた余裕は無くなっていたらしく、とうとう森崎から顔を背けてポツリポツリと呟くだけになってしまった。 陽子「どうして…どうしてそこまで言ってくれるの?そこまで私が好きだって言うの…?」 森崎「ああ。そうじゃなきゃこんな事言わねえよ」
[369]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/18(木) 01:11:09 ID:phOqWFEK 陽子「分からない…今までサッカー一筋だった森崎くんが、私をそこまで好きになる理由なんて、思い当たらないわ」 森崎「俺だって分からねえよ!その通り、俺だって恋愛とかはするとしたらプロとして成功してからだろうと思っていたよ。 引退してもそのままで、生涯独身で過ごす可能性だって高いと思っていた。だけど今の俺は陽子さんが欲しいんだ!」 陽子「…私が、欲しい…」 森崎「そうだよ!俺は他人には嘘だってハッタリだって言うが、自分には嘘はつかねえ!今言ってる事は 後で考えたらメチャクチャ恥ずかしそうだけど、だからと言って言わないのはもっと嫌なんだよ! 陽子さんだけの力じゃ陽子さんの運命を変えられないって言うんだったら、俺の力で変えてやるよ!………」 ここで森崎は言葉が続かなくなった。本当に恥ずかしくなったのもあるし、これ以上何を言えば良いか 分からなくなったのもある。なにより一方的に言われ続けた陽子がどう反応するか分からなくなったからだった。 陽子「………プッ。なんだ。ちゃんと口説こうと思えば出来るんじゃない」 森崎「ハア?」 そして陽子の反応は…失笑だった。相変わらず顔は背けていたが。泣きそうになったかと思えば 突如笑い出したりする乙女心の気紛れさに森崎は怒りも忘れて呆気に取られてしまう。
[370]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/18(木) 01:11:22 ID:phOqWFEK 陽子「あ〜あ、昨日は散々森崎くんを意気地無しだって思っていたのに。これじゃ意気地無しは私じゃない」 森崎「だから、昨日は…その。昨日のままにしておきたくなかったから来たって言っただろうが!」 陽子「うん…だから、今日は私に逃げさせて」 森崎「へ?………あ」 ガタン。 森崎の方に振り返りながら席を立った陽子の顔は光っていた。とうとう零れだした涙の筋で。 備えつきのランプの光を反射して輝く泣き笑いの顔が森崎の瞼に焼きつく。 陽子「今夜は…これ以上はダメ。もう何を言うか分からないから」 森崎「あ、ああ」
[371]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/18(木) 01:11:39 ID:phOqWFEK 陽子「でも…有難う。嬉しかった。明日の試合も勝ってね」 その言葉を最後に立ち去る彼女を追う事は出来なかった。 エレベーターが開き、閉じ、彼女が居なくなった後も森崎は席を立つ事が出来なかった。 森崎「なんなんだよ、もう…女って分からねえ」 愚痴をこぼしながら呷ったミネラルウォーターは温くて不味かった。 思わず顔をしかめると、それを待っていたかの様に新たなボトルが目の前に突き出される。 バーテンダー「サービスです、どうぞ。熱くし過ぎた恋心は次に燃やす前に適度に冷ますのが良いですよ」 森崎「…臭いセリフだな。いや、俺も言えた立場じゃないか」 バーテンダー「恋愛とはそれ位で丁度良いんですよ。大丈夫、バーテンダー暦20年の私が保証します。 彼女はどう見ても貴方にホの字です。焦らずにじっくりと行けばやがてトロトロになります」 森崎「言い方がちょっと下品だぞオッサン…」 *陽子の森崎に対する感情が「ヘタレ」から「????」に変わりました。
[372]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/18(木) 01:12:55 ID:phOqWFEK 今夜はここまで。明日からはときめきメモリサキからキャプテン森崎に戻ります(笑)
[373]創る名無しに見る名無し:2010/11/18(木) 01:13:49 ID:YzSL2RxH ときめき乙でしたー
[374]創る名無しに見る名無し:2010/11/18(木) 01:31:27 ID:uKzs8tLi モリプラス乙でした
[375]創る名無しに見る名無し:2010/11/18(木) 07:55:00 ID:4MS5DkTa 2週間くらいぶりに来て、一瞬スレ間違ごうたのかとおもた
[376]創る名無しに見る名無し:2010/11/18(木) 13:32:55 ID:3Imx4OrQ サッカーが見たいんや!
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0ch BBS 2007-01-24