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【RoadTo】キャプテン森崎39【Brazil】
[370]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/18(木) 01:11:22 ID:phOqWFEK 陽子「あ〜あ、昨日は散々森崎くんを意気地無しだって思っていたのに。これじゃ意気地無しは私じゃない」 森崎「だから、昨日は…その。昨日のままにしておきたくなかったから来たって言っただろうが!」 陽子「うん…だから、今日は私に逃げさせて」 森崎「へ?………あ」 ガタン。 森崎の方に振り返りながら席を立った陽子の顔は光っていた。とうとう零れだした涙の筋で。 備えつきのランプの光を反射して輝く泣き笑いの顔が森崎の瞼に焼きつく。 陽子「今夜は…これ以上はダメ。もう何を言うか分からないから」 森崎「あ、ああ」
[371]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/18(木) 01:11:39 ID:phOqWFEK 陽子「でも…有難う。嬉しかった。明日の試合も勝ってね」 その言葉を最後に立ち去る彼女を追う事は出来なかった。 エレベーターが開き、閉じ、彼女が居なくなった後も森崎は席を立つ事が出来なかった。 森崎「なんなんだよ、もう…女って分からねえ」 愚痴をこぼしながら呷ったミネラルウォーターは温くて不味かった。 思わず顔をしかめると、それを待っていたかの様に新たなボトルが目の前に突き出される。 バーテンダー「サービスです、どうぞ。熱くし過ぎた恋心は次に燃やす前に適度に冷ますのが良いですよ」 森崎「…臭いセリフだな。いや、俺も言えた立場じゃないか」 バーテンダー「恋愛とはそれ位で丁度良いんですよ。大丈夫、バーテンダー暦20年の私が保証します。 彼女はどう見ても貴方にホの字です。焦らずにじっくりと行けばやがてトロトロになります」 森崎「言い方がちょっと下品だぞオッサン…」 *陽子の森崎に対する感情が「ヘタレ」から「????」に変わりました。
[372]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/18(木) 01:12:55 ID:phOqWFEK 今夜はここまで。明日からはときめきメモリサキからキャプテン森崎に戻ります(笑)
[373]創る名無しに見る名無し:2010/11/18(木) 01:13:49 ID:YzSL2RxH ときめき乙でしたー
[374]創る名無しに見る名無し:2010/11/18(木) 01:31:27 ID:uKzs8tLi モリプラス乙でした
[375]創る名無しに見る名無し:2010/11/18(木) 07:55:00 ID:4MS5DkTa 2週間くらいぶりに来て、一瞬スレ間違ごうたのかとおもた
[376]創る名無しに見る名無し:2010/11/18(木) 13:32:55 ID:3Imx4OrQ サッカーが見たいんや!
[377]創る名無しに見る名無し:2010/11/18(木) 18:34:18 ID:e1DAvZft ときめきメモリサキ乙でした こんな男らしい森崎が見れるなんて!
[378]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/19(金) 00:44:22 ID:6OyyPNnm そして夜は明け、アジア予選最終日がやってきた。 〜インドネシア首都ジャカルタ、ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアム〜 ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!! 観客「いよいよ始まるぞ!」「まだか!いい加減待ちくたびれたぞ!」「後15分だ、落ち着いて待て!」「どっちが勝つんだ?」 「そりゃーもう日本だろ?得失点差で圧倒してるぜ!」「だが中国は日本が唯一苦戦した韓国を大差で下しているぞ」 放送「アジア中の皆さんこんにちは!ここゲロラ・ブン・カルノ・スタジアムは既に今年の若手アジアナンバー1を 決める一戦を目撃しようとするサッカーファンで超満員です。改めて言うまでもありませんが、 お互いワールドユースへの切符を獲得済の決勝の舞台でぶつかるのは日本と中国! 全日本ユースは大会前から優勝候補筆頭と言われ、それに相応しすぎる程の圧倒的な戦績で勝ち上がってきました。 彼らは4年前のフランス国際Jrユース大会で誰も予想していなかった優勝を果たし、 それがフロックではなかったと証明する為に来年のワールドユースに殴りこもうとしているのです。 しかしそんな日本に挑まんとするのはダークホースの一角でしかなかった筈の中国! 数々の優勝候補を食い破りここまで勝ち上がってきた彼らは一種の不気味な強さを持っています。 前評判を覆し下克上を果たすと言う点では日本以上の成果を上げようとしているチームです。 二つの好対照なこのチームで、より上に行けるのはどちらか?待った無しの真剣勝負が始まろうとしています!」
[379]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/19(金) 00:44:34 ID:6OyyPNnm 既にワールドユース出場権争いは終わったのにも関わらず、観客たちの熱気は高かった。 それは彼らの大部分を占めるインドネシア人にとって、自チームの敗退は予想通りだったからかも知れない。 彼らの大半はどうせ来年のワールドユースはテレビでしか見れない物なのも大きいだろう… 観客席の一角で賀茂と待ち合わせをする片桐はそんな分析をしていた。 賀茂「よ、お待たせ」 片桐「ご苦労様です。どうでしたか?」 賀茂「他大陸のチーム関係者っぽいのはみつからなかったぜ。記者は何人か見かけたがな」 片桐「ふむ。やはり注目度は低いですか」 賀茂「所詮アジアって事だろうな。ま、本番はこれからだ。ところで…妹はどうした?」 片桐「…留守番役を買って出ました。確かに溜まった仕事は結構ありますが…」 賀茂「年頃の妹を持つと大変だな。カカカッ」
[380]2 ◆vD5srW.8hU :2010/11/19(金) 00:44:46 ID:6OyyPNnm 〜全日本ユース控え室〜 見上「改めて言うまでもないが、今日の相手、中国ユースは今までの相手とは一段違うぞ。 はっきり言ってアジアにこれほどまでのチームが居るとは思っていなかった。私の判断ミスだ」 今日のミーティングは見上の唐突な自責の言葉から始まった。珍しい事もあるもんだと 選手たちが驚く中言う程悪びれている様には見えない見上の淡々とした言葉が続く。 見上「だがそれでも決して勝てない相手ではない。客観的に言って、戦力的にはこちらの方が上の筈だ。 世界にはもっと強いチームも沢山居る筈、こんな所で負ける訳にはいかない…その自信と覚悟を持って戦え」 全日本メンバー『はい!』 森崎「(言う事が一々説教くさいんだよな〜。監督ってのはそういう生き物かも知れんが)」 見上「昨日発表した様に、中国の戦力、今日のスタメン、そしてフォーメーションはこれだ」
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0ch BBS 2007-01-24