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【魔女?】キャプテン正美6【いいえ、忍びです】
[257]キャプテン正美:2010/11/22(月) 00:03:31 ID:??? ホイッスルが鳴ったとたん仰向けに倒れこむ者。 試合終了を受け入れられず呆然と立ち尽くす者。 崩れ落ちるようにひざをつく者もいる。 I正美「ふう…」 I正美は足を止め、両手を腰にあてて下を向き息を吐く。 I正美の表情は見えない。肩が上下しているのがわかるだけだ。 小田「お、終わり…?」 長野「終わり…だね」 岩見「残念だけど…」 くのウィッチイレブンは勝利を喜んでいたが、彼女らの姿は小田の目には入らない。 それきり三人は口を閉ざし、I正美の背中をじっと見つめていた… 小田(正美…)
[258]キャプテン正美:2010/11/22(月) 00:05:34 ID:WOvZwmRM やがてI正美は顔を上げると、ひとりひとり回ってねぎらいの声をかけ、手を引いて立ち上がらせてゆく。 I正美「…」 A 不発だったJマリーに声をかける。 B 同じく結果を残せなかったH魚住に声をかける。 C PKを外したG瀬名をフォローする。 D 好ブロックを見せたA菅平に声をかける。 E 中盤で気を吐いたD植草に声をかける。 F 敵I服部、敵A中里に話しかける。 G その他の人に声をかける。 【2票選択】 2票入った選択肢で続行。ID表示でお願いします。 自由投票に同意する場合は、アンカーをつける等わかるように書いてください。 本日はこれだけです。 なんだか一日中ボーっとしてしまっておりました。 ではまたー。投票よろしくおねがいします。
[259]森崎名無しさん:2010/11/22(月) 00:16:46 ID:OIGdM1RI C
[260]森崎名無しさん:2010/11/22(月) 01:12:22 ID:dw7pr8Xo A
[261]森崎名無しさん:2010/11/22(月) 01:45:10 ID:3EU4SAwA A 乙でしたーではまたー。
[262]キャプテン正美:2010/11/23(火) 00:15:28 ID:??? >>261 ありがとうございますーまたおねがいしますー。 ---------------------------------------------------------------------------------- >A 不発だったJマリーに声をかける。 I正美がJマリーのもとへ歩み寄ると、Jマリーはこちらを見返してきた。 I正美「マリー、整列だよ」 I正美が短く声をかけると、Jマリーは無言でうなずき、中央へ向かって歩き始める。 I正美の横に並んだとき、JマリーはI正美に顔を向けずにぽつりと言った。 Jマリー「…この借りは、必ず、返すわ」 I正美「…うん。いっしょに返そう」 ※次のJマリーの練習に補正が入ります。
[263]キャプテン正美:2010/11/23(火) 00:19:29 ID:??? 審判「0対1、伊賀くのウィッチの勝利!」 みんな『ありがとうございました!』 礼をすませた後、敵I服部や敵A中里と握手をして二言三言、言葉を交わす。 「次の試合もがんばってね」「無論だ」「次は負けないよ」「次も私たちが勝つよー」… どこにでもある試合終了後の一幕。だが自分たちが敗者である点がこれまでと違う。 適当に対応したつもりはないが、I正美はこの会話をほとんど覚えていない。 どこか心の一部が切り取られたような感じがする。 坂本先生「…というわけで、今日はこれで解散。練習再開はお盆をすぎてからね。それまでゆっくり休んでね」 I正美「ありがとうございました!」 みんな『ありがとうございました!』 うつろな心のまま、それでもI正美は号令し、着替えをすませて南葛総合運動公園を離れた。
[264]キャプテン正美:2010/11/23(火) 00:21:53 ID:??? ふと気が付くと、自宅の前だった。 白鳥や瀬名と途中で別れたはずだが、思い出せない。 正美「ただいまー」 お母さん「お帰りなさい。試合はどうだった?」 正美「うん…、負けちゃった」 お母さん「そう。おつかれさま」 「勝ったよ」と言ったときとまったく変わらないお母さんの返答を聞いて、ふっと苦笑がもれる。 とたとたと階段をあがり、自室へ入ると、ばたっとベッドへ倒れこんだ。 正美(わたし、負けたんだ…) 離れていた心が戻ってきて、くやしさが体中を包み込んだ。 目頭が熱くなり、涙があふれだす。口から嗚咽がもれる。 正美「ぐすっ、うっうっ…」 お母さん(降りてきたら暖かいお茶でも淹れてあげましょうかね)
[265]キャプテン正美:2010/11/23(火) 00:27:39 ID:??? 翌日。 一晩ぐっすり眠ると、正美はけろっと元気になった。 全国大会の残りの試合を白鳥、瀬名たちと観戦しながら、全国レベルを改めて感じていた。 けっきょく今年の夏は、前評判どおり東邦学園が優勝したのだった。 その後、 マリーがドイツに帰省するので、みんなで空港まで見送りに行ったり、 決勝戦だけだったが、インターハイに出場した南葛高校の応援のために高知県まで行ったり、 お盆にはお墓参りに行ったり、 正吾とスポーツショップNIKEに行ってシューズを新調したり、 女子サッカー部のみんなと行った納涼夏祭りでは、美津乃さんとデートしている城山監督とバッタリ出くわしたり、 けっこう忙しい日々を過ごしていた。 お盆の練習休みもあっという間におわり、練習が再開する。 そしてまた、正美はサッカーボールを追って駆け出すのだ。 <夏の大会・全国大会の章> おしまい
[266]キャプテン正美:2010/11/23(火) 00:31:57 ID:??? さてさて、夏の大会編はこれでおしまいです。 ひとまず一段落といったところでしょうか。 みなさまのおかげさまで、ここまでやってこれました。まことにありがとうございます。 どうやったら自分のやりたいことを表現できるかとひたすら考えていたつもりですが、 想定とまったく違う結果になったり、うまく行くかと思ったことがぜんぜんダメだったり、 試行錯誤、というよりは右往左往していた気がします。 自分の処理能力の低さには困ったもんだ。やれやれだぜ。 この後は、夏休みののこりを経て、9月から冬の大会編に入ります。 お楽しみに…と言える自信はさっぱりありませんが、 ご覧いただいているみなさまに、ちょっとだけでも「へえ〜」とか思ってもらえるよう精進したいと思います。 これからもおつきあいいただければ幸いです。 本日はこれだけです。ではまたー。
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0ch BBS 2007-01-24