※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【戦わなければ】幻想のポイズン43【生き残れない】
[38]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/10/30(土) 01:02:40 ID:??? てゐ「(ぶっちゃけ、練習とかもどうでもええんやけどねぇ。 まぁ、鍛えて貰えばラッキー程度だったんだけど……。 あーあ……幸せ兎の異名が泣いてしまうウサ)」 元々、てゐの狙いは自分とうどんげの両者を鍛えてくれるというものが第一のものではなく。 むしろ、自分を手駒として使ってくれる――主君を欲していたのである。 もしもここで魔理沙が彼女を信じ、練習を手伝うという約束を取り交わしてくれていれば……。 てゐはその練習が不足の結果に終わっても、その信頼にこたえようとしていただろう。 詐欺は働くし嘘もつくが人には幸せを運ぶ白兎――因幡てゐ。 そのてゐを信じるだけの器を持つ人間を、てゐは探していたのである。 しかし、反町には会ってさえ貰えず。魔理沙には正面きって信じる気は無いと言われ。 残る霊夢と早苗には、そもそも交渉をしていい方向へと持っていく事すら難しい。 てゐ「(つまんねぇなぁ……私の力で王を作りたかったのに。 はーあ……やっぱ永遠亭が一番やったなぁ)」 自分を上手く扱ってくれるような主君に巡り合えなかったのは不運だと嘆きながら……。 不意にてゐはこのチームの監督である輝夜、そして、その片腕である永琳のいた永遠亭は良かったと思い。 トボトボと自室へと戻ると、今日も元気に愚痴を吐いていたうどんげと妖夢には目もくれず、ベッドへと飛び込むのだが……。 てゐ「あー……だるー……」 うどんげ「でね、私も一生懸命にやってるのに……って、てゐ。 あなた、どこ行ってたのよ? 毎日毎日外に出てくけど?」 妖夢「(もうやだ……この部屋もうやだ……)」 てゐ「あ? あー、反町と魔理沙に会いに行ってたよ。 練習手伝ってくれって言いにね、うん」 うどんげ「え!? そうなの!?」
[39]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/10/30(土) 01:03:41 ID:??? しかし、てゐが帰って来た事に気づいたうどんげがどこへ行っていたのかとてゐへと問いかけると……。 てゐはベッドに埋もれたまま、手をひらひらと振りながら反町・魔理沙に会いに行っていたと説明。 練習を手伝ってくれと頼んでいたと言うと、うどんげは目に見えて喜ぶのだが……。 すぐにてゐが、両方に断られたと言うと、その表情は一転して悲しみのそれへと変貌する。 うどんげ「そ、そんなぁ……反町も魔理沙も十分強いんだから少しくらい私達を鍛えてくれてもいいじゃない!!」 てゐ「魔理沙曰く、時間の無駄らしいね。 反町に至っては会ってもくれへんかった」 うどんげ「ひ、酷い……」 言い方が少々誤解を与えるようなものだが、しかし、嘘は言っていないてゐの説明を聞き。 うどんげはまさかそこまで自分を下に見られていたのかと一層悲しみ……。 大きくショックを受けながら、その瞳に涙を浮かべる。 うどんげ「(ま、魔理沙はともかく……反町まで……。 リ、リグルやヒューイは鍛えてるのに! どうして私が駄目なのよぉ……)」 てゐ「(もうキャプテン選挙とかどうでもええけど……なるべく反町と魔理沙は落としたいなぁ……。 とりあえず、これでうどんちゃんは反町と魔理沙にゃ票入れんだろうし……)」 へにょった耳を垂れ下げながら、うどんげは自身を見捨てた(と、思っている)反町と魔理沙に恨み言を呟き。 そんなうどんげを見ながら、てゐは本当にわかりやすい奴だなぁと曇っていた表情に少しだけ笑みを浮かべる。 そして、そのまま視線だけを動かして、てゐは妖夢へと目線をやるのだが……。 てゐ「(さて、こっちはどんな反応?)」 妖夢「………………」
[40]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/10/30(土) 01:04:45 ID:??? 先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、 ★妖夢は真面目で騙されやすい→!card=★ と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。 JOKER→妖夢「わかりました! そのお二人を斬ればいいんですね!!」 とりあえず斬っとく! ダイヤ・ハート→妖夢「(自分で強くなろうという気は無いんでしょうか……)」 うどんげ達に呆れていた スペード→妖夢「それは……確かに、酷いですね」 うどんげとてゐに同情していた クラブ→妖夢「ゆ、許せません! 同じチームの仲間じゃないですか!!」 反町と魔理沙に激怒していた!
[41]森崎名無しさん:2010/10/30(土) 01:04:59 ID:??? ★妖夢は真面目で騙されやすい→ ハート8 =★
[42]森崎名無しさん:2010/10/30(土) 01:06:42 ID:??? 妖夢が軽蔑するのも無理はない
[43]森崎名無しさん:2010/10/30(土) 01:31:53 ID:??? うどんの練習1回見てやりたくなってきた てゐ涙目が見てみたいだけだがw
[44]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/10/30(土) 01:32:37 ID:??? ★妖夢は真面目で騙されやすい→ ハート8 =妖夢「(自分で強くなろうという気は無いんでしょうか……)」 うどんげ達に呆れていた★ =========================================================================================================== 基本的には常識人であり、よく辻斬りはするが礼儀正しく品行方正である魂魄妖夢。 同じく真面目で常識人であり、苦労人気質である鈴仙=優曇華院=イナバとは似通った点も多いが……。 しかし、妖夢とうどんげ。両者が似ていながら、根本的に違う箇所が一つだけある。 それは二人のサッカーに対する姿勢と、心構えであった。 同じウイング職をする事が多く、幽々子・永琳という絶対的なエースに対するアシストをする事が主な役目の妖夢とうどんげ。 しかし、妖夢は自身でもドリブルゴールを狙ったり、はたまた直接シュートを打ったりなど。 貪欲にゴールを狙う姿勢を持っている、好戦的な選手である。 対して、うどんげは必殺シュートやドリブルは持ってるものの……基本的にシュートは余程のことが無い限り狙わない。 あくまでも永琳に頼りきり、永琳をサポートする為にウイングをやっている選手なのである。 妖夢「(私もうどんさんも、主人に仕える身として主人の手助けをする事が本分なのは代わりありません。 しかし、うどんさんは主人を手助けしているのではない……もはや、主人に依存してしまっている。 その影響で、練習でも何でも、自分が強くなろう、自分が何とかしてやろうという気持ちが……。 ハングリー精神というものが、根本的に欠けてしまっています!)」 ややネガティブな性格も手伝っているのだろうが、それでもうどんげは自分で何とかしようという思いが根本的に無い。 そんなうどんげを見て、妖夢は少しだけの同情と、それを超える程度の呆れの感情を持ち。 まだすんすん泣きそうになっているうどんげから視線を外すと、宙を眺めながら静かに思う。 妖夢「(思えば……私も、幽々子さまの元を離れなければうどんさんのようになっていたかもしれません。 ……パルスィに出会えた事も、本当に良かった。 彼女がいてくれたお陰で、サッカーの楽しさ……誰かの為ではない、自分の為に強くなれることを学べたのですから。 この気持ちを忘れないように……この合宿も、頑張っていきませんと)」
[45]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/10/30(土) 01:33:38 ID:??? 主人である幽々子の元を離れ、一人、ネオ妬ましパルパルズという未知の世界でサッカーに励んだ妖夢。 当初はパルスィの強烈過ぎる個性に圧倒され、早く幽々子の元へと帰りたいと願ったものの……。 しかし、パルスィの飽くなき向上心と、強敵――オータムスカイズを倒したいという純粋な願い。 それを見ている内に、妖夢は次第に幽々子の為のサッカーではなく――自分の為のサッカーを見つけ始めた。 幽々子が勝利する姿を見る為に練習に励むのではなく、自分が仲間たちと喜び合う為に練習に励んだ。 自助努力を進んで行い、毎日毎日、時には誰かに手伝ってもらいながら。そして、時には誰かを手伝いながら。 仲間と共に一歩一歩強くなり、戦ってきたのである。 妖夢は――もしかしたら、幽々子の元を離れなければ……もしも、パルスィたちと出会わなければ。 今頃自分も幽々子に依存をし、うどんげのように自助努力を放棄していたかもしれないと考え。 これからも慢心はしないようにと心に誓いながら……とりあえずうどんげを宥めにかかったのだった。 妖夢「……まあまあ。 明日からの練習で、頑張ればいいじゃないですか。 誰かに手伝って貰わなければ、練習が出来ないという訳でもないですし」 うどんげ「ううっ……でも、誰かに手伝ってもらわないと凄いパワーアップとか出来ないじゃない……」 妖夢「(泣き言ばかり言って、強くなる為の努力もせず、誰かの練習を手伝う訳でもなく。 自分だけを手伝ってもらおうとする……それじゃあ、誰だって練習を見てくれる訳ないですよ……)」 てゐ「(あっかん……こいつ超がつく真面目ちゃんウサ)」 うどんげを冷ややかな目で見ながら、それでも真面目な性格が災いしてか放っておく事が出来ず。 結局、妖夢はうどんげが落ち着くまで宥め……それから、全員揃って就寝をした。 兎が二羽に、半分幽霊で半分人間なのが一人の107号室。 この日を境に、半人半霊の少女は、夜な夜な部屋を出る事となった。 毎日この部屋にいては、自身の性根が腐ってしまうかもしれないと判断をしたが為である。 全幻想郷Jrユース 合宿4日目 終了 ※うどんげとてゐの反町・魔理沙への評価値が−3されました。 ※妖夢のうどんげに対する感情が 妖夢→(軟弱者)→うどんげ になりました。
[46]森崎名無しさん:2010/10/30(土) 01:33:38 ID:??? 見るだけ無駄、自分のことを棚に上げてすぐ逆恨みするようなやつ 関わる価値もない
[47]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/10/30(土) 01:35:49 ID:??? 選択肢は無しですが本日はひとまずここまで。 てゐちゃんはかなり便利キャラだったのですが、どのキャプテン候補ともご縁が無かったですね……。 それでは、お疲れ様でしたー。
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24