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【戦わなければ】幻想のポイズン43【生き残れない】
[893]森崎名無しさん:2010/11/13(土) 22:21:58 ID:??? 対戦国の紹介か…不安になるぜ。 >>770で誰も反町の言いたいことを理解してないように、おまえら欧州勢か! と言いたくなるくらいどいつもこいつも我が強いからFW評価の基準が、 得点力>>>>>(越えられない壁)>>>>>アシスト含むその他サポート になってやがる。強力なシュートぶっぱしてりゃ勝てるほど相手は甘くないってのに。
[894]森崎名無しさん:2010/11/13(土) 23:19:59 ID:??? 乙でした! 西尾?さん登場フラグに静岡県人会がアップを始めたようです
[895]森崎名無しさん:2010/11/13(土) 23:27:11 ID:??? そういえば静岡県人会の登場も久々だな
[896]森崎名無しさん:2010/11/14(日) 21:30:03 ID:??? フランスも紹介するってのは何か意味があるんだろうか?
[897]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/15(月) 01:15:19 ID:??? >D.「ヨーロッパチャンピオンに輝いたっていうFWのいる西ドイツの事が聞きたいです」 ================================================================================== 輝夜「西ドイツ……ああなるほど、そういや幻想郷に来た助っ人選手もその国出身だっけ」 早苗「にs……じゃなくて、カルツ君の事ですね」 パルスィ「シェスターもよ。 あいつがいるんだから、さぞや強いチームなんでしょうね?」 反町が気にかかった国は、やはり西尾?……もとい、ヘルマン=カルツ。 それにフランツ=シェスターという幻想郷で修練を積んだ選手がいる国――西ドイツ。 更にはかつてカルツにシュナイダーと呼ばれる世代最高峰のFWがいると聞かされており。 同じFWである反町としては、どうしても気になる相手であった。 それを理解した輝夜はうんうんと頷きながら口を開き、西ドイツについて説明を開始した。 輝夜「西ドイツは外の世界でもかなりの強豪国らしいわね。 特に攻撃陣は世代最強とまで言われてるらしく……。 カルツ、シェスターっていう外来人コンビもかなりの主要選手らしいわ。 大会で当たるなら、まず間違いなく強敵になってくるでしょうね。 そして、その西ドイツに派遣されたのは……」 ……… …… …
[898]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/15(月) 01:16:19 ID:??? 〜西ドイツJrユース合宿所〜 時を同じくして西ドイツJrユース合宿所――。 ここでは、全幻想郷Jrユースが始動をしてから1週間。 選手兼コーチとして新たに参入をした、3名の選手が猛威を奮う程に西ドイツメンバーにスパルタに近い練習を強いていた。 ドッゴォォォオオオオオオッ!! ズバァッ!! シュタイン「ぎゃああああっ!!」 その中でも特にしごかれていたのは、(一応)正ゴールキーパーであるシュタイン。 轟音と同時に太陽の熱をも伴うかのような激しく、雄雄しいシュートを無尽に受け。 既にキーパーとしての自信すら失いかけていた彼を、容赦なく襲っていたのは――。 レミリア「ふん……所詮は三流キーパー……以下の以下、だな」 紅魔の主にして、幻想郷最強の呼び声高いFW――レミリア=スカーレットであった。 八雲紫の命――というよりも、依頼により西ドイツJrユースへと参加をしたレミリア。 しかし、この場にはやはり彼女の求めるような好敵手の存在は皆無であり。 つまらなそうにため息を吐くレミリアの横で、この西ドイツJrユースのエースストライカー。 カール=ハインツ=シュナイダーは息を呑みながらも、レミリアの行動全てをつぶさに見ようとする。 レミリア「(このチームは攻撃過多だ……つまり、紅魔スカーレットムーンズとほぼ同等と言っていいチーム状況。 あの忌々しい霊夢の二番煎じとケリをつけるのにはうってつけだな。 ああ、それにしても今頃フランはどうしているのかしら? お姉ちゃんは心配だわ……。 いじわるなチームメイトに苛められたりしてないかしら?)」 シュナイダー「(凄まじい威力のシュート――そして、パワーとテクニックだ。 今はまだ及ばん……だが、いずれは必ず追いつき……そして、追い越してみせる。 マリーにこの俺こそが世界一のお兄ちゃんであると言わせる為にも!)」
[899]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/15(月) 01:17:25 ID:??? こうして西ドイツの皇帝と、紅魔の皇女――2人の世界的なストライカーが轡を並べている中。 一方で反対側のゴール前では、このチームきってのポストプレイヤー――マンフレート=マーガスがポストプレイの練習を繰り返し……。 バコォッ!! マーガス「な、なにィ!?」 幽々子「うーん……駄目ね、3点!」 その全てを、悉く2人目の西ドイツの助っ人――西行寺幽々子に防がれていた。 空中戦のセンスは、あの博麗霊夢をも凌ぎ――大空を浮遊する滞空能力だけで、幻想郷トップクラスの地位まで上り詰めた幽々子。 そんな幽々子を相手にしては、当然ながら西ドイツ1の空中戦のエキスパート、マーガスでもそう易々とポストプレイをする事が出来ず。 通算何度目になるかわからない失敗をして、マーガスは歯噛みをしながら幽々子を見つめる。 マーガス「(今度こそは上手くいったと思ったが……くっ! なんてジャンプ力だ……!! だが……超えてみせるぞ! そのクリアーを掻い潜り、必ずポストプレイを成功させてやる! 空中戦で……俺は負ける訳にはいかん!)」 幽々子「(さてさて、これだけ悔しい思いをしたのだから成長してくれるといいのだけど……。 んー……でも、なんだかこの子、他の子たちと比較するとイマイチな雰囲気なのよねぇ)」 西ドイツJrユース正規のFW陣の片方は助っ人選手に感慨のため息を吐き。 もう片方のFWが苦々しげに助っ人をにらみつける中。 それでは、幻想郷へと来訪をした経験のあるこの西ドイツを代表する二大MF――。 ヘルマン=カルツとフランツ=シェスターはどうしていたかというと……。 ガシャーッ!! カルツ「ハリネズミチャージじゃあ!!」 神奈子「おっとっと……うーん、やっぱりにs……じゃなかった、カルツ君は強いねぇ。 ただ、その程度のチャージじゃ……まだボールを零してあげる訳にはいかない!」 カルツ「なっ、なんじゃとォ!?」 シェスター「ヤマトナデシコー……」
[900]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/15(月) 01:18:33 ID:??? フィールド中央部において、第三の西ドイツへの派遣選手――不夜城カップで優勝に輝いた守矢フルーツズの一員。 その献身的なディフェンスと神がかり的なオフェンスで攻防を支え。 文字通り守矢フルーツズの柱となっていたパワータイプのMF――八坂神奈子を相手に。 それぞれが練習をつけてもらっていたのだった。 幻想郷では同じチームメイト同士であったカルツは神奈子の参加を喜び。 また、基本的に日本フリークであるシェスターは何とも和風な外見をしている神奈子や幽々子を大いに歓迎。 幻想郷でサッカーの経験を積んだ彼らはこの合宿内でも特に幻想郷勢から多くのものを吸収しようと躍起になっており。 元々の西ドイツメンバーとの実力差に加え、成長速度でも大きく水をあける結果となり。 彼らの能力は他のメンバーに比較をすると、頭一つ抜けているのだった。 永遠に紅き幼きストライカー――幻想郷トップクラスの攻撃力を有するレミリア=スカーレット。 空中戦のスペシャリトであり、あらゆるハイボールは確実に弾く自信を持つ西行寺幽々子。 攻守共に高いレベルで安定をした、MF――八坂神奈子。 彼女らの教えを受け、西ドイツJrユースのメンバー達はめきめきと実力をつけてゆく。 そして、メンバー達が幻想郷のレベルへと達した時――。 このチームのエースストライカーであるカール=ハインツ=シュナイダーとレミリア=スカーレットのコンビ。 カルツ、シェスター、神奈子と三人の主力選手がいる中盤は大会最高峰の攻撃陣となり、幻想郷Jrユースを苦しめる事になるだろう。 幽々子「うーん……だけど、いくら攻撃がよくっても流石に私一人でゴールを守るのは無理よ〜? そもそも私の場合、相手が浮き球で来てくれないとはじけないし」 レミリア「せめてもっといいキーパーがいれば話は違うのだがな」 神奈子「(どうでもいいが、この嬢ちゃん……まーた男口調になってるね。 外行き用のしゃべり方なのかね?)」 唯一の懸念とされる守備力増強の為に、ドイツ山奥から超人キーパーがこの合宿に合流をするのは――。 これから数日後の事である。
[901]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/15(月) 01:19:59 ID:??? 妖夢「(幽々子様もやはり外の世界に派遣されていたのですね……)」 美鈴「お嬢様は西ドイツかー……でも、西ドイツってどこですか?」 咲夜「欧州……って言ってもわからないかしらね」 美鈴「満州?」 早苗「神奈子様は西ドイツですか……(にs……じゃなかった! カルツ君と神奈子様。 それに、あのレミリア=スカーレットに噂のカール=ハインツ=シュナイダー。 負けられない相手がごまんといるチームですね……!)」 反町「(凄いメンバーだな……FWのレミリアさんにMFの神奈子さんで攻めは磐石……。 それに、空中戦に滅法強い幽々子さんがPA内にいれば俺のヘディングじゃ通用するかどうかわからないぞ。 にs……じゃなくてカルツやシェスターもいるし……侮れないチームだ)」 輝夜の口から聞かされた西ドイツへと派遣された選手の名を聞いて、従者やそれに類する者達はそれぞれ感慨深げに嘆息し。 また、周囲の者達も一気に緊張感を帯びた表情へと一変をする。 それもまた当然と言えば当然――1人でさえ強敵とされるレミリアや幽々子、神奈子がそれぞれ手を組み。 更には、西ドイツに元からいるというエース級の選手たちまでも成長をしているのだ。 危機感に煽られる一同を見て、輝夜は内心笑みを浮かべ……しかし。 穣子「で、フランスってトコはどうなのよ?」 輝夜「あー……うん、それがねぇ……」 続いて開催国であるフランスの情報を聞かれた所で、なにやら言い憎そうに顔を歪める。 一体どうしたのだろうかと一同が首をかしげる中……輝夜は小さくため息を吐くと。 やがて、意を決したかのようにその口を開いたのだった。
[902]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/15(月) 01:21:06 ID:??? 輝夜「正直言って、フランスはどうやら反町達の世代だとかなり不作の選手が多いらしいわ」 反町「不作? そんな……フランスだってサッカー大国ですよ!?」 外の世界では、列強国とされるサッカーの国――フランス。 芸術的なそのスタイルはサッカーの激戦区である欧州でもかなり知名度が高く。 当然ながら反町は輝夜の発言に驚くのだが……輝夜は静かに首を振り、更に続ける。 輝夜「一応、スター選手といわれる選手はいるけれど……サッカーは1人や2人で出来るものじゃないしね。 脇を固める選手たちのレベルが他の国に比べて圧倒的に低いらしいわ。 私も実際にはこの目で見てないけど……それはもう、えらい酷いらしい」 魔理沙「つっても、派遣された選手ってのが強けりゃ十分手強い敵になるんじゃねーか? 誰が行ったんだよ?」 輝夜「……それがねぇ」 ……… …… …
[903]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/15(月) 01:22:06 ID:??? 〜フランスJrユース 合宿所〜 フランスJrユース――監督のカルボナーラは、大会開催が延期されるとの話を聞いた直後。 即座に合宿の日程を大きく伸ばし、限界まで選手たちを鍛えられる事に大いに歓喜をした。 開催国である以上、恥ずかしいサッカーは決して出来ないフランス。 せめて最悪でも決勝戦まで行かなくては、如何にJrユースの大会といえど国民に対して申し訳が立たず……。 しかし、合宿が開始される前までの選手たちでは、正直言って勝ち進む事すら難しく。 仮に審判の判定が開催国であるが故にフランスにとって有利なものが多かろうと、決勝まで上がれるかどうかすらわからないものだった。 それが、何の因果か選手兼コーチとしてエース級の選手を召集出来。 更には合宿の期限が伸びたというのだから、カルボナーラにとってはこの事態は幸運だったと言うより他に無い。 カルボナーラ「(ただ、問題はその選手兼コーチだ……2名の内、1人はこうして合宿に参加をしてくれるが……)」 ダダダダダダダッ! ババッ!! ピエール「今度こそ抜いてみせる! いくぞ……!」 カルボナーラ監督の向けた視線の先にいたのは、このフランスJrユースの大黒柱。 彼がいなければ、まず間違いなくフランスに勝利の芽は無いとまで言われた大エース――。 フィールドのアーティスト、エル=シド=ピエールであった。 彼はボールを持ったままフィールドを駆け抜けており、その貴公子然とした風貌の中にも。 サッカーを愛し、サッカーに真剣に打ち込み、勝利に飢える貪欲な獣のような性質を秘め。 この合宿が開始してから、何度挑戦をしても抜けなかった派遣選手へと襲い掛かり……。 ブゥン……ガッ!! ピエール「なっ……!?」 こいし「だから甘いって。 一昨日きやがれ〜」 その派遣選手――地底に住まうボランチ……古明地こいしに、またもや止められてしまうのだった。
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0ch BBS 2007-01-24