※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【戦わなければ】幻想のポイズン43【生き残れない】
[989]森崎名無しさん:2010/11/16(火) 18:31:37 ID:??? 【かませたちの】幻想のポイズン44【夜】
[990]森崎名無しさん:2010/11/16(火) 20:49:41 ID:??? 【変わる世界】幻想のポイズン44【異なる視点】【超絶シューターから】幻想のポイズン44【二流FWへ】
[991]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/16(火) 23:37:52 ID:??? http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1289915424/l50 次スレを立てて参りましたー。 スレタイは>>925さんのものを使わせていただきました。 他にも沢山考えてくださった皆さん、どうもありがとうございました。
[992]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/17(水) 01:01:23 ID:??? >★スーパーうどんチャンス→ ダイヤ8 =霊夢「いいわよ。 私は動かなくていいんでしょ?」 あっさりだ!★ ================================================================================================== うどんげ「えっ……い、いいの!?」 霊夢「だって動かなくていいんでしょ? 楽じゃん」 根本的に自主練習というものをしたくない霊夢にとっては、むしろうどんげの申し入れはありがたいものであった。 コーチをするという事ならば、自主的な練習とは違いそれほど頻繁に動く必要は無く。 ただ横から口を出せばいいだけなのだから、霊夢にしては楽なものである。 二つ返事で了承をした霊夢を見て、思わずうどんげは驚くのだが……。 しばらくするとパアッと笑みを浮かべ、霊夢の両手を握って感謝の意を伝え。 何度も何度も頭を下げた後、自室へと戻っていくのだった。 うどんげ「(やった! 霊夢に鍛えてもらえるんならきっと上手くなれるよ!! これで私も師匠と戦えるようになる! やったぁ!!)」 霊夢「(少しくらい強くなろうが、使えない事には変わりないんだろうけどね……。 ま、いいや。 これで明日の練習は休みと同じようなもんだし。 あーあ、それより眠たいわ。 さっさとねよねよ)」 妹紅「うんうん、霊夢も仲間思いのいい奴だね!」 メディスン「(……アレをどう見たらどう思えるんだろ)」 全幻想郷Jrユース 合宿7日目 終了
[993]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/20(土) 00:15:49 ID:??? 『世界の調整者 森崎有三』 第1話 『反町の世界』 反町の世界へと移動をした森崎。 その身に纏っていた服は、いつの間にかサッカースタジアムのモギリの制服へと変貌をしており。 森崎はその変化にまたも意味がわからん事が起こったと頭を抱えるが。 一緒についてきてくれた陽子から仕様だと言われ、渋々納得をする。 仕様なら仕方が無い。 陽子「それにしても……反町君の世界ってさっき言ったわよね? 森崎君にはここがどこだかわかるの?」 森崎「いや、それが俺にもよくわからないんだ……なんつうか、感覚的にここが反町の世界だって判別ついたっつうか……。 ま、それを言っても仕方ねぇ。 それより、ここでやるべき事をやればいいって片桐さんは言ってたよな?」 陽子「そうよ。 この世界――反町君の世界で、森崎君が為すべき事がきっとある筈。 それをこなして9つの世界を渡れば、私達の世界も元に戻る筈だわ」 森崎「しかし、やるべき事っつっても何をやりゃいいのか……」 陽子「モギリの服装をしているって事は……スタジアムでモギリをする事が森崎君のやるべきこと、とか?」 森崎「モギリねぇ……」 その後、陽子と相談をした後、森崎は秋の空が描かれたタペストリーの置かれた部屋から出……。 なにやら妙に自然が多い周辺の様子に、一瞬ここは日本ではないのでは?と思いつつ。 適当に散策をした後、小さな町らしき場所のすぐ横に備わったスタジアムへと入り。 勝手にスタッフ用出入り口から中へと進入をすると、モギリとしての仕事を開始するのだが……。 ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! 森崎「お?」 実況『さぁ〜、待ちに待った蒲公英杯! 新生チームの登竜門と呼ばれるこの大会を制し! 次代のトップチームとなるのは果たしてどこのチームなのか!? 幻想郷サッカー界の明日を占う一回戦第一試合、オータムスカイズ対守矢フルーツズ! いよいよ試合開始です!』 森崎「ほう、もう試合が始まるのか。 ……客もまばらになってきたし、覗いてみるかな。 しかし、幻想郷ってなんだ?」
[994]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/20(土) 00:17:00 ID:??? そもそも森崎にはこういった細々とした仕事など向いておらず。 森崎はスタジアムの更に奥へと向かい、観客席へと移動をしてフィールドへと視線を向ける。 何だかんだ言いながら、サッカー小僧でもある森崎。 一体どんな試合をしているのかと、楽しみにしながら試合展開を見守るのだが……。 森崎「なんだこりゃ……?」 ダダダダッ!! りぐる「ヒャッハー! ドリブル突破だー!!」 てきの6ばん「……ほいっ」 りぐる「ふっふっふ……そしてこのままシュートォ!! やった! ゴール! 勝ったッ! 第三部完ッ!!」 緑の髪をした少年らしいFWはボールを持つや否やドリブルを開始。 しかし、そのドリブルは一流ドリブラーの森崎から見ればド三流もいいところであり。 モブっぽい顔をした敵MFにあっさりと奪われながらも、気づかないままシュートを打つ真似をし。 そのままゴールパフォーマンスをして、恍惚の表情を浮かべつつその場に立ち尽くす。 森崎はその姿を見て、どの世界にも似たような者がいるものだとしみじみと思いつつ呆れるのだが……。 カナコ「なんだかよくわからんけど勝手にボールを手放してくれたんだ。 ここがチャンスだね! よし、いくよ!」 シズハ「(りぐるちゃんってば、いつまで経ってもあれなんだから……! 仕方ない、ここは下がってFWへのパスコースを封じて……)」 ユウカ「ここかしら……祭りの場所は?」 シズハ「!? くっ……!」 ユウカ「あァ?」 ダダダッ! カナコ「(ありゃ? な、何の真似だろうねこれ?)」 森崎「おいおいおいおい、何やってんだ?」
[995]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/20(土) 00:18:01 ID:??? ボールを持ったチーム――守矢フルーツズの主柱らしき人物が中央突破を仕掛けるや否や。 やけに豊満な二つの浮き球を持つ女性があからさまにラフプレイをしますという顔をしながらプレスに向かうと。 その女性の進路を妨害するようにして落ち着いた雰囲気の女性が間に入り込み。 その勢いを殺さぬようにして、ボールを持つ選手へとタックルを仕掛ける。 しかし、どうやらタックルは苦手らしくそのタックルはあっけなくかわされ……。 もしも二人で行けていれば取れていたであろうボールは、簡単にゴール前へと運ばれてしまう。 カナコ「よし! シュートレンジだ! いくよォッ!!」 ニトリ「か、かぱー!? く、くそっ、ブロックに――」 さるの「邪魔だ河童! どけぇっ!」 ニトリ「ひゅいい!?」 YO SAY 1「こ、こらァ! 何やってんのよ、さるの!! 河童に何しやがる!!」 さんたな「ええい、今日という今日は堪忍袋の緒が切れた! 叩け叩け! 息の合った囲みプレイだ!!」 ひゅーい「死ねばいいのに」 さるの「なにをー!?」 だいちゃん「さ、さるのちゃんを苛めるなー!!」 カナコ「……それっ」 ぽいーん……とすっ。 ピィィィィィィィイイイイイイッ!! 森崎「な……なんだこれは……これが、サッカーの試合なのか?」 そして敵主柱選手――カナコがシュートフォームを取るや否や。 ゴール前ではDF陣とGKが味方同士で仲間割れを始めてしまい、ゴール前はスカスカ。 当然のようにカナコはボールをゴールへと押し込み……あまりにもあっさりと……。 というよりも、情けない形で守備側のチーム――オータムスカイズは失点をしてしまうのだった。
[996]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/20(土) 00:19:09 ID:??? 森崎「(無茶苦茶だぞ、FWはド下手な癖にドリブルで強硬突破。 MFは片方が片方を妨害してまで功名を焦って一人だけでタックルに行き……。 DFとGKに至っては敵のエースがアタッキングエリアに入ってきてまで喧嘩ァ!? サッカーやる気があるのかコイツら!?)」 いくらチームメイト同士仲がいいとは言い難かった南葛中学や全日本といえど。 ゲームが始まれば(いざこざを忘れるとまでは言わないが)派閥が違ってもある程度の協力はしていた。 だが、今森崎の目の前で繰り広げられている光景は、それ以上の殺伐としたゲーム。 チームプレイを考えるだとかそれ以前の問題である。 これには森崎もめまいを覚えるのだが……そんな森崎の耳に、観客達の呆れたようなため息と声が聞こえてくる。 観客「やっぱ駄目だなぁオータムスカイズは……粒揃いの選手達ばっかだってのに……」 「シズハさんは名パサーだけどユウカと対立しあっていて仲が悪いし」「さるのとニトリの二大巨壁はいがみ合ってる」 「地味な仕事をする妖精トリオはさるのが嫌いだし……」「さるのと妖精トリオが喧嘩すれば、何があってもだいちゃんが止める」 「おまけに自称エースのりぐるはスタンドプレーしかしやがらねぇしなぁ……」 「勝てる試合を落としてばっかだ……もしかしたらと思ったが、今日も駄目だなこりゃ」 「キャプテンがしっかりしてねぇからだよ! あの個性派集団を纏めるだけの力がねぇ!!」 森崎「(キャプテン……? そういや、このチームのキャプテンってのは……)」 観客「コラァ! しっかりしやがれ、ソリマチ!! キャプテンだろうがァ!!」 森崎「そ、反町ィ!?」
[997]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/20(土) 00:20:20 ID:??? 観客の声を聞き、驚きに目を見開いてフィールドに視線を向ける森崎。 するとそこでは未だに喧嘩しあう妖精トリオとさるの・だいちゃんのコンビ。 けだるげに首をコキコキ鳴らしながら、芝を蹴っているユウカとそれを敵を見る目で見つめるシズハ。 いつの間にか失点をしていた事に愕然とし、DF陣を不甲斐ないと怒鳴るりぐる。 そして、それらから一歩はなれた場所では――1人の情けなさそうな姿をした男が、おどおどとした様子でまごついていた。 彼こそがこのオータムスカイズのキャプテン――「ソリマチ一樹(いつき)」である。 ソリマチ「(ど、どうしよう……こんなに早く失点するなんて思わなかったぞ……。 きょ、今日の試合こそ上手く行くと思ってたのに……どうしてこうなっちゃうんだ……)」 ミノリコ「……ソリマチ、ごめん、止められなかった」 ソリマチ「あ……い、いや、仕方ないよ。 そ、それより今は得点を返す事を考えよう。 ほ、ほら、みんなも喧嘩はやめよう。 今は試合ty……」 さるの「あぁ!? なんだとこの人間!? こいつらが喧嘩売ってきたんだから叱るならあいつらにしろ!!」 ソリマチ「え?」 さんたな「んだとこのさるの! 元はといえばお前が河童押したのが悪いんでしょ!!」 ひゅーい「くたばれ」 ソリマチ「う……(ちゅ、注意しなくちゃいけないのに……く、口が開かない……)」 ユウカ「ここね……祭りの場所は……」 失点をした事に対し、今日の試合ボランチとして出場をしていたミノリコがソリマチに謝るも。 ソリマチは仕方の無い事だと返答しつつ……未だに言い争いをするDF陣を注意しようとする。 しかし、矛先が自分の方へと向きそうになるや否や、ソリマチは思わずしり込みし……。 更には血の気の多いユウカが笑みを浮かべながら近づいてくると、そそくさとその場を離れてしまう。 結局、その場は何とかミノリコが場を収めるものの、結局作戦らしい作戦を立てる事が出来ず。 オータムスカイズのキックオフで試合が再開されたのだが……。
[998]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/11/20(土) 00:21:32 ID:??? ダダダダダダッ! ちぇん「(ふふふ、失点をしたからこそ私のアシストが光るのにゃん! この私が同点を演出する! そうすればらん様も喜んでくれる筈!)」 ソリマチ「あ……だ、駄目……」 ちぇん「へ?」 スワコ「オータムスカイズの攻撃パターンは予想済みなんだよ! そりゃっ!!」 ちぇん「あにゃああああっ!?」 黒い事を考えるのに定評のある、通称ブラックちぇんちゃんのサイドアタックで攻め込むオータムスカイズ。 しかし、それはオータムスカイズの何度も何度も使っていた攻撃パターンであり。 ちぇんの突破を予測していた敵チームのFW――スワコにあっさりとちぇんはボールを奪われてしまう。 ソリマチ「(きょ、今日の試合にシズハさんを起用したのはパサーとしての役割を果たして貰いたいからなんだ! ちぇんのサイドアタックは何度も使い続けていてもう相手にもわかってる。 だからこそ、今日はシズハさんのパスも絡めて戦いたかったのに――)」 それを言えなかったのは、サイドドリブラーとしての自信を持っているちぇんを傷つけたくない……。 というよりも、言って反発をされるのが怖かったからに他ならない。 ボールを奪われ目に見えて落ち込むちぇんを見ながらソリマチはあわあわと立ち尽くし。 その後、守矢フルーツズは足並み揃わないオータムスカイズを相手に楽勝ペースで試合を展開。 結果、試合が終わってみれば5−0の大差でオータムスカイズは完敗を喫してしまう。 森崎「(あ、あの情けないのがこの世界の反町かよ……。 おいおいおいおいおいおい……俺にこの世界で何をやれってんだ? 何をさせようってんだ!? おい!?)」 ソリマチ「うぅぅ……(ど、どうして負けちゃったんだ……や、やっぱり俺はキャプテンの器じゃないのかなぁ……)」 ――世界の調整者 森崎有三 9つの世界を巡り、その右手は何を掴む。 第1話 反町の世界 終 次回 第2話 秋空 何もネタがなければ無ければ続くかも
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24