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【ストライカーの】幻想のポイズン45【条件】
[731]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/12/17(金) 20:17:47 ID:??? ピエール「…………サトリ」 さとり「……私は、私の信じるこいしの為に戦います」 しばらくそうしてさとりはただただ泣きはらしていたのだが……。 見かねたピエールが声をかけると同時、凛とした声で即座に返答し、涙を拭いながら立ち上がった。 目を閉じるこいしの肩を抱きながら、自分に心配そうな視線を向けるフランスメンバー。 それらを一瞥してから、さとりは先ほどまでの情けない表情から一転。 凛々しい表情を浮かべつつ、もう一度口を開く。 さとり「遅くなりましたが、私もこのフランスJrユースの代表として及ばずながら力を貸させていただきます。 古明地こいしの姉として、恥ずかしくないプレイをする為に。 こいしと共に栄光を掴む為に……こいしの為に……」 ナポレオン「ふんっ、そこのヘタレよりは多少なりとマシなんだろうな?」 アモロ「あわわ……」 さとり「ご心配なく」 合宿開始から1週間……ようやく、フランスに協力すると申し出たさとりに対し。 周囲は概ね胸をなでおろしながら歓迎ムードをかもし出すのだが……。 そんな中でナポレオンは突っかかるような物言いをしながら、さとりを睨みつけ。 しかし、それをさとりは無表情の中に小さな笑みを浮かべつつ返答する。 さとり「私がゴールを守る限り……大量失点などは絶対に致しません。 私は地霊殿の主、古明地さとり……幻想郷3大キーパーの1角、古明地さとりです」 大きな声で宣言をした後、さとりはこいしを部屋で寝かせた後、ジャージに着替えフィールドに出る。 まだボールに触れる事は少し怖かった……シュートを受けることは、もっと怖かった。 だが、それでもあえて虚勢を張りながら、さとりはフランスJrユースの者達と共に練習を行った。 こいしの気持ちと思いに応えたい――その一心が、さとりを突き動かしていた。 さとり「(……見返してやります。 強く……強く、なってみせる……! 私達が……必ず、この世界で最高のチームになってみせる……! こいしの為にも……!)」
[732]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/12/17(金) 20:18:52 ID:??? もうちょっとNPCシーン続きます。一旦ここまで……。
[733]森崎名無しさん:2010/12/17(金) 20:31:01 ID:??? >さとり「さとりだって、ボランチとしては優秀……それは姉である私が一番わかっている」 こいし「私の名前がない……だと!?」
[734]森崎名無しさん:2010/12/17(金) 20:37:47 ID:??? うーむ、これだけ盛り上げるということは、今度のさとりんは強いんだろうなあ。 これでまたしてもあっさり折られたら帰ってこれないだろうし・・。
[735]森崎名無しさん:2010/12/17(金) 20:43:11 ID:??? あえてペナルティエリア内から陵辱したくなるよな
[736]森崎名無しさん:2010/12/17(金) 20:50:20 ID:??? PA外からオータム連打でおk
[737]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/12/17(金) 20:56:25 ID:??? >>733 ごめんなさい、大事な場面なのに思いっきり間違えてましたorz さとり「こいしだって、ボランチとしては優秀……それは姉である私が一番わかっている」 に訂正します。
[738]森崎名無しさん:2010/12/17(金) 20:57:16 ID:??? いい勝負したかったけど審判のせいで台無しなんだろうな…
[739]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/12/17(金) 22:55:25 ID:??? さとり「………………」 さとりが再び立ち上がり、フランスJrユースの一員として戦う事を誓った日の翌日。 この日、古明地さとりは全体練習を終えた後、昨日と同じように川原へとやってきていた。 あの後、眠りから目覚めたこいしはさとりが再び戦う事に決めたと聞くや否や喜び。 今日も元気にフランスJrユースの面々をしごき抜いた。 さとりも今日から本格的に練習に取り組み、1週間分の遅れを取り戻そうとしていた。 そして、今日もまた居残り練習をしようとする一同と練習に付き合おうとしたさとりだったが……。 1週間練習をしていなかった事によりまだ本調子で無い為に、これ以上の練習は返って自分の首を絞めるだけだと監督に言われ。 フィールドに立ち入る事を許されなかったのである。 さとり「(まだ絶対的な守備力は手に入れる事が出来ていない……。 今のままでは、伊吹萃香や八雲紫にはまだ及ばない……今のままでは……)」 一対一に滅法強く、PKは必ず許さず、PA内からのシュートは全て防ぎきる――。 だが、その能力も全ての場面において万能である伊吹萃香や八雲紫には及ばない。 今のままでは……そう、"今のままでは"まるで及ばない。 さとり「(だから私は強くならなければならない……弱点を消し、長所を伸ばす為に……。 その為には……)」 若林「………………」 さとり「あなたの力が必要です……若林源三君」 こいしの為に強くなると決めてから、再び浮かぶようになったさとりの不適な笑み。 その笑みを崩す事なくさとりは振り返りながらその口を開き……。 今日もまたランニングをし、川原を通りかかっていた全日本Jrユースのゴールキーパーに話しかけるのだった。
[740]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/12/17(金) 22:56:25 ID:??? 若林「……昨日に比べれば、幾らかマシな顔つきになったな」 さとり「ええ、おかげさまで。 あなたも夕日を眺めていた時に比べれば、本当に強気になられましたね」 若林「ふん……それで、何の用だ。 俺の力が必要だと?」 あくまでも上から目線で、さとりを見下ろしながら口を開く若林。 一方でさとりも負けじと下から見上げつつ軽口を叩き……若林はそれを受けて鼻を鳴らして笑いつつ。 どうしてさとりがここにいるのか……どうして若林を待ち受けていたのか、と問いかける。 それを受けてさとりは無表情の中に小さな微笑を浮かべつつ、返答をする。 さとり「……若林君、あなたは一対一を追求したいとは思いませんか。 完璧にこなせるようになりたいと思いませんか」 若林「……また唐突だな。 だが、それはどんなキーパーでも思う事だろう。 どんなキーパーだって、一対一の勝負を挑まれれば不利なのは明らかだ。 だからこそ、敵は一対一を隙あらば狙ってくる。 その隙を、弱点を、消す事が出来るものなら消したいだろう」 さとり「そうですか。 ですが、私は一対一では誰にも負けない自信があります」 若林「何?」 そもそも一対一とはキーパー側にとって圧倒的に不利な勝負である。 だが、古明地さとりはその一対一を何よりも得意としていた。 それは彼女が覚り妖怪であり、敵の思惑、考え、選択を必ず読み取れるから。 相手がドリブルを選択するか、シュートを選択するか、必ず感知できるからである。 若林「インチキ臭い奴だ……」 さとり「ですがこれは私の固有能力、その能力をどのように使おうと私の勝手でしょう」 若林「(そのあたりの理論がよくわからんがな……この辺りは幻想郷とかいう場所と。 俺達とでサッカーに対する認識がまるで違うって事か?)」 さとり「聞こえてますよ」 若林「……ちっ。 それで? 一体何の話だ? 単刀直入に言え」 さとり「では……若林君、私と共に合同練習をしませんか?」 若林「何?」
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0ch BBS 2007-01-24