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【ど、ど、ど】黄金のジノ4【童帝ちゃうわ!】
[219]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2011/03/04(金) 00:31:29 ID:??? A 移籍について ジノ「…聞いていいか悪いかはわからないが…」 リブタ「当てよう。移籍についてだな。 …しかし、わからんな。君もインテルからの移籍組だろうに。」 ジノ「いや…僕は、ユース昇格から直接移籍だったから…実感がない。」 リブタ「そうか…。」 リブタは、眼鏡を手に当てると移籍について話し始めた。 リブタ「一概に移籍と言っても、悪い側面ばかりではないものだ。 選手にとっては、上手くいかない環境を変える事によって、上手くいくケースもあり、チームも財政が潤い、強化される。 …モデナなら、俺のようにチームから浮いた選手だな。 反対に、移籍により潰れていく選手もいる。…………かつてのルッソさんや、今のヒューガのようにな。」 リブタは、そこまで言うと首を振った。 リブタ「…アルゴスの例については、カピトンの例に近いな。地元出身の有力選手。サポーターが愛さないわけがない。 これは地元サポーターから聞いた話だが…カピトンがローマに移籍した時、大変な騒ぎになったようだ。 サポーターにしてみたら、当然だ。カピトンと共に戦っていくつもりだったんだからな。 …当時のモデナは、財政難だったようで、カピトンの移籍金によって漸く糊口を凌いだらしい。 ……結果として、現在チームに歓迎されているが……幸運なケースだと言える。 …………恐らく、俺がユトレヒトに戻ったとしても、罵声を浴びるだけだろうな。 サポーター、フロントと、喧嘩したも同然に出て来たしな…。」 ジノ「……………。」
[220]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2011/03/04(金) 00:51:57 ID:8rRUwEi2 リブタ「…アルゴスのパターンだと、10中8、9は放出だろうな。他に高値で売れる選手もいない。 …行き先は、恐らくはスペインの強豪、またはイングランドだろう。スペイン人にとって、イタリアは鬼門だしな…。」 ジノ「しかし、それは余りに酷いだろう。」 ジノの言葉に、リブタは下を向く。 リブタ「………君が言う事は正しいよ。しかし………俺達はプロなんだ。プロである以上、そこは逆らえない事でもある。 クラブに契約してもらえないなら、俺達はプロでなくなる。 雇われて選手としている以上、そこは仕方ないんだ。…俺達は選手であり、オーナーでないわけだからな。」 ジノ「………………。」 黙り込むジノに、リブタはため息と共に言った。 リブタ「………皆の希望通りに行くなら、こんなに素晴らしい世界もないさ………。」 ジノ「………………。」 ジノは、多由也との会話を思い出した。 多由也『気がつくと、抜けられなくなって、そこに縛られちまうのさ。』 リブタ「…湿っぽい話になったな。」 ジノ「…いや、ありがとう。」 ※本日は、ここまでにします。 アルゴスに幸運の北斗七星が訪れる事を、私も祈っています…。
[221]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2011/03/04(金) 11:13:24 ID:8rRUwEi2 ジノ「(随分長く話をしてしまったな…。今、時間は…)」 先着一名様で。 ★長話 !card ★ JOKER…ジノ「……ミステル……何かご用ですか?」 ダイヤ…後半開始 ハート…後半10分 スペード…後半20分 クラブ…後半25分 クラブA…リベリオ「そろそろ集合だぜー?」
[222]森崎名無しさん:2011/03/04(金) 11:16:02 ID:??? ★長話 クラブ5 ★
[223]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2011/03/04(金) 11:43:23 ID:8rRUwEi2 ★長話 クラブ5 ★ クラブ…後半25分 ジノ「……………こ、後半の25分…………っ!?」 リブタ「話に夢中になりすぎたな…。不覚だ。今、スコアは…」 リブタが慌ててテレビを見る。テレビには… 先着一名様で。 ★テレビには !card ★ JOKER…ジノ「うおお!」リブタ「なにィ?!」 ダイヤ、ハート…リブタ「ファンタジスタ…」 スペード、クラブ…啓人の交代 クラブA…バンビーノの怪我…だと?!
[224]森崎名無しさん:2011/03/04(金) 11:56:48 ID:??? ★テレビには ダイヤ5 ★
[225]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2011/03/04(金) 14:42:04 ID:??? ★テレビには ダイヤ5 ★ ダイヤ…リブタ「ファンタジスタ…」 テレビを慌てて見る二人。そこには…本日最大の衝撃が待ち構えていた。 ペルージャの速攻。 受け手に厳しい回転のボールが、ダッシュする啓人の足元に入る。 ジノ「パスミスだ!」 勢いを殺す為、立ち止まって受ける…ジノも、リブタもそう考えた。 ピッチの赤井もそうだ。 誰もがそう考える。…しかし… ジノ「…………え?」 ボールは、啓人の足に吸い付くようにトラップされ、かつダッシュの勢いを殺す事なく、啓人はドリブルを開始する。 予想外の出来事に、赤井は敢なく振り切られた。 前にあるのは、広大なスペース…。 赤井「くっ…………!くそぉっ!」 抜かれたとはいえ、後ろから赤井、バンビーノが猛チェイスをする。 リブタ「ダメだ。間に合わない。残る手段は、PK覚悟のタックルだな。」 リブタの言葉にジノも頷く。自分も、PK覚悟で飛び出すだろう。 キーパーが飛び出し、バンビーノ、赤井が後ろからタックルをする。PKを辞さない、悪質なチャージだ。 しかし。啓人の行動は、またしても二人の予想を大きく越えた。 啓人は、その場に立ち止まったのだ。 トリノの三人が、派手に交錯する。啓人は交錯した三人を嘲笑うかのような、心憎いループシュートを決めた…。 リブタ「ファンタジスタ……。あれが、純粋型のファンタジスタ……?」 現代サッカーでは、死滅した人種。ボールの芸術家。それがファンタジスタである。 翼や、ディアスのような汎用性は無い。汎用性が無いだけに、『ハマった』時の恐ろしさは計り知れない…。
[226]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2011/03/04(金) 14:57:36 ID:8rRUwEi2 ジノ「か、可愛い顔して…えげつない事を考えるな…。」 交錯を計算に入れてのプレイなのか、交錯は予想外なのか…。 リブタ「仮に、交錯は予想しなかったにしても、トップスピードからのストップだ。あの二人は止まれずに吹っ飛んでいたさ。」 後半25分。足が動かなくなる時間帯。そこを狙いすましたようなプレイである。 リブタ「………これは、ある程度やられる分は仕方ない、と思わなければ、痛い目に遭いそうだ………。」 ジノ「…オフェンス陣に期待するしかないな…。」 テレビでは、マライヒが啓人の頬に祝福のキスをしていた。 ………メフメトが啓人に抱き着こうとし、マライヒに蹴り飛ばされていたのは割愛する。 どうしますか? 『2』票入ったほうを選択します。投票は、ageにてお願いします。 A カマーチョの所に戻るか。 B リブタと一緒に見よう。 C 見てたら疼いてきた。練習だ!
[227]森崎名無しさん:2011/03/04(金) 15:30:46 ID:+I3Ml92I B
[228]森崎名無しさん:2011/03/04(金) 15:58:54 ID:d9VF4HUM A
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0ch BBS 2007-01-24