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キャプテン森崎外伝スレ7
[624]◆Dk7Hmjukqo :2011/03/01(火) 18:14:30 ID:6S4OqlaE 石崎「翼とアキちゃん、それから若林の奴は幼なじみなんだよ」 相当の実力を持ちながら妙に自信のない翼、凡太はその事がずっと胸に引っかかっている。 石崎の家に来た凡太は、その原因を探るべく石崎に翼のことを訊ねた。 凡太「幼なじみ」 石崎「ああ、俺も最近知ったんだがな。ああ、一応いっとくけどアキちゃんは女の子な」 凡太「ふーん」 石崎「気のない返事だな。お前は幼なじみの女の子という単語に何も感じないの?」 凡太「何もって……何を?」 石崎「何って……そりゃナニさ」 凡太「……わからないな、全く」 石崎「……お前、練習の時から思ってたけどえらくクールだな。 感情らしい感情がねぇみてえだ」 凡太「そんなこと……」 石崎「まあいいや、で、そのアキちゃんは、俺の見たところ翼に惚れてんだ」 凡太「惚れてる……」 石崎「そう、そんでもって翼の方もそうさ、つまり両想いって訳」 凡太「そうすると……」 石崎「おっと早合点するなよ。確かにあいつらは両想いだろうが、何をぐずぐずしてるのかいっこう に進展しねぇ。お前が考えてるように恋人って訳じゃない」 凡太「いや、別にそこまでは考えてなかったけど」 ポンポンと話を進める石崎に、凡太は多少付いていけない思いがした。しかし石崎はそんなことお構 いなしに話し続ける。 石崎「さあ、そにで現れたのがデブ林、いやさ若林源三。全国大会二年連続優勝、ペナルティエリア の外からはシュートを決められたことのない空飛ぶデブ(フライングファットマン)だ」 凡太「若林……源三」
[625]◆Dk7Hmjukqo :2011/03/01(火) 18:16:03 ID:6S4OqlaE この名もまた、凡太の心を強く揺さぶる。 石崎「……翼の奴はさ、小学校の頃からサッカーで若林に勝ったことがねーんだってよ。 一緒に受けた名門クラブチームの試験は若林だけ受かって翼は落ちる。試合をすればいつも大敗。 どころか、翼は若林からゴールを奪ったことすら一度もない」 凡太「あの翼君が?でも……」 例えどんなキーパーでも、絶対にゴールを割らないなどと言うことはない。まして翼の実力からす れば、どれほど優れているとはいえ、同じ中学生のキーパーから全く点が取れないなどと言うこと があり得るだろうか? 凡太が石崎にその考えを言うと、石崎も大きく頷きそれに同意した。 石崎「結局の所、コンプレックスって奴だろう。翼は若林に苦手意識をもっちまってるから、実力 を発揮出来ないんだよ」 凡太「なるほどね」 一通り話を聞いた凡太は考え込む。 凡太(翼、石崎、そして若林……どうもこの三人のことが気に掛かる) 石崎「まあ俺の話はこんな所だ……。さて、今度はお前のことを話してくれよ。南葛に来る前はど こにいたんだ?やっぱクラブのチームにいたのか、それとも中学のチームか?) 凡太「え、僕?」 石崎「他に誰がいんだよ」 凡太(どうしよう、俺、自分の事何も知らないんだけど) と、ここで凡太は自信の不自然さに気付く。 凡太(何故僕は、そのことを疑問に思わないんだ?) 不審に思ったその瞬間。激しい頭痛が凡太を襲った!
[626]◆Dk7Hmjukqo :2011/03/01(火) 18:18:32 ID:6S4OqlaE 凡太「うがぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」 石崎「ど、どうしたんだ凡太!?」 いきなり苦しみだした凡太に石崎が慌てて近づく。 凡太(なんだ……頭が……割れるように……!) 石崎「凡太!?おい!しっかりしろ!」 凡太(石崎……くん……) 必死に叫ぶ石崎の声を聞きながら、凡太は意識を失った。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 凡太「……」 気が付くと、凡太は混沌に浮かんでいた。 ???「凡太」 そうしてただ浮かぶだけの凡太に、なにかが話しかける。 ???「自分のことを知るのはお前の使命ではない。お前はこの世界でなすべきをなすのだ」 凡太「……君は?」 ???「私が誰かなど、知る必要はない。自分が誰かすら分からぬものがな」 凡太「君は…僕が何者かを知ってるの?」 ???「気にすんなよ、そんなこと禿げるぞ」 凡太「でも、おかしいじゃないか、自分が誰かも知らないってだけでもおかしいのに、そのことを疑 問にも思わないなんて……」 凡太の意識がはっきりしていくと共に、失われていた自我がよみがえってくる。 凡太「そうだ、僕は何故、そんな不自然なことを自然に受け入れていたんだ!? そのことが一番おかしいだろ!?」 ???「ちっ……うるせーな」 イラッとした様に呟く声。 凡太「いやいや、うるせーとかじゃねーから!当たり前だろ!?てかなんなんお前!?」 ???「ちっ……わーったわーった!じゃあちょっとだけ手助けしてやる」 凡太「手助け?」 ???「ああ、これを受け取れ」 凡太の目の前の空間が輝く。 凡太「な、なんだ?」
[627]◆Dk7Hmjukqo :2011/03/01(火) 18:19:51 ID:6S4OqlaE ふわり その凡太の目の前に、サッカーボールが現れる。 凡太「これは、僕と一緒に現れたボール……サッカーボールで俺の何が分かるって言うんだ?」 ???「それはお前の幸魂奇魂。お前のことはお前自身が見つけるほかないのだ」 凡太「訳が分からない……」 声の語る電波な内容に困惑する凡太。 ???「そのボールをよく見ろ」 凡太「ボール?」 言われたとおりボールを見ると、普通のボールとは違う点があることに気付く。 凡太「ボールに長細い穴が?123……5つ?それにこれはトランプの……?」 ボールには何かを入れるような5つの穴が有り、その上にはトランプのジョーカーと4種のスートが 描かれている。 ???「その通り、そしてもう一つ」 ヴンッ! 凡太「うわっ!?」 声に反応するようにボールが光る。
[628]◆Dk7Hmjukqo :2011/03/01(火) 18:21:03 ID:??? 凡太「な、なんだこれ?」 光が収まった後、ボールに空いた穴の内、ジョーカーの下の穴に黒いカード差し込まれていた。 ???「そのカードには心の一つが込められている」 凡太「心……?」 ???「闘争心だ。お前がこの先も心を求めるのなら、カードにはいずれ他の心も芽生える」 凡太「ちょっと待って、正直言ってる意味が……」 ???「そしてもう一つ!」 声は話を聞かない。 ???「お前が心を探す助けになる物を与えよう!」 ヴンッ! 凡太「うわっ!また!?」 一方的に話す声。そして凡太の前に4種類のカードが現れる。 ???「選ぶが良い!そのカードがお前の行く先を照らす光となるはずだ!」 凡太「もー!訳わかんない!いいよ選ぶよ!選べばいいんだろ!」 超展開!カードを選んで下さい。 A:折角だから俺はこのダイヤのカードを選ぶぜ! B:折角だから俺はこのハートのカードを選ぶぜ! C:折角だから俺はこのスペードのカードを選ぶぜ! D:折角だから俺はこのクラブのカードを選ぶぜ! 先に2票入った選択肢に決定されます。
[629]森崎名無しさん:2011/03/01(火) 18:22:51 ID:zKpDvboY C やっぱ剣だろ
[630]森崎名無しさん:2011/03/01(火) 18:25:47 ID:ag2FLttU B 愛だろ常考
[631]森崎名無しさん:2011/03/01(火) 18:27:29 ID:1lkJCkUQ D マモノマモノマモノ
[632]森崎名無しさん:2011/03/01(火) 18:30:07 ID:sQJa1oO2 A
[633]森崎名無しさん:2011/03/01(火) 19:30:39 ID:JRVvWidA C
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0ch BBS 2007-01-24